オープニング

 久しぶりの再会は、驚きをもって迎えられた。

 司書室棟にある、誰でも出入り自由な休憩室では、皆くつろぎ、雑談を楽しむことができる。
 ちょうど壱番世界の日本で、こどもの日が近かったのもあり、手製のこいのぼり型アイシングクッキーを手に、マルチェロ・キルシュがドアを開けた時のことだ。
 まず目に飛び込んできたのは、鮮やかなピンクとグリーンだった。
「お菓子並べおわったー! イムも食べていいよ! ……おじさんも呼んであげれば良かったかな?」
 こちらも透き通ったピンク色のジェリービーンズを齧っている、ウサギ帽子の女の子。
「おじさんも、色々忙しいみたいだしな。……あとさ、休憩室乗っ取ったって言ったら、色々うるさく言われるかもしれないぜ?」
 そう言って大げさに肩をすくめているのは、カエル帽子の男の子だ。
「あれ? イム、メム!?」
 その姿に驚き、ロキが思わず声を上げると、二人は一斉にこちらを振り向く。
「久しぶり!」
 そう挨拶をしたら、向こうの驚きの表情も、笑顔へと変わった。
「おっ、ロキだ! 久しぶり! 元気だったか?」
「ロキだ! いらっしゃい! ロボタンもひさしぶり!」
 互いに近づくと、思いがけない再会を喜び合う。
 ロキがクッキーを差し出せば、その喜びの色はさらに増した。
「……いやー、驚いた」
 ここをいつも担当しているのは世界司書だ。まさかイムとメムが仕切っているなどとは夢にも思わない。
 よくよく話を聞くと、休憩室の担当をやってみたくて、本来の当番だった司書にゲームでの勝負を持ちかけて勝ち、当番を譲ってもらったのだという。
 『休憩室を乗っ取った』と自慢げに胸を張る二人を見て、ロキは彼らとの出会いを思い出さずにはいられなかった。
 ロストレイルの水瓶座号を襲撃した時も、二人は楽しげにゲームのことを話していた。
 自他共に認めるゲーマーである自分への挑戦だと、ロキ自身も意気込んだのを覚えている。
 その後、イムとメムの奥底に隠されていた悲しみを垣間見ることとなったのだが、今では二人とも、よく笑うようになった。
 それが芝居がかったものではなく、自然に湧き出てくる笑みだということは、見ていればわかる。
 それに、今回彼らがしたことは、きちんとした交渉であり、司書も約束を守ったというだけのことだ。
 多少の自慢くらい、可愛いものだろう。
「……そうだ。二人とも、行きたいとことか、ないか?」
 ロキの唐突な言葉を受けて、イムとメムは目をぱちぱちとさせる。
「行きたいとこ?」
 イムが問い返すと、ロキは頷いた。
「せっかく旅客登録したんだし、今度どこかに遊びに行ければいいなと思って。遠足ってやつだ」
「遠足!? 楽しそう!」
 その言葉に強く興味を示し、メムは目を輝かせる。
「えっと……メムはね、前にみんなで運動会した、モフトピアにまた行ってみたいな! 楽しいのがいっぱいあったよ!」
「あー、モフトピア! 楽しかったよな!」
 イムも声を明るくして言った。二人にとって、モフトピアで行われた異世界横断運動会は、強く思い出に残るものだった。
 ロキにとっても、言うまでもなく大切な思い出である。
 彼は大きな手を小さな二つの頭に優しく置くと、明るい笑顔を見せた。
「じゃあ、決まりだな! モフトピアに遠足だ」

 ◇ ◇ ◇

「おおーっ! また来たぜ、モフトピア!」
「アニモフかわいいー!」
 イムとメムは久々のモフトピアの景色を、それぞれに味わっている。背中には、帽子と同じキャラクターのリュックを背負っていた。
 二人によると、似てはいても別の生き物らしいのだが、ロキにはカエルとウサギにしか見えない。
 彼も周囲を眺め、深呼吸をする。モフトピアの景色は相変わらず、のどかで平和だった。
 ここなら危険はないし、思い切り遊んでも怒られないどころか、アニモフたちも一緒に遊んでくれるだろう。
「おじさんが好きそうなモノ、あるかな?」
「頑張って見つけようぜ!」
 もうすぐ父の日ということで、ロキは彼らの保護者である、ジルヴァへのプレゼント探しも提案していた。
 最初は戸惑っていた二人だったが、今までジルヴァにプレゼントをしたことがないので、してみたいと思ったようだ。
 メムはロキがモフトピアのフリーマーケットで買った、緑石の腕輪に興味を示していた。
 今回は大規模な市場は開かれていないようだが、アニモフたちに聞いてみれば、何か見つかるかもしれない。
「それじゃ、行こうか」
 ロキは二人に手を差し出し、イムとメムはその手を取る。
 こうして、三人の遠足が始まった。

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!注意!
企画シナリオは、便宜上、参加枠数が「999」になっていますが、実際には特定の参加予定者のために運営されています。

この企画シナリオは下記のキャラクターが参加予定です。他の方のご参加はご遠慮下さい。万一、参加予定でない方のご参加があった場合は、参加がキャンセル(チケットは返却されます)になる場合があります。


<参加予定者>
マルチェロ・キルシュ(cvxy2123)
イム(czrz5425)
メム(casw6135)

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品目企画シナリオ 管理番号2725
クリエイター鴇家楽士(wyvc2268)
クリエイターコメントこんにちは。鴇家楽士です。
この度はオファーをありがとうございました。
休憩室にも遊びに来ていただいてありがとうございます。
そこでの会話を元に、OPを作成しました。

●現在は大規模なフリーマーケットは行われていないようですが、アニモフたちに尋ねると、希望の物がある所に連れて行ってくれたり、教えてくれるかもしれません。
●ジルヴァにはロキさんと出かけるということは言ってあります(プレゼントを探すことは内緒)。

それでは、ご参加をお待ちしております。

参加者
マルチェロ・キルシュ(cvxy2123)コンダクター 男 23歳 教員

ノベル

「見て見て、あの花、キャンディーみたいでキレイ! 食べれるかな?」
「メムは食いしん坊だなぁ。キャンディーなら、休憩室でいっぱい食っただろ!」
「ちがうもん、そういうんじゃないもん! ただおいしそうなくらい、キレイだねってことだもん!」
 メムとイムは、ロキと手をつないだまま立ち止まったり、きょろきょろと辺りを見回しては大はしゃぎしている。
 久しぶりの、そして図書館へと旅客登録してから初めての旅行ということもあり、二度目のモフトピアは、彼らの目に新鮮に映っているようだ。
 実際、ここの景色は、プレゼントの箱を開ける瞬間のような、楽しい驚きを随所に隠しているような気がする。
「あっ、あそこらへん、運動会で来たとこじゃね?」
「えっ、どこどこ!? ……ええー、そうかなぁ? ちょっとちがうんじゃない?」
 最初は手探りをするように控えめだった二人の中の好奇心は段々大きさを増していき、ついに、強く体を突き動かし始めた。
「こらっ、急に走ると――」
 ロキの頭に『危ない』という言葉と、『転ぶぞ』という言葉が同時に浮かんでぶつかる。
 そのどちらかが口から出るより前に、イムとメムの二人は、派手に転んでいた。
 だが、風になびく草原は、二人の体を柔らかな羽毛のように包み込み、優しく転がす。
 モフトピアの自然は、見た目どおり、子供たちに優しいのだ。
 しばらくごろごろと転がって楽しんだ後、起き上がったメムの目に、沢山のぬいぐるみのような姿が飛び込んできた。
「アニモフがいっぱいいる!」
 少し先に開けた場所があり、そこにアニモフたちが集まっている。
 そこはどうやら公園のようで、木からぶら下がったブランコやハンモック、大きな滑り台や、きらきらした砂が集まる砂場、星や雲の形をした遊具など、遊び場も充実していた。
「アニモフ!」
 メムはそちらへと向かい、全速力で突進する。イムもその後に続いた。
 だが、二人の姿に驚いたアニモフはさっと逃げ出し、木の後ろへと隠れてしまう。
「にげちゃった……」
「おい、逃げんなよ!」
 しょんぼりとするメムを見て、イムがアニモフに向かって大きな声を出すが、それにさらに驚いたアニモフの姿は木の後ろに完全に隠れ、他のアニモフまでもが、イムたちから遠ざかり始めた。
「そんな態度じゃ、アニモフたちもびっくりするのは当然だろ?」
 二人に追いつき、背後から窘めたロキを振り返り、イムは口を尖らす。
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ?」
 そんな彼に目配せをすると、ロキはバッグから取り出したレジャーシートを広げた。
「少し早いけど、せっかくだからここで昼食にしようか」
 そして、バッグから取り出したものを次々と並べ始める。
 それを見て、不機嫌だったイムの表情も、落ち込んでいたメムの表情も、次第に明るくなっていった。
 並べられた幾つものランチボックスの中には、サンドウィッチやケーキ、クッキーなどが詰め込まれていたからだ。
 当然全て、ロキの自作である。
「すごーい! おいしそう!」
 先ほどの暗い表情はどこへやら、メムの目はランチボックスの上を忙しく行ったりきたりしている。
「たくさんあるなー」
「いろいろな味を試そうと思ったら、止まらなくなっちゃって」
 同じく輝く表情で漏らしたイムの言葉に、ロキは照れたように笑ったが、それだけが理由ではない。
 アニモフが接触してくることも考慮し、多めに用意したのだ。物々交換をするためには、やはり資金も必要となってくる。
 実際、先ほどまで遠巻きにしていたアニモフたちが、こちらへと強い興味を示し始めていた。
「おいで。一緒に食べよう」
 ロキが周囲に手招きをすると、アニモフたちは嬉しそうに声を上げながら、一斉に集まってくる。
 そして早速お菓子をつまみ、幸せそうに頬張った。
 イムとメムも同じように食べながら、アニモフにお菓子を渡したりして、少しずつお互いの距離を縮めていく。
「なんかさ、プレゼントに良さそうなのない?」
 イムの言葉に、アニモフの一人は首をかしげる。唐突にそれだけを言われて、困ってしまったようだ。
「ロキが持ってるみたいなの、ステキだと思う! モフトピアで買ったって言ってたよ!」
 メムがロキの腕輪を指差すと、イムがうーん、と小さく呻った。
「オレだったら、あんま欲しくないな」
「イムのシュミなんて聞いてないもん!」
 同意を求めるような視線を寄越したメムに、ロキは言葉を慎重に選びながら答える。
「そうだな……アクセサリーは本人の好みの問題もあるしな」
 だが、ジルヴァへのプレゼントとして何を提案すべきか、少々悩むところではあった。
 せっかくの父の日のプレゼント、しかも初めてのプレゼントなのだから、家族の証になるようなものが良いだろう。
 考えをめぐらせていると、ふとランチボックスが目に入る。
「そうだ、食器セットとかどうだろう。三人で使えるやつ。それなら、一緒にご飯食べようっておねだりする口実にもなるだろ?」
「食器か。そういや、家にちゃんとしたのないかもな」
「おじさん、そういうの気にしないもんね。おそろいのやつがいいな! そしたら、食べるのすっごく楽しくなるよ、きっと!」
 その案は、二人とも気に入ったようだった。
 すると、それを聞いていたアニモフの一人が言う。
「ステキなお皿、カップ、スプーン、いろいろあるよ。作るの得意。大好き!」
 それは願っても無いことだったので、早速持ってきてもらうことにした。
 アニモフが大きな木の箱を開けると、その色とりどりの品物に、感嘆の声が上がる。
 食器類だけではなく、小物入れやアクセサリー、置物などもあり、どれも魅力的だ。
 磁器のようにも見え、手触りも似ているが、もっと丈夫で壊れにくそうだった。石を加工しているのかもしれない。
「おじさんが青で、メムのがピンクで、イムのが緑ね」
 一通り眺めた後、メムがそう言った。
 特に異論はなかったので、その色の中から、あれがいい、これがいいと相談しながら、一つ一つを決めていく。
 しばらく後には、見事な食器セットが3セット出来上がっていた。
「おっ、虹だ!」
 ジルヴァへのプレゼントを見つけるという目的は無事に果たされ、そろそろ移動しようということになった時、イムが空にかかる大きな虹を見つけ、声を上げる。
 三人はアニモフたちに別れを告げ、その虹のほうへと向かってみることにした。
 歩みを進めていくと、遠くにあるように見えた虹は、みるみる大きさを増し、巨大なアーチとなって三人を迎える。
 子供たちは触れられる虹に早速近づき、ロキを手招きした。彼も一緒にアーチの頂まで登り、皆で一斉に体を押し出す。
「おおおっ、やっぱすげー!」
「たのしいー!」
「気持ちいいな!」
 三人は思い思いの歓声を上げながら、虹の滑り台を滑った。
 それは、一緒に参加した運動会のことを思い出させる。
 『一緒に』と言っても、ロキは世界図書館からの参加であり、イムとメムは世界樹旅団からだった。
 今、三人は順位を競うこともなく、ただ楽しむために滑っている。
「面白かったな!」
「イム、服がめくれてたよ!」
「しょーがないだろ、スピード出てたんだから」
 げらげら笑うメムに、イムがふくれっ面を向ける。
「少し休憩しようか。飲み物でも飲もう」
 ロキの提案で、水筒に入った冷たい紅茶を飲み、一息つく。
 動いて少し汗ばんだ体に、その喉越しが心地よかった。
 虹の橋の下を流れる浮雲を眺めながら、ロキは何気なく、自分の普段の生活について話し始める。
 壱番世界では、亡き祖父の知り合いが経営する、家庭的なイタリアンの店で働いていること。
 ターミナルでは、孤児院で、主に壱番世界の地理や歴史を教えていること。
「壱番世界か……」
 話にじっと耳を傾けていたイムが呟き、複雑な顔をする。メムの表情も翳った。
 二人とも、そしてジルヴァも、壱番世界を襲撃した過去がある。
 人の命を奪うような事態にはならなかったが、その行為が消えるわけではない。
 そんな二人を見て、ロキの口から自然と言葉がこぼれた。
「初めて会った旅団の人間が、二人でよかったよ」
 意外な言葉に二人は、弾かれたように顔を上げ、揺れる瞳でロキを見つめる。
 でもそれは、慰めの言葉などではなく、本心からのものだ。
 彼らとの出会いで、ロキ自身の旅路も大きく変化をした。融和の道という可能性を考えることが出来るようになった。
 優しく笑んだ彼を見て、それが真意だということを悟ったのだろう。二人の表情も柔らかなものへと変わっていく。
「メムも、さいしょに会ったのがロキたちで、よかったよ!」
「オレもオレも!」
 それから、二人も自分たちの生活を語り始めた。
 ターミナルでの生活にも、大分慣れたこと。
 毎日色んな場所に行ったり、人と話したり、遊んだりすることが楽しいこと。
 ジルヴァは忙しそうで、家を留守にすることもあるものの、一緒にいられる時は、色んなことを話すということ。
「いつかおじさんと三人で、ロキのはたらいてるお店に行ってみたいな!」
「イタリアン? っていうの、うまそうだよな! あと、ターミナルの孤児院なら、すぐに遊びに行けんじゃん? 今度行こうぜ!」
 陽気に言うイムとは対照的に、メムは少し不安そうな顔をし、上目遣いでロキを見た。
「……行ってもいい?」
 ロキは穏やかに、でも力強く頷く。
「もちろん、歓迎するよ」

 ◇

 ロストレイルに乗り、ターミナルへと戻った三人の遠足は、もう終わりを迎えようとしていた。
 メムは笑顔を浮かべ、手を大きく広げて動かしながら、ロキに向かって言う。
「今日は、すっごくすっごく楽しかった!」
「オレもオレも!」
 先ほどから彼女の言葉に便乗しているイムを、メムがじろりと見ると、彼は慌てたように付け足した。
「また一緒にどっか出かけようぜ!」
「ああ、俺も楽しかったよ。また出かけような」
 ロキはそう言って、ポケットから用意していたものを取り出し、二人へと差し出した。
「友情の証だ」
 それは、自作のジッパーチャームだった。
 金属で出来た長方形の枠の中に、色のついたレジンが流し込まれている。
 透き通った淡いグリーンの中央にカエルのチャームが埋まっているのがイム用、ピンクの中にウサギのチャームが見えるのがメム用だ。
 二人はそれを受け取ると、角度を変えて嬉しそうに眺めたり、お互いのものを見比べたりした。
「わぁ! カワイイ! ありがとう!」
「すげー、ロキって何でも作れんのな!」
「何でもってわけじゃないけどな」
 それでも二人にとってみれば、特殊能力のようなものだった。
 彼らは、顔を見合わせる。
「ロキ!」
 突然イムが大きな声を出したので、ロキがそちらに目を向けている間、何かごそごそとやっていたメムが、小さな包みを差し出してきた。
「メムたちからも、プレゼントだよ!」
「俺に?」
「今日も遠足に連れてってくれたし、まー、いつも世話になってるし」
「あけてみて!」
 リボンのかかった、マシュマロのようにフワフワとした箱から出てきたのは、アクセサリーケースだった。
 白く滑らかな磁器を思わせる方形の容器の上に、黄色い三角の蓋が乗っている様は、小さな黄色い屋根の家を連想させる。
「ロキのタイセツなもの、いろいろ入れてほしいな」
「ちゃんと、オレたちが持ってきたお菓子と交換してもらったんだぜ!」
 そう言って得意げに笑いあう二人。
 先ほどの公園で、妙にイムばかりが話しかけてくる気がした時があったが、その間にこっそり買ったのだろうか。
「ありがとう。大切にするよ」
 笑顔を向けたロキに、二つの笑顔が返って来る。
「それじゃ、バイバイ!」
「またな!」
「ああ、気をつけて帰るんだぞ」
 何度もこちらを振り返り、手を振るイムとメムに手を振り返しながら、ロキは段々と小さくなる後ろ姿を見送る。
 初めて出会った時は、相容れない立場の者同士だった。
 しかし今、こうして一緒に、当たり前に過ごせるようになっている。
 それは、本当に不思議なことだと思う。
 ロキは手のひらの上のアクセサリーケースを見、そして手首の腕輪を見る。
 『誰かにやさしく出来るように』と願いが込められた緑の石。二人を救うことができたのは、これのおかげだったのだろうか。
 ターミナルの道には、今日も様々な人々が、自由に行き交っていた。

クリエイターコメントお待たせいたしました。ノベルをお届けします。
この度は、イムとメムを遠足に連れ出してくださり、ありがとうございました。
二人にとっても、大切な思い出となったようです。
ロキさんやPLさんにも、楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ありがとうございました!
公開日時2013-06-27(木) 22:20

 

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