★ 夏の残像 ★
クリエイターリッキー2号(wsum2300)
管理番号107-6755 オファー日2009-02-20(金) 21:02
オファーPC 赤城 竜(ceuv3870) ムービーファン 男 50歳 スーツアクター
ゲストPC1 簪(cwsd9810) ムービースター 男 28歳 簪売り&情報屋
ゲストPC2 二階堂 美樹(cuhw6225) ムービーファン 女 24歳 科学捜査官
ゲストPC3 ゆき(chyc9476) ムービースター 女 8歳 座敷童子兼土地神
ゲストPC4 レモン(catc9428) ムービースター 女 10歳 聖なるうさぎ(自称)
ゲストPC5 トト(cbax8839) ムービースター その他 12歳 金魚使い
<ノベル>

 赤城竜の部屋は汚い。
 のっけからこんな書き出しで本人には悪いが、しかし、それは赤城を知っているものならだいたい想像するところであろう。そしてその想像を裏切ることなく、たいそう散らかった部屋に彼は暮らしていた。
 だからなにかの拍子で、積み上げたものが雪崩を起こしたり、探し物をしてあちこちひっくりかえしているうちに部屋が台風一過になったりする。
 その日――
 彼が何をしていたのかは、本題ではない。
 ただその過程で、一枚の写真がひらりと床に落ちたところから始めよう。
「お?」
 赤城はそれを拾い上げ、そして……、眼尻に皺をつくった。
「あんときのじゃねぇか」
 しげしげと、彼はその写真を眺めた。
 杵間山の渓流の河原ではしゃぐ6人の男女が写っている――それはある夏の日のスナップ写真だ。
 時間そのものを巻き戻すことは誰にもできない。
 しかし人の感覚は時間を超えることができる。
 そのたった一枚の写真だけで、赤城はいつでもあの日に戻ることができるのだ。
 ほら、もう、あの日の日差しの強さや、風の匂いが、みなの笑い声が聞こえてくるではないか。

 ★ ★ ★

 歓声――あるいは、悲鳴。
 黄色い声が、山の空気を切り裂く。2艘のカヌーが、争うように急流を滑り下りてきた。
 高く跳ねる水しぶきに、また声があがる。
 カヌーには6人の男女が3人ずつ分かれて乗っていた。片方は赤城竜が先頭で咆え猛りながらオールをふるっている。そのうしろではトトが、きゃっきゃと子どもらしい歓声をあげ、彼のおともの金魚たちが空中を泳いでカヌーを追いかけてきていた。しんがりは、簪で、激流に翻弄されていささか顔色がすぐれない。
 もう一方は二階堂美樹がオールを握り、赤城に向けて挑戦的な視線を送っている。つまりカヌーは川下り競争をしているようで、美樹のうしろでレモンが絶え間なく野次を飛ばしているのだった。女性軍の最後はゆきで、水しぶきの冷たさに目を細め、舟にしがみついてはいるが、楽しそうである。
「うおおおおおおおおお、いっけえええええええええええええええ」
「ラストスパート、負けないわよ!」
「おほほほほほほ、遅い! 遅いわよ! あたしのクイーンラビット2世号には到底及ばないわねっ!」
「なんの、向こうも負けてはおらんよ」
「すごいすごい、速いよ、速いよ!」
「はは……、これはなかなか……、おっと、気をつけておくんなさいよ、岩にでもあたったら――」
「うおおおおおおーーーーーっ!?」
 赤城が猛然と刺したが、カヌーの舳先が岩に接触し、バランスを崩した。その脇を風のように女性陣のカヌーが抜けてゆく。
 ゴールと定められた岩の上で、美樹のバッキー・ユウジがチェッカーフラッグを振るのだった。

「ちくしょおおおおお!」
「ほーっほっほっほっほっほっ、負けたわね。負け犬ね。しかもびしょ濡れよね。踏んだり蹴ったりってやつよね。さあ、レモン様の威光にひれ伏すがいいわ!」
「でも皆がんばったのじゃよ」
「でも約束だから、お昼ごはんの準備は赤城のおっちゃんたちね!」
 子どものように悔しがる赤城へ、レモンが容赦のない言葉を浴びせ、ゆきが慰め、美樹が引導を渡した。トトはその様子をただニコニコと見守り、簪は濡れた袖を絞っている。
「仕方ねえ。……悪ぃな」
「いえいえ。どうせ乗りかかった――というか、乗ってしまった舟でございますよ。もう沈んでしまいましたけれどね」
 簪は笑った。
 赤城たちが計画した杵間山行きに、本来、簪はかかわりがなかったのだが、行きがけに出会ってそのまま連れてこられた。
 カヌー勝負の結果、昼食の準備は男性陣で行うことになり、赤城は火の支度をはじめ、簪が用意されている材料の下ごしらえなどに取り掛かる。トトが金魚ともどもふたりのまわりをうろうろして、手伝う、手伝うと言った。
「坊ちゃんは遊んできてもいいんですよ」
「お手伝いするよー」
 大人2人に挟まれていては面白くなかろうと簪は思ったのだったが、トトは、本来、「子どもにだけその姿が見える」存在。こうして大人たちとも言葉をかわせ、傍らにあることを認めてもらえるのは彼にとって嬉しいことだった。
「では……野菜、切れますか? 刃物が危ないですから気をつけて」
「んと、んと」
「ああ、その持ち方じゃいけない。こうして、手を添えて――」
 危なかったしいトトの手元を見て、簪が彼の背にまわり、そっと手に手を添えて包丁の使い方を教える。
 ――と、ふいに、シャッター音が閃いた。
「新ジャンル! 新ジャンル!」
 寄りそうトトと簪の姿をカメラに収めた美樹が走り去るのを、男性陣は頭上にクエスチョンマークを浮かべて見送る……。

 レモンとゆきは、流れのゆるやかな淵で釣り糸を垂れていた。
「釣れないわ!」
「まだ始めたばかりじゃよ」
「退屈してきたわ」
「そこをじっとしていれば心が落ち着いてくるのじゃよ。急いては釣果を逃してしまうんじゃ」
「食事当番は男子組になったんだから、釣りもやつらにやらせたらよくない?」
「川の主を釣り上げると言っておったのはレモンじゃよ……。おや、引いておるのではないか」
「あらっ!?」
 レモンの浮きがひくひくと反応している。
「キタワァ! さあ、釣り上げてやるわよ、覚悟しなさーーーい!」
 思い切り竿を引けば、ぐん、としなり、釣り糸はぴん、と張りつめた。
「おお!」
 ゆきが、水面下を巨大な魚影がうねるのを見て驚きの声をあげる。
「これは大物!」
「ふぬぬ……っ、や、やるわね!」
 レモンは懸命に釣り上げようと力をこめるが、竿がそれ以上に上がることはなく、針にかかった何物かは勢いよく水の中で暴れ回っていた。ゆきが手伝ってやろうとレモンのうしろに回ったが、時すでに遅し。
「ぎゃーーーーー」
 レモンの身体が宙を舞い、派手な音とともに水柱が立った。
「大丈夫かの!」
 ゆきが慌ててのぞきこむも、次の瞬間、水面を突き破って巨大な影とちいさな影が。
 見たこともないような巨大な魚――川のヌシ……というか、よもやもとからこんなものがいるとも思われないからムービーハザードなのだろうが、それが豪快に躍らせる身にしがみついて、レモンがロデオのようにがんばっていた。
「魚類の分際で聖なる兎に立ち向かうとはいい根性だわ! ラビット流星拳の屑となるのね!」
「あんまり手荒なことはやめてやってほしいんじゃよー」
 ゆきが岸から声をかけた。
「魚も生きておるのじゃし、いただくぶんをそっといだければよいのじゃ」
「それってエコね! でもそれならなおさら、この一匹だけで全員分がまかなえておトクよ! まるぎんのバーゲンもびっくりだわー!」
 渾身の鉄拳をお見舞いするべく、レモンが腕をぶんぶん振りまわす。
 聖なるパワーが拳に宿って光り輝き、今まさに必殺の!となった寸前、ゆきの一言が届いた。
「ムービーハザードなら、仕留めたらフィルムになってしまって食べられんよ」
「あ」
 ざぶん、と巨大魚はレモンを乗せたまま淵に沈んだ。あとには波紋と、ブクブクと立つ泡だけだった。

 そんなことをしているうちに食事の支度ができたようだ。
 飯ごうでご飯が炊きあがり、鍋いっぱいのとん汁が煮えた。
 そしてメインのバーベキューが行われるわけだが、肉・野菜のほかに、川のヌシとのファイトを終えたレモンが水からあがってみると、服のフリルやリボンの間に何匹もの魚がひっかかっていて大漁であったので、それも食材に加わるのだった。
「よし焼けた! 喰うぜ!!」
「あっ、ちょっと!」
 網の上でじゅうじゅうと焼け始めた肉へ、美樹が箸をのばした瞬間、容赦なく赤城がかっさらっていった。
「うめぇ! 肉うめぇぞ! 肉!!」
 肉を次々にとっては口に放り込んでいく。
「ひどーい、ひとりで食べすぎでしょう!」
 美樹が負けじと抵抗する。しまいには一枚の肉をひっぱりあうという、あまりに大人げない場面に至った。
「肉だけじゃなくて野菜も食べてくださいよ」
 簪がふたりの紙皿に野菜を取り分ける。
「魚も焼けておるのじゃよ」
「お魚おいしいね!」
 串に刺して焼かれた魚をトトを頬張る。
「ちょっと、あたしのぶんの肉も残しておいてよ!」
 魚をやっつけながら、レモンが言うが、大人たちふたりは自らの肉争奪に必死であった。
「ぜえぜえ……ンだよ、大人げねぇな」
「どっちが! ……おっちゃん汗びっしょりよ。ほら、川の水で冷やしたビール開けてあげるわ」
「おっ。気が利くじゃねぇか。そうだよな、バーベキューにはビールだよな――」
「……と、その隙に!」
「!?」
「ちょっと、あたしのぶんだって言ってるでしょー」
「みんなで分け合って食べるんじゃよ」
「野菜もおいしいよ!」
「まだたくさんありますから喧嘩しないで」
「ぎゃー、あわててとったら生焼けだったわ!」
「そいつあぁご愁傷様。それにしても今日はいい天気ですねぇ」
「今日にして正解だったよな!」
「トトや、ちゃんと食べておるかの? 勢いに負けてはいかんぞ」
「食べてるよー。でも見てるほうが面白いんだよ」
「トウモロコシが焼けたようじゃな。ほれ、アカガネとクロガネも食べるか?」
「ありがとう。よかったねぇ。野菜はアカガネが好きだよ」
「おお、そうかそうか」
「クロガネはお肉もらう?」
「ぎゃー、焦げてる! 焦げてるわ!」
「やだ、ホント」
「だからあわてなくてもいいと言ったのに。落ち着いてすこしずつですね……」
「気にするな! 焦げても食える!」
「私もビール開けちゃお〜っと」
「しかし、この暑いのにとん汁というのもなかなか……乙とも言えますが」
「でもおいしいのじゃよ。暑いからといって冷たいものばかりでは身体が冷えていかんのじゃ」
「ゆきちゃん、お母さんみたいなこと言いますねぇ」
「とん汁おいしいよ!」
「おっ、魚もうめぇじゃねーか!」
「あたしが釣ったのよ。それ、あたしが釣ったの!」
「レモンに魚釣りの才能があるたぁ知らなかったぜ。よし、おまえは今日から釣りキチ・レモンだ!」
「……それはちょっと……。なんとなく版権的にもまずい気もするし……」
「じゃあ、釣りバカ・レモンにするか?」
「もっとイヤよ!!」
「そのお召し物のおかげなんでしょう、魚が釣れたのは。ちょっとよく見せてください。ほうほう」
「お洋服きれいー」
「中身もきれいって言ってね!」
「食べ物買いすぎたかと思ったけど、ちょうどよかったわね」
「ああ……、あちきが一人増えたからじゃないですかね。すいませんね、急に」
「いいの、いいの! 数が多い方が楽しいし!」
「というか、どちらかというと、簪は無理に連れてこられたのじゃよ」
「いや……ハハハ、まあ、べつだん、暇をしていやすから」
「ごはんのあとは何して遊ぶの?」
「デザートよ! デザートは別腹!」
「スイカが川で冷やしてあるんじゃよ」
「スイカ割りやろーぜ、スイカ割り!」
「花火セット持ってきたけど……、それは日が暮れてからね」
「もっかい川下りすっか! それとも木登りするか、木登り!」
「食べたら昼寝するわよ、高級ハンモックもってきたんだから!」
「なんだおまえ、食って寝てばかりだと太るぞ」
「失礼ね! 聖なるウサギは太るとかそういう世俗的な悩みはないのよ! 太るなら自分を心配しなさいよね〜。中年は油断するとすぐメタボるわよ」
「ガハハハハ、どっかの誰かと一緒にするな。俺は鍛えてんだよ。見ろ、この腹筋を!」
「ギャッ。レディの前で腹見せるんじゃないわよ!」
「たしかにこれはいい腹筋」
「美樹、赤城の腹なんぞ写真に撮ってどうするのじゃ……」
「これはこれで需要があるのよ!」
「みなさん、ごはんととん汁のおかわりはよろしいですかい。まだありますから……」
「あたし、ごはんの焦げてるところ!」
「おまえ、そこがいちばんうまいんじゃねーか! ずるいぞ!」
「おこげはたしかにおいしいの。ケンカせずに分けるのじゃよ」
「とん汁おいしいね!」
 尽きることのない、さざめく談笑――。
 せせらぎの音。風が梢を騒がせる音。渓流を渡る風の涼しさ。その風にまじる夏の匂い。
 青い、青い、空。どこまでも突き抜ける無限の天蓋に、ただよう白い雲。山の稜線から立ち上がり、のぞきこむような入道雲。遠い空を横切る飛行機雲。
 山の緑。目にしみるような緑。幹の木陰を這うカブトムシ。蝉たちの合唱。草の匂い。土の匂い。水の匂い。清流にさらされている大きなスイカ。よちよちと這って行く沢蟹。
 冷えた缶ビール。冷えたサイダー。
 コーラの缶を開けたら泡が噴き出て慌てた。
 スイカ割りをしようにも適当な棒がなくて断念せざるをえなかった。レモンが、赤城なら頭突きで割れるだろうと言ってけしかけようとしたが、さすがにそれは無理じゃと、ゆきがひきとめたので事なきをえた(本人はわりとその気になっていた)。
 スイカを食べ終えるとさすがに誰もがお腹いっぱいになってしまったので、後片付けをしたあとは休憩だ。レモンの高級ハンモックとやらは、通販で買ったものらしく、ひとつの値段でもう一個ついてきたのでふたつあった。しばし、木陰で寝息を立てる、レモンと赤城。
 美樹は木陰の岩にそっと腰をおろし、素足をせせらぎにつけて、久々の休日に心を明け渡した。缶ビールの残りをちみちみやりながら、山の空気を吸っていると、疲れがほぐれていくのがわかる。
 ゆきとトトは手をつないで河原を散歩し、きれいな石を拾ったり、草むらで面白い虫を見つけたり、木の根元にキノコを見つけたりして時間を過ごした。
 簪は手すさびに、どこからか取り出した画帖に、筆でさらさらと、なかなか達者な素描を何枚か描いてみて、銀幕市の夏をここにとどめようとしているかのようだった。
 日が傾くまで、思いつくかぎりのことをして遊んだ。
 あれだけ食べたのに、おやつもたらふく食べた。
 写真も撮りまくった。
 暗くなってくると花火の時間だ。
 景気のいいロケット花火が、甲高い音をたてて飛びあがる。
 吹き出し花火の赤や緑のきらめきに、皆、目を奪われ、その瞳にきらきらと光が映りこんだ。
 レモンがどこからか持ち込んだバズーカ花火(?)はあたりの地面をゆるがすほどの威力で、皆を驚かせた。
 へび花火がにょろにょろと燃えかすを吐き出す様子を見て笑い転げた。
 ネズミ花火に追いかけられて赤城が逃げ惑うのを見て皆で笑った。
 ロケット花火がうっかり倒れて、赤城のほうへ突っ込んでいくのを見てまた皆が笑った。
 笑い転げているレモンの背後で、ゆきとトトが共謀してかんしゃく玉を弾けさせ、彼女を飛びあがらせた。
 吹き出し花火を両手にもって振り回しながらはしゃいでいた赤城が川にはまった。
 最後に、皆でより集まって線香花火に火をつける。
 線香花火がはじまると、一心にその火を見つめてしまうのはなぜだろう。
 いつしか皆黙って、パチパチとちいさく爆ぜる花火の先を見つめていた。
 火に照らされる顔は、今日一日を思い切り遊びまわった満足感と心地よい疲労をふくんだ穏やかな表情。飛び散る火の向こうに、今日のさまざまな出来事が浮かんでは、消えた。
 真っ赤な玉が、やがて爆ぜるのをやめて、ぽとり――、と、落ちる。
「終わっちゃったわ」
 ぽつり、とレモンが言った。
 線香花火が終わったあとに特有の、かすかな寂しさ。
 山の空気はすでにだいぶ涼しく、喧騒が去れば、風の音と、蝉にかわって歌い手の役を交替した虫たちが草むらですだく声だけ。
「楽しかったよ」
 トトがにっこりと笑った。
「楽しかったの」
 ゆきが応えた。
「いい一日でした」
「こんなに思い切り遊んだの久しぶり」
 簪と、美樹が口々に。
「またこような」
 赤城が言った。
 今日の日は終わっても、夏休みはまだ続く。
 そして来年も、また夏は巡ってくるのだから――。

 ★ ★ ★

「……」
 その思い出をかみしめるように、赤城は遠い目でその写真を見つめていた。
 浮かべた微笑は、どこまでも優しく。
 いたわるように、その写真の表面をそっとなぜて……、そして彼は部屋の壁に吊られているクリップボードへ。
 なにぶん整理が悪くてものをなくしがちなので、そこには雑多なものが画鋲でとめられていた。
 そのなかにもいくつもの写真がある。
 これは神獣の森での花見の時。これはいつかの山登り。こっちは真冬の海で寒中水泳という酔狂の場面。それから、それから――。
 その、いくつもの思い出のなかに、赤城はあの夏の日の写真をそっと加えた。
(またこような)
 あのとき自分はそう言ったはずだ。また夏はくるから、と。
 でもあの日はあの一日だけのこと。
 銀幕市では日々、想像を絶する出来事が起こっていたけれど、あの日は本当になんでもない一日で、しかし、同じ日は二度とない、それはかけがえのない時間で。
「また――いけるさ」
 誰にともなく、赤城は呟いた。

 写真の中の皆が、それに応えるように笑っていた。



(了)

クリエイターコメント大変お待たせいたしました。
楽しい夏の日が描けていればさいわいです。
赤城さんが写真を見るのがいったいいつであるのかは、あえて特定していません。それによっては、赤城さんの呟きの意味も、ひいてはこのノベル全体のトーンもかわってくるかもしれませんね。
公開日時2009-05-13(水) 19:00
感想メールはこちらから