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【廃墟探索】くだけた光と聖者の歌【ミステリーナイト】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-15(月) 01:32 |
(壺を被り、壺中天へとダイブした五人。 意識と身体が切り離され、強い力に掴まれて、光の渦の中を落ちていく感覚。 そして目が覚めたら、小さな教会の中に立っていた。 屋根は破れ、硝子は砕け、床は一部が抜けて、歩くのにも慎重を期す。 それは廃墟としか言いようがない場所。だが、割れた窓から光が射し込み、 静かに主祭壇を照らし出している。 どうやら至聖所としての役割を放棄してはいないようだ――)
――聴こえていますか、ヒトよ。
(突然、天井から女の声が降る。福音のように厳かで、静かな声が。 驚いて見上げた彼らの前に聳え立つのは、巨大なパイプオルガン。 声はパイプオルガンの装飾である天使像から降り注いでいるようでもあり、 その奥で割れているステンドグラスの聖母から降り注いでいるようでもある)
……驚かせてしまいましたか? こちらです、ええ。あなたがたの正面。 パイプオルガンの『オペラ』と申します。どうぞお見知りおきを。
(挨拶代わりに、オルガンの鍵盤が独りでに鳴り響く。 廃墟となった教会が、荘厳な音色で満たされた)
では、本題に移りましょう。あなたがたをここへ誘(いざな)った理由。
御覧の通り、この教会ではかつて“惨劇”が起こり、その傷痕を隠す事もなく 放置されてきました。 ――そちらで倒れている骸。かれはかつてこの教会の主であった神父です。
(天使像がゆっくりとその腕を伸べ、翼廊の中央に無造作に放り出された 骸骨を指し示す。その周囲には黒く染まった血痕がこびりついている)
……私は、見ていました。あの日、この場に佇んで、視ている事しかできなかった――。 ですが、私には何も語れない理由がある。
(曰くありげの沈黙。やがて、意を決したような声がかかった)
身勝手ではありますが、あなたがたにお願いしたい。 どうか、この教会で起こった惨劇を解き明かし、真実を明らかにしてはいただけませんか?
* * *
廃墟探索ミステリーナイトです。昼だけど。
参加者は【探索】【質問】【その他】のいずれかの選択肢を選び、具体的な行動を書いてください。
【探索】 上から見て十字の形をしたゴシック建築。教会内には大まかに分けて、
【身廊】十字の下辺。玄関から翼廊にぶつかるまでの、参列者が座る椅子が並べられた部分。 【翼廊】十字の左右辺。身廊に対し直角に交わり、張り出した部分には割れた窓と、天使の像が二体ずつ飾られている。中央には“被害者”の骸。 【内陣】十字の上辺。パイプオルガンの飾られた主祭壇。奥には聖母の描かれたステンドグラスが割れた状態で放置されている。 【聖具室】内陣脇の扉から行ける小部屋。祭具なども当時のまま残され、風化している。 【玄関】上部に巨大な薔薇窓(丸いステンドグラス)が設置されている。どうやら外へ出ることはできないようだ。
の五箇所があります。 発言タイトルにどの場所を探索するかを明記した上で、本文にはどのように探索するかをお書きください。 二日に一度の間隔で行動結果が書き込まれ、それを踏まえた上でまた行動、といったペースで進行していきます。
【質問】 “惨劇”の唯一の目撃者であるパイプオルガン(オペラ)に質問をする事ができます。 オペラは質問には全て「Yes / No」で答え、それ以上は語りませんが嘘を吐くこともありません。 こちらは一日に一回、0時前後に回答します。
【その他】 探索/質問に関係の無い行動をとることができます。 基本的には行動結果に反映されない選択肢ですが、ある特殊な行動を取った場合のみヒントが引き出せるかもしれません。
※各参加者が1ターンに行動できるのは一度だけです。書き込んだ発言の編集も可ですが、タイミングによっては反映できないこともあるのでお気を付けください。
※行動に関係の無い雑談をしたい場合はタイトルに【雑談】と書いてください。こちらはターンに何度でも書き込み可能です。雑談にはオペラも応じます。 |
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【第一ターン開始】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-15(月) 01:33 |
……それでは、“謎解き”を始めましょうか。
まずは、ここで何が起こったか。その姿を明らかにすべきかと存じます。
(第一ターンを開始します。行動締切は17日23時です) |
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第一ターン【質問】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-15(月) 20:33 |
「…。」
(黒くこびりついた血痕を少し見やって目をそらす。)
「…。えぇと…オペラ? 質問してもいいかしら?
"神父の死因"を教えてくれない?」
(そもそも、事故なのか殺人なのか、はたまた自殺なのか…。 とにかくこれが一番知りたいわね。 YES/NOでしか答えないものに対して「事故か?殺人か?それとも自殺か?」と問い続けるのには時間が掛かりすぎるから…。 この質問である程度特定出来ればいいのだけど…、ね。
『惨劇』と聞いて殺人を連想してしまうし もしかしたらその通りかもしれない。 でも先入観は一番の大敵だと思うの。
……しかし、まさか私がパイプオルガンとお話する事になるなんてね。世界は広いわね~…!) |
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【探索】【内陣】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-15(月) 22:36 |
祭壇。神様が祭られている場所……でしょう? この協会は何の神様を信じていたのかしら。 ステンドグラスが割れているのなら、それが内側から割れたのか外がわから割れたのかみてみたいわ。 後は、血痕があるかとか。 色々見て見たいわ。
……ところで、あなた(パイプオルガン)に触っても大丈夫かしら? 凶器とか、隠されてない? 隠すところとか多そうだけれども。調べてみてもいいかしら。 |
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【探索】【翼廊】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-16(火) 01:40 |
トリニティさんと似たような行動になってしまうんですけどねぇ。 まずは骸を調べて、おかしな箇所がないかどうかチェックしてみます。 死因まではさすがにわからないと思いますが、頭蓋骨が陥没していたり、服が大きく切り裂かれていたりすれば、何かしら争いがあったんじゃないかと思えますしねぇ~。 細かく隅々までチェックしますよー。 口寄せできるイタコさんみたいな方がいれば、簡単に解決できそうなんですよねぇ。
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【探索】【聖具室】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-16(火) 02:47 |
じゃあ、こっちにいくよー 何があって何がないか良く観察するよー、匂いも嗅ぐよー。 変わったとこがあったらもっと観察するよー。 人が何人ここに居たのか、内部の状態で推測するねー。 (ぽたぽた尻尾をふりながら部屋に歩いていく) |
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【探索】【玄関】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-17(水) 01:07 |
(踵を返しゆっくりと玄関に向かう) ……ふむ。では、俺は、こちらを見ようか。 開かないというのは、惨劇に直接関係ない可能性の方が高いだろうが。
(扉に触れ、開閉を確かめ、扉と周囲の損傷のし方と具合を見る) (一歩下がり、薔薇窓を見上げ、しばらくしてから振り返る) 自然に崩落した場所とそうでないものの差異……違和感くらいはつかめれば良いがな。 (ジャンのオウムが飛び立ち、バサリと羽根を散らす) |
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第一ターン結果
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-17(水) 01:42 |
思ったよりも早く皆様が動いてくださいましたので、前倒しでお答えさせていただきましょう。
>トリニティ ……その質問にはYes/Noで答えることはできかねます。 よって、本来ならばMiss.(回答不可)と答えるべきなのでしょうが――そうですね。 同じ疑問を持っている方もいらっしゃるようだ。 私が答えるよりも、実際にその目で見ていただいた方が早いように思えます。 少々お待ちくださいませ。
>真千流 何の神様――主は主であり、他の何者でもありませんが……あなたの国では違うのですか?
(内陣におかれたパイプオルガンの周囲、壁との隙間を歩いて回る。 血痕は見当たらないが、足元には割れたガラスが飛び散っており、やや危ない。 ガラスの散乱状況から見て、ステンドグラスは外側から割られたようだ。 ステンドグラスを見上げる。瞳を閉じ、微笑む聖母マリアを描いた図柄。 色鮮やかな硝子画は、聖母の胸元を中心として蜘蛛の巣状に割れていた)
私を? ……ええ、どうぞ。構いません。
(6mを越える巨大で、緻密な細工の施されたパイプオルガン。 廻りをぐるりと回っても、凶器を隠せるような場所は見当たらない。 一通り鍵盤を鳴らしてみるが、長期間放置されたせいか調律は乱れていた。 天使像の右腕など上部の飾りが一部崩れているほか、細々とした欠けが見られる。 裏に回り込んでみれば、音を鳴り響かせるための管が一本大きく凹んでいた)
>薊 口寄せ。……エクソシストのようなもの、でしょうか? ……被害者がものを語ってはミステリーの意味がございませんゆえ、 私の拙い説明だけで御容赦を。
やはり皆様骸に興味をもたれるのですね。 では、もう少し判りやすく致しましょうか――。
(パイプオルガンが鳴り響いて、ステンドグラスから射し込む光が一層強まる。 神聖な白い光は五人の目を眩ませ、すぐさま収束した)
……これでよろしいでしょうか?
(声に促され、五人は振り返る。 翼廊に放置されていたはずの骸骨が、当時の姿を取り戻していた――)
ヒトには若干刺激の強い光景かと存じますが、御容赦くださいませ。
(黒い法衣は血を吸って重みを増し、濁った瞳は虚ろに開かれたまま。 うつ伏せに倒れた禿頭の男の背中、右肩胛骨と左脇腹に深い刺し傷が見受けられる。 左脇腹の傷は細く鋭い、斜めに刺し貫かれたような痕。 右肩の傷は太く、周辺の肉が潰れている――どうやらこれが致命傷の様だ。 それ以外に目立った外傷は見られず、服装にも破れはない)
>モルティ (内陣脇の扉を開き、小さな部屋を探索するモルティ。 内部は教会と同じく、奇妙なまでに荒れ果てていた。 机の足は折れ、小さなキリスト像、錆びたメダイ、聖書などが周囲に散乱する。 血の痕跡、匂いなどは感じられない。この場所は事件とは直接関わりがないようだ。 だが、モルティの鋭敏な嗅覚は、被害者とは違う“ニオイ”の存在を捉えた)
他者の存在? ……そうですね、恐らくはパイプオルガンの調律士かと。 ……その日は、日曜日のミサが行われていました。 参拝者を迎え、パイプオルガンを鳴らしてつつがなくミサを終えた後、 神父はオルガンの不調に気づいて、かれを呼んだのです。 ……モルティ様が感じ取ったのはその方の匂いでしょう。
>ジャン (ドアノブに手をかけ、回してみる。――ガタガタと揺らぎはするが、開かない。 内側に向けて開く扉の蝶番の部分が捩じれて外れかけ、若干傾いている。 外に出られないのは『設定』がそうであるだけでなく、扉の不調もあるようだ)
……あの日以来、この場を訪れようとするヒトもいらっしゃらなかったので、 扉の建て付けが悪くとも足を持たぬ私には気づくこともできませんでした。
(次いで、ジャンの肩から飛び上がったオウム――ビアンカが上部の薔薇窓を観察する。 同じステンドグラスであるのに内陣の聖母は割れ、玄関の薔薇窓は割れていない。 通常の硝子よりも分厚いステンドグラスが割れた理由は、聖母を見れば明白だろう) |
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【第二ターン開始】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-17(水) 01:43 |
……どうも、この予定で進めると質問できる機会が少なくなるようです。 勝手ながら、少しだけルールを変更させていただきます。
※第二ターンの探索締切は18日23時となります。
※第二ターン以降、【探索/その他】コマンドと【質問】コマンドを分離します。 【質問】は【探索/その他】とは別に選択でき、一日に一回答えが返ります。 【探索/その他】は相変わらず二日に一回の返信となります。 |
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【質問】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-17(水) 02:01 |
(ぽてぽてと広間に戻ってきた、耳をぴくぴくさせながら鼻をすんすん)
(被害者を指さし) この人はそのチョウリツシに殺されたのー?
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【雑談】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-17(水) 02:43 |
あっ! わぁぁ、ごめんなさい、間違えちゃった。 ちょっと…血を見て動揺してしまったみたい…! どうかしてるわね、私。以後気をつけるわ。
(不思議な力で再現された遺体から目をそらし、時折り苦痛の表情を垣間見せる。)
…ご遺体の調査は皆にお任せしてもいいかな? 質問する時以外は、他の部屋の探索してるねッ。
こうして集ったのも何かの縁。 皆、がんばろーッ! (小さく、エイエイオーッのポーズをしてみせた。) |
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【その他】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-17(水) 22:16 |
なるほど~。失礼しますねぇ~。 (そっと手を伸ばして、虚ろに開かれた神父の瞳を降ろした。) 事件解決の手助けにはならないかもしれないですけど、やはりこういうことはきちんとしておきたいですね。 えーと、宗派は違いますけど、ご冥福をお祈りします。 (静かに祈りを捧げた。) |
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【質問】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-17(水) 22:27 |
神父さんは事故死したんでしょうか?
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【雑談】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-17(水) 22:42 |
>トリニティさん 気分がすぐれないようでしたら、少し休まれますか? そうですねぇ、作業は分担した方が良いかもしれないですね。
はい、そうですねぇ。館長を助けることもできますし、頑張って解決していきましょう~。 (同じようにエイエイオーッとしてみたが、覇気が皆無だった。) |
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【質問】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-17(水) 23:22 |
(飛び回るビアンカから目を離し、翼廊、神父を見下ろす位置に立つ) (骸から目を離し、パイプオルガンに視線を当て、)
神父は真面目に、職務を忠実に行う性格だったか?
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【回答&雑談】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-18(木) 00:06 |
>モルティ 端的な問いですね。では、こちらも簡潔にお答えいたしましょう。 No。――しかし、調律士は事件前にこの場を訪れた最後の人物です。
>トリニティ ……やはり刺激が強すぎたようですね。申し訳ございません。 皆様が骸の探索を終えたら、元通りに戻すと致しましょう。 ……あなたはお優しい方なのですね、トリニティ様。
>薊 御配慮、ありがとうございます。 現実の遺体では御座いませんが、あなたの御心遣い、とても嬉しく思います。
さて、ご質問の件ですが――私が“見た”ままお答えさせていただきましょう。 Yes。――あの日、ここで事故が起こりました。 それが神父の死因に繋がっているかどうかは、確実には申せませんが。
>ジャン Yes。 真摯で敬虔、私のような器物にも優しく当たってくださる方でした。
……私は嘘を語りません。ですが、私の記憶が間違っている場合もある。 だからこそ、あなたがたに解いていただきたいのです。この惨劇の真相を。
(※被害者の死体は第三ターン終了後骸骨に戻ります。調べたい方はお早めにどうぞ) |
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【質問】 & 【雑談】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-18(木) 00:55 |
「まずは…質問を。 『色鮮やかな硝子画は、聖母の胸元を中心として蜘蛛の巣状に割れていた』と貴方は言っていたけれど、 外側からステンドグラスを割った"ソレ"は神父の死因と関係があるのかしら?」
(ふう、と大きく深呼吸をする)
>薊くん ううんっ、大丈夫大丈夫!このくらい平気っ。 気遣ってくれてありがとね! (と、軽くウィンクをしてみせる。)
うん、絶対にこの謎を解いてみせよ~! (どうやら元気を取り戻したようだ。)
>オペラ(さん、とつけるべきかしら?) んん、気遣いをありがとう。 優しいってわけでもないんだけど、なんでこういうの苦手なのかしら… 元の世界で過去に何かあったのかなぁ… (と、しばし思案して、)
うん… 貴方はずっとここで…たった一人ぽっちで苦しんでいたのよね…。 必ず真実を明らかにしてみせるからね…! |
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【探索】 【身廊】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-18(木) 01:08 |
(椅子が並べられている。) (ミサが行われていた時には沢山の人がここに腰を下ろしたのだろうか…。)
人が寄り付かなくなると、モノが風化するのってとっても早いのね。 (埃まみれの椅子を触りながら。) ぱっと見は…うーん、何かあるようには見えないけど… 椅子の隙間や見落としがちな部分も調べていこうっと。 ステンドグラスを外から破ったモノが何か気になるのよねぇ…。 あの角度なら、このあたりに落ちててもおかしくはないんだけどなぁ。
…どうか蜘蛛と鉢合わせしませんように…! (と、ぶつぶつ言いながら探索を始めた。) |
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【質問】【雑談】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-18(木) 02:11 |
ふうん、神様は一人しかいないのね。変わっている。 私の居た世界では、みんな違った神様を信じてた気がするわ。 同じ国、同じ場所に住んでいても。
……ステンドグラス、奇麗ね。壊れてしまっているのが残念ね。 奇麗な状態で、一度みてみたかった。
質問してもいいかしら。 ステンドグラスとパイプオルガンがこの状態になったのは、被害者が殺された前のことなの? そうだとしたら、調律師さんが最後に来た時にもこの状態だった? |
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雑談+【探索】 【翼廊】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-18(木) 02:17 |
えっとーー、うーーんとーー。 うううーーーーーん・・・。 (目を平らに細めうなっている) やっぱわかんない(-x-) もっと探してみるー。 (言いながら死体の方へ行き、死体の周りの散乱した物や。傷口の状態まで確認していく。出血が一番多い傷の鈍器になるようなものがどれか、付着しているであろう血痕臭をたよりに辺りを探す)
>トリニティ (エイエイオーのポーズしながらきょとんとした顔して) よろしくねー。 (と尻尾を振った)
>ジャン それは食べる用に飼ってるのー? (といいながらオウムを指差し涎をふいた) |
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【質問】と【雑談】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-18(木) 22:28 |
>オペラさん 絞り込むような質問になって申し訳ないんですけど。 神父さんが死亡した日に事故が起きていたのは解りました。 死因に繋がっているかどうかは解らないというと~。 事故が起こったけど、神父さんには被害が出なかったんですかねぇ。
そこで、確認のためにも質問します~。 その事故は、神父さんに直接に被害を出しましたか?
これは礼拝堂の修理という被害とか、そういう間接的なものではなく、神父さん自身に直接何かしらの被害をもたらしたかという意味合いです。
>トリニティさん それは良かったです。やはり生きている方は元気な方が良いですからねぇ。 館長を助けるためにも、ぜひとも頑張りましょうねぇ~。 でも、僕、推理小説は最後まで読まないと犯人が絶対解らないくらいミステリー苦手です。(←
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【探索】【玄関】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-18(木) 22:35 |
内陣も気になるけれど、ちょっと気になるところがあるから、玄関をくわしく調べて見たいの。
ねえ、この扉って事件の時もきちんと開いたのかしら? もしかして、事件が起こった時密室だったりはしないわよ、ね。
……可能性を潰しておくのは、悪い事ではないわ。 裏口があったら、無意味だけれども。 |
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【探索】【翼廊】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-18(木) 22:44 |
(モルティと同じく骸を見おろしている。傷口の状態はモルティに任せ、屍がどこに頭を向けて、どういう体勢で倒れているかと、法衣や肌に付着物がないかを見る。)
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【質問】+【雑談】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-18(木) 22:56 |
……質問だ。先にコレを聞くべきだったな。 その神父の性格は、事件に関係しているか?
>モルティ・ゼグレイン (オウム、ビアンカがバサバサーッ!とかすめるように飛び) 「ギャハハハハ! オレッチを喰おうだなんぞ恐ろしい子供ッスねェ!」 「アニキはそんなことしねェッスよ! まず食欲が湧かないッ!」
(頭に響くオウムの声に、ジャンが煩そうに顔をしかめている)
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【回答&雑談】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-18(木) 23:19 |
>トリニティ No。直接的には関係はありません。 ……あの時降り注いだ破片はステンドグラスだったのですね。 私の目は天使像の瞳の部分にあたります。常に身廊を、参列者を見守っている。 振り返ることもできませんゆえ、割れたことにも気づきませんでした。
このような器物にも暖かい御言葉を掛けてくださり、ありがとうございます。 あなたがたならばきっと真相を見つけてくださると、そう信じておりますよ。
それと、今あなたの目の前に居る“私”はあなたの知る“オペラ”とは別人でしょう。 今の私はただの朽ちかけたパイプオルガン。どうぞお好きにお呼びくださいませ。
>真千流 他の地域にはまた違った神を崇める者も居るのでしょう。 ですが、私の居場所はここを置いてほかに御座いません。 他の神を知る機会が無い以上、私にとっての神はただひとりです。
ステンドグラスが調律士の訪れる前にこうであったか、という質問にはNo、 パイプオルガン――私については、Miss.(回答不可)となります。 何せ、YesともNoとも答えられますので。 もう少し対象を絞ってくだされば、詳しく答えることが可能でしょう。
>モルティ ふふ、まだ情報が全て出揃っているわけでもございませんから。 探索を続けていけば、きっと判るようになるでしょう。
>薊 その質問であれば、Yesと答えられるでしょう。 死因に繋がっているかは判らない、というのは私から見てのことに御座います。 なにぶん器物である私はここから見下ろしているのみですので、 骸の状況も、どの傷が致命傷であるかもよくわからないのですから。
>ジャン そうですね……私の一存で答えるのも難しい問題ではありますが、 直接は関係がない――怨恨などが原因ではないという意味で、Noとお答えします。 しかし、一つでもボタンを掛け違えていればこの惨劇は起こらなかったかも知れません。 その中には、神父の性格という要素も含まれていたのでしょうか……。
……なかなかに元気なオウムなのですね、ビアンカ様。 |
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【第二ターン結果】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-18(木) 23:21 |
>トリニティ (長椅子を右後方から順に調べていくトリニティ。幸い八足のアイツは居なかったが、 所々に巣が張ってあるのが彼女の恐怖を煽る。 右側に並ぶ長椅子は瓦礫と埃にまみれており、参列者の忘れ物と見られる外套や、 溶けて貼り付いた蝋燭、栞の挟まれた古ぼけた聖書などが落ちている。 左側は、前から数えて四つ目の長椅子が、ひどく崩れていた。 老朽化して脚が朽ちたのか、強い力によって壊されたのかは判らず、 足元の床は抜け落ちて、朽ちて壊れた椅子の上を渡るのも難しい。 長椅子の奥を調べるには、何か工夫が必要なようだ)
>モルティ (死体の周りには――教会内全体に言える事だが――瓦礫が散乱している。 どれもこれも、ただ放置されて老朽化しただけとは言い難い崩落ぶりだ。 死体右肩の傷口は広く、まさに何かが“突き刺さった”と呼べるような惨状。 対して左脇腹の傷口は細く、背中から胸へと斜めに貫かれている。 ふたつの傷を負わせた凶器はそれぞれ、全く違う形をしているだろう。 周囲の匂いを探ってみるが、どうやら死体の近くに凶器となったものはないようだ。 匂いを覚えたので、死体が骸骨に戻っても血を辿ることはできるようになった)
>真千流 密室……ええ、推理小説の王道ですね。 私の記憶では、裏口というものには心当たりはありませんが……。
(ドアノブの下に掛けられている錠は開いている。 扉が開かなくなっているのは、やはり蝶番の不具合が最大の要因のようだ。 蝶番を調べてみても、それがいつ壊れたのかは判らない。 だが、調律士が此処から出入りしたのであれば、少なくともその時には 開いていた、と考えられるだろう。 ――と、ドアノブの下側に少量の血痕がこびりついているのを発見した)
>ジャン (内陣から見て、遺体の向きは右側に頭を向け、うつ伏せで、両手を上に挙げている。 指の開き具合は自然。ミステリーによくあるダイイングメッセージなどは見られない。 気になるものと言えば、左手の人差し指に包帯が巻かれていることくらいか。 黒い法衣には、所々白い粉のような物質が付着しているのが見受けられる。 主に腰から下にかけてが一番多いようだ) |
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【第三ターン開始】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-18(木) 23:24 |
そろそろ佳境に差しかかりますね。 ここからは、対象を絞って【探索】【質問】してみることをお勧めいたします。
尚、最後のターンは皆様の推理を披露していただく時間と致します。 私が“惨劇”に関わる質問を幾つか致しますので、皆様はそれにお答えください。
※第三ターン締切は20日23時となります。 |
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【雑談】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-19(金) 01:27 |
私が気になった点を挙げてみるわ。 皆の推理のお役に立てたら嬉しいな。…。 (数秒硬直し、こそこそとメモを取り出した。)
えっと… ・ステンドグラスは外から割られていた。 ・"オペラ"の裏側の管が一本大きくへこんでいる。 ・惨劇が起きた日は日曜日(ミサが行われていた)で、事件の起きる前…最後にここを訪れた人物は調律士。 (神父は調律士に殺されたのか?という問いに関してはNO) ・神父が亡くなった日に"事故"も起こっている。 ・神父の人柄は優しく、真摯で敬虔。 (怨恨ではない。が…?) ・今は開かない玄関のドアノブの下側に少量の血痕。 (調律士が出入りしていたのであれば当時は開いていた?) ・左側の、前から数えて四つ目の長椅子の崩れ方。
…こんなところかしら。 神父さんのご遺体に関しては、よかったら誰か代わりにお願ーいっ! あっ、あと、 (はっと思い出したように、)
『オペラは惨劇のことを語れない理由がある』 『オペラは嘘は語らないが、記憶が間違っている場合がある』 『オペラの目は天使像の瞳の部分』(身廊以外は死角?)
一応、これもね! |
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【質問】【雑談】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-19(金) 01:43 |
よく考えたら窓、あったわよね……。 でも、血が付いているのをみつけたし、よかったのかしら……? ううん、でもこの血どうやってついたのかしら。 ドアノブの下って、不思議な位置ね。
信じる神様はただひとり、か。 一途に唯一絶対信じられるものがあるのは素敵ね。
ええと、それで質問してもいいかしら。 んっと、細かく言った方がいいのよね? パイプオルガンのパイプの凹みは事件が起きるまえに既に凹んでいたか、教えて。 |
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【探索】【身廊】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-19(金) 01:44 |
(八本足の悪魔と遭遇せずに済んで安堵しているようだ。) (異様に破損している長椅子を見ながら、)
「う~ん…この椅子だけ酷い壊れ方ねぇ。 これも風化によるもの…と考えて他を探すべきかしら。 でも気になるなぁ!」
(背伸びをしてみたりするも、長椅子の奥は見えないらしい。)
「ひゅーんって飛んでいけたらすぐなのになぁ…… ………あっ!」
(神父の骸を調べているジャンをじっと見つめた!)
「あっ、あの…ジャン? かくかくしかじかであそこの長椅子の奥を調べたいの。 もしよかったら、貴方のオウム…ビアンカ君であの奥を見てきて欲しいなぁって…だめかしら?」
※少し特殊な行動ですので"この行動についてのオペラの判断"と"ジャンの許可"の二つ得られたらターンに反映される形でお願い致します。 どちらか片方orどちらも得られなかった場合、トリニティのこのターンは失敗ということにして頂ければ…と思います※ |
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【探索】【翼廊】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-19(金) 01:52 |
そういえば、窓の辺りとかまだ探していない……かしら。 もしかしたら何かあるかもしれない。 天使の像のうしろとか。
……そういえば、教会といえば壁画があったりするのと聞いたことがあるわ。 (と、顔をあげ天井を見上げてみた) でも、それも破れてしまっているのよね。 ………少し、残念ね。 |
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【雑談2】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-19(金) 01:58 |
>モルティくん ステンドグラスが散乱してるから、怪我しないように気をつけてね! んっ、よろしくね!最後までがんばろーっ。 (少し、きょとんとした表情で尻尾を見ている。)
>薊くん ふふっ、私もミステリーは苦手な部類よ。 (何故か得意げだ。) 心配かけちゃったわね、ありがとう。もう大丈夫よ。
>真千流ちゃん 実際に想像しながらやってみたんだけど、 内側の指の腹・指先付近に血が付着していた場合、ドアノブの下に血痕はつく…ような気がするわ。
私のいた世界にも確か神様は沢山いたわね。 神様っていっても、崇められているだけで私達と変わらない人間だったけれど。 だから、この世界の神様ってすごく新鮮で…とても神々しいと思ったわ。 |
[233] |
【雑談】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-19(金) 02:09 |
>トリニティ・ジェイド (振り向き) コレ(ビアンカを見)の事はコレが判断するだろう。俺は別に構わない。
(以降ビアンカ) 「ギャハハ! だからコレ扱いとか酷いッスねぇ!」 「暗いッスね狭いッスねぇ!? ま、オレッチも構わねーッスよ!」 (ばさばさと飛んでトリニティの方へ)
(次回探索時、調べてみたい場所もあるので、ビアンカは貸し出しの扱いにしてくれると助かります) |
[239] |
【探索】【内陣】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-19(金) 04:36 |
(血の匂いを追いかけ、まず内陣から血の匂いがするものや場所があるか嗅きわける)
ふんふん・・・。
>トリニティ 虹狼だよーだからしっぽがあるのー。 (背中を向き尻尾を揺らしてみせた、毛の表面が薄く七色に輝いている)
>オウム じゃあ、たべてもいいー? (じいっと見詰ながら純粋な目できく) |
[275] |
【質問】【雑談】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-19(金) 23:03 |
質問だ。 事故に地震や嵐などの自然現象は関係しているか?
>オペラ 騒がしいだけだ。黙っていてくれた方が静かで良い。
>モルティ (以降ビアンカ) 「本当恐ろしい子供ッスねぇ! オレッチは喰われたくないッ!」
|
[287] |
【回答&雑談】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-20(土) 00:19 |
>真千流 ええ、その問いであればお答えすることができます。 Yes――管の凹みは事件以前には既にできていました。
>トリニティ 皆様同士での連携は御自由にお取りください。 それを咎める理由もありませんし、むしろ推奨しておりますから。
今回はトリニティ様がジャン様からビアンカ様をお借りし、長椅子の奥を 調べると言うことですね。了解いたしました。
>ジャン Yes. ――鋭い質問ですね。ええ、確かにかかわっております。 |
[300] |
【質問】&【雑談】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-20(土) 01:58 |
うーん、的外れかもしれないんですけど、気になったんで質問させてもらいますねぇ。
神父さんが息絶える時、教会の中にいた人物は、神父さんと調律師さんだけでしたか?
>トリニティさん いえいえ、お気になさらず。 あと、まとめありがとうございます~。 う~ん、考えてはみるもののいまいち解らないですねぇ。
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[306] |
メモメモ
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-20(土) 03:11 |
う~んと、今の段階で僕が考えていることを整理してみます。 自分でも書き出しておかないとこんがらがっちゃいそうなんで~。
惨劇の日にいた人物。 ・神父さん、調律師さん ・調律師さんが最後に訪れたということは解っているけど、 ミサから残っていた人物がいたかもしれない?
神父さんの死因 ・右肩甲骨の深い傷がどうやら致命傷であり、これは人為的なものではないみたい。 ・右肩の傷はまさに何かが突き刺さったと呼べるような状態みたい。 ・左脇腹の細い傷は、死因には関係ないみたい。 ・二つの傷を負わせたものが、神父さんの周辺にないのは誰かが片づけたのかな~? ・調律師さんに殺されてはいないらしい。 ・ステンドグラスの破片は関係ないらしい。 ・怨恨などは関係ないみたい。 ・一つでもボタンを掛け違えていれば惨劇は起きなかったかもしれないということは、 複数の原因が折り重なった結果なのかな~?
神父さんの様子 ・左手の人差し指に包帯が巻かれている。 ・いつ指を怪我したんだろう。怪我してても演奏できるのかな~? ・左手人差し指の怪我、料理でもして包丁で斬ったのかな~? ・来ている法衣に白い粉が付着している。特に腰から下に多い。 ・服に付着しているということは、普段掃除をしていないような場所に出入りしたのかな~? ・神父さんの性格からすると掃除はきちんとしていそうなのにな~。
ステンドグラスの破壊 ・何かが外から飛んできた。どうやら自然現象が関わっているらしい。 ・調律師さんが来る前には、壊れてなかった。 パイプオルガンのへこみ ・なんでへこみができたのかは不明。 ・これが原因でオルガンの音がおかしくなっていたから調律師さんを呼んだ。
惨劇の日に事故が起きた ・パイプオルガンが見る事ができる範囲(内陣と身廊の範囲?)で事故は起きた。 ・身廊の長椅子の破壊とステンドグラスの破壊は事故によるものなのかな~。 ・神父さんはこの事故に巻き込まれている。 ・嵐とか自然現象のせいで起きたみたい。
神父さんの性格 ・真摯で敬虔、器物にも優しく当たる性格らしい。 玄関のドアノブの血痕 ・原因は不明だけど、ドアノブのすぐ下に血が付着しているみたい。 ・血が付いた手でドアノブを開けようとすると、同じような状態になるかもしれない。 ・神父さんを傷付けたものを誰かが片づける時に手に付いた血が原因かな~? ・神父さんの左手の人差し指の怪我の血がついたのかな~?
時系列でメモしてみた ・パイプのへこみ → ミサ当日に気づく → 調律師さんを呼ぶ → 事故が起こる? → ステンドグラスなどが壊れる
えーっと、僕なりにメモをまとめてみました~。 みなさんのお役に立てばいいんですけどねぇ。 |
[329] |
【探索】 【翼廊】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-20(土) 21:07 |
神父さんの法衣についていたという白い粉について重点的に調べてみます~。 ただのホコリなら大した成果は上げられないかもしれないですけどねぇ~。 聖具室にある何かの破片などが法衣に付着していれば手がかりになりそうなんですけどねぇ。
ただ、法衣に汚れをつけたままにして動き回るとは考えにくいんですよねぇ。 僕だったら、すぐに服を叩いて綺麗にしますし。 だから、神父さんが倒れる直前にいた場所の名残なんじゃないのかなーと勝手に思ってるんですよね~。 |
[334] |
【探索】【内陣】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-20(土) 22:17 |
……少し、調べさせてもらう。 (躯からはなれパイプオルガンの方へ。裏側にまわり、足元やパイプオルガンの背などを更に詳しく調べる。凶器でなくても何か可笑しいものがないか、など。) (表側は天使像の欠け方をはじめ、全体的な欠けの具合を見る。) |
[335] |
【質問】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-20(土) 22:25 |
……質問だ。 躯の二つの傷は同時に付けられたものか? |
[338] |
【回答】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-20(土) 23:20 |
>薊 Yes. ……とは言え、私が目撃したのがその二人と言うだけに御座います。 私の見えないところに誰かが居たと言う可能性も、否定はできません。
>ジャン No. そう長くはない時間をおいて、ひとつずつつけられました。 どちらが先かは、あなたがたならばおそらくお判りになるでしょう。 |
[339] |
【第三ターン結果】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-20(土) 23:21 |
>トリニティ (騒々しい笑い声を上げてジャンの肩から彼女の元へ飛び移ったビアンカは、 やはり騒々しい笑い声を上げて崩れた長椅子の上を飛んでいく。 椅子の中央に向かえば向かうほど酷くなって行く惨状を追って見ていた オウムは、最も陥没の激しい場所で、瓦礫にまみれたふたつの不自然な ものを見つけた。 ひとつは教会内のものとは明らかに素材の異なる瓦礫。 ほとんど原形を留めていないが、恐らく家の屋根に使われる赤煉瓦だろう。 そして、そのすぐ傍には真鍮の塊。ヒトの右腕、肘から先の形をしている)
>薊 (神父の服に付着していた白い粉。彼の周囲にも僅かに散っているそれを 拾ってみれば、さらさらとした手触りが指先に残る。 薊の生前の生活で馴染みのある……馴染みとまではいかないかもしれないが、 必ずどこかで触れたはずの感触。 粉とはいっても粒の大きさも様々で、欠片と呼べるほどの大きさのものも落ちている。 点々と地面に落ちる粉を追って視線を動かせば、その欠片は大きさと量を増し、 真千流の探索している場所へと続いていた)
>真千流 (翼廊の両端に位置するふたつの窓は、どちらも等しく割れていた。 足元には窓硝子と瓦礫、像の欠片が散っているので、やはり危ない。 左右の窓際に二体ずつ並んでいる石膏像はいずれも倒れ、虚しく 割れているが、辛うじて元の姿は判る程度だ。 四大天使をモチーフとしているらしく、それぞれの手には白百合・杖・王錫を 携えている。――だが、左側の一体だけは激しく損傷しているため、 その手に何を持っていたかは判らなかった)
それぞれの手に持っているものは、各天使の象徴です。 白百合の花を持つのはガブリエル、旅人の服を纏い杖を携えるのはラファエル、 王錫と本を抱くのはウリエルですね。あとの一人は――……。
>モルティ (神父の血の匂いを追って、内陣の祭壇へ昇るモルティ。 この辺りには目立った血痕は飛んでいない。だが、確かに匂いはする。 と、主祭壇の布に隠れるような形で、大きな金属の塊が落ちているのを見つけた。 成人男性の腕でやっと持ち上げられるだろうか、と思えるほどの重量感の、 表面が錆びた、長い筒状の物体。片側は細く、鋭く歪んでいる。 近付いて匂いを嗅いでみれば、乾いた血の――神父の血の匂いがする)
>ジャン (パイプオルガンの裏側、管の凹んだ場所の近くには調律士が置き忘れたと 思しき工具類が放置され、風化している。 ステンドグラスの割れた中心と、パイプオルガンの高さはほぼ同じのようだ。 オルガンの装飾は全てが真鍮で統一され、朽ちてなお鈍い色を煌めかせている。 真鍮の天使像は正面の中央に飾られていて、伸ばした右腕の肘から先が 無惨にももげてしまっている。 天使像以外には、装飾の端が欠けている程度で特に大きな欠損はみられない―― ――否。何かが決定的に“足りない”。そんな違和感を覚えた) |
[341] |
【第四ターン開始】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-20(土) 23:26 |
(予告通り、神父の生々しい骸は骸骨へと戻された)
……もう、ほとんどのピースは出揃っております。 あと一、二回の探索で皆様は真相を手にすることができるでしょう。
(第四ターンを開始します。行動締め切りは22日23時です) |
[344] |
【質問】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-20(土) 23:35 |
え~と、一つでもボタンを掛け違えていれば惨劇は起きなかったかもしれない、というお話でしたよねぇ~。
神父さんが事故に巻き込まれることになったのは、故意ではなく調律師さんが巻き込んでしまったのでしょうか?
ピンポイントで絞って質問してみます~。 |
[419] |
【回答】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-22(月) 00:03 |
……もしも、次に探索する場所に悩んでいるようならば、 調べても判らなかった謎が残る場所を探索することをお勧めします。 二度三度と探索を重ねることにより、見つかる真実があるやもしれません。
>薊 調律士が居なければ神父が死ぬことも無かった、という意味でしょうか。 それならばYesとなります。 ……ヒトの目には些細なことですが、とても重要なあやまちを、あの方は犯しました。
(※前回の行動結果にミスリードを招きかねない表現があったので訂正しました) |
[428] |
【質問】+【探索】【内陣】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-22(月) 01:34 |
(教会内のものとは明らかに素材の異なる瓦礫を指差し、特に深い事を考えられていない瞳が不思議そうに首をかしげる)
それは隣の建物の瓦ー?
>【探索】【内陣】 (今度は調律師が触ったであろうパイプオルガンのへこみと下部を中心に観察、破損がどこから起きた物か周囲の物まで丁寧にみていく。血の匂いもあるか探索) |
[460] |
【質問】+【雑談】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-22(月) 22:15 |
(何か神妙な面持ちで考えている。) 「オペラ、質問よ。 あなたの記憶している限りで教えてちょうだい。 "調律士"さんの方は左手の人差し指に怪我なんかしていた?」
>ジャン ビアンカを貸してくれてありがとう! おかげで長椅子の奥を調べることが出来たわ。 ビアンカもサンキュねっ! (とっておきの笑顔で言ってみせた。)
>オペラ ありがとー! 一人じゃどうにも案が捻り出せなかったから困っていたの。 とても助かったわ。 |
[463] |
【探索】【翼廊】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-22(月) 22:33 |
……失礼。 (パイプオルガンから離れ遺骨の方へ。左側の欠落の激しい石膏像の根もとの状態と大きさ、崩落の仕方を想像しながら詳しく見る。他の石膏像の携えている物品の材質なども。) (窓硝子の割れ方と、戻って来たビアンカに窓の向こうものぞかせる) |
[464] |
【探索】【内陣】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-22(月) 22:33 |
翼廊のところの左の石膏像が持っていたもの… それがここにある長い筒状の物体なんじゃないかしら。 うーん…錆びててよくはわからないけど、これは………剣?
あっ、あと身廊でビアンカ君に見つけて貰ったものの1つ…、 真鍮で出来たヒトの右腕は、おそらく正面中央の真鍮の天使像のもの…に間違いはないわよね。
うーん…オペラ、あなたをもう一度調べさせてもらうわね。 何か違和感を覚えるの。 |
[476] |
【質問】【雑談】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-22(月) 22:58 |
(ギャハギャハとけたたましく見たモノを並べ立てるビアンカを鬱陶しそうにしつつ) ……質問だ。 事件に関係する自然現象とは、地震か?
>トリニティ ……いや。(言葉少なく返答し)
(以降ビアンカ) 「ギャハハ! オレっちには勿体ねェ笑顔ッスねぇ! お役に立てたようでナニヨリ!」 (照れたのか何なのか、いっそう激しく羽ばたいた) |
[480] |
【第四ターン結果】
|
| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-22(月) 23:34 |
>モルティ (内陣には、件の筒状の金属のほかに神父の血の匂いを残したものはなかった。 唯一パイプオルガンの裏、管の凹みの傍に小さな小さな神父の血痕を見つけたが、 あまりに小さくて事件と関わりがあるようには見えない。 次に、パイプオルガンの前までやってきて下部~中部を重点的に調べる。 調律士がどこをいじったのかはいまいちわからなかったが、見上げる彼の目が、 オペラの中程の高さ、パイプオルガンの“管”を束ねる真鍮の金具を捉えた。 低い位置からは見づらいが、輪が幾つも横に連なったようなそれが、 歪んで開いているのが判る。螺子が緩んでいたのか、それとも止め忘れたのか……)
>ジャン (三人の天使が手にしているものはそれぞれ違った材質をしている。 白百合の花はさすがに生花を使うわけにもいかなかったのか石膏だが、 王錫は錫で出来ているし、杖は木製、と本物と同じ材質で作られていた。 この分であればもう一人の持っていたものも同様であろう。
窓硝子はステンドグラスのものとは違い、何かが投げ込まれたような放射状の 割れ方はしていなかった。あくまでも自然に、“破れた”と呼べるような様子だ。 窓の向こうには何の変哲もない田舎町の風景が覗くが、妙に現実味がない。 まるで窓硝子に直接描かれた書き割りのように見えて、足を退いて遠くから眺める。 ――と、翼廊と身廊とを繋ぐ角の傍に、一本の細剣が落ちているのを見つけた)
>トリニティ (主祭壇の上に放られた筒状の金属を屈んで眺め、トリニティは首を傾げた。 筒の直径は彼女が両手で輪を作ったよりも太いほどで、筒の長さは 彼女が両手を伸ばしたのと同じ程度。何の変哲もないただの円筒形をしている。 大天使像の手にしていたものがこれではないかと考えたが、それにしては 大き過ぎる。石膏像の腕では支えきれずに折れてしまいそうだった。 立ち上がり、今度は主祭壇に鎮座するパイプオルガンを振り仰ぐ。 下部~中部を重点的に調べるモルティの隣で、分担するように上部を眺める。 やはり身廊で見つけた真鍮の右腕は、天使像から折れたものと見て間違いない。 閉じられることのない瞳で虚空を見つめ続ける“彼女”から 視線を横にスライドさせ、トリニティは小さく声を上げた。 オペラに覚えた違和感。――天使像の、すぐ隣だ。 オルガンの管が一本、中程で折れてなくなっている) |
[485] |
【回答&雑談】
|
| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-23(火) 00:07 |
>モルティ Yes. 正確には、教会と背中合わせに建っている建物なのだそうです。 私には見る機会はありませんでしたが、この教会よりも背が高いとか。 たびたび神父はステンドグラスからの陽射しが悪いと嘆いておられました。 ――とはいっても、そこまで深刻な話ではありませんよ。
>トリニティ いいえ、当然のことをしたまでに御座います。 ――謝辞を述べられるのはむず痒いものですね。ですが、決して悪くはない。 こちらこそ、ありがとうございます。 (降り注ぐ声に、微笑んだような気配が混じった)
調律士の怪我ですか……覚えている限りでは、Noですね。 左手のみでなく、目立った怪我はみられなかった……ように思います。
>ジャン ええ、もう説明は必要ないでしょう。――Yes、です。 |
[486] |
【第五ターン開始】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-23(火) 00:08 |
さて、最後の探索に移る前に、私から皆様にさせていただく【五つの質問】の内容を お教えしましょう。――これらを参考にして、探索・質問をされるのがよいかと存じます。
(※最終ターン(第六ターン)で皆さんに答えていただく問題の内容を公開します)
【問1】 教会を自然災害が襲った時、神父はどこに居たか? 具体的に答えよ。
【問2】 神父の身を貫いたふたつの凶器。 ソレの形状と、元々は何だったのかを答えよ。
【問3】 神父の服に付着していた“白い粉”とは?
【問4】 この事件において、調律士が神父の死に影響を与えた“ある行動”とは?
【問5】 この事件に、『犯人』は居るか。 居るのであれば、その名前を挙げよ。
(※第五ターン(最終探索)の締切は24日23時となります) |
[528] |
【探索】 【翼廊】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-23(火) 22:17 |
う~ん、そうですねぇ。 やはり、「白い粉」の正体が気になるので、もっと調べてみます。 どこかで触ったことがあるような気がするんですよねぇ。 真千流さんのいる場所まで続いているみたいですし。 石膏の破片ですかねぇ・・・。 それにしては量が多いような? |
[529] |
【質問】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-23(火) 22:23 |
惨劇が起きた瞬間、神父さんと調律師さんは、パイプオルガンの調律について話し合っていましたか?
|
[551] |
【質問】+【探索】【内陣】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-24(水) 00:00 |
>オペラ オペラはもしかして倒れたりしたー?
>【探索】【翼廊】 いくつかの白い粉を舐めてみるよー、石造のも舐めて味が一緒なのを探すよー。 |
[554] |
【回答】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-24(水) 00:06 |
>薊 惨劇の起きた“瞬間”ということですか? ……Noですね。事前に何か話をしていたのは見ているのですが……。
>モルティ 私が? ……いいえ、Noです。 私が倒れれば、神父は確実に潰れていたでしょう。 |
[557] |
【質問】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-24(水) 00:45 |
(訝しげにパイプオルガンを見上げながら、)
「質問よ。 多分これが最後の質問になるかしら。 ちょっと具体的なこと聞いちゃうわね。
神父さんは調律士さんを玄関で見送った?」 |
[561] |
【探索】【内陣】【雑談】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-24(水) 01:16 |
(ひとり一生懸命考えていたが) ……やっぱり、まだ判らないわ。 兎に角、探してみればいいのかしら。 なら……やっぱり、パイプオルガンが気になる、かな。 どうして管にへこみができたのか、何故一本外れる様なことになったのか詳しくしらべてみたいわ。
>トリニティさん ああ、そっか……ドアじゃなくてドアノブ自体に血がついているのなら、それが自然ですよね。 手を、怪我していたんですね。
貴方のいた世界も……ですか。 神様が、私達と同じ人、間? ……なんだか不思議な感じがします。 だって、私の居たところでは、神様は目に見えないものでしたから。 新鮮で、神々しい………。それも、何だか不思議です。 (きょとんと首をかしげた) |
[604] |
【探索】【翼廊】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-24(水) 22:25 |
(血の痕跡が何かないか、など、細剣を詳しく調べる。) (他の石膏像も参考に、剣を持っていたと思われる石膏像の大きさや重さ、詳しい形を砕けた破片から類推。飛び立ち見下ろすビアンカの視点も参考に、倒れた時にどの位置にくるか考える。また何か異質なものがないか、なども。) |
[607] |
【質問】
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-24(水) 22:46 |
オペラー、おじさんは祈りをするとき、とか。儀式用に白い粉ぽいなにか使ってたー? |
[617] |
【質問】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-24(水) 23:23 |
(バサリと飛び立つビアンカにふと視線をやりつつ)
質問だ。 ……神父の屍から凶器を移動したのは調律師か? |
[618] |
【質問】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-24(水) 23:26 |
神父さんが剣を身に受けたのは、今の骸が倒れている場所ですか~? |
[631] |
【回答】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-25(木) 01:14 |
>トリニティ ……No. 出迎えはしましたが、見送ってはおりません。
>モルティ 白い粉……ですか。Noですね。 そのようなものを使っていた所は見たことが御座いません。
>ジャン Yes. 移動した、と言うよりは、取り除いただけでしたが。
>薊 No. いいえ、今居る場所――私の目の前ではありません。 |
[632] |
【第五ターン結果】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-25(木) 01:15 |
>薊 (白い粉の散らばる跡を追って、翼廊の右側へと歩いていく。 床には粉や欠片と共に、少量だが血痕も残されていた。 風化し、黒ずんでいて、よく目をこらさなければ判らない程度だが、 ただ飛び散っただけではなく、床を這いずったような痕に見える。 量が多く見えたのは、この場所まで神父が“それ”を背負っていたからだろうか)
>モルティ (神父の法衣に付着した白い粉を舐める。味はない。塩などの調味料ではなさそうだ。 天井から崩落した瓦礫を舐めてみるが、これもまた、似ているが違う。 周囲に散乱しているものの中では、天使像の石膏が一番近いようだった)
>真千流 (裏の管の凹みに再度目をやる。これを修理するために調律士は呼ばれたのだろうが、 直すよりは交換した方が早いのでは、と思えるほどの大きな凹みだ)
その傷……私には見ることはできない場所ですが、凹みが付いた時間のことは よく覚えております。ミサの直後、神父が参列者を見送りに出た時ですね。 ……おそらく、子供の悪戯なのだと思います。
(パイプオルガンの上部、装飾の欠損は特に天使像の周囲がひどいようだった。 天使像の欠けた右腕と折れた管など、欠損の激しい場所はほぼその辺りに 集まっている。 地震だけではない“何か”の衝撃をその場所に受けたのか――。 管が外れた最大の要因は、歪んでいる金具にあるようだ)
>ジャン (細剣の刃は錆び毀れ、黒く濁っている。血に濡れて、拭われる事もなく 風化してしまったようだ。 剣の長さは他の像が持つ王錫や杖と近く、それほどの重量もない。 奇妙なのは、剣の落ちていた場所が天使像から離れていること。 誰かが放り投げたのでもない限り、もう少し窓寄りに落ちているはずだ。 剣の落ちていた場所の近くに、砕けた石膏像の右腕らしきものが散乱している。 辛うじて形を留めていた右手は、何か細いものを握り締めるような形をしていた。 そのほかで目立つものと言えば、窓下に放られたハタキくらいだろうか)
|
[633] |
最終ターン【推理】開始
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-25(木) 01:17 |
……では、私から皆様へ、【五つの質問】をさせていただきます。 この“惨劇”の真相を、暴き出してください。
【問1】 教会を自然災害が襲った時、神父はどこに居たか? 具体的に答えよ。
【問2】 神父の身を貫いたふたつの凶器。 ソレの形状と、元々は何だったのかを答えよ。
【問3】 神父の服に付着していた“白い粉”とは?
【問4】 この事件において、調律士が神父の死に影響を与えた“ある行動”とは?
【問5】 この事件に、『犯人』は居るか。 居るのであれば、その名前を挙げよ。
(最終ターン【推理】特別ルール オペラから提示された五つの質問にお答えください。 参加者一人ずつ、五問全てに回答することができ、 判らない問題はパスすることもできます。 五問の全てに正しい答えが得られた場合、クリアーとなります)
(※最終ターンの締切は26日18時となります。いつもより早いのでお気を付けください) |
[652] |
【推理】
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| トリニティ・ジェイド(cnyh9960) 2010-11-25(木) 16:00 |
ん~…謎は深まるばかりね。 (目を瞑って髪を掻き毟っている。) (…推理に集中しているようだ。)
私なりに推理した事を書き記してみるわね。 先入観が入ったり、皆の推理の邪魔になったりとミスリードを招きそうだから、『ここは【問】に答えた後で読んで欲しい』わ。
【問1】 翼廊。両端に石膏像が並んでいる場所で、左側の石膏像付近に立っていたんじゃないかしら。
【問2】 四大天使の一人の像(著しく破損している石膏像)が持っていたとされる細剣と、 あなた…パイプオルガン(オペラ)の折れた管…かな。(先が鋭い形状)
【問3】 石膏像の粒状の破片だと思うわ。
【問4】 大きな地震だったのかな。 その地震で細剣で怪我をした神父さんを調律士さんは慌てて助けようとしたんじゃないかしらね。 安全と思われる、今の骸がある場所まで神父さんを引きずって白い粉が付着したんだと思うわ。(問3の補足)
…そこで不運にも隣のレンガがステンドグラスを破り、パイプオルガンに直撃して管が鋭利な形に折れて、その下にいた神父さんの身体を貫いてしまった。 …そして、身体に刺さった細剣と管を慌てて抜いてしまったんじゃないかしら…。
【問5】 誰にも殺意はなかったと思う。 本当に不運が重なった上の惨劇、事故だったってね。 (出そうになる言葉をぐっと喉でおさえる。)
…でも、あえて…"犯人"を言うのなら…… ううん、"犯人"というのは違う気がするけれど……
オペラ…、あなたかもしれない。
結果として、管が神父さんの致命傷になってしまったから。 真相を知りたいという理由も、あなたがわけあって語れない理由も、そう考えるとつじつまが合うような気がするの。 (トリニティはとても悲痛な表情をしている。) (これだけは言いたくなかったようだ…。) |
[682] |
【推理】
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| 榊原 薊(ctmc8462) 2010-11-26(金) 00:01 |
【問1】 教会を自然災害が襲った時、神父はどこに居たか? 具体的に答えよ。
→【翼廊】の右側にある二体の天使像の前ですかねぇ~。 そこで事故にあって、這いずって【翼廊】まで行き息絶えた。 だから、血痕と石膏の粉が続いてる、とか? ここは全然解らないですねぇ。
【問2】 神父の身を貫いたふたつの凶器。 ソレの形状と、元々は何だったのかを答えよ。
→神父さんの脇腹の細い傷は剣。元々は天使像のミカエルが携えていたもの。 右肩甲骨を刺し貫いて陥没させたものは、パイプオルガンの管。 だと、私は思っています~。
【問3】 神父の服に付着していた“白い粉”とは?
→天使像の石膏だと思います~。
【問4】 この事件において、調律士が神父の死に影響を与えた“ある行動”とは?
→パイプの管を束ねている真鍮の金具を外した事。 これが神父さんの死に影響を与えたと思います。 へこんでしまった管を替えようとしていたのだと思います~。 ただその時、調律師さんはパイプの管を固定していた金具を止め忘れてしまったのか、外したまま何か他の事をしていたのだと思いますねぇ~。 【問5】 この事件に、『犯人』は居るか。 居るのであれば、その名前を挙げよ。
→『犯人』はいないと私は思いますねぇ~。 神父さんを殺す動機を持った人物もいないようですし。 言うなれば『事故』だと思います。
これが私の思いついた推測ですねぇ~。
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[702] |
【推理】
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| 夕篠 真千流(casw8398) 2010-11-26(金) 03:25 |
最初の質問の答えは、翼廊の、剣をもった石膏像の前……かしら。 掃除でもしていたのかも?
二つ目の質問の答えは、天使が持っていた、剣と、貴女に体の一部である管だと思う。 剣が脇腹を、管が背中を、それぞれに傷つけたんだと思う。 最初に脇腹を切られて、真ん中まで戻ってきて、そこに管が落ちて来た……。
だから、三つ目の質問の答えは石膏像の砕けた、欠片。
四つ目の質問の答えは……推測だけど、調律師さんは凹みを修理するために、金具を弛めたか、歪ませてしまったんじゃないかしら。 だから、自分のせいだと思わせたくなくて、遺体から管を取り除いた……?
最後の質問ね。犯人、がいるとしたならなら。誰かじゃなくて……偶然みたいなものじゃないのかしら。……私は、ただの事故だと思う。 だけどオペラさんは、そう思わなかったのね。 自分が、神父さんを殺したと思ったの? だから、話したくなかった。 そういう、こと……?
答えはこれで全部だしたわ。正解を教えて。 |
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回答
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| モルティ・ゼグレイン(cwrh9914) 2010-11-26(金) 03:40 |
【問1】 内陣のオルガン近くー? にしとくよー! ほんとはよくわかんない。
【問2】 真鍮の天使像の腕がもってた剣と、 パイプオルガンの筒ー。
【問3】 天使像の石膏が同じ味がしたよー。
【問4】 “管”を束ねる真鍮の金具 ちゃんととめてなかったからー。
【問5】 地震じゃないー? 殺されたんじゃないと思うけどー。
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【推理】
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| ジャン=ジャック・ワームウッド(cbfb3997) 2010-11-26(金) 11:11 |
「こりゃー恥かかねェようにしねぇとッスねぇ! ギャハハ!」 小煩い背景が頭に響くが、……さて。
【問1】 翼廊の左側の窓際、損傷の激しい天使像のあった場所の近く。
【問2】 左脇腹の傷を作ったものは細剣。 翼廊の左側の天使像の一体が右腕に携えていたであろうもの。 右肩を抉ったものはパイプオルガンの管。 パイプオルガン中央の天使像の脇に束ねられていたはずのもの。
【問3】 白い粉は、砕けた石膏像の破片。
【問4】 パイプの管を束ねる金具を止め切らず、それに気付かなかった。 それが落ちて来た煉瓦に当たり、真鍮の天使像の腕と共に折れ、 神父の肩をえぐった。
【問5】 凶器そのものを犯人と呼べるなら、犯人は『オペラ』 ――あるいは剣の天使像、もしくは地震そのもの。 十分な傷だ。神父は管が落ちず当たらなくても剣の傷で死んでいたこともありえる。 そして器物が『犯人』になりえるなら自然現象になれない理由はない。 器物も現象も犯人足りえず他に相応しい者を探すなら、不注意を行った調律師。 だが調律師が翼廊の中央に剣を受けた神父をひきだすことまでしていたとして そこに引き出さなかったとしてもだ。瓦礫や石膏像に潰されていたかもしれない。
……どれもこれも足りないな。 仮定の話は面倒だ。俺の選択は『犯人はいない』 |
[732] |
それぞれの答え
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-26(金) 21:47 |
『……では、私から皆様へ、【五つの質問】をさせていただきます』 全ての探索を終えた五人の前に、聳え立つパイプオルガンからの声が降った。
『教会を自然災害が襲った時、神父はどこに居たか?』 「翼廊。両端に石膏像が並んでいる場所で、左側の石膏像付近に立っていたんじゃないかしら」 はじめに投げられた問いに答えたのは、トリニティだ。神父の背に付着した白い粉や、床を這いずったような血痕が、どちらの傷が先に付けられたかを物語っている。 「掃除でもしていたのかも」 窓下に落ちているハタキをちらと見やって、真千流が付け足す。それを彼らの答えと受け取り、声は次の問いへと移った。 『神父の身を貫いたふたつの凶器。ソレの形状と、元は何だったのかを答えよ』 「四大天使のひとりの像が持っていた細剣と、あなた……パイプオルガンの折れた管、かな」 「左脇腹の細い傷が剣で、右肩甲骨の陥没が折れた管でしょうねー」 言いにくいことでもあるのか淀みのある口調でトリニティが答え、薊がやんわりとそれに付け加える。 『……では、神父の服に付着していた“白い粉”とは?』 「天使像の石膏。同じ味がしたよー」 実際に粉を舐めて確かめたモルティが、のんびりとそう答えた。ぴこん、と髪の間に生えた耳を立てる。 粛々と、声はただ降り続ける。 『この事件において、調律士が神父の死に影響を与えた“ある行動”とは?』 「パイプの管を束ねている真鍮の金具を外した事。へこんでしまった管を替えようとして、金具を止め忘れてしまったんですかねー」 「うっかりやさんなんだねー」 張り詰めた雰囲気に似合わない、聞く者の心を和ませるような穏やかな調子で薊とモルティが言葉を合わせた。 『では』 声の調子が変わる。粛々とただ投げかけられていた無機質なものから、感情を押し殺し震える女のものへと。 『この事件に、『犯人』は居るか』 断じるようにそう言いきって、弱弱しい声で言い直す。 『……居るのであれば、その名前を、挙げてください』 狂おしいほどの罪悪感に苛まれ、救いの言葉、断罪の声を待つ咎人の懇願が、彼らの前に降り注ぐ。 「地震じゃない? 殺されたんじゃないと思うけどー」 「動機を持った人も居ないようですしねぇ。いうなれば『事故』だと思いますよー」 モルティののんびりとした言葉と、薊の穏やかな声とが『犯人』――殺意の存在を否定する。だが、それでも実体をもたぬ女の気配は弱弱しく、納得していない様子だった。 「誰にも殺意はなかったと思う。本当に不運が重なったの上の惨劇……でも、あえて"犯人"を言うのなら……ううん、"犯人"というのは違う気がするけれど……」 喉をついて出そうになる言葉をぐっと抑え、トリニティは一度首を振って己を鎮める。そして、言葉をただ受け容れるパイプオルガンを見上げた。 「オペラ……あなたかもしれない」 パイプオルガンからの答えはない。何が正解なのか、何が間違っているのか、彼女はこれまで一言も語ろうとしていない。 「真相を知りたいという理由も、あなたがわけあって語れない理由も、そう考えるとつじつまが合うような気がするの」 その言葉は糾弾にもなりかねない、だが、語る彼女の表情はあまりにも悲痛だ。まるで全てが自分自身の体験した出来事であるように。 「犯人、がいるとしたなら」 沈んで行く言葉を継いで、真千流が口を開いた。 「誰かじゃなくて……“偶然”みたいなものじゃないのかしら。……私も、ただの事故だと思う」 不安定な口振りは、揺らぐ紫の目は、しかしはっきりと“惨劇”の姿を捉えている。右腕を喪った真鍮の天使像と、孤独なパイプオルガンの見たモノを。 「でも、あなたはそう思わなかったのね。自分が、神父さんを殺したと思ったの? だから、話したくなかった。そういう、こと……?」
答えは返らない。 意志を持った器物は、言葉を忘れてしまったかのように押し黙っている。
不意に、色鮮やかなオウムの羽が羽ばたいた。 主の夜会服の肩から飛び上がって、けたたましく笑い始める。静寂が打ち破られた場に、それまで一言も語ろうとしなかった寡黙な男が進み出た。 「器物が『犯人』になりえるならば、自然事象になれない理由はない」 傍聴者が、語り始める。 「左脇の刺し傷。充分な傷だ、神父は管が落ちずともその傷で死んでいたこともありえる。あるいは、それら全てを引き起こした地震そのものを『犯人』と呼ぶべきか? ……どちらも犯人足り得ず、他に相応しい者を探すなら、注意を怠った調律士か。だが、調律師が翼廊の中央に剣を受けた神父を引き出すまでしていたとして、そこに引き出さなかったとしてもだ。いずれ神父は瓦礫や石膏像に潰されていたかもしれない」 淡々と、淀みなく語られる推理。その口調は己の言葉であるようでいて、本当は誰かの言葉――人格を装っているだけなのかもしれない。 「……どれもこれも足りないな」 そこまで語り、首を振って全てを一笑に伏した。そうして残された最後の答えを、男は口にする。
「仮定の話は面倒だ。俺の選択は『犯人はいない』」
刀袋を握り締め、真千流が聳え立つパイプオルガンを見上げた。 「答えはこれで全部出したわ。正解を教えて、オペラさん」 紫の瞳はまっすぐに、真実だけを追い求めている。
『――ええ、皆様の御言葉、確かに聞き届けました』
『私の“記憶”をお聞かせしましょう』
彼らを取り巻く世界が歪み始める。 ひとりの楽器が目にした記憶を、蘇らせる。 |
[733] |
【惨劇】上
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-26(金) 21:49 |
開け放った玄関から吹き込む風が、教会内に爽やかな空気を送る。 内陣の巨大なパイプオルガンと相対して、若くひょろりとした男が鍵盤を一通り叩いて音を鳴らした。その隣で眉間に皺を寄せたまま、法衣を着た禿頭の男がパイプオルガンを仰いでいる。親が病気の子供を見護るような、慈愛よりも心配が勝る視線だ。 「ああもう、思いっきり音ずれてる。なるべくこまめに呼んでくださいねー」 「面目ない……」 “彼女”は知っている。この敬虔な神父が、音楽にはあまり造詣が深くないことを。個人で管理するこの小さな教会は演奏者を雇う余裕などもちろん無く、パイプオルガンを演奏するのはもっぱら彼自身だ。だが、当初の彼はピアノなど弾いたことがなかったらしく、そんな彼の耳ではささやかな音の狂いなど気づくこともできない。 今回こうして調律士を呼ぶ羽目になったのも、ミサの参列者を送り出した後、パイプオルガンの後ろに隠れていた子供と共に、傍の管に大きな凹みができているのを見つけたからだ。 「最近の子供の悪戯は手が込んでますねぇ」 のんびりと呟かれたそんな言葉にも、神父はただ恐縮するばかりだった。 聖具室から借りた梯子をパイプオルガンに立てかけ、手慣れた仕種で調律士が工具と共に昇っていく。 金具を緩め、慎重に管の長さを調節する。 「とりあえず一番ひどい所だけ直しておきますけど……アレは後日パイプを交換した方がいいかも知れませんよ」 裏の管についた凹みは直しようがないのだと、高みから調律士が語る。薄々わかっていたことなのか、神父は自分の禿頭を撫でながら頷いた。その左手の人差し指に巻いた包帯が、“彼女”の目に映る。先程自分の手で管の凹みを直そうとしてトンカチを持ち出し、逆に自分の指を打ちつけてしまった際の傷だ。この神父はこう言った粗忽者な一面がある。 管の調節を終え、するすると梯子を降りた調律士が神父と二言三言会話を交わす。いつパイプの交換に来るかといった打ち合わせをしているようだ。 「じゃ、梯子戻してきますね」 「いえ、それは私が……」 「いいんですいいんです、ついでに電話もお借りしたいんですから。神父は掃除の続きしててください」 生真面目な神父をへらりと笑って退け、調律士は梯子を肩に担いで揚々と聖具室へ戻る。取り残された神父はしばらく所在なさげに佇んでいたが、調律士の言葉を素直に受け取って、身廊の椅子の上に置かれていたハタキを手に取ると翼廊の左側へと向かった。埃を被りやすい大天使像の手入れに行ったのだろう。つくづくまじめなお人だ、と“彼女”が微笑む――その瞬間、だった。 天井に張られた木材が撓み、亀裂が走ったのは。 それがなんであるか認識する間もなく、大地が大きく震える。しかと地面に固定されているはずの“彼女”の身体さえも大きくしなり、しかし倒れることはなかった。
視界の端、鮮血が飛び散る。
何が起こったのかと、視線を動かそうとした“彼女”の目に、砕けた光――色鮮やかな破片が降り注ぐのが、映った。 次いで響く衝撃、そして轟音。意識が途絶える。
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[734] |
【惨劇】下
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-26(金) 21:50 |
――気を喪っていたようだ。 あるはずのない“瞼”を開く。意識を目覚めさせ、靄がかった思考を振り払って視線を下げた。射し込む光がやけに目映い。天井が破れている所為だと、目覚めたばかりの頭ではそれすらも理解できない。 ゆらゆらと揺らぐ視線を叱咤して、己の足許を見る。内陣、主祭壇の先、翼廊と身廊が交わる中央部へと。 ひとりの男が横たわっている。 溢れ、床を一色に染めていく鮮血が目に痛い。 彼の脇に屈みこむ男……調律士が、血を流し続ける神父をひたすらに揺さぶり続けていた。何やら声をかけているようだが、“鼓膜”が壊れたのかよく聴き取れない。 倒れた神父の黒い革靴の先から、翼廊の左側へと緋色の轍が不穏に伸びている。そちら側に“目”を向けた彼女は、無惨にも倒れて砕けた二体の天使を視界に収めた。天使長ミカエルの右腕が、何処かへと消え去っている。ちょうど、今の“彼女”と同じように。 あの場所から、今の位置まで、神父は何とか這いずって移動してきたのだろう。背中に覆いかぶさった天使像をなんとか振り払い、剣に貫かれたまま。天使像の石膏の欠片が彼を追うようにばら撒かれている。 神父を揺さぶり続けていた調律士が、倒れる彼の腰に突き立った一本の剣を抜き去る。 細い剣は容易く神父の身体から抜けて、放り投げられ、身廊と翼廊の境に落ちた。――その刀身に残された血痕が、周囲に飛び散る。銀の刃の表面が赤く染まっているのが、ここからでもわかる。 次に彼は立ち上がり、神父の背から伸びる一本の鈍い金色の塊を抜きとろうと苦心し始めた。ひどく見覚えのある色、見覚えのある形――。 ぐちゃり、ごとり、粘着質な、とてもヒトの身体からは溢れ出ないような音と共に、その身体から金属が抜き取られる。内陣の主祭壇へ重量のあるそれを放り出して、調律士は神父の肩の辺りを屈み込んで眺めた。 覗き込む、調律士の背が大仰に震える。 一瞬の静寂、後。
「う……う、うわああああああああ!」
その叫び声だけは、はっきりと“鼓膜”に焼き付いた。
動かない神父を跨ぎ、一目散に玄関へと駆け去っていく背中が見える。 だが、何故かそれを薄情と断じる気にはなれなかった。 いびつな音を轟かせて、開け放たれたままだった玄関の扉が閉じられる。扉板は不穏に揺らいで、少しだけ斜めに傾いだ状態で止まった。今の衝撃で蝶番が狂ったのかもしれない。 後に残されたのは、“耳”が焼けるほどの静寂。 虚ろに彷徨わせる視線は、無惨に砕け、抜け落ち、割れた教会内の姿を捉える。だが、どうしてだろう――ちっとも現実味が湧かないのは。あまりに唐突な惨劇だったからだろうか……目の前に横たわる神父も、上から見おろしている限りでは今にも立ち上がり歩き出してもおかしくないと、そう思えるのだ。――黒い法衣は血の色に染まることもない。彼が今どんな無残な姿を晒しているか、“彼女”には知る術もなかった。
調律士が神父の背から抜き去った、真鍮の金属管。 主祭壇に虚しく転がったソレを見下ろして、彼女はぼんやりと悟る。
ああ、そうだ。 あれは、“私”だ――。 |
[736] |
パイプオルガンの答え、そして。
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-26(金) 21:52 |
(再び世界は歪み、朽ちかけたパイプオルガンのみを残して風景が掻き消える)
……ええ、そう……すべて、初めから知っておりました。
あの方を殺したのは、私――私の、“欠片”。
器物も犯人に成り得る……永い間、考えていました。私の一部があの方を殺したのならば、それはすなわち私が殺したとも言えるのではないかと。罪悪感、罪の意識、そればかりが募って、いつしか記憶を語ることも恐れるようになった。
……ですが、こうして真実は暴き出された。
そして、あなたがたは様々な答えをくださいました。 ほんとうは、断罪の言葉が欲しかっただけなのかもしれません。犯人はお前だ、とはっきりと糾弾する声が欲しかっただけなのかもしれない――ですが、犯人は居ないと仰る皆様の言葉がこれほどに耳に優しく響く。本当に、お優しいのですね、皆様。
この胸に宿る罪の意識は、どうやっても拭えないでしょう。……けれど、あなたがたのその言葉で、私は私を保っていられる。 不思議な気分です……嬉しい、辛い、安心、苦悩、そのどれでもない。……ですが、嫌な気分ではありません。永く悩み続けていた事に、答えが出たからでしょうか。
……推理は、以上で終了となります。
(幻影が翳むように、佇むパイプオルガンの姿が掻き消える) |
[737] |
【帰還】
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| オペラ=E・レアード(cdup5616) 2010-11-26(金) 21:53 |
(訪れた時と同じ、光の渦に身を翻弄されるような感覚。上も下も右も左も 判らなくなって、そして五人が放り出されたのは、白一色に染まった空間だった)
(彼らの目の前には、先程までと同じ、緻密な装飾の為されたパイプオルガンが 佇んでいる。――だが、先程までの“彼女”にあった傷は、全て消えていた。 磨き込まれた艶やかな光を湛え、所々にルビーの石を嵌め込んだ、荘厳にして 神聖なその楽器が、白い光に包まれる。眩いばかりの光が五人の目を焼き、 刹那の内に収束する。 ゆっくりとその瞼を開けば、彼らの前にひとりの女が佇んでいた)
おかえりなさい。
(パイプオルガンの天使と同じ貌、パイプオルガンの聖者と同じ声を持った 女、オペラは僅かに笑みを浮かべて、彼らを迎え入れる)
皆が何を見てきたかは問わない。だが、私からもひとこと言わせてほしい。
(白い空間が、光に包まれる。 瞬く間に彼らを覆い尽くした白の狭間から、声が聴こえる。 ふたつの、パイプオルガンの天使の声が、美しい調和を描いて彼らの耳へと届いた)
『ありがとうございました、皆様』 ――攻略終了だ。おめでとう、皆。
(※これにて当攻略スレッドは終了となります。 皆様、お付き合いいただき本当にありがとうございました!)
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