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<ノベル>
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「ちわああああああ!」
挨拶の声が悲鳴になった。
小林家のチャイムを鳴らしたクラスメイトPは、突如足元に空いた穴に落下していく。底には切っ先も鋭い竹がずらりと並んでいた。
おかもちを守りつつ自分の末路を想像してしまったクラスメイトPは白目をむいた。
なぜ、ラーメンを届けるだけで死亡フラグが立つのか。しかも痛そうな死に方だ。
そういえばその前に地雷も踏んだことを思い出す。テロリストでも潜伏しているのだろうか。
辞世の句を考えていると、何かしっかりしたものに体を支えられた。
「大丈夫でございましょうか」
「はひい?」
気がついてみれば、家の前に戻っていた。
「……助けてくれたの?」
クラスメイトPは、膝をついて自分を見守っている人物に尋ねる。黒装束で顔を隠していて、普段なら怪しいと思うが今は天使に見えた。
「はい」
彼は答える。安堵に胸をなで下ろした次の瞬間、クラスメイトPは次なる不安材料に気づいた。
「濃厚とんこつラーメン五人前!」
おかもちを確認すると、そちらも奇跡的に無事だった。涙目になって、黒装束の相手に頭を下げる。
「ありがとう! ……名前を聞いてもいいかな」
「黒孤、と申します」
丁寧だがそっけない答えを残して、彼はすっと離れていった。
●
『あー、あー、お前達は完全に包囲されているー』
「違いますよ」
拡声器を手にした柊木芳隆がお決まりのボケをかますと、軍司龍太郎は律儀に訂正を入れた。
ごく普通の住宅街の、ごく普通な一戸建て。表札には『小林』と出ている。何の変哲もない中流家庭——のはずが、家からは派手な爆発音が響いていた。
見れば庭はぼこぼこ、建物も二枚のガラスが割れている。
「どうにかしてください」
「お願いします」
太郎と花子は、深々と二人に頭を下げた。
「任せときなー」
柊木は片目をつぶり、家に向き直った。拡声器を構える。
『えー、小林王国の人々、すみやかに戦争を停止しなさいー。さもなくば、銀幕市が総力を挙げて和平のための工作を開始するー』
「ある意味、宣戦布告じゃないですか」
遅れて来た一乗院柳が、苦笑混じりに言う。
「それでもオッケーでしょー」
「どちらにせよ、終戦していただかなくては困るのです」
大人達は割と適当なことを言う。
数分待ったが、銃撃戦が終わる気配はない。と共に、太郎と花子がどんどん落ち込んでいく。
「困っちゃったねぇー……」
「室内……国内にいらっしゃるのは、作造様、幸子様、ウメ様のお三方だけですか?」
軍司の問いかけに、花子は答える。
「はい。現在は国境を封鎖していますから、外国人はいません」
「中には三人、ここにも三人ね」
一乗院にも通じたようで、にっと笑う。柊木は確認した。
「乗り込んで別行動、それぞれターゲットを確保したら玄関に集合ねー?」
男達は頷く。
「僕は奥さんの味方だよ」
「では、私はウメ様を」
「残りは引き受けたよー。太郎くんと花子くんはここで待機しててねー。合図があったら、入ってきてもいいよ」
はい、の二重奏に見送られて、彼らは戦場へと突入した。
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「トカレフゲット……っと」
一足先に勝手口から侵入した薄野鎮は、得物をベルトに挟んだ。裸足では危険なので、マナー違反は承知しつつも靴のままだ。
上の方から賑やかな足音銃声が聞こえてくるので、戦場は移ったのだろう。
壁のスイッチを押したが、明かりがつかない。見てみれば、蛍光灯も撃ち抜かれている。
「うーわー……」
軽い気持ちで請け負ったが、予想以上に危険な仕事だったようだ。ステンレスの流しには地対空ミサイルが立て掛けられ、うっすらと舞い上がる埃でレーザービームが見え隠れしている。
戦っているのは父親と母親らしいから、まず祖母を救出するつもりだった。
「相場は座敷かな」
ブービートラップを踊るようにかわしながら、歩みを進める。
リビングを通り過ぎ、廊下へつながるドアまで辿り着く。そこで異様な物音を聞いた。
がっしょんがっしょん、金属のこすれる重い音がする。
薄野はドアに身を寄せて、聞かされた映画のさわりを思い出す。低予算という理由もあって、特撮的な要素はどこにもなかったはずだ。ひょっとしたら誰かがロケーションエリアを展開して、二足歩行ロボットでも召喚したのだろうか。
耳を澄ませると、声も聞こえた。
「ちわー、九十九軒です。ラーメンお届けにあがっ!」
不自然に途切れたところに、爆発音が重なる。地雷でも踏んだのか。というか、なぜラーメン。そういえば、九十九軒といえば——。
迷いつつもドアを開けて、納得した。
「Pさんか」
「あれ、薄野さん」
相手はすすけた姿で立っていた。和風の鎧兜とガスマスクを身にまとい、右手に大きな盾と左手におかもち。声もくぐもっていて正体不明だが、その『当たり』具合を見れば他に候補に挙がる人間はいない。
落とし穴という穴はことごとく口を開け、ボウガンから放たれた矢は鎧の形を残して反対側の壁に突き刺さり、壁を吹き飛ばした跡が二つ三つ。
「また一緒の依頼か」
「え、依頼? 何のこと?」
きっとガスマスクの下はきょとんとしているのだろう。ここに来たのも『当たり』の一種らしい。
「僕は小林さん家から出前の電話があって、それでお届けに来たんだけど。早く受け取ってもらわないと、麺がのびちゃうよ」
おかもちの中には、なぜか無傷のラーメンが三杯。にんにくの香りがふわりと漂ってくる。
「冷めるしね。でもここ、内紛中だって知ってるかい?」
「え?」
薄野はざっと経緯を説明した。クラスメイトPは時折相槌をうちながら聞いていた。
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一乗院が門を開けると、内側に黒装束の男がいた。
「ご苦労様でした」
「知り合いかなー?」
軍司はええ、と肯定する。
「黒孤様には先に潜入していただいて、トラップや地雷の除去をお願いいたしました」
「庭と一階部分は、……半分ほど片付けましてございます」
「じゃ、残り半分に気を付けて進めってことか」
「いえ……」
一乗院に、黒孤は歯切れ悪く続ける。
「残り半分は、出前にいらしたクラスメイトP様がご自分で解除なさったので……手出しする間はございませんでした」
開きっぱなしの玄関からは奥が見通せ、惨状をこれでもかと披露している。なんとなく、一乗院は目を泳がせた。派手な破壊音の一部は、間違いなくここが発生源だ。
「すごいねぇー……。Pくんはやっぱり、木っ端微塵になっちゃったのかなー?」
「いえ、クラスメイトP様はご存命で、出前のラーメンをお届けするため室内をさまよっております」
一同は顔に出さずに驚いた。ある意味、勇者の称号を与えてもいいかもしれない。
「では、わたくしはこれで」
ぺこりと頭を下げ、黒孤はさっと姿を消した。
「さすが、黒子のプロ」
感心したように一乗院が呟く。忍者のように華麗に、とまではいかないが、登場と退場のタイミング、視界から消えるこつを上手く心得ている。
「苦労半減、というわけで行こうかー?」
柊木が音頭を取り、三人はやすやすと小林王国に潜入した。
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一階の奥、西向きの和室にウメはいた。向き合っていた薄野が、期待に満ちた顔で立ち上がる。煎餅の空袋と湯飲みが、二人の間にあった。
「助かった! おばーちゃん話が通じなくてさ。パス」
軍司はウメの無事な様子に胸をなで下ろしつつ、声をかけた。
「ウメ様、お迎えにあがりました」
「ラーメンはまだかい?」
しわくちゃの小さな老婆は、真顔だった。話が見えないが、優秀な執事はそつなく答える。
「手配している最中でございます。もうすこし、お待ちくださいませ」
薄野が軍司に耳打ちする。
「九十九軒にラーメン注文したらしいんだけど、クラスメイトP……出前のバイトが二階へ行っちゃってさ。連れ戻そうにも主戦場へ乗り込むほど無鉄砲になれなくてね」
「二階へは、柊木様と一乗院様が向かっております。作造様、幸子様をお連れして玄関へ集合する予定でございますから、同時にクラスメイトP様とも合流できるかと」
小声で返して、軍司は空の湯飲みに目を留めた。
「お注ぎいたしましょうか」
膝をついて、急須を取る。軍司の表情がたちまち厳しくなった。蓋を取ると、さらに眉間の皺が深まる。
「これは」
「ど、どうしたの?」
動揺する薄野に、軍司は重々しく告げた。
「お湯がぬるすぎます。そして、茶葉も開ききっていて香りがございません」
なんだ、そんなこと。と薄野は思ったが、一流の執事にとっては大事件だったらしい。音も立てずに室内を往復し、沸きたてのお湯と新しい茶葉、そして陶器のどんぶりが揃う。
「日本茶は専門ではありませんが、ご用意させていただきます」
まずは茶葉を用意する。熱々のお湯は、いったんどんぶりへ注がれた。
「あれ? なんでそんなことするの?」
「沸騰したてのお湯は、緑茶には熱すぎるので少し熱を奪っておきます」
お湯が八十五度になると、軍司は計ったように急須へと移した。ほんのり漂う香りを蓋で閉じ込める。
抽出時間は一分と少々、静かに急須を傾けると湯飲みに緑茶が到着した。薄野もご相伴にあずかる。
一口すすって、驚いた。ほんのり甘く、喉を通る時に鼻まで香りが伝わってくる。
「うわ、おいしい。来客用のお茶だと、味が違うね」
「いえ、茶葉は同じものです。淹れ方ともてなしの心で、いくらでも味は変わるものですよ」
「だから、違ってくるのは仕方ないんだけどねえ……」
ウメがぽつりと呟いた。
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手抜き工事を疑うようなうぐいす張りの階段を抜けると、そこは戦場だった。
「ちわー、九十九軒でーす」
「なんで出前だよ」
覚悟を決めて二階に乗り込んだ一乗院は、まずつっこんだ。相手が端午の節句に飾るような鎧の上にガスマスクをつけた相手となれば、言いたいことは多々あるがぐっと我慢する。
ここは銀幕市、アニメ映画のエキストラでも市民権を得ている土地だ。いちいち気にしていては住んでいられない。
不審人物——クラスメイトPは、引けた腰で一番上の段に立っていた。おかもちを大事そうに抱え、声を張り上げるが聞こえているか怪しい。
「文句あるんならいいわよ食べなくて!」
「それが亭主……王様に対して言うことか!」
「言論の自由を保障したのはあんたでしょ!」
怒鳴りあいながら、夫婦は銃撃戦を繰り広げている。合間に軽業めいた立ち回りも挟まるので、一瞬『小林王国』はアクション映画だったかと疑ってしまう。
「ちわー……」
控え目な声はもちろん届かない。
「諦めて帰ったら? 聞こえてないよ?」
「いや、アルバイトの名がすたる!」
だったら先に行った柊木のように中央突破をすればいい。こんなにエキサイトしている夫婦が代金を払ってくれるか、心配はあるが。
「ちわー……」
「仕方ないな」
一乗院はすっくと立ち上がった。クラスメイトPに手を伸ばす。
「ここでこうしてても仕事にならないだろ? 行こ」
「そう、だね」
二人は最上段に、肩を並べて立った。
廊下が突き当たりまで伸びている。両側に二部屋ずつ四部屋あり、作造と幸子は軽業師のような身のこなしで立ち位置を入れ替えている。
どちらに当たるかは、運を天に任せるしかない。
「右か、左か?」
「じゃ、左で!」
二人は飛び出した。飛び交う銃弾の下を走る。約一名がことごとく浴びていたので片割れには被害がなかった、ともいう。
「左!」
部屋に飛び込もうとした時、かちり、と嫌な音がした。
何とも言えない顔で、一乗院はクラスメイトPを見る。クラスメイトPは右足を持ち上げた。その下には、アニメチックな赤いスイッチがある。物音に目をやると突き当たりの壁がせり上がり、中からトラップが姿を現した。
某冒険映画でおなじみになった、大きく丸い岩だ。映画と違うのは、はりぼてとは思えない重量感を持っていることだ。
「ありかよそれー!」
「のうわー!」
一乗院は逃げた。クラスメイトPも逃げた。
巨岩は、やはり手抜き工事のせいか傾斜のついた廊下をごろごろと転がってくる。
パクりを疑われそうな構図で、二人は廊下を駆け抜けた。
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「あーあ……」
呆れつつ感心しつつ、柊木は全力で逃げる二人を見送った。手には『シグP230』が握られている。愛用の拳銃だ。
岩石が通り過ぎる間だけは静かだったが、二人と一個が曲がり階段を駆け下りていく頃には銃撃戦が再開された。
口撃戦もなかなかのもので、脱ぎっぱなしの靴下の後始末やら、最近の食事は冷凍食品が多いことなど、多岐に渡る生活の不満をお互いにぶつけあっている。
不毛な争いは、まだまだ続きそうだった。通りすがる際に室内をさっと見たが、銃器や弾丸は山と積まれていた。加えて肉弾戦も可能な人達だから、自然休戦は難しいだろう。
手榴弾が廊下を転がり、向かいの部屋に飛び込むなり爆発する。
「部屋の中で手榴弾はやめてねー?」
効果がないとはわかっていても、ついつい声をかけてしまう。
しばらく傍観していたが、柊木は重い腰を上げた。
一瞬の空白に、飛び出す。
シグP230のトリガーを立て続けに引く。火薬類に命中して爆発し、あっという間にストックは使い物にならなくなる。
「邪魔しないでちょうだい!」
「部外者はひっこんでろ!」
「そういうわけにもいかなくてねー」
相変わらず間延びした口調とは裏腹に、行動は素早かった。作造の背後に回り込み、自由を奪うと同時にこめかみに拳銃をつきつける。
機関銃を構えていた幸子は、苦々しい顔でフリーズした。
殺すつもりで戦っていたわけではないようだ。それだったら、柊木もろとも蜂の巣にしている。
「事を荒立てるつもりはないよー。ただ、一時休戦して話し合いましょう、という提案に来ただけー」
「家庭の問題に、他人が口を挟むな」
冷や汗を浮かべながら、作造は頑固に命じる。柊木はにっこりと笑った。
「国家の存亡に関わる問題だから、国民の要請を受けて和平のお手伝いに来たんだよー。命が惜しかったら、武器を捨てて一緒に来るようにねー」
選択の余地なく、作造と花子は武器を背後に放った。
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小林家の庭先に、非武装中立地帯が設けられた。
歴戦のつわものとなったダイニングテーブルを、小林国民五人と、男達六人が囲んでいた。それぞれの前には軍司の淹れた緑茶が並んでいる。
「九十九軒の濃厚とんこつラーメンをお届けにあがったんですが……」
クラスメイトPが、おずおずとおかもちを出した。
「頼んでませんよ?」
「間違えたんじゃないのか?」
国王と王妃は冷ややかだった。
「わしが頼んだのじゃ」
ウメがおごそかに名乗り出た。
「幸子さんの作るものがまずいまずいと言うなら、出前を頼めばよいじゃろ」
非難の視線が作造に集中する。彼は必死で弁護した。
「こいつがまずい料理ばっかり作るから、食えないって言ったんだよ」
幸子がキレた。
「気に入らないんなら食べなくていいわよ! 毎日外食すればいいでしょ! もちろんお小遣いの額は変わらないけれどね!」
そのまま、マシンガントークの舌戦が繰り広げられる。映画では、夫婦でこの話術を駆使して国連の承認を勝ち取ったのだ。一致団結すれば国際社会をも翻弄する特技だが、身内、それも同じ力量の持ち主に向けられると、果てしない泥沼が広がることになるだけだった。
一人でまくし立てているなら息継ぎの間に口を挟む、という手もあるが、複数になると一瞬の隙もない。
「なんか、このまま蠱毒の方式でもって終わるといいな……」
薄野が呟く。賛成も反対も、すべての意見が夫婦の喧嘩にかき消されてしまう。
「失礼いたします」
余人の邪魔を許さない状況は、その一言で変化した。黒孤が、両手に一本ずつ醤油のペットボトルを持って立っていた。
「こちらが今お使いの醤油でございます。そして、こちらが昨夜までお使いの醤油と同じものでございます」
両方とも薄口醤油だが、メーカーが違う。
「「「「「「それで?」」」」」」
一乗院、クラスメイトP、柊木、薄野、作造、幸子が声を揃える。子供達は首を傾げ、軍司は得心がいったように頷いた。
「醤油の味が違っていたので、お料理の味が変わったのですね」
「あー、そういえば」
「きんぴらごぼうの味が変だと思いました」
なんとなく、オチが見えてきた。ウメがしめる。
「調味料が変われば味は変わってくるんだよ」
非難の目が国王に集中する。
「それなら、同じ醤油を買えばいいだろ!」
往生際の悪い作造に、幸子はうつむいた。
「だって……安売りしてたのよ。お一人様三本までで、子供達を連れて買いに行ったのよ。だから、あと八本もあるの」
「家計をやりくりしようという主婦の知恵は、尊ぶべきものでございます。作造様、賢い奥様を大事になさってください」
軍司の言葉に、作造は黙って口をへの字にした。
子供達が席を立つ。花子が作造の手を、太郎が幸子の手を取って、握手させる。
「お母さんは悪くないよ」
「仲直りをなさってください」
涙目の幸子に見つめられて、作造は盛大に顔をそむけた。そして、消え入るような声で言う。
「……………………悪かった」
ここに、第六十五次小林王国内紛事件は解決した。
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六人は小林王国から正式に招待されて、晩餐会に参加した。
ぐつぐつと湯気を上げる鍋とガスコンロが、こたつの上に用意されている。
「じゃんじゃん食べてくださいね。十一人前なんて久しぶりだから、張り切って用意しちゃったわ」
照れくさそうな幸子の背後、流し台には山と盛られた食材が待機している。
「いただきます」
作造の一言で、鍋パーティーは始まった。まずは牛肉争奪戦が熾烈を極め、椎茸押し付け合い合戦に移行する。いつもは裏方にまわる軍司や黒孤も、慣れない様子ながら団欒に加わっていた。
「久しぶりの家庭の味……嬉しいねー」
作造とビールで乾杯した柊木が、上機嫌に呟く。
一乗院はつみれ団子に舌鼓を打っている。
にこにこと、薄野は闘争の間隙を縫っていい獲物をゲットし続けている。
戦争にことごとく負け続けていたクラスメイトPは、意を決して鍋に箸を突っ込んだ。最初に触れたものをがっちりと挟み、神速で口に運ぶ。
うに。
妙な食感だった。そして、出汁の味はするものの食材の味がしない。噛み切れない。さすがに疑問を持って口から離し、何を取ったのか確認する。
「スリッパー!」
「うちの鍋は闇鍋なんです」
太郎が今さらながらに付け加えた。
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クリエイターコメント | 某カレーとかラーメンが時と共に味付けを変えているように、家庭の味というのも変化し続けるものなのです。 というか我が家の実話ネタでした。 |
公開日時 | 2007-02-05(月) 19:30 |
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