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【生産室】
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| ディラドゥア・クレイモア(czch7434) 2011-08-27(土) 18:29 |
【生産室】と書かれたゲートの先は不思議な世界が広がっていた。 一切飾り気のない純白の室内の中には、様々な色をした立方体の存在が複数立ち並び、 緑や青や赤といった様々な色を発しているのが目に入る。
サイズは3m四方ぐらいだろうか。 正六面体で構成された色とりどりのキューブは、 各々がスタンドアロンで様々な物資を生産、加工するために作られた「プラント」だ。 色に合わせた様々な物資が生産されては、吐き出される。 その様々な物資を運搬、貯蓄するゴーレム達の慌ただしい姿がそこにはあった。 戦いに勝利するための、様々な物資。 薬や、巻物。そして汎用の魔道具に至るまで、様々な物がここでは取り揃うだろう。 ここで取り揃わないのは食料と水くらいのものだ。
現在、プラントはすべてが正常に稼働中。 一部休止しているものもあるが、意図的に止めている。
入ってすぐの近くに立て看板が付いている。 そこには、こう書かれていた。
「お望みのものがありましたらなんなりと。 使い捨て型の魔道具、薬も生産しておりますのでご自由にお持ちください。」
------------------------------------------------------------------------------- 雑談スレッドです。ご自由にどうぞ。
■キューブの生産物(参考) キューブは光の色によって生産物が違います。 停止しているものは故障などではなく自由に使えるようにしてある為です。 (生産レーンを空けているということ)
■赤色(攻撃、呪術用魔道具) ■緑色(植物の栽培、回復や再生等の薬) ■青色(転移、補助系魔道具) ■黄色(性能が高い特殊魔道具)(少量生産中。レーン空きあり) ■黒色(専門には生産効率は劣るがなんでも。)(停止中)
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戦闘前の一準備。
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| ディラドゥア・クレイモア(czch7434) 2011-08-29(月) 11:52 |
(練武場に寄る道中。幾つかの物資の受け取りへ。 生産物はいい効率で溜まっている。 置き場所は作れるからとコンテナ単位で置いてあるものも数多い。 その中から幾つか取り出すように、ゴーレムに命ずる)
――Golem。物品請求。 チェックリストの物品を請求する。 至急持ってこられたい。
(主はそれを告げると、一枚の紙と腕輪を一つゴーレムに手渡した。 紙の内容は物品のチェックリスト。 これに書かれた内容を腕輪に入れるように、と。
内容も内容だ。 各種転移巻物が各30巻、薬に置いては30服を数える大型請求。 普通ならば持って歩けぬ量と数を彼は腕輪に収めて持ち歩くのだ。 これはそれだけ長期に潜るときの装備であり、 また激戦前の準備でもあった。門の先の戦場は、おそらく激しい。
腕輪を受け取れば内容物を確認。しっかりと揃っていることを確認する。 準備は整った。いざ、戦場へ。) |
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戦いは過ぎ、旅人は訪れる。
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| コタロ・ムラタナ(cxvf2951) 2011-09-13(火) 19:22 |
平和を望むなら戦争に、か。……。 (エントランスの看板に書かれた言葉を感慨深げに呟きつつ、 通路をふらふらと歩いてくる軍装の男)
適当に入ってきてしまった、が……不味かっただろうか。 というか、ここは一体……店? いや、違うか…。 ………………。
……まあ、怒られたら謝って……全力で、逃げよう……。
(落ち着きなく周囲をきょろきょろと見回しながら男は進む。 ゴーレムの動く音に引き寄せられるように、男は生産室の門をくぐった) |
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来賓への礼を。
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| ディラドゥア・クレイモア(czch7434) 2011-09-15(木) 09:09 |
(内部ではゴーレム達がせわしなく物資の管理を行なっている。 プラントの生成物が貯まり、コンテナ単位で運ばれては貯蔵されていく。 人海戦術をゴーレムで行うことで管理の効率化を行なっているのだ。 その中で、やってきた軍曹の男にはカウンター単棟のゴーレムが対応する。)
イラッシャイマセ。ナニカオ探シデスカ? ココハ販売ノ機能モ兼ネテオリマス。
(電子音で構成される音声は、旅人への案内だ。 ある程度の自律思考を備えたゴーレム故に、融通は効くだろう。) |
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ビクッ
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| コタロ・ムラタナ(cxvf2951) 2011-09-16(金) 01:06 |
ゴーレム…? これは生産ライン、か……とするとここは搬入口? …………。 ……やっぱ、勝手に入ったのは不味、……ッ!! (一人でブツブツ何か言っていたが、声をかけられ分かりやすく動揺。 しばらくあたふたしていたが、相手がゴーレムと気づき、漸くホッと一息)
……あ、ああ。やはり店、なんだな。 いや、兼ねてるということは、本来は違うんだろうが……まあ、いいか。 周囲から察するに、魔法器具関連の店なのか…? お探しと言われても……手持ちもあまりないし、参った。
でも、折角だし、そうだな…。 チョークとか、あるか? 陣を描くのに使うんだが……確か、持ってたの、折れてるんだ。 (対応するのが機械的とも言えるゴーレム相手で、 実際に人を相手にしている訳ではないからか、少しだけ緊張がほぐれてきたようだ) |
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キョトン
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| ディラドゥア・クレイモア(czch7434) 2011-09-18(日) 03:23 |
(あたふたしている相手を見ても、ゴーレムは無表情を崩さない。 きょとんと相手を見つめるだけだ。あたふたしても、仕方がないから。 しばらくつぶらな瞳が相手を見つめ、落ち着いた様子を確認すると――)
ビクビクシナクテモ、ダイジョウブデスヨ? モーマンタイ、モーマンタイ。
(そんなことを。天然な性格なのだろうか、それとも何がしかのおとぼけさんか。 そんな性格とりどりのゴーレムは、相手の要望を聞いて。)
アア、「チョーク」デスネ。オマチクダサイ。
(そう言うと、奥の部屋から色とりどりのチョークを箱で持ってくる。 チョークペンが数本持って来られているが、サービスのようだ。)
何色ヲオ求メデスカ? 「チョークペン」ハサービスナノデオモチクダサイ。 オ代ハキューブデモ、魔力デモ、物品デモナンデモ構イマセンヨ。 ゴ自由ニドウゾ。
(そんなことを。魔力を融通してくれれば、それは立派な商談になる。 それが主の店のスタンスだった。) |
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初めてのお買いもの
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| コタロ・ムラタナ(cxvf2951) 2011-09-18(日) 22:14 |
モー…? ……あ、ああ、ありがとう。 ……まだあまり、この世界に、慣れていないんだ……すまない。
(示されたチョークを眺めて) 色、か。特に、こだわりは無いが……とりあえず、白を一本、貰いたい。 サービスまでしてくれるのか……有り難い、な。主人に……礼を言っておいて、くれ。 支払は……魔力? この世界の通貨はキューブだと聞いていたが……相手次第では、多少の融通も利く、のか。 じゃあ、折角だから、魔力で払おう。……どうすれば良い? ……流石に、チョーク一本程度で……干からびはしない、だろう……多分。
それと、ついで、だ……教えてくれ。ここは、何だ? 店としての機能もあるようだが……それがメインでは、無いらしい、しな。 えっと、差支えなければ……教えて、くれるか。 |
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居候登場。
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| フブキ・マイヤー(canw5953) 2011-09-19(月) 23:40 |
(ゲートを潜り、ワニヒトの男が入ってくる) 失礼、今日からここでお世話になるフブキ・マイヤーだ。 依頼された物の生産テストのために黒キューブをお借りしたいが、使用方法についての説明を頼めるか? と、いっても。そちらは先客がいるようだ。説明はそちらの用事が終わってからでいいさ。 |
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お客と居候志望者という取り合わせ。
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| ディラドゥア・クレイモア(czch7434) 2011-09-20(火) 01:40 |
(まだ緊張しがちの相手を気遣う気持ちがどこかあるのだろう。 ゴーレムはどこか心配そうな目線を投げかけている。 つぶらな優しい目ではあるが、やはり人工物。無機質感は否めない。)
ダイジョウブデスヨ。 ソノウチ慣レマス。 気楽クツロイデ行ッテクダサイ。
アア、「チョーク」ノ「白」デスネ。 毎度アリガトウゴザイマス。ナァニ、礼ニハ及ビマセンヨ。
魔力デノオ支払イデシタラワタシト軽ク握手シテ頂ケレバ。 「チョーク」1本分ノ魔力ヲコチラデオ受ケ取リシマスヨ。 引取ル魔力デスガ、「チョーク」1本分デシタラ……ソウデスネ。 魔力減少ニ伴ウワカラナイ位ノ疲労ガアリマスガ、問題アリマセン。
ココハ戦闘ニ必需トナル用品ノ生産販売並ビニ譲渡ヲ行ウトコロデス。 主ハ大量ニ物資ヲ使用シテ戦闘ヲ行ウ形態ヲ取ルタメ、 ソレノ維持並ビニロストナンバーノ戦闘者等ノ物資支援ノ為ニココハ作ラレマシタ。 生産メイントシテイルタメニキューブトノードガ並ンデイルノデス。
(そんな事を言うゴーレム。 雑用品で干からびるなんて有り得ない。それこそ本気で買い込まない限りは。 そう、つぶらな瞳でゴーレムは告げるのだった。
一方、白ワニの獣人には、連絡が行き届いていない表情で。)
……エ~、少々オ待チクダサイ。
(そう言うと、連絡の確認のためしばし硬直する。 許可されているかどうかの情報の確認は非常に重要だ。 データベース照合の結果は……。適応なし。)
……大変申シ訳無イノデスガ連絡ヲ承ッテオリマセン。 オ手数デスガ一度居住区ヘオ向カイ頂キタイト思イマス。 「アークマスター」ディラドゥア・クレイモア本体様カ、 「サブマスター」デアルソノ幻影カラ権限ノ移譲ヲシテモラッテクダサイ。
コノ「プラント」ハ「チェンバーキー」ノ認証二ヨッテオンオフサレマス。 「チェンバーキー」ノ確認ヲ以ッテ説明サセテ頂キタイト思イマス。 重ネ重ネデハアリマスガ何卒宜シクオ願イ致シマス。
(連絡の行き違いはこのチェンバーでは珍しい話ではない。 担当者が時々連絡を受けられない時も多々有る。 そんなどこか抜けた主で有るがゆえに、これは仕方のないことだったりするのである。)
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おいおい、しっかりしてくれよ…Owner?
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| フブキ・マイヤー(canw5953) 2011-09-20(火) 07:50 |
げ、連絡が行き届いてなかったのか… むぅ…(ちょっと困惑した様子を見せる。 しっかりしていそうだが案外抜けてるところもあるかもしれないな、とひっそり再評価をしつつ。) とりあえず、了解した。居住区の方へ赴くよ。 (すぐにその場を抜ける。) |
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ビックゥ!!
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| コタロ・ムラタナ(cxvf2951) 2011-09-23(金) 00:32 |
……!!!!! (鰐人の登場に判り易く肩を跳ね上げさせ、勢いよく振り返る。 そのまま一人あたふたしながら言葉を失い、一連の流れを見守り、 立ち去っていく鰐人の背を見送るに至り、ようやくホッと胸を撫で下ろした。 まだまだ対人には慣れないようだ) ………そういえば、ああいうのも居る…んだよ、な。ここでは。
>ゴーレム 握手、か。触るのか……。 ………まあ、機械と言っても魔法仕掛けだし……それに、 流石に握手だけなら、いくらなんでも……大丈夫、だよ、な。 (不安そうな間が開いたのは、自覚している自分の“特技”を思い出したから。 でもまあ、流石に握手だけで壊しはしないだろうと自分に言い聞かせ、 そっとゴーレムの手を握った(結果ロールはご自由に))
物資を大量に……豪勢、だな。判らんでも、ないが。 主人が、自分の為に立ちあげたプラントを、 ついでに商売用に回している……という、感じか。成程な……合点が、いった。 |
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モーマンタイモーマンタイ。
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| ディラドゥア・クレイモア(czch7434) 2011-09-27(火) 17:52 |
アリガトウゴザイマシタ~。
(店番役は静かに相手のことを見守る。 見守るだけの簡単なお仕事でもあるのであるが、それが何より接客のコツである。 ビクビクしたり、いろいろ困惑する相手を静かに見守って。 鰐人の背を見送れば、軍人風の男の応対へ向かうのだった。 軍人風の男に向けられる瞳は、きょとんとした子供のような目だ。)
ソウデス。マ、壊レルワケデナシ。 オキガルニ。
(そう言って、そっと相手の握手に応じれば、魔力の代金をそっと引き出す。 軽い疲労がそちら側に伝わると同時、魔力の塊である水晶が形成されて。 そっと、おはじき大で出てくるのだ。そのおはじきを手に取れば、支払い完了である。)
オ支払イアリガトウゴザイマシタ。 マタノ御利用ヲオ待チシテオリマス。
ソウイウコトデス。イロイロ在庫モ余リマスシネ。 一石二鳥、デスヨ。
(そんな事を、ハハハと笑いながら話すゴーレム。 本当に無機物のそれであるのに、何処か人間臭いのだった。 |
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任務(お買いもの)完了。
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| コタロ・ムラタナ(cxvf2951) 2011-10-02(日) 22:51 |
(手を離した後もゴーレムが無事に動いているのを確認。少しほっ。 視線を生成された水晶に向ける) へぇ……こうなるん、だな。結晶のようなもの…だろうか。
ああ、世話になった。……色々、と。 また…何かが、切れた時には……世話になるとしよう。 ……魔力で、支払える…というのは便利だし、貴殿は…付き合い易い。 この世界で、生活を続ければ……いつか、ここの主人に会う日も…来る、かもしれないな。
(そうして取引を終え、男は一礼してその場を立ち去る。 そういえば名乗るのを忘れたと男が気付き、 だがただの店員、しかもゴーレムに名乗るのも如何なものか……と悩みだすのは、 店を後にしてから割とすぐのことである) |
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