★ 【ムービースター】 ダニエル・リッケンバッカー の詳細情報 ★
名・姓(間に中点)ダニエル・リッケンバッカー (ダニエル・リッケンバッカー)
キャラクターIDcymd7173 種別PC
ステイタス異常銀幕市からムービースターはいなくなりました。
性別 外見年齢29
肌の色色白 髪の色
目の色
身長高い 体型細身
一人称
二人称
普段は「ミスター(ミス・ミセス)・ファミリーネーム」呼びで、親しいと「ファーストネーム(名前)」呼び。
語尾男性:〜だ、〜だろう、〜か?
柔らかい印象の話し方。
職業・役柄花嫁殺し
 イギリスに実在した殺人鬼、Daniel・Rickenbacker(ダニエル・リッケンバッカー)の史実に基づいて作成された映画「Corpes bride ~Crimson Rose~」から実体化。(※実在してません多分)
 とある町で、結婚を明日に控えた女性が行方不明になった。女性の恋人は嘆くが、商業が発達していた町で、破落戸などが多く根城にしていた為、彼らが誘拐し売り飛ばしたのだろうと皆、内心諦めていた。
 誰も、教会の近くに屋敷を構えた男の事など頭になかった。毎日教会に祈りを捧げ、穏やかに笑む男が、幸せの只中にいる女性を誘拐するなど、まして殺害するなど誰が考えただろう。
 しかし、男―ダニエルは花嫁ばかりを狙う殺人鬼だった。過去に自身の恋人を殺害して以来、精神を病み、教会へ赴いては自身の恋人に似た女性を探していた。そして夕刻過ぎから夜半に教会を訪れる女性を殺害し館へと連れ帰っていたのだった。
 誰もが破落戸の仕業だと思い込んでいたし、言動や行動も真面なダニエルの精神が異常な事を知らなかった為、被害者は後を絶たなかった。

 何度目かも分からない、いつもの夜半にいつものように、翌日式を挙げる女性を殺そうとレイピアを振り翳したダニエルのこめかみに、マスケット銃の銃弾がめり込んだ。破落戸を警戒した女性の恋人が見張っていたのだ。不運にもその日は満月で夜半でも道が照らされていた。
 そうして、花嫁を狙う殺人鬼の幕は閉じた。翌日、彼の館を調べると、寝室や客室、あらゆる部屋に花嫁衣装の死体が転がっており、町中を騒然とさせたという。
能力 レイピアの使い手。逃げる女性の心の臓を一突きにするくらいの腕前であり、普段から腰に差して持ち歩いている。
 懐には、デリンジャーを隠している。動作は遅いが狙いは正確。不規則な動きをするものには不向き。
 甘い相貌と声の持ち主で、穏やかな笑顔を常に浮かべている為、人間、特に女性には不信感を与えない。動物など特に第六感が冴えている者は、ダニエルが内に抱える狂気と、薔薇の香りで隠された、その身に濃く染み付いた死臭を察するかもしれない。

 ロケーションエリアは、教会へ続く森の中。黄昏から未明にかけてのいずれかの時間帯で、あまりの暗さに視界が悪くなる。遠くに教会の明かりが見えているのだが、辿り着く事は出来ない。
 白い服装の女性は注意をしなければならない。恍惚の表情を浮かべ、何事かを呟きながら側に寄ってくるからだ。「…フェリシア…」その言葉を囁かれたら、そのロケーションエリア内で命を狙われる事になる。
その他設定「嗚呼…やっと手に入れた、僕の花嫁。死ぬ事で僕を魅了する君は、美しいコープスブライド。これでやっと、僕は君を愛せるよ、……フェリシア」
 柔らかく風に揺れるプラチナブロンド。伏せ気味の長い睫毛から覗くのは怜悧なアイスブルーの光を讃える瞳。高い鼻にシャープなラインの輪郭。思わず魅入ってしまいそうな甘い相貌で、穏やかな笑みを浮かべるまるで天使のようなこの男を、殺人鬼と連想させないだろう。囁かれる甘い声音に惑わされた女性はどれくらい居ただろうか。

 最初の被害者は、ダニエルの恋人だったフェリシア・ネヴィルという女性だった。フェリシアは、ダニエル自身も自覚のなかった、隠れた性癖を見抜き、その身を捧げた。
 ダニエルは、初めこそフェリシアに手をかけた事に後悔し、罪悪感に苛まれていた。だが、自身でも自覚していなかった元来の性癖が恍惚を呼び、倫理の狭間で葛藤に揺れる内にやがて精神を病み、殺人鬼になってしまう。
 現在のダニエルには、罪悪感はもとより、殺人を犯している自覚がない。それは、フェリシアの幻覚と幻聴が彼を惑わせているからで、他人の女性ではなく、フェリシアがその身を捧げた瞬間しか見えていない。

 ダニエルの屋敷は、花嫁姿の女性の死体が転がっている。中には腐乱して崩れかけている者や、虫が湧いている者まであった。
 それだけの死体で塗れていたにも関わらず死臭や腐敗臭で怪しまれなかったのは、屋敷が強い香りの薔薇で覆われていたからだった。フェリシアが薔薇の香りを好んでいた為、あらゆる品種の薔薇を取り寄せて植えていた。それが結果として、彼の屋敷への不信感も隠す事となった。
 寝室のベッドに横たわる花嫁姿の白骨化死体、それがフェリシア。夜毎に髑髏に愛を囁き接吻をする様は、見るものに嫌悪感を抱かせる筈だが、ダニエルにはフェリシアへの純粋な愛情しかないので、何処かもの哀しい感じもする。

 好きな花は赤薔薇のカンツォーネと、黒薔薇のブラックビューティー。コーヒーより紅茶派で、ダージリンよりは、ミルクティーに適しているアッサムやウバが好み。
 宝石ではエメラルドを好み、タイピンやカフスにあしらって身につけている。19世紀頃の世界観なので、衣裳が何処か古めかしい。
 現在の銀幕市では、教会に立ち寄ったり、薔薇園を覗いたり、無意識にフェリシアの面影を密かに探している。小さな屋敷を借りてそこに住まうが、死体もフェリシアも実体化していないので、寂しい夜を送っている。

……
 実在したダニエルは、演じた役者程に美形ではなく、フェリシアという女性との甘く切ないロマンスもなかった。美形が狂気を隠している方が、脚本的にも絵的にも良いだろうと監督が判断したので、当時イギリス一の美男子と囁かれていたモデルを起用した。

外見イメージ→http://kyouen.kuchinawa.com/characterimage/daniel.jpg
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