★ 【銀幕市民運動会】銀幕きのこ叩き競争!? ★
<オープニング>

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 銀幕市民運動会

 参加者募集!!
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 そんな貼り紙が、市役所の掲示板にあらわれたのは、10月に入った日のことだった。
「ええ、そう、運動会です」
 植村は、ポスターについて聞かれると、ニコニコと、手元の資料を広げてみせる。どうやらこれも彼の仕事のようで……また多忙も甚だしいわけだが、それでも楽しそうなのは、なんだかんだいって、この男はこういうイベントごとが好きなのだろう。
「ムービースターの方も含めて、市民なら誰でも参加できます。会場は自然公園の競技場がメインですが、種目によっては、他の場所を使います。全市をあげたイベントだと思って下さい。紅白2陣営に分かれて競争するんですが……組分けは市役所のファイルの整理番号で行うことにしました。たとえば私は「cmba8550」、灰田さんなら「cvtn8683」。末尾が偶数なら紅組、奇数なら白組ですから……この場合、私が紅組、灰田さんは白組ですね」
 広げられた案内には、さまざまな競技種目のリストが並んでいる。
 運動会と言えば欠かせない玉入れや綱引きといったものから、中には、ちょっと見慣れないものまで。
「いろんな種目がありますよ。当日、飛び入り参加できるものもありますが、参加者を事前に募集しているものもあります。よかったら、あなたも出場してみませんか?」

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「きのこ叩き競争?」
「ええ、最近実体化したばかりのスターの方にご協力頂いて」
 運動会のお知らせを見ていた谷口健一が上げた声に、植村が答えた。
「これが案内のチラシです。よければどうぞ」
 そう言って渡されたチラシには、以下の内容が記されていた。


〜銀幕きのこ叩き競争 参加者大募集〜

きのこの長老が出すきのこを叩いてポイントを集めよう
※これは銀幕市民運動会内の競技です

<ルール>
・制限時間内にきのこを叩いてどれだけのアイテムを出せたかでポイントを決めます
・ポイントはアイテム毎に設定されています
・参加者は1ゲームにつき最大10人まで 制限時間は1分間
・参加は1人1回のみ
・参加者は競技参加前に叩く本数を宣言します(最大20本×人数)
・希望者は事前申告により「長老の気まぐれ」を1回限り使用可能です
・長老を希望の場所に移動させたらボーナスとして50ポイント加算されます
・最終的に総獲得ポイント数の多い組を勝ちとします

<注意事項>
・参加希望の方は必ず事前に参加表明をしてください
・ファングッズ・ロケーションエリアは使用禁止です
・上記以外なら攻撃手段は問いませんが、周辺被害は出さないようにお願いします
・バッキーは使用可能です ただしバッキーに食べさせたきのこからはアイテムが出ません
・アイテムは長老が回収して初めてポイントに加えられます 持ち帰りは禁止とします
・1つのきのこから出るアイテムの最大値は決まっています 複製などの不正は減点対象となります
・制限時間内に全てのきのこを攻略出来なかった場合は残った数だけ減点されます
・他チームの競技中に選手に攻撃を加えた場合は大幅な減点が発生します
・「長老の気まぐれ」は何が起こるか分かりません
・長老への攻撃は危険なのでお止め下さい 減点にもなります
・万が一長老がバッキーに食べられた場合 その時点で競技終了とし食べさせた組の負けとします
・汚れても構わない格好でご参加下さい

<その他>
・他の競技会場への移動に関しては長老が片道ワープゾーンを用意します
・怪我の治療は長老が回復魔法や傷薬などを用意しています

会場:銀幕市平和記念公園
審判・総合プロデュース:きのこの長老
司会・進行:草間雪香 高梨益子
参加受付担当:高梨益子


 ちなみにこの競技、ちょっとした裏事情があったりする。
 昨日、銀幕平和記念公園に植物系のスターが実体化した。ちょうど秋の公園を取材中だった七瀬灯里が気が付いて市役所に連絡を入れ、高梨と草間が様子を見に行ったのだが、そのスター――ファンタジーワールドオンライン・アニメーションのきのこの長老を見た草間が悩み解決ついでに思いついた競技への協力を取り付けてしまったのだ。ちなみに長老の悩みは「広場のど真ん中では邪魔になるから植え込みのあたりに移動したいが自力では動けない」という、依頼にすればあっさり解決出来そうなものだった。ツッコミや競技の試験役に高梨がさんざんこき使われたのは言うまでもない。ついでに植村も競技案を聞いて「経費が節約出来ますね」とか草間と一緒に黒い笑顔で話しながらゴーサインを出して高梨を疲れさせていたりする。
 ついでにチラシも高梨が寝不足になりつつ作り上げたものだったりする。おかげで周囲に気付かせてはいないものの、今日の高梨は非常に機嫌が悪い。

 もちろん、植村がそんな裏事情を話すわけもなく。
「どうです? こういう変わった競技も銀幕市らしくて良いと思いませんか?」
「そうですね。なかなか面白そうですけど……うーん、どうしようかな?」
「気が向いたら高梨さんが参加申し込み受け付けていますから」
「わかりました」
 んーでもあまり暴力的なの好きじゃないしなーとか健一が呟いているのを背に、また別の人に声をかけられ運動会の質問に答える植村だった。

種別名パーティシナリオ 管理番号759
クリエイター水華 月夜(wwyb6205)
クリエイターコメント<ご案内>
このシナリオは10月18日から開催予定のイベント「銀幕市市民運動会」に関連するイベントシナリオです。ノベルでは「当日の競技の結果」が描写され、会期中に公開されます。競技の結果、配点があり、他シナリオや掲示板イベントなどと合わせて、大会の全体結果に影響します。

なお、組分けは「キャラクターID」によって次の通りに行われます。
・キャラクターIDの末尾が偶数……紅組
・キャラクターIDの末尾が奇数……白組
※組分けを間違えないように十分注意して下さい。



こんにちは、水華です。
今回は運動会にちなんだパーティーシナリオをお送りいたします。

ということで、私からはキノコ叩き競争のお誘いです。なんじゃそりゃと思われた方、モグラ叩きの改良版とでも思ってもらえれば。
ルールは上記の通りです。扱いとしては団体戦になります。
また競技内のポイントと競技結果による配点は別物です。勝った組には30点が与えられます。

とはいえあれだけでは分からないこともあるでしょうのでもう少し細かく。
競技はスタートライン目の前にきのこが宣言数生えてから合図でスタートします。
きのこはほぼ松茸サイズで、15回攻撃するとアイテムを出して消滅します(必ず出るとは限りません)。
なので手数と正確性が最重要になります。
ただし叩くとは言ってもダメージを与えないといけないので攻撃に相当する威力が必要です。
逆にどんなに威力の高い攻撃でも必ず15回ダメージを与えないといけません。
また「長老の気まぐれ」にはモンスター召喚が含まれていますのでそちらの対処には攻撃力も必要でしょう。
モンスターもバッキーに食べさせる事が出来ます。
能力による召喚ですのでどちらもよほど沢山食べない限りバッキーが満腹になることはありません。
超大型モンスターが出る可能性はありますけれど。
終了後、きのこが残っている場合は必要攻撃回数分ポイントが引かれます(モンスターは計算に入りません)。
ファンの方は間に合わないと思ったらバッキーに食べさせるのも戦略でしょう。
ただしバッキーの性格によっては食べてもらえないかもしれません。
ちなみに目安として、平均的な運動能力の高梨が1人で挑戦して4個攻略出来ました。

「長老の気まぐれ」は、何が起こるか分かりません。
良い効果としては得点が加算されたり一時的に身体能力を上げて貰ったり、悪い効果としては攻撃中にきのこを回復されたり眠らされたりなどがあります。またメリットとデメリットの両方がある効果も存在し、例えば召喚系は邪魔にはなりますが倒せばアイテムが発生する可能性があります(もちろんポイントに加算されます)。

ちなみに長老の移動は競技の制限時間とは関係有りません。
これに関しては早い者勝ちです。
また競技順は参加表明順とさせて頂きます。
ただしチームに関してはチーム内で最後に参加表明した人を基準にします。
一気に全員でやらないのは競技運営上の都合(審判が長老1人なので把握しきれないから)です。


参加方法は以下の2通りとなります。番号は付けなくても大丈夫です。
なお、今回はノベル参加者全員が「競技の参加者」となります。
競技参加ではないプレイングの場合も強制参加となります。

1.個人参加
プレイングには必ず宣言本数と長老の気まぐれを使うかどうかを書いてください。
あとはプレイング内容に従って結果を判定します。
どうやってきのこを攻略するかを書いてください。
気まぐれを使う方はモンスターが出た場合への対処なども書いておくのが良いでしょう。

2.チーム参加
1行目にチーム名を書いてください。
以降のプレイングは基本的には個人参加と大差有りません。
長老の気まぐれについては個人単位の適用なので必ず書いてください。
違いは宣言本数の記入で、個人単位でもチーム単位でも構いません。
チーム単位の場合は本数の前にTを付けて下さい(例:T20本)。
チーム単位の場合は各メンバー前に均等に配置されます。
ただし優先順位は個人宣言>チーム宣言です。
個人宣言があった場合、チーム宣言数から先に個人分を割り当てます。
例えばT20本のチームに5本の人が居た場合、その人の前には5本のきのこが生えてきます。
チーム宣言の場合、同チームの誰か1人が書いていればOKとします。
本数を宣言するか他の人に任せてその分をプレイングに回すかは皆様次第です。
チームメンバーはノート欄で構わないので明記しておいてください。
ただし担当本数はノート欄に書かれていても反映されません。書く場合は必ずプレイングに書いてください。
なお、これは組対抗の団体戦形式です。チームを組む場合はIDにご注意下さい。
チーム内に両組メンバーが混ざっていた場合は組別に分かれてもらうことになります。

※その他
応援や救護などは自分の番でなければやっても構いません。
プレイングの文字数に余裕がある場合は書いても良いでしょう(とはいえ制限が厳しくて余裕がある方は少ないと思いますが)。
妨害はない方が助かるのですが、どうしてもやりたい方は注意事項の穴を探って下さい。
注意事項に引っかかった場合は減点幅が大きいとだけ書いておきます。
コメント欄やノート欄に書いて貰っても構いませんが、その場合はノベル文字数に余裕がない限り反映されない可能性が高いです。


なおきのこは長老以外、見た目はどれも同じなので外見で得点判別はつきません。
長老ですら何が出るかは分かっていませんので心を読んだりしても分かりません。
それぞれの得点及び気まぐれの効果については皆様のPCのIDと参加順で決まります。
専用の得点計算機を用意していますのでプレイングに高得点のきのこを狙うと書かれていても反映されません。
なので得点は気にしないでください。というか気にするだけ無駄です。完全に運です。
ぶっちゃけ、やってみないと私にも分かりません。
高得点を狙うなら素直に数を稼ぐのが良いでしょう。
欲張りすぎるとタイムオーバーで減点が待っていますが。


今回はパーティーシナリオにつき、プレイングにより登場率に大幅な差が付く可能性があります。
また文字数制限の関係で細かな心理描写などは難しいですので、そのあたりご了承下さい。
書かれていない分については必要に応じて捏造します。

初のパーティーシナリオなので実は私も緊張しています。
ネタはいくつか混ぜてますが元ネタには突っ込まないで下さいませ。
いろいろ説明を書きましたが基本は競技という名のゲームですのでルールの範囲内で好きなように楽しんでください。
まともにやるのもネタに走るのも皆様次第です。
それでは皆様のご参加お待ちしております。

参加者
ジュテーム・ローズ(cyyc6802) ムービースター 男 23歳 ギャリック海賊団
ルドルフ(csmc6272) ムービースター 男 48歳 トナカイ
新倉 アオイ(crux5721) ムービーファン 女 16歳 学生
ギャリック(cvbs9284) ムービースター 男 35歳 ギャリック海賊団
ウィズ(cwtu1362) ムービースター 男 21歳 ギャリック海賊団
二階堂 美樹(cuhw6225) ムービーファン 女 24歳 科学捜査官
香玖耶・アリシエート(cndp1220) ムービースター 女 25歳 トラブル・バスター
ルークレイル・ブラック(cvxf4223) ムービースター 男 28歳 ギャリック海賊団
ノルン・グラス(cxyv6115) ムービースター 男 43歳 ギャリック海賊団
<ノベル>

1.きのこの本体は地中です

 当日、会場に真っ先にやってきたのは新倉アオイだった。
「おはようございまーす」
「おはよう、見るからにやる気満々ね」
 スポーティな服装に触れた草間と話していると、横から聞こえてきたのは主催者の声。
「そうじゃな、楽しんでもらえると儂も嬉しいぞ」
「うわ、きのこが喋った」
 長老の声に驚きつつ、はたと気付く。これってチャンス?
「移動したいんだよね」
 そう言いつつ長老の柄をつかんで引き抜こうとした。が、抜けない。
「何これ固っ、つか抜けないし。どうなってんの」
「そりゃ依頼にしようか迷ったくらいだもの」
「私達も動かせませんでしたからね」
 言われてみれば確かに。ルールでも1つだけ浮いていたし。
 きのこと言われると普通は地面に出ている部分と思いがちだが、本体は地中の菌糸体である。今回動かさないと行けないのはむしろこっちだったりする。
 そんなわけで。
「おりゃぁぁぁっ」
 長老を見るやいなや突撃して引っこ抜こうとした二階堂美樹は滑り込みながら長老の柄を掴み、そのまま長老を軸に回転した。
「ちょ、美樹さん大丈夫?」
「大丈夫かいカワイ子ちゃん」
「こらトナカイ、どさくさに紛れてナンパすなっ」
 そしてアオイと後からやってきたルドルフに心配されたり。
 長老を動かしたのは香玖耶・アリシエートだ。彼女もまた鞭で絡め取って動かそうとしたが、抜けないと解ると大地の精霊を呼び出して地中の菌糸体ごと無事動かした。


2.地味に結構大変です

「それでは競技を始めます」
 参加者が少ないこともあり通りがかりのノルン・グラスの参加希望を受け付け、集まったのは8人。
「1人足りないんじゃないかしら?」
「ルークレイル様ですね」
 その名前を聞いて半数以上がすぐに事態を察した。また迷子だと。
「ま、始めちゃいましょ」
「そうですね」
 そんな司会2人をよそに。
「ようし、負けないんだからね」
「お互い頑張ろうな」
 アオイやノルンが白組同士声をかけ合ったり。
「わはははは、気合い入れていくぜ」
 既に酔っているギャリックが陽気に紅組メンバーに声をかけたり。紅白それぞれ、やる気は十分に高まっていた。

 トップバッターはジュテーム・ローズだ。体操服にブルマという格好が色んな意味で目立っている。そして足元のスタートライン前には7本のきのこ。
「「って、近っ」」
 ついでに小さい。てっきり走り回ると思っていた数人が拍子抜けした。
「それではスタートっ」
 高梨の合図にジュテームはきのこを叩き始めた。と同時に長老が気まぐれに唇状のものを落とした。
「先輩、これは?」
「魚の唇、1Pのアイテムね」
 解説をよそにジュテームは楽しげに叩いているが中腰で殴り続けているので傍から見れば結構辛そうだ。ついでに体勢がアレだったりもする。
 結果、53秒でクリア。地面に生えた小さい物を叩き続けるのは実は結構ハードである。

「出た、鹿の地団駄」
「トナカイだっ」
 競技はどんどん進んでいく。ルドルフが気まぐれで笑顔の仮面(10P)を出しながらその体形を活かして見事10本クリアしたり。
「ええい、うりゃぁ」
 アオイは地面に座って両手のハンマーを連打したり。
「海賊の底力を見せてやる」
 ギャリックは酔っぱらいつつもサーベルとピストルを巧みに扱い見事に20本クリアした。さすがはキャプテン・ギャリックである。
「よっ、てめえも頑張れよ」
 ウィズはギャリックの手荒い応援を受けながらラインの少し後ろに立った。
 彼の武器は手製のガトリングガン。一見有利そうに見えるが普通のガトリングガンは反動の強さと攻撃開始までの時間に難がある。
「頑張れよー」
 敵チームながら同じギャリック海賊団のノルンの声援も受けつつ、スタートの合図と共にガトリングガンの引き金を引く。ぴったり15発の弾丸が吸い込まれるように1つのきのこに殺到する。
「ウィズ様やりますね」
 連射速度を犠牲に攻撃開始速度を縮めたのが功を奏し無駄弾も出さずにぴったり1分で15本をクリアした。手先と頭の器用さの勝利である。
 ここまでの獲得ポイント、紅142VS白20。とはいえ紅はあと1人、白はまだ3人残っている。


3.気まぐれすぎです

 今回、運不運が最も分かれたのが美樹と香玖耶だった。
 美樹は20本+気まぐれ使用だったのだが、出されたのがなんと強力な防御魔法。
「何よこれ、近づけないじゃない」
 絶対防御領域を展開されて文字通り手も足も出ない状況が35秒も続き、高速ハリセンアタックや手足フル使用のじたばた攻撃で頑張ったものの大半をユウジに食べさせることに。
「く、悔しいっ」
 そう言いながら自分もきのこに歯を立てたが、口の中いっぱいに毒の胞子が広がるハメに。長老に治療して貰えたが、冒頭の移動失敗も含め踏んだり蹴ったりとはまさにこのことである。本人の名誉のため、ハリセン横薙ぎで8本クリアと健闘した事を付け加えておく。
 一方の香玖耶。こちらも20本+気まぐれ使用だったが、からんと音を立てて長老が落としたのはクレイモア。
「こ、これは」
 草間が思わず声を上げたのも無理はない。なんとこれ、250Pのアイテムなのだ。鞭による複数攻撃できのこも全滅させ、結局香玖耶は長老の移動も含め、1人で紅組のポイントの8割弱を稼ぎ出した。
(秋祭りの願掛け分使い果たしていないわよね)
 あまりの引きの良さに、逆に不安になった香玖耶だった。紅組最終得点、428P。

 ルークレイルは、結局自分の番が始まってから会場に現れた。辿り着くなり長老が迎えに行かせた魔物がワープで逃げ、薬瓶を投げつけられ全身に白い薬を浴びるハメに。魔物からの怪我はこれで治っていた。
「ルークレイル選手、残り40秒です」
 実況に舌打ちし、その場から二挺拳銃をきのこに連射。何だかんだでしっかり20本クリアした。ちなみにルークレイルへの気まぐれは30分間武器へ水属性付与だった。
 白組最後はノルンである。ルークレイルの皮肉混じりの声援を受けトンカチで7本のきのこを叩く。もはや余裕の紅組、一縷の望みを託した白組の声援を受けつつ、あくまでのんびりと。
 そう、ノルンは面白そうだから参加しただけで別に勝負にこだわっていなかった。結果、5本目を9回叩いた時点で終了。ルークレイルが稼いだ得点がそっくりそのまま失われてしまう結果となった。白組最終得点、29P。

「紅組428ポイント、白組29ポイント。よってこの勝負、紅組の勝ち!」
 草間の気合いの入った叫びに紅組は歓声を上げた。彼女もまた紅組だ。
「それではワープ出しますよー」
 白組の高梨が声をかける。運動会はまだまだ続くのだ。長老の出したワープに次々と人が吸い込まれてゆく。この調子で、次こそはと紅白それぞれに思いを抱きながら、皆何処か楽しげな顔で次の競技に足を向けるのだった。

クリエイターコメント〜得点内訳(敬称略)〜

紅組 428P クリア数72
ジュテーム・ローズ 8P
 きのこ宣言数7 7P 気まぐれ:魚の唇(1P)
ルドルフ 29P
 きのこ宣言数10 19P 気まぐれ:笑顔の仮面(10P)
ギャリック 31P
 きのこ宣言数20 31P
ウィズ 24P
 きのこ宣言数15 24P
香玖耶・アリシエート 336P
 きのこ宣言数20 36P 気まぐれ:クレイモア(250P) 長老移動ボーナス50P

白組 29P クリア数39
新倉アオイ 20P
 きのこ宣言数7 20P
二階堂美樹 9P
 きのこ宣言数20 バッキー12 9P 気まぐれ:絶対防御領域(35秒)
ルークレイル・ブラック 31P
 きのこ宣言数20 31P 気まぐれ:水属性付与(武器対象30分)
ノルン・グラス -31P
 きのこ宣言数7 クリア数4+9Hit 5P きのこ残し減点36P


ということできのこ叩きは紅組の勝利となりました。
この結果、紅組には30点が加算されました。
紅組の皆様、おめでとうございます。
そしてご参加下さった皆様ありがとうございました。
参加人数少ないですが(パティシナの最低記録更新してしまってます)
これってパティシナだよねと突っ込まないでいただけると幸いです。
ええ、私が説明下手なのが悪いんです、私の馬鹿ー。
もしまたパティシナやることがあれば
もっと気軽に参加出来るようにするつもりです。
出来るのかと問いつめられると苦しいですが……。
忙しい時期に頭悩ませるパティシナでもうほんとごめんなさいやりたかったんですでも後悔はしていない。いえ反省はしています。

得点と気まぐれの結果ですが、OPコメントでも書いたように
皆様のIDを順に加算してそれぞれの基準値を出しました。
得点の方はプレイングからクリア本数を判定して
基準値に加算して計算しています。
なので別にひいきとかしたわけではありません。
私も結果出た時には吹きましたし。
調整しようか悩んだのですが、あえてそのままにしてみました。
でも純粋にクリア本数でも勝負結果は同じでしたけどね。
短めで経過描写が中心になってしまいましたが、
楽しんでいただければ幸いです。

それでは、また次回をお楽しみにということで。
運動会はまだまだ続きますのでそちらもどうぞお楽しみ下さいませ。
公開日時2008-10-18(土) 07:40
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