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[11] 【グリード】
セダン・イームズ(czwb2483) 2011-11-10(木) 21:14
そこは、煌びやかなゴミの山、金銀財宝の山に包まれた宝物庫の中のようなところだった。
山のところどころには、どこか見覚えがあるようなものも混じっており、それが酷く気になってしょうがない。
歩いていた山の頂上にたどり着くと、過激なプリントの青地のTシャツにジーパンの上に貴族が着るようなコートを羽織り髪をオールバックにしサングラスをかけている奇妙な男が、妙に大きなディナーテーブルを挟んで座っていた
男は貴方の存在に気づくと、ばんと机を叩きながら、上機嫌にテーブルの上を歩いてくる
「ん、おー!おー!おー! よっく着てくれたぜぇお客さまぁ! 俺はガンドルフ! ブラッド・ガンドルフ! ここのルゥールであり、神様だ、よろしくな! ここでお客さんのおもてなしをすんのが俺の仕事だ! だってみろよここ! きんきらしてるばっかで何の面白みもねぇ! けどもう気づいたろ? ここに落ちてるゴミの中には、あんたがかつて欲していたものが混じってる、尤もー、こんだけ広大な世界だ、探すのにどんだけ時間がかかることか…探し終える前に力尽きるかもしんねぇなぁ、あーだせぇだせぇ…けどな? 俺とのゲームに付き合ってくれたら、その手間、省かせてやるぜ? 興味ない? んじゃー話はここまでだ、頑張って探しな、だ、け、ど、この世界じゃそう簡単に諦めは通用しねえ、欲望は刺激され、手に入れるまで気がすまなくなーる…そこだけは覚悟しな…」

「お、ゲームに興味を持ったか? それなら話は簡単だ、ゲームの内容を説明してやる! 内容はてめーの得意な分野での勝負だ、勝ったら段階的に、てめーがかつて欲したものが手に入っていき、最終的には今ほしい物をくれてやる! た、だ、し! ゲームに負けたら、てめーの血を少し貰う…俺は吸血鬼なんでな、なーに安心しな、一回に必要な量は致死量の10分の一程度で勘弁してやる、勝っちまえばただでほしいものが手に入るんだ、安いもんだろ?」

(ということでここは強欲の間【グリード】 ここのどこかに、貴方がかつて欲したもの、貴方が今欲しているものが具現化しています、ひたすら探すかガンドルフのゲームに付き合うかはお任せします、どちらにせよ、力尽きる前や、ゲームに完全に敗北する前にセダンが助けに入りますので命は大丈夫です…なお、例の如く具現化したものは全てまやかし、勿論外には持ち帰れません、しかし欲が刺激されているので、それを目の当たりにしたとき、幻覚であることを忘れてしまうかもしれません、その時、本当に諦め切れるのか、そういう心の強さと引き際のよさが試されます、ちなみにガンドルフは立場上セダンの部下で、昔ボロボロに負かされてからは頭が上がらなくなってるようですが、戦闘能力は決して低くないようです、階級は子爵、とりあえずの目安にして、力づくで奪おうとしても構いません、ちなみにゲームにはイカサマが仕込んでありますので、難易度は高くなってるようです、見破って楽勝勝ちするか、追い詰められまくるかはお任せします)

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