クリエイター天音みゆ(weys1093)
管理番号1558-24647 オファー日2013-07-21(日) 06:50

オファーPC リエ・フー(cfrd1035)コンダクター 男 13歳 弓張月の用心棒
ゲストPC1 セリカ・カミシロ(cmmh2120) ツーリスト 女 17歳 アデル家ガーディアン

<ノベル>

 時を止めていた楔から解き放たれて、陰と陽の混ざり合う世界へ降り立った二人。それぞれ自らの宿るべき場所を見つけ、ロストナンバーであった時とはまた違った忙しさに追われる日々を過ごしている。
 この多忙さは二人がこの世界に受け入れられた証。二人はすでにこの世界の流れに組み込まれていると実感する日々を過ごしていた。
 護るものがある、だからこそ人は強くなれるとよく言われるけれど、まさにそれを体感しているのがきっとこの二人だ。
 同じ世界に籍を置いていても、比較的近い街区を活動範囲としていても、偶然出会うことなどそうなくて。
 だが互いの噂を偶然耳にすれば、ああ頑張っているんだなと同士として嬉しく思い、頬がゆるむ。そして自分もまた頑張らねばという気分にさせてくれる、そんな不思議な関係だ。
 離れていても、いわば『同郷』たる相手が同じ世界にいるというだけで心強く感じる。そう思っているのは自分だけかもしれないと思いつつも、相手もそうだったらいいなと思わずにはいられない。
 恋愛感情とは違う。友情というには軽すぎる。ならばこの関係はなんと名付けるのが良いのだろうか。


 *


 ポケットに手を入れながら商店街の人混みをするりするりと抜けていくのはリエ・フー。久々の休日、しかも少し足を伸ばして遠くの街まで来たというのに、ついつい店よりも人を見てしまう。先ほどもスリとかっぱらい、そしてかどわかしを一件ずつ捕まえたのだった。身体が勝手に動くというか、不埒な輩は許せないというか――自分の住む街区ではないというのに職業病だろうか。
(息抜きに来たっつーのにな)
 自嘲気味に口元を歪め、ふっと笑む。
(あいつらに土産でも見繕ってくか)
 漸く店舗に目を移したリエの、以前より格段に高くなった視線の端を何かが掠めた。

 ――金?

 何故か無性に惹かれて、首を巡らせて追う。
 目の端とともに記憶をも掠めたあの金は、金糸はもしや。


    *


 今日は久々の休日だ。
 休みもなく働くことを強要されているわけではない。むしろ、きちんと休みをとっているかと心配されることもある。
 けれどもセリカ・カミシロは働きたかった。自分を受け入れてくれた人達のために、自分を大切に思ってくれている人達のために、自分が大切だと思っている人達のために。自分の持つ全てを差し出す覚悟さえあった。
 彼らのためならなんでもする、その気持は強く、帰属する前も帰属してからもその想いは消えなかった。
 けれども今は、少し、違っている。
 勿論彼らが望むならば、その身を差し出すことを厭いはしないけれど、何でもかんでも己の身を差し出せば、犠牲にすれば解決するわけではないと学んだ。なにより彼らがそれを望んではいないと教えてくれたのだ。
 セリカの意思を受け止めた上で、理解した上で他の場所へ導き、落ち着く場所を与えてくれた。
 だから、以前のように、気を抜けば零れてしまうほどなみなみと水の注がれた器ではない。表面張力に頼らずとも、零さずに水を維持できるようになっていた。
(折角だし、お土産と差し入れを買っていこうかしら)
 休日だというのに、任から解き放たれているというのに彼らのことを考えてしまうのは、セリカにとって彼らが『仕事上の付き合い』ではなく『家族』に近いからなのかもしれない。
(何がいいかしら……甘いもの? 辛いもの? 暖かいもの、は持って帰る間に冷めてしまうでしょうし、冷たいものも温まってしまうわよね)
 食べ物をおいている屋台はどれもがいい匂いを漂わせていて、道行く人々を誘惑している。
 差し入れだったら食べ物が喜ばれるだろう。お土産だったら形が残るものの方がいいだろうか、セリカは休みでなければなかなか訪れることの出来ない距離の街区の店を、一軒一軒検分するようにして歩く。
「おい」
 人混みを何とかすり抜けて、次の店を覗く。人だかりの後ろから背伸びして店を覗きこむたびに金の髪が揺れた。
「……おい」
 混みあう通りで誰かが誰かを呼んでいる。よくあることだ。けれどもテレパシーを使っておらず、読唇もしていない状態のセリカにはわからない。この料理は分けづらいし差し入れには不向きね、なんて考えながら次の店を覗くべく身を翻した――そのとき。

 ドンッ!

「ひゃっ!?」
 すぐ後方に控えていたらしき客に思い切りぶつかってしまい、その胸元に顔をうずめてしまった。

「――おい」

 セリカは慌てて顔を上げた。おい、と唇が読めた。ぶつかってしまったのは男の人だ。口元以外は、影になっていてよく見えない。
「あ……ごめんなさい、少し考え事をしていたの。怪我はない?」
「ああ。考えていたのは彼氏のことか?」
「え……?」
 ぐいっ、掴まれたのは手首。そのまま引かれ、人混みをすり抜ける。
「ちょっ、ま、待って! 離して!」
 突然の事に、引っ張られつつも抵抗を試みるセリカ。いざとなったら力づくで抵抗するつもりではあるが、窮屈な人混みの中では下手すると二次被害が出るかもしれないので様子を見ていた。
(裏路地に連れ込まれる!?)
 人の数が少なくなったと思ったら、そこは裏路地への入り口だった。いよいよセリカは武力抵抗を視野に入れる。知らない男にこんな所に連れ込まれてなるものか。
「ここなら人混みを気にせずに話せそうだな」
 だが男は裏路地へは入らず、裏路地への入口の横で立ち止まった。セリカの手首を掴んでいた手を離し、そしてゆっくりと振り返る。


「一体な……」
「よお、久しぶり」


 抗議の言葉が振り返る男の顔を捉えたことで途切れる。
 視線の高さが変わっている。体格もがっしりしてきている。目鼻立ちが明らかに子供のものではなく、大人に差し掛かったものになっている。
 けれど、確実に面影はあって。
 黒いくせ毛と猛禽類を思わせる金色の瞳。
「え……リエ?」
「ああ」
 セリカの知っている、帰属前の彼とはだいぶ違う。けれども直感が彼がリエであると告げている。リエ――いや、もう虎鋭か。
「本当にリエ――ううん虎……」
「リエでいいぜ」
 そっちの方が呼び慣れてるだろ? リエは軽く笑って。ありがと、とセリカも笑顔を零す。
「それにしても、随分と逞しくなったじゃない」
「だろ?」
 帰属後の数ヶ月でメキメキと成長したリエは背もかなり伸びてすっかり大人っぽくなっている。見違えるほどだ。恐らく変声期を経て声も低くなっているだろう――セリカには聞き取れぬけれど。
「俺は元気でやってる。そっちは?」
「見ての通りよ」
 あの時切り落とした髪は肩口まで伸びていて、風にサラリと揺れる。以前の、ロストナンバーであった頃のような張り詰めた雰囲気は感じられず、言葉で表すとすれば肩の力が抜け、インヤンガイに馴染んでいるといえるだろう。
「もちろん、忙しくて大変なことも多いわ。けれどそれも楽しいの。楽しくて充実した毎日だわ」
「そうか」
 セリカの表情は無理をしているものではなかった。無理をして自分自身を押し殺しているものではない。彼女は、変われたのだろう。
「今日はこんなとこまでどうした? 暇なのか?」
「その言葉、そっくりそのままお返しするわ」
「よく言うな」
 くつくつくつとひとしきり笑い、リエは躊躇わずにセリカの腰へと手を回す。
「行くぞ。時間はあるんだろ? はぐれないようにしないとな」
「そうね」
 長い足をセリカの歩く速度にあわせて動かし、リエはセリカを導いていく。たまにはこんなデートも、いいだろう。


 *


 人混みの間をうまくすり抜けるようにして、リエはセリカをエスコートしていく。美味しそうな匂いがたくさんの通りを歩けば、食欲がそそられるというもの。
「リエ、あれは何かしら?」
「あー、牛の内臓と野菜を香辛料で煮込んだもんじゃねーか? あっちはうずらの卵を鳥のひき肉で包んで特製のタレを付けた焼き鳥の一種みたいなもん。あっちは……」
 リエの説明を一つ一つ聞きながら、セリカは視線を動かしていく。リエはそんな彼女の様子をよく見ていて、ちょっと待ってろ、動くなよと告げてはセリカの元を離れる。程なく戻ってきた彼の手には、セリカがさり気なく興味を示した料理が。
「ありがとう。よく気がつくじゃない」
「馬鹿言うな」
 歩きつつ、二人で料理を頂いて。
「一口くれよ」
「あっ……!」
 身をかがめてセリカの手にした料理に食らいついたリエが持っていった量は、どう見ても『一口』ではなくて。
「ちょっと、食べ過ぎ!」
「いいだろ? 少しぐらい」
「気に入ったから少しずつ食べてたのに!」
「あー、分かった分かった」
 ポリポリと頭を掻きながら視線を移したリエ。人混みの頭越しに見えた看板が、彼にとっては天啓のようだった。
「それ、早く食べちまえよ」
「え?」
 ぐいっと腰に回された腕に引かれ、セリカは歩きながら言われたとおりに残った料理にかみつく。
「見立ててやるから、機嫌直せ」
 しばらく歩いた後に立ち止まったリエが親指で示したのは、一軒の店。おしゃれというより雑多なイメージが先行してしまうのが、インヤンガイの店らしい。店頭や軒先には洋服や小物が並べられていて。食べ物を売っている地区からそれほど離れていないけれど、匂い移りなど気にしないという意気込みを感じさせるのがやっぱりインヤンガイっぼく感じられた。
 原色で光沢のある布に金糸や銀糸を使って派手な模様が描かれている服。セリカはまじまじとそれらを見つめて、ようやくここがいわゆるチャイナ服の専門店だと理解した。
「え、で、でもそんな、悪いわ」
「馬鹿野郎、変な遠慮するな。行くぞ」
「ちょ、リ、リエっ……」
 躊躇うセリカとは対照的に、リエはぐいぐいとセリカを店内へと導く。
「もう……」
 根負けしたように呟きながらも、セリカは色とりどりの布の作り出す空間に目をやり始めた。


    *


「なんだか照れくさいわ」
「堂々としてりゃいい。似合ってるんだからな」
 リエはセリカをエスコートしながら店を出る。店外の外気に触れて、セリカの服の裾がふわりと揺れる。スリットから覗く太腿が風に撫でられて、くすぐったい。
「そう、かしら……」
 チャイナドレスは初めてであるセリカは、身体のラインが大胆に出るこの服に照れくささが隠せない。
 リエが見立ててくれた青い色のチャイナドレスは、生地が優しく身体を包み込んでくれるあたり上等なものだとわかった。半袖でロングタイプのそれは、牡丹の柔らかい桃色と金糸で描かれた葉の部分が眩しい。リエに腰を抱かれて歩く姿は、どこからどう見てもいい雰囲気の男女だ。
「あいつら元気でやってっかな」
 どこを目指すともなく二人で歩きながら、ぽつりと零されたリエの呟きにセリカは顔を上げた。
「後悔してる?」
「まさか」
 帰属の決断は悔いていない。だがたまにターミナルが懐かしくなる――素直に零したリエ。相手がセリカだからだろうか、それまで心の中にとどめていた思いが口をついてでた。
「お前は?」
「同じよ」
 問われ、セリカは苦笑してみせる。ターミナルに未練があるわけじゃないけれど、気がかりなことはあるのだ。
「皆の願いが叶うといいわね……」
「ああ」
 すでに帰属した身の二人には、案じ、祈ることしか出来ない。
 ターミナルの仲間達がそれぞれ願いを叶えるということは、元の世界に帰ることや新たな世界へ帰属することも含む。そうなれば、旅人としてインヤンガイの二人の元を訪れることはなくなる。寂しくはなるだろう。だがそれでも皆の願いが叶うことを祈るし、帰属した自分達は旅人たちとは別の道を行くのだから自然なことなのだ、きっと。
「私達はすでにこの世界を歩く人間だから、いつか――ううん、もうすでにロストナンバー達とは道を違えてしまった存在だけれど」
「――寂しいのか?」
 寂しくないわけないじゃない、あなただって――そう言おうとしてセリカは口をつぐむ。恐らく口にせずとも思いは同じだろう。
 だからそっと、頭をリエの肩に寄りかからせた。
「……」
 リエも、優しくセリカの頭を抱き寄せた。


 *


 風を切ってリエの足がセリカの頭を狙う。それをセリカはすんでの所で頭を横に倒して避ける。風を孕んだ金糸がつま先に触れて揺れる。
 蹴撃の隙を突くようにしてセリカはリエの懐に入った。勢いを殺さずに拳を突き出す。だがその動きを予想していたのだろう、リエは軽々と拳を避けて先ほど伸ばした足を畳むついでに膝でセリカの背中を殴打する。
「っ……」
 背後からの衝撃に前のめりになるセリカをリエはさっとかわして背後へ回りこむ。体勢が崩れたセリカはとっさに両手を出し、地面について倒れる勢いを利用してくるりと身体を舞わせる。そして背後にいるリエに向けて足を突き出す。ふぁさり、チャイナドレスの裾も舞う。
 しかしその蹴撃はリエを捉えることは出来なかった。否、リエに捕らえられてしまったのだ。足首を掴まれ、不安定な体勢のままセリカはリエに鋭い視線を向ける。
「ほらよっ」
 足を放られ今度こそセリカはバランスを崩した。そのまま地面に倒れ込みそうになるのを何とか手で支え、できるかぎり迅速に体勢を立て直す。そしてその隙にセリカと距離を取っていたリエへと迫る。
「!」
 距離を詰めてくるセリカの速度にリエ思わず目を見張った。速い。顔めがけて打ち込まれる拳を、腕を交差させて受け止める。一撃は軽いが繰り出される手数は多い。ニヤリ、笑みを浮かべてリエが繰り出したのは、セリカの足元を狙った蹴り。だが察知したセリカは拳を引っ込めて飛び退く。
 今度はリエが距離を詰めた。突き出す拳――だがそれはフェイク。セリカが反応して防御態勢をとろうとした所で拳を引っ込め、蹴撃に変える。
「!?」
 咄嗟に彼女がつきだしたのは、右手だった。だがその手からバリアが出ることはない。
「あっ……」
 セリカがそれに気づいたのは、リエの蹴撃がピタリとセリカに触れる寸前で止まったのと同時だった。


    *


「はぁ……」
 手合わせをした広場から奥に入る。この公園は先ほどの商店街とは打って変わって静かだ。
「まだ癖が出ちまうか」
 今はお互いに用心棒の地位にあるということで、素手で手合わせをしたのだが。
「まだまだ未熟だわ」
 ロストナンバーの時の癖、ギアを使った戦いの癖がセリカからはまだ抜けていなかった。実践で同じことをしてしまっては、致命的な隙になってしまうだろう。セリカは深くため息をついた。自分の見せた隙が大切な人達の危機につながってしまったら、目も当たられない。
「男と比べたら力がないのは当たり前だが、それを補うだけの速さは持ってる。ま、あとは鍛錬あるのみじゃねえか?」
「そうね、ありがとう」
 冷静な分析はとてもありがたい。まだまだ自分に足りないところと伸ばしていくべきところが理解できた気がした。
「ちょっと待ってて、喉が渇いたわ」
 自分はまだまだだ――その思いに支配されてしまうと暗い思考から抜け出せなくなる。セリカは気分を変えるためにも、公園で出店している飲み物の屋台へと走った。


「休憩しましょ」
 戻ってきたセリカが手にしていた飲み物の片方を差し出し、近くのベンチに座るように示した。それに従って、リエは飲み物を口に含む。動かしたばかりの身体に、冷たい液体が浸透していく。
「凹むなよ」
「凹んでないわ」
 氷を噛み砕きながら隣りに座ったセリカを見やる。両手で持った飲み物を口に含み、彼女はふう、と息をついた。
「ありがとう」
 その言葉は奢ってもらったことにでもあり、チャイナドレスを見立ててくれたことにでもあり、手合わせをしてくれたことにでもある。
 何よりも、素敵な休日を過ごさせてくれたことに。
「いや、礼を言われるようなことはしてねぇよ」
「でも、お礼をさせて」
 飲み物をベンチにおいて、すっくと立ち上がったセリカは少し距離を開けてリエの前へと立つ。そして大きく息を吸い込んで――。
 紡がれる歌声。華奢な身体が奏でているとは思えぬほどの声量。澄んだ音は雑多なインヤンガイに似合わぬかもしれない。でも、その歌声が全てを浄化してくれる、そんな風に感じさせられた。
 心まで、届くように。祈り、想いながら紡ぐ。
 美しい歌声が、公園にいる他の者達の目もひきつけていることは気にならなかった。いや、気付かなかった。それほどまでにセリカは夢中で、心をこめて旋律を紡いだのだ。
「……」
 最後の一音を置き、いつの間にか閉じてしまっていた瞳を開ける。
 笑顔を浮かべたリエが、大きな手で拍手をしてくれていた。その音が、セリカの心に響いて――。


 *


 つかの間の休息は終わりを迎える。初めからこの時が訪れることはわかっていた。
「頑張れよ」
「そっちこそ」
 がっしりと握り合った手から伝わる熱は、互いを激励しているようだ。
「もう少し腕を上げたら、また手合わせしようぜ」
「じゃあ、頑張らないといけないわね」
 笑い合って、ゆっくりと手を離す。互いの顔から笑顔が消え、まっすぐに見つめ合った。
 別れるのが惜しい。けれどもこれは恋愛感情ではない。
「彼氏と喧嘩したら浮気に来い。美人なら大歓迎だ」
 笑って茶化すリエに、セリカも負けじといたずらっぽい笑みを浮かべて。
「喧嘩したら、ね。大丈夫だと思うけど!」


 恋愛感情とは違う。友情というには軽すぎる。ならばこの関係は――絆?



  【了】

クリエイターコメントこのたびはオファー、ありがとうございました。
大変おまたせしてしまい、申し訳ありませんでした。

帰属後のお二人を書かせて頂けて、感激です。
楽しくて、字数が足りなくなり、「男が服を贈るのは、脱がすためだって言うだろ?」という冗談セリフを削りました。
新天地でお二人はそれぞれの人生を歩まれることでしょう。
けれどもロストナンバーとして出会ったお二人の不思議な縁は、きっと絆として続いて行くのではと考えました。
少しでもお気に召していただければ幸いです。

重ねてになりますが、オファー、ありがとうございました。
公開日時2014-01-27(月) 21:40

 

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