★ Bloody Walker ★
クリエイター諸口正巳(wynx4380)
管理番号100-3690 オファー日2008-07-02(水) 22:01
オファーPC ジャック=オー・ロビン(cxpu4312) ムービースター 男 25歳 切り裂き魔
<ノベル>

 スポットライト。
 光の下の椅子に座っているのは、細身の男。
 足を組み、膝の上で手を組んでいる。
 うつむき加減の彼がどんな表情を浮かべているかは、ようとして知れない。
 男と椅子と、そして光は、一瞬で消えた。
 黒い帳が下りた世界の中に、男が足を組みかえる気配と音と――
「ようこそ。閉じた夜の世界へ」
 声。
 高くもなく低くもなく、ささやくような、笑っているような。
「ようこそ。血塗られたボクの世界へ」
 カララララララ、と乾いた音が、どこからともなく響いてきて、男の声に重なった。
「不思議な話をしよう――不思議で素敵な話をしてあげる。聞いてくれるかな? 聞いてくれるよね? ボクには、わかっているんだよ……」


 光はグレー。影はブラック。
 石造りの高層ビル街は、グレースケールで描かれている。黒々とした夜の空は微動だにしない。だが、ときおり、絵に描いたようなオフホワイトの稲妻が、動かない空を切り裂いていた。
 稲妻が描き出すビルの影の中、地上でねじ曲がり、およそ生物としてありえない姿の生物が蠢く。ちょこまかと。あるいは、のしのしと。黒の中の黒が動き、奇妙な笑い声を上げている。ときおり、誰かの断末魔の悲鳴がどこかで上がる。雷鳴はわざとらしく響きわたっているが、悲鳴ははっきりと聞こえるのだ。近くか遠くかも定かではないのに。
 7つの足と手が顔に生えた異形のもの。
 稲妻に照らされながら、かれが食事をしている。ただ黒一色の身体に、黒ずんだ血糊が飛び散っていた。死骸の皮をちぎれるまで引っ張っては肉から引き剥がし、ぬらぬらと光る筋肉を空気の下にさらけ出す。皮はやわらかく何インチも伸び、飛び散る血糊はまだ温かい。死骸は死んだばかりなのだ。
 と、
 ばしゃッ、と硬い音を立てて広がった鉄の網が、異形に覆い被さった。異形は耳障りな、雷鳴のようにも聞こえる声でわめき立てる。重い網はもがけばもがくほど、多すぎる手足に絡みついた。
 黒い人影たちが、もがく網と、血糊の中心に近づいていった。彼らは黒く、丈の長い研究衣を着ている。とりわけ細身で、金色の目を持っている男がその中にいて、彼だけが鼻歌を歌っていた。
「ほら、言ったとおりじゃないか? 生きた餌を置いたほうが確実なんだよ」
「はいはい、ジャックのお手柄だ」
「でもなあ、被検体を餌にするのは勿体無いような気がするんだなあ。見ろよ。もう、使えそうな血だって残っちゃいない」
「肉と骨にだって使い道はあると思うけど?」
「じゃ、一緒にこいつも回収していこう」
 彼らは鉄と歯車でできたマジックハンドを器用に操り、網で異形と肉塊をまとめて包みこむと、黒いバンの荷台に積みこんだ。
 雨が降り始めていた。
 洗浄用水タンクを背負った黒服が、血だまりに近づく。
「これから大雨になるよ。わざわざ流さなくても大丈夫さ」
 金の目の青年が、笑いながらタンク男を車に誘った。
「……そうかい。ジャック、おまえを信用しとくよ」
「光栄だな」
 タンク男と、ジャックという名の男は、バンに乗りこんだ。他の男たちも、バンのそばに停めていた車にいそいそと乗りこむ。
 ジャック=オー・ロビンの予報は正しかった。彼らが巣に戻るまでの間に、雨は本格的なものになっていった。血やちょっとした肉片などは、きれいに洗い流されてしまっただろう。


 ジャック=オー・ロビン。
 彼が籍を置く灰色と白の研究機関では、何が行われているか。表向きは、ヒトに役立つ薬品を開発していることになっている。しかしジャックも、彼の同僚も、自分たちが薬を作っているという認識はまるで持っていなかった。
 自分たちの仕事は――
 ァァァァェェェェェェェェェェ。
 ァァァァァァェェェェェェェェ……。
 ハアァァァ……。
「よお、ジャック」
「やあ、マルヒ班のヒト」
「ちゃんと名前を覚えてくれよ。まあどうだっていいんだけどさ。マルヒの6號、観察したか?」
「ご覧のとおり、ボクは今マルイの15號の記録をつけてるんだ」
「まあまあ、そう言わずに。見れば感動するって。あんたなら気に入ってくれると思ってね」
 ジャックは用箋ばさみから同僚に目を移し、首をほんの少し右に傾げた。
「信じてみようかな、その言葉」
 ィィィィィィォォォォォォォ。
 ィィィィィィギィィィィィィィェェェェェェ……。
 ダイヤチェック状の格子の向こうで、灰色のシャワーを浴びながら、毛のない熊が口から腕を生やしている。そんなマルイの15號の前を離れて、ジャックは同僚についていった。
 錆びた灰色の廊下には、ずらりと鉄のドアが並んでいる。鉄のドアとダイヤの格子のふたつが、研究者と研究対象を隔てているのだ。
 マルイ。マルイ。マルイの1號から33號まで、ジャック=オー・ロビンが毎日向き合わねばならない鉄のドア。格子に咬みつく音と、格子の向こうから抜け出してドアに体当たりをしている音、名状しがたい鳴き声が、凍りついた空気の中に漂っている。
 ふたりの研究者は、雨や肉の話をしながら、隣の棟につながるドアを開けた。
 マルヒ。マルヒ。マルヒの1號から21號まで、それはジャック=オー・ロビンが興味本位でしばしば開ける鉄のドア。
 ジャックは6號という番号がふられた鉄のドアを開けた。
 複雑な、アラベスク模様の格子の向こうで、銀色のかたまりがうごめいている。さらさら、じゃらじゃらと音を立てて。
 ジャックは驚いたが、その表情はプレゼントの包みを開けた子供のものに等しかった。
「これは一体、どういうわけだろう! ボクは2日前にかれを見たばかりだよ。まだ人間だった――少なくとも見かけはね。どんな薬を与えたら、こんなにかたちが歪むんだい?」
「さあ、それが、わからないのさ。こいつは変異、正真正銘の突然変異というやつかもしれない」
 格子の向こうにいるのは、男でも女でも子供でもなかった。
 ただ、銀色の、刃と棘のかたまりが、ざりざりと床や格子を引っかいているのだ。
「明日には、マルイに移すらしい。部屋の空きはあるんだろう?」
 同僚の言葉は、もうジャックに届かない。
 ジャックは食い入るように、驚愕の混じった笑顔のままで、格子の向こうの異形を見つめるばかりだった。


 黒と白と灰色、そして光と影。
 グレースケールの街の中、ジャック=オー・ロビンは研究所と自宅を往復する毎日だ。
 ヒトでも獣でもないものは、彼の日常などおかまいなしに、増えては減って、殺しては殺され、喰いながら喰われている。
 なんでもない日の仕事帰り、ジャックは影の中をよろめきながら進む異形と鉢合わせた。
 白抜きの丸印でしかない、異形のいくつもの目。ジャックは笑みを含んだ金の目で、黙って見つめ返す。キリキリキリ、と化物は鳴いた。
 そして、稲光が空を覆った瞬間、さっとジャックの前から道の脇に飛びのいた。まるでジャックの視線から逃れたかのようだった。
「おかしな子だねえ」
 ジャックは笑って、再び歩き出す。
 早く翌日を迎えて、いつもの職場に向かうのだ。見たいものや知りたいものは、あの研究施設の中に山ほど詰まっているのだから。
 いつもの職場といつもの研究。
 同僚の中には、そのサイクルが耐えられないと嘆く者もいる。喰われたり、弾けたり、溶けていったりする人間と異形の観察記録をつけているうち、精神に異常をきたしてしまう者も少なくないという話だった。
 ジャックはあまり同僚の顔と名前を覚えない――彼の職場の人員の入れ替わりは、最前線の師団に匹敵するほど激しいのだ。けれども、つい最近死んだ新米のことは、まだ覚えている。彼は、突然、女に喰われたい喰われたいと叫んで、マルヒのドアの中に飛びこんでいったのだ。ジャックの目の前で起こったミンチ劇だった。
 ジャック=オー・ロビンにとっては、それもいつもの出来事のうちだが――
 ジャック=オー・ロビンは忘れない。彼が、鉄と銅のレンガの部屋で、生きたまま、足の爪先から、1インチ四方の赤いサイコロに変えられていったこと。悲鳴を上げて、助けを求めてきたような気がする。けれど、どうせ足を切り刻まれてしまった男に、この過酷な研究が勤まるはずはないのだ。助けても無駄だった。そう考えながら見ているうちに、新米は膝を、太ももを、腰を、腹を、胸を、四角く四角く立方体に切り刻まれていって……。
 ジャック=オー・ロビンは忘れない。あの、人を赤黒いサイコロに変えてしまうほどの切れ味を。ヒトに詰まっていた血の量を。
 新米は3分後、サイコロの山になっていた。
 ヒトはモノになれるのかもしれない、とジャックは思った。
 では、一体、どの瞬間から、彼はサイコロだったのか?
 爪先をさくりと切り取られた瞬間か。いや、彼はまだヒトの言葉を話していた。痛い助けてやっぱり死にたくないと。それではまだヒトなのか。足を半分以上サイコロにされても、彼は叫んでいたが、サイコロの数は数百になっていた。彼はすでにサイコロにされていたのた。
 ジャックはよく考えるようになった。ヒトはサイコロにすぎないのだろうか、と。世界は広いし、ジャックが知らないことも無限にある。もしかすると、言葉を話す赤いサイコロのような姿をしたヒトが、世界のどこかにはあるかもしれない。では、サイコロはヒトと言えるのではないか。ジャックの思考は、ぐるぐると、白黒の渦を描いて堂々巡りを続けている。
 あの赤いサイコロの日から。
 この、いつもの日の終わりまで。


 ジャック=オー・ロビンの職場の人間が、いつの間にか減っているのはよくあることだ。特に騒ぐほどのことでもない。しかし、その夜、いつものように出勤したジャックを包んだのは、どうしようもないほどの騒乱だった。
 ジャックがいつものように挨拶をしてラックからタイムカードを抜いた瞬間、けたたましく非常ベルが鳴り響いた。人の焦りを逆撫でするかのような、機械の悲鳴。
 ジャックは研究所の数少ない出入り口のそばにいた。研究衣を血まみれにした男が、母国語でなにごとか叫びながら突っ走ってくる。彼に続いて、何人も何人も走ってくる。ジャックはタイムカードを押し、ひらりと身をひるがえして、男たちを避けた。
 ベルの音が高くなった気がする。
 ずぉん、と重い音。
 耳をすませば、めしゃりと肉が潰れる音も聞こえただろう。
 出入り口が緊急封鎖されたのだ。鋲と棘が打ちつけられた鉄の落とし扉が下りていた。先頭を切って走っていた男の下半身が、扉の下からはみ出して、びくりびくりと痙攣している。
 閉じこめられた。そうとも。この研究施設にあるものごとは、後ろ暗く、悪臭を放つものばかり。異形と死が跋扈するこの街でも、一般人が見ていいものと悪いものがある。
 ジャックは、自分の同僚をしげしげと見つめていた。彼らは錯乱がてらに、棘つきの鉄扉を叩いている。ものすごい勢いで叩いている。手が潰れて削れてびらびらになっていっている。それでも叩いている。
「何があったのかな? 教えてくれると助かるんだけどね」
 そんな質問をしても、まともな答えが返ってくるとは思っていない。ジャックの言葉は、単なる独り言だった。

 じゃじゃじゃらららららララララしゃイんしゃイんしゃイん!

「……!」
 ジャックの疑問に答えてくれたものは、いた。
 音だった。
 それは音と人間の悲鳴を引き連れて、自ら、ジャックの前に姿を現してくれたのだ。
 ジャックの驚愕混じりの笑みが、大きくなった。顔からこぼれ落ちそうなほどだった。
 それは金属――いや、凶器の塊だった。カミソリ、ナイフ、錐に鋸、刃……刃刃刃……。刃物の塊は、ジャックがつい先日見たマルヒの6號に違いない。それは三本の脚を伸ばし、全身に血と肉片をまとわりつかせて、歩いていた。
 堂々たる足取りに見えなくもなかった。
 刃という刃の光に、ジャック=オ・ロビンの姿が映りこむ。
 しゃららと動くたび、映りこんだジャックの姿は歪む。それは、ひび割れた鏡に等しい。
 しゃしゃしゃしゃん、という美しい調べに、無数の湿った音が重なった。
「ビイイイル。ビイイイイルおクレビイイイイル」
 刃の間から、包丁をこすり合わせたようなしゃりしゃりとした声が、言葉が、こぼれてくる。
 ジャックの周囲で、赤い花びらが舞った――ように、ジャックの目には映ったのだ。金色の鏡にも似た彼の瞳の中で、異形が刻んだ肉と血は、薔薇の花びらと見まがう美だった。
 異形が、すべての刃を一斉に振り上げたのだ。こびりついていた肉と血が、ぴゃん、と飛び散ったのである。

 素晴らしい。その赤は、人間だけが咲かせるものなのか。
 素晴らしい。その刃は、人間をも花弁に変え得るのか。
 素晴らしい。あの素晴らしき刃もまた、10日前の夜は人間だった。
 いや。待て。今、この刃はものを話した。言葉を話す動物は、人間だけではなかったか。
 おお。どうか、魅せてくれ。更なる薔薇を。
 歪みを持たぬ美を人間と称するならば、あの、この、歪みながらに美を纏うものも、やはり人間と呼べるのではないか。美しき生物が人間と、誰が定義づけたのだろう。
「ボクに教えておくれ。美しい君」

 差し伸べた手、その、10の爪と肉の間に、鏡の刃が突き立てられた。
 さほどの痛みはなかった。ただ、目の前の鏡という鏡に、歪んだジャック=オー・ロビンの姿があって――どの顔も、恍惚とした笑みで歪んでいた。
 ぱしぱしぱしパシ、とジャックの10の指がガラスのような音を立てる。
 ちゃきしゃキちゃきしゃきチャキしゃきチャ、
 身につけていた黒いフロックコートも、袖ごと開いて、白銀の刃に変わっていく。さほどの驚きはなかった。鏡に映っていることが真実に過ぎないからだ。そもそも、ジャック=オー・ロビンの、それが、望みだった。
「――有り難う。もう、充分だ。答えが、ボクの最も近くに来てくれた。ボクがやるべきことは、答えを読み解くことだけ。だから、ね。キミはもう要らない子だよ」
 ばしッ、
 10のナイフが、異形の刃の間に滑りこんだ。
 異形がきらきらとした怒声を発して、刃を伸ばす。
 ジャックの白い頬を、切れ込みが走る。血は出なかった。かわりに、傷の中から白い刃の切っ先が現れた。
 ジャックの10のナイフが、20になった。ふつりふつりと、バターを切るような感触が、ジャックの指先に走る。
 わけないことらしい、
 ジャックは微笑んだ。嬉しくて。
 わけないことらしい、この刃が、同じ刃を切り裂くことなど。
 サクり。


 それからだ。ジャック=オー・ロビンは異常に切り絵がうまくなった。指先がつながった踊り子や道化師の連鎖や、同僚の横顔を、銀のハサミとナイフで鮮やかに切り抜いて見せるのだ。


 そして、グレースケールの摩天楼には、夜な夜な殺人鬼が現れるようになった。異形の仕業ではないと、警察当局も犯人の行方を追っている。何故なら、切り刻まれた被害者の血が、きまって大輪の薔薇を描いているからだ。はなむけのつもりか、本当に薔薇が現場に落ちていることもある。本物の薔薇が見られるのは、どうやら、切り裂き魔の満足のできばえと自負できた現場に限定された。
 美しい死体。そんなものはない。刑事たちは、薔薇がそなえられていようといまいと、皆顔をしかめ、あるいはそむける。
 666のサイコロにされた男。777の薄切りにされて、サラミの盛り合わせのように並べられた女。皮だけ綺麗に切り取られた男。一見無傷で、血の薔薇の上に寝かされているだけかと思いきや、運び出そうと持ち上げたとたん、9999の薄い輪切りになって、びたびた落ちていった女もいる。
 目撃者が、いないこともなかった。
 恐ろしい悲鳴が歪んで消えて、肉や血によって薔薇が咲いたあと、細身の男が現場から立ち去るのを見たという。どの証言も、遠巻きのものだった。近くではっきり見ていれば、恐らく彼ら目撃者の命もなかっただろう。
 それでも、男、と断言できるのは。
 切り裂き魔が、正装していたと言うからだ。
 漆黒の礼服は明らかに男のものであるという。切り裂き魔が男装の麗人というわけでもなければ、細身の男ということになるだろう。


「また殺人だ。最近一面は殺人ばっかだ。犯人は例の切り裂き魔、ね。――なあ、ジャック。どうして切り裂き魔は正装しているんだと思う?」
「煙草は控えたほうがいいと思うよ? 肺が真っ黒になって見苦しくなるもの」
「ほっといてくれ。で、ジャック。どうしてわざわざ人を殺すのに礼服なんて窮屈なモン着るんだと思う?」
「それは、きっと、礼節をわきまえてるのさ。目の前で人が死ぬんだ。ちゃんと喪服を着ないと失礼じゃないか」
「――なんだ、そりゃ」
「警察も新聞社も、相手にしないほうがいいと思うけれどねえ。――まあ、世間が切り裂き魔に目を向けていてくれたほうが、こっちの研究はしやすくなるけれど」
「まーな。そうとも言えるかもな。……あ。マルイのほうでベルが鳴ってる」
「ボク、見てこようかな」
「好きだなあ、お前」
「否定しないよ。大好きさ」


 ジャック=オー・ロビンは、黒の世界で綺麗に微笑む。
 彼が美しいのは、その目が輝いているからだ。
「ねえ、不思議で素敵な話だもの。ボクは、大好きさ」




〈了〉

クリエイターコメントオファーありがとうございました。スプラッターということで、楽しく書かせていただきました。
世界観は『スリーピー・ホロウ』や『スウィーニー・トッド』、そしてものすごく古いですが『カリガリ博士』の、モノクロっぽいけれどカラー映画、そしてヘンな金属製のガジェットという雰囲気を参考にしています。『カリガリ博士』は本当にモノクロ作品なのですが。
あつらえた舞台、切り裂き魔さんの各種描写、ともにお気に召すと幸いです。
公開日時2008-07-14(月) 17:40
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