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<ノベル>
本日は1月1日である。元旦である。すがすがしい新年である。
そこの読者、掲載記事の日付をチェックして「えぇぇ〜〜?」とかツッコミ入れない!
――そんなわけで。
銀幕市も銀幕市以外もお正月である。おめでたいのである。誰が何と言ってもそうなのである。
魔法が掛かる以前から、非常識なくらいにアメリカナイズされているこの街ではあるが、さすがに年始ばかりは歴史と伝統に則った演出が施されている。聖林通りの各店舗前には昨年同様に「謹賀新年 〜初詣は杵間神社へ。付喪神たちも貴方をお待ちしています〜」のキャッチコピーつきで、中学生巫女が微笑んだポスターがずらりと貼られているし、銀幕ふれあい通り角のスーパー『まるぎん』前でも、例によって例のごとく、壮大な門松が店頭に置かれ、超特大の宝船に乗った等身大七福神像(去年の使い回しだがメンテナンスは完了)が鎮座ましまししている。【開運! 新春特別大売り出しセール】ののぼりを持っているのは、福々しい大黒様だ。
何でもこの時期欧米では、軍隊ですら戦闘中でない限りは全将兵が休暇として帰宅させられて、キャンプや基地も閉鎖されるんだそうな。ならば、どこかの軍人やどこぞのテロリストも今日くらいは仲良くお屠蘇を酌み交わしててもよさそうなものだが、生憎、そんなほのぼのエピソードは確認されていない。
本文に関係のない前振りはこれくらいにして、さて、こちらダウンタウン北にある某一戸建て住宅。
浅間縁さんちである。
カーキの壁に濃灰の屋根。庭は、低く積まれた煉瓦で仕切られている。この季節であるから、花壇や家庭菜園は一時休止といった案配だが、行き届いた手入れぶりからは、この家に住まう家族のあたたかな誠実さが伝わってくる。
除夜の鐘を揃って聞き、年越しそばを食べる。年が明けたならば、新年の祝いのことばをかけあいながら、心づくしのおせち料理を囲む。そんな普通の微笑ましい家族の肖像が伺える。
間違っても、
トンデモモンスターとか、
グロいスプラッタとかには、
縁がないはず、
なのに。
――今、この家に、
異 変 が 、 起 こ っ て い た 。
庭をぐぉんぐぉん揺るがしているのは、不吉極まりない異音。
んがっががっが、ぎぎぃぎぐううう、、、んごごごごっかん、、、、
がうぅんぐぉおおぉぉぉおおおおーーーん。
kmdfsvyふあがうdkんmgvrんごごごごぎぎぎぎcいcいーーー!!!
そして、次々に生み出されるのは、色とりどりの……、あやしいスライムの群れ。
ぶしゅううう〜〜。ぽふん。
ぽとぽとぽとぱふっ。
ぺとっ。 うねっ。うぅねぇええええ。
うねっ。もそっ。しゅばばばーん。
それらが庭に満ちあふれてるばかりか、家の中にも大挙して乱入していてさあ大変。
リビングやダイニングやキッチンやバスルームやその他もろもろがえらいこっちゃな羽目になっているのである。
スライムの外見はそれぞれ違う……ってゆーかスライムだからして同じ形状のものはないにしても、ぺとぺとぬったらぬったら緩慢に動くものもいれば、目にも止まらぬ早さで移動するものもいる。中にはキシャアアアと牙を剥いて飛びかかってくるものもいて、何あんたその攻撃力、ゲームジャンルとか世界観とか超えてるってかスライムが牙剥くなァァァみたいな、いろんなお約束を凌駕しちゃってる空気読めない子もいやがる。
浅間家をモンスターハウスにした原因は、庭の中央に仮設置された謎機械だった。
これは何を隠そう――某理科教師からのプレゼントであった。
縁は某理科教師に誕生日&クリスマスプレゼントとしてチョコレートケーキと果物入りのタルトを贈った。どちらも手作りである。タルトに使用した果物は、秋に神獣の森で採ったものだ。
そのお返しとして貰ったのである。
――この『チョコ製造機』を。
大事なことなので二回言うが、この『 チ ョ コ 製 造 機 』を。
(記録者注:チョコ製造機なるものの話題は、CT氏が参加なさったフランキー討伐作戦会議掲示板が発端である。ご興味のある読者は過去ログを参照されたし)
……しか〜し、現実問題として、この機械が生み出したのは美味しいチョコレート菓子ではなく、あやしいモンスターなわけなのである。
まあつまりあれだ。
失 敗 作 を 送りつけられたのですね。
ちなみに本日、縁パパンはお仕事でお留守。お正月返上の熱血勤務であった。
未曾有の大不況の折、日本のサラリーマンは大変だというべきか、この惨状を見ないですんだのはラッキーだったというべきか。
ふつーに家にいた縁ママンのほうは、天然が幸い(?)して、この災厄にさほどの動揺もなさっておらず、むしろグロモンスターはわりかしOKなので、足元でうにうにしてる小さいのをつんつんし、
「かわいい……。飼っちゃだめ?」
と娘にお伺いをたて、
「ダメっ!!!」
0.01秒で却下されてしゅんとする新春の朝だったり。
「……C〜〜〜T〜〜〜〜ぃ〜〜〜〜!
責任取れぇぇぇーーーー!!!」
そんでもって。
この状況を打開するべく、縁はすんごい形相でダッシュしたのだった。
◆◇◆ ◆◇◆
「ヒマだナァ……」
こちら、スライム製造機を送りつけた自覚がなく、浅間さんちがそんなことになってるとは夢にも思わない我らがクレイジー・ティーチャーである。彼にとってお正月は、あまりおめでたくない日であった。
時間を持てあまして街をぶらつけば、晴れ着姿の美少女とすれ違ったりもするのだが、全然嬉しくない。ティーンエイジャーなお嬢さんたちは、そのほとんどが学生さんであろうにしても今は冬休みの真っ最中。CTが溺愛するべき「生徒」かどうか、判定が難しいのだ。
「ヒマだ……。冬休みなんていらないヨネ。春休みも夏休みも……。なのに土曜日まで休ませちゃう、日本の『ゆとり教育』って何ナノ」
《えー? お休みはたくさんあったほうがいいよー》
《冬休みや春休みや夏休みがなくなると、こどもたち泣いちゃうよ》
《そうだよそうだよ。どうして秋休みがないのって、だれかがいってたもの》
《土曜が休みっていいな。たくさんあそべるものね》
「OH! ステファニー! 生徒たちが学校に来ないと先生は淋しいんだヨォ!」
暇なあまり、学校の休日のありかたについて人魂たちと考察しながら、カフェ・スキャンダルに顔を出してみる。
立地に恵まれメニューも豊富なこの店は、新年早々いつもどおりのにぎやかさだが、知り合いの顔は見当たらない。親しくしている小さいものたちも、年末年始は保護者と一緒に過ごすのだろう。
「あ、いらっしゃいませ、CTさん。あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。今年もカフェ・スキャンダルをよろしくお願いします」
顔見知りのウエイトレスの晴れ着をなんの興味もなさそうに見て、CTはテーブルに頬杖をつく。
「ウン今年もよろしく。……ところで、キミはゆとり教育についてドウ思う……?」
「わぁ、新年から教育熱心ですね。えっと、『ゆとり教育』という考え方は、1970年代以降の詰め込み教育の反省に立って導入された教育理論ですよね」
「その弊害について、ボクは心を痛めてるんダヨ。ボクが実体化する前の話だけどサ、OECDが世界各国の15歳の生徒を対象に行った学習到達度調査(PISA)で、日本の順位が下がったっていうじゃナイ?」
「それ以来なんですよね。マスコミが盛んに『ゆとり教育で学力が低下した』って報道するようになったのって」
「マスコミの肩を持つ気はゼンゼンないけどネ! デモ、ゆとり教育で空いた時間って、勉強じゃなくてテレビ見たりゲームで遊んだりして使っちゃう傾向にあるデショ。ボクは『基礎学力』と、『自分の頭で考え、主体的な判断や行動が取れる能力』は比例すると思うんダ。基礎がなければ応用どころじゃナイ。ヤッパリ、学校で『基礎学力』を身につけさせることは大事なんダ。そしてソレが、教師の使命なんダヨ!!!」
この台詞だけならば、CT先生は教育者の鑑である。是非、文部科学省初等中等教育局の担当者に聞かせたい。
いたく感心したウエイトレスが、『超特大プリンアラモード新年版:CT様専用フルーツ大盛りバージョン』をサービスしてくれた、そのとき。
ばばーーーん!!!
凄まじい勢いで、カフェ・スキャンダルの扉が開いた。
「ここにいたかCT! 銀幕市中の心当たりを捜したよ! お正月の我が家の『ゆとり』を返せぇぇぇぇーーーー!!!」
背後にメラメラと、地獄の炎のごとき怒りのオーラを立ちのぼらせた生徒さん登場!
ぜえぜえ息を切らした縁であった。
「ファレ? フェニシクンドシタノ? ファニカファッタノ?」
「いいから来なさい。答は聞いてない。質問も受け付けません」
「ファーーーレェーー!?」
縁ががっつりと腕を掴む。どうやらCTは浅間家に強制連行されるらしい。
口いっぱいに、チョコソースがけマンゴーとメロンとバナナとオレンジジェラートを頬張ったまま。
つーか、プリンが盛られたガラスの容器を抱え、銀のスプーンをくわえたまんま(食べかけなんで)。
ウエイトレスがにこやかに手を振る。
「その容器、CTさんに敬意を表し、マイセンクリスタルを用意したので高いんですよー。割らないでくださいねー。スプーンと一緒にあとでお店に返してくださいねー!」
◆◇◆ ◆◇◆
「あらエンちゃん、お帰りなさい。急に走って外行ったからどうしたのかと思ったわ」
スライムだらけのモンスターハウスでマイペースにお留守番をしていた縁ママンは、ボイルドエッグ色のぷちスライムを一匹、手に持っていた。
「ね、やっぱり飼ってもいいでしょ? この子だけ、お願い?」
「まだ言ってるよこの母さんは。うちはそんな余裕ありません捨ててらっしゃい!」
再度のお願いを厳しく却下されたママンは、渋々スライムを足元に置いた。
「エンちゃん。冷たい……」
「そういう問題じゃありません」
縁のショルダーバッグから、バッキーのエンがひょこりと顔を出す。
『エンちゃん』という呼びかけを、自分のことかと思ったらしい。
縁は、自分の愛称をバッキーの名前にした。なのでママンは娘のこともバッキーのことも『エンちゃん』と呼ぶのである。
ねぇエンちゃーん、という声に、縁とエンが揃って振り向く光景も、浅間家では珍しくないのだった。
エンは、ママンと縁を見比べ、あれー? ちがうのか、まぁいつものことだよね、というふうに納得したようで、バッグから飛び降りた。
そのまま、縁が連行してきたCTの、人魂sのほうを見る。
「……(無言ながら歓迎している目)」
《エンだぁー。ひさしぶりー》
《元気してたー?》
《あいかわらずせまいトコがすきなの?》
《ねえねえ、かくれんぼしてあそぼうよ》
「……(無言ながら賛同している目)」
しょんぼりしていたママンも、CTを見るなり、ぱあっと顔を輝かせた。
「……まあ! まあまあまあまあ! もしかしなくてもクレイジー・ティーチャーさん? 本当に本物の」
「ウン。B級スプラッタホラー映画『Crazy Teacher』シリーズの殺人鬼主人公で理科教師デース。ワオ、スタンダードな自己紹介って新鮮だナァ」
「お会いできてうれしいわぁ。シリーズDVD全部持ってるのよ。……あらヤダどうしましょう、せっかく来てくださったのにごめんなさいね、今、家中が散らかってて」
「HAHAHA! そんなコト気にしない気にしない」
「気にしろ理科教師! 誰のせいだと思ってんの」
縁のツッコミにもめげず、ママンとCTはのどかな応酬を繰り広げる。
「いつもウチの娘がお世話になっております」
「お世話してマース」
「されてない! 迷惑かけられてんのは私のほう!」
「そうそう、サインしてもらえるかしら? こんなこともあろうかと常にサイン帳は携帯してるの」
「OK! いくらでも書くよ! ペンのインクは赤がいいヨネ」
「もちろん! そう思って、はい、赤の筆ペン激太」
かくして、ママンのサイン帳には、でかでかと、
C r a z y T e a c h e r ●;.
; *。. : :●*. .
:. *, *:・
. ;.
激太筆ペンがうなり、赤インクがしたたり、ホラームード満載のサインがなされたのだった。
◆◇◆ ◆◇◆
なにせCTは、自分がチョコ製造機ならぬスライム製造機を贈ってしまった事実そのものをサクッと忘れやがっていたので、最初のうちは浅間家の現状を人ごとだと思っていた。
なので攻撃的なスライムに牙を剥かれても、
「ワァオ! 縁クンち、遂にこんなミラクルなペット飼い出したんだネ!」
などと言い、縁たんに青筋立てられていたのだが。
「……CT。ちょっとそこに座んなさい。相手の立場になって考えましょうね、もしお友達が怒っていたらその原因は自分にあるかも知れませんよ、って、学校で先生に言われたことない?」
「オトナになってからはないナァ」
「――わかったよごめん。こんなこと聞いた私が悪かった」
「ウンウン、わかればいいんダヨ」
「反省を促すのはあきらめた。いいから責任取って大掃除しろ! この大量スライムを駆逐せよ! それがあんたの使命だ」
「エー?」
「CTさんて、甘いもの好きなんですって? 大掃除のあとはお汁粉つくっちゃおうかしら。食べていってね」
「ワァァァオ! お汁粉! グレイト! 大掃除大歓迎ダヨ! スライムをまとめてバキューンでグジャーンでザジューンすればいいんダネ! OKOKまっかせなサーイ!!!」
お汁粉と聞いて、俄然CTはやる気を出した。
――おりしも。
「「「「「「「「キィ、シャアアアアーー!」」」」」」」」
牙を持つスライムが8匹、同時に飛びかかってきた。
ディープパープルの、濃い黄色の、ベージュ色の、オフホワイトの、深緑の、セルリアンブルーの、アッシュグレイの、深紅の、偶然にもなーんかどっかで見たことがあるようなないような色あいの面子である。
CTの瞳が、きら〜んと光る。
キャラが違ったかのように苦み走ったタフガイな笑顔になり、縁たんの腕を取って引き寄せ、庇いながら、
豪快に、
金槌を、
振るった(×8)。
「You shall die.(おまえはすでに死んでいる)」
……などという呟きが、やたら格好いい。
「CTさん素敵ー! アクション映画みたーい!」
ママンの声援が飛ぶ。
「No movie no life. (映画なしに人生はない)」
さらに身を翻して、金槌を一閃、二閃。
すさまじい数のスライムが、いちどきに床や壁に叩きつけられ、動かなくなった。
「If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I woudn't deserve to be alive. 」
「名言集はもういいです先生」
この辺で突っ込んどかないとどこまで暴走するかわからない。
縁が抑制をかけた途端、CT格好いいバージョンはどこへやら。
テレビの上でまったりしていた8色グラデーションなスライムに、
冷蔵庫のドアをのろのろ這っていた白黒縞模様のスライムに、
電子レンジの中に入り込んでいたメタリックなスライムに、
ずごッ! ぐぉきッ! ぐしゅッ!
正義の鉄随(???)を下し――
もちろんスライムは木っ端微塵になったが、テレビは半分サイズにつぶれ、冷蔵庫はぼっこり凹み、電子レンジはスライムと一体化してもう何が何だか。
「破壊と清掃って紙一重だよネ!」
「いや対極に位置すると思うんですけど。って壊す気満々かこの殺人鬼!」
CTが退治したスライムの残骸を、ママンと縁が回収し、ゴミ袋に入れていく。
あとはもう、せっせせっせと拭き掃除。
3人のコンビネーションで、家中のスライムが退治・撤去され、浅間家は平穏を取り戻した。
ただ……。CTの金槌の犠牲になった家具もいくつかあって……。
特にお気の毒だったのが、パパンの書斎にあったアンティークのロールトップデスクである。
アンティーク家具にこだわりのあるパパンは常々、
「本来、Antiqueとは、関税法で『製作後100年以上経たもの』と規定されているんだ。だから、日本のアンティーク家具ショップの主流である1920〜30年代の家具はアンティークとは呼べないんだよ!」
などと熱弁を振るっていた。
そんなパパンのお眼鏡に適い、書斎用に買い求めたこのデスクは、1880年代にイギリスで作られた渋い逸品だったのだ。
嗚呼。それなのに。
金槌でぶっ壊されました。
バラバラのボロボロのズタズタです。復元不可能です。
「こんなものまで壊したよ! あんた何しに来たの!?」
「お汁粉食べに来ました!」
「帰れ!」
「あらぁ〜。でもお父さんのこの机もともと古かったし、新しいの買えばいいんじゃないかしら」
「まーね。テレビと冷蔵庫とレンジも、ちょうど買い換え時だったしね」
……嗚呼。
浅間家の女たちはパパンの熱弁をスルーしており、アンティーク家具についてはどーでもよろしい価値観の持ち主だった。
か……、可哀想なパパン。
ともあれ大掃除は完了し、浅間家の庭にはゴミ袋の山が積み重なった。
仕事始めだ、がんばれ、銀幕市ダウンタウン北所轄、家庭系ごみ収集担当者!
……て、このゴミ、家庭系……?
◆◇◆ ◆◇◆
「ところで、エンちゃんはどこかしら?」
白玉団子のお汁粉がいいわよねー、などと言いつつ、キッチンで白玉粉を練りながら、ママンはふと小首を傾げた。
「ん? ここにいるけど?」
鍋に練りあんを溶かしていた縁が振り返る。
「大きいほうじゃなくて、小さいほうのエンちゃん」
「大小で区別してるよこのひと! ……そういえば、エン、いないなぁ」
「可愛い可愛いボクの生徒たちもいないヨォーー!」
それまでソワソワしながらお汁粉の完成を待っていたCTが、慌ててキッチンに駆け込んでくる。
「大掃除を始める前は、いたよね……」
「生徒たちに挨拶してて――みんなでかくれんぼしようトカ言ってた気がするケド」
「まぁぁー。じゃあ家のどこかにいるのね」
「まさか知らない間にスライムに襲われて押しつぶされてたりしないよね。そしてCTにスライムごと金槌で」
「ゴミ袋ォォォーー! ゴミ袋をチェックするゥゥゥゥーーーー!!!」
ひとしきり大騒ぎし、3人は家中とゴミ袋を探しまくった。
んで。
いました。
エンの大好きな狭いところ――縁の部屋の本棚の隙間に、ぴっちり挟まって寝てました。
探し疲れ、遊び疲れたらしい人魂sも、せまっ苦しいところで一緒にお昼寝してましたとさ。
◆◇◆ ◆◇◆
そんなこんなで、なんとか一同揃ってお汁粉を囲むことができたわけで。
「まあなんだ。今年もよろしくね」
「OK今度は何の製造機がイイ?」
「違う!」
また、始まる。
この街での、新しい年が。
なし崩しに。
――Fin.
【おまけ】
人を襲ったりしないスライムを作ってみたい良い子は「スライムの作り方」で検索してみましょう。
薬品を使うので、スライム遊びは常識ある大人と一緒に、取り扱いはくれぐれも慎重にねv
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クリエイターコメント | 大変大変×∞お待たせいたしましたーー!!! ……死なない程度にお殴りください(CTさまの金槌の前にこうべを垂れる)
ところで、書きながら思ったのですけれども、むしろ縁さまのほうが先生でCTさまがやんちゃな生徒みたいですね。縁さまは記者も良いですが、案外、教師も向いているのではと思った元旦の朝(←おい) |
公開日時 | 2009-04-12(日) 12:20 |
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