先日夢浮橋から帰って来たニワトコと夢幻の宮の頭上には、夢浮橋の真理数がちかちかとではあるが点灯し始めていた。 再帰属が叶えば、当然のことながら異世界へ旅することはできなくなる。 その前に……と二人は思い出の地であるヴォロスのシャハル王国を訪れていた。 素敵な誓いをしたホレフの街はまだ少しだけ雪の季節には早かったが、花の咲き乱れるこの国はいつ来ても心穏やかになれる。 よそ行きのワンピースにハーフコートを纏った彼女を見て、帰属したら彼女の洋装を見る機会もなくなってしまうのかな、とニワトコは少し残念に思う。「ニワトコ様、……ニワトコ様?」「あっ……うん、なあに?」 目の前の彼女が心配そうに自分を見つめていることに気がついたニワトコは、笑顔で返事をして。「ちょっと考え事をしていただけだよ」と告げる。「夢幻の宮さんに見とれていたんだよ」とか言えれば良かったのかもしれないが、ニワトコは常にそんな振る舞いができるタイプではない。「やはり王都ネスへ先に参りましょう。普段あまり開放されていない『蒼の庭園』が今、公開されているそうでございます」「そっか、ぼく達タイミングが良かったんだね。その庭園、是非見たいな」 キャラバンから情報収集をしていた夢幻の宮が、聞き出した情報を告げる。ニワトコが嬉しそうに言うものだから、彼女も嬉しそうに笑んだ。「では、王都へ行った後はどういたしましょうか?」「あ、ぼく、シャハル王国を建国したっていわれてる伝説の女王様を祀っている街に行きたいな……確か、シャヴィットだったかな?」 シャヴィットの街はユララリアを大々的に祀っており、ユララリアにまつわる品物が沢山売っているという。それは絵姿だったり、童話だったり、ユララリアのピンクの髪の祝福を受けたとされる枝垂れ桜に似たニシェックの大木があったりする。ユララリアを祀る大聖堂もあり、そこで祀られているユララリアの大きな絵姿と同じ格好をして絵を描いてもらうというのも人気だ。 ニシェックの樹の下でキスをすると幸せになれるって言い伝えがあるらしい――ニワトコは報告書でその知識を得ていた。 今でも十分幸せだけど、これからの幸せを願ってみるのもいいかもしれないと思ったのだ。「承知いたしました。それでは王都の後はシャヴィットへまいりましょうか」 夢幻の宮は言い伝えを知らないのだろうか、いつもの穏やかな表情でニワトコを見て、頷いた。 二人はまず、王都へ向かうキャラバンへ同行させてもらい、植物に囲まれたこの国の景色を楽しみながら、共に時間を過ごしていく――。 *-*-* ネスは王都というだけあってさすがに大きな街である。 もちろん、たくさんの店がある。期間限定で旅商人に店舗を貸す施設などあるらしく、国中から色々なものが集まっているようだ。 それにくわえてやはり見どころは王城を囲むように四方に位置する庭園。 リンデン(菩提樹)の庭園、薔薇の庭園、夢見草(ゆめみぐさ)の庭園、蒼の庭園――期間によって一般公開されていない場所もあるが、その庭園は素晴らしいのだという。 今回二人が目的としてきた蒼の庭園は、その名の通り青い花を集めた庭園である。あまり頻繁には公開されないらしく、遠くから庭園を見に来た人たちもたくさんいるようだった。「ひとがたくさんだね……!」「ええ。けれどもなんだか……」 庭園の見学客とはまた違った雰囲気の一団がいて、二人の気を引いた。皆が皆、正装していて何かを取り囲むようにしている。「あそこにはなにがあるのかな?」 つ、と爪先立ちになってニワトコが背伸びしても向こうの様子はあまり見て取れなない。 と、その時人垣が割れた。「あっ……!」「……!」 ニワトコは小さく声を上げ、夢幻の宮は息を呑む。 視界の先には青い花で飾られた祭壇があり、その祭壇の前から青に金糸で装飾された絨毯を渡ってこようとしているのは二人の男女。 男性は白いタキシードに胸に青い花をさして。 その男性と腕を組んだ女性は、白いドレスに青い花のブーケを持って。 そう、そこでは結婚式が行われていた。 参列客達が新郎新婦の末永い幸せを祈って風に乗せて撒くのは、無数の青い花びら。 永遠の幸福、奇跡、神の祝福、溢れる思い、ふたりの絆、あなたは幸福をふりまく、信じあう心、幸福な愛――何種類もある青色の花にはこのような花言葉があり、二人の新たな門出を祝うのにふさわしい。「花嫁さんだ! きれいだね!」「……」 少し興奮気味で無邪気に告げたニワトコの言葉に、夢幻の宮は何かを考えるようにしていて答えなかった。(見とれているのかな?) そっと彼女の横顔を覗きみると、見とれているにしては真剣な表情で。 と、彼女の唇がニワトコの名前をかたちどった。「うん? なぁに?」「ニワトコ様、わたくしと真のめおとになってくださいますか?」 その言葉にニワトコは目をまあるくするしか出来なかった。 ニワトコの中に結婚という概念は染み渡っていない。好きだから、愛しいから一緒にいる、それとは違うのだろうか。「めおとになる――結婚するというのはひとの作った一つのシステムです。確かに結婚せずとも側にいることはできましょう。愛しあうことは出来ましょう。けれどもひとつの節目として、結婚という概念がございます」 ぽつりぽつりと語る彼女の瞳は、まだ新郎新婦を捉えている。「世間体というものを考えて、結婚をするということもございまする。ひとの世界で暮らしてゆくならば、世間体は大切でございます。けれどもわたくしはそういったものを抜きにして、ニワトコ様とめおとになりたいと考えておりまする」 そっと顔を動かして、夢幻の宮はニワトコをじっと見つめた。「『ニワトコ様の妻』になりとうございます……」 自分を見つめる彼女の瞳は柔らかに潤んでいて、ニワトコはその瞳をじっと見つめていた。=========!注意!企画シナリオは、便宜上、参加枠数が「999」になっていますが、実際には特定の参加予定者のために運営されています。この企画シナリオは下記のキャラクターが参加予定です。他の方のご参加はご遠慮下さい。万一、参加予定でない方のご参加があった場合は、参加がキャンセル(チケットは返却されます)になる場合があります。<参加予定者>ニワトコ(cauv4259)夢幻の宮(cbwh3581)=========
じっとこちらを見つめる夢幻の宮の潤んだ瞳に、キュッと心臓を掴まれたような気がした。 (けっ、こん……) 口の中で小さくその言葉を呟く。 ニワトコは結婚については多くを知らない。ひとの世界に来て初めてそのようなシステムがあることを知った。その時はまさか、自分がその当事者となるとは想像していなかったのだ。 (……、……) 沈黙するニワトコ。視線だけは彼女の黒い瞳を離さないで。広がる沈黙に彼女の瞳が不安そうに震えたのがわかったから、ニワトコはそっと手を伸ばした。自分で自分の手を握るようにしていた彼女。その手をゆっくりほどいて、ニワトコは彼女の白い指先に指を絡める。互いの熱が皮膚の下へと染みこんでいく。 「ぼくたちは旅人だけど、お願いすればここで出来るのかな?」 「……!」 柔らかい微笑みを浮かべて小さく首を傾げる。彼女が驚いたように目を見開いた。 「ニワトコ様……?」 勿論ニワトコの発した言葉の真意は伝わっているはずだ。だが自分の解釈で合っているのか、自分の都合の良いように解釈してしまっているのではないのか、怯えるような彼女の瞳。ニワトコは彼女を安心させてあげたくて、口を開く。 「結婚、については多くを知らないけれど。きっと、ふたりの結びつき、絆を深く固くするものなのかな? って思う。だったら……」 すうっと息を吸い込みまっすぐに彼女を見据えて。 「ぼくは夢幻の宮さんと結婚したい」 結婚するのだとしたら、後にも先にも彼女以外とは考えられない。 正直、結婚というものにはまだピンときていないけれど、二人の絆がより深いものになりこそすれ、悪くなることは考え難いから。 「さっきのひとたちみたいに、たくさんのひとや花に祝福されて……。うん、ひともそうだけど、花におめでとうって言ってもらえてる感じがするのは、とても嬉しい。だから」 はらりはらりと彼女の瞳から生まれた真珠が二人の結び目へと落ちる。零れた雫を優しく唇で吸い取り、そっと、見つめ合った。 その時。 ふわり……二人を囲む花の香がいっそう強くなり、穏やかだった空気が動いた。 「!」 「!?」 縮まった二人の距離。歓声と多くの視線が二人を捉え、二人がその理由を把握するまでに数秒。 ふぁさり……花の香がいっそう強くなったのは、二人の間に受け止められるように着地した青いブーケのせい。 「これは……」 そのブーケには見覚えがあった。遠目からだったが、花嫁が手にしていたものに間違いはない。そっと手に取る夢幻の宮。ニワトコがブーケから顔を上げると参列客だけでなく庭園を訪れていた観光客たちも二人を笑顔で見ている。 「次の花嫁はあなたね!」 ブーケを投げた花嫁がそう告げると、どっと歓声と拍手が湧いて。ブーケを受け取れなくて悔しそうな女性参列客達も、それでも拍手で二人を祝福してくれていた。 「……ありがとうございまする……」 花を抱いた彼女がほんとうに嬉しそうに目を細めたから、ニワトコは突き動かされるように前に出ていた。 「あのっ……」 *-*-* この国はワケありの旅人にも優しい。ニワトコの質問に帰ってきた答えは是。祝い事はいくつあっても困ることはないと、ある意味ワケありの旅人である二人を受け入れてくれたのは、当の新郎新婦だった。自分達にも祝わせて欲しい、その望みは参列客達にも伝わり、蒼の庭園のブライダル担当にも伝わった。 レンタル用のドレスがありますからという案内に式をあげられるだけで十分でございます、夢幻の宮は恐縮してそう言ったけれど、ニワトコが譲らなかった。無理強いするつもりはないけれど、優しく告げる。 「ぼく、夢幻の宮さんの花嫁姿、見たいな。絶対、似合うと思うから」 その言葉に、遠慮していた彼女は小さく頷いて目尻を下げた。 夢浮橋は和服文化の国だ。再帰属すれば洋装を、特にドレスなどを着る機会はほぼ無くなるだろう。だから、という気持ちもあった。 庭園近くの施設でそれぞれ借りた衣装に身を包む。白いタキシードに身を包んだニワトコは、髪を片側の首元で一つにくくり、蒼いリボンを結んでもらった。胸元には庭園から摘まれたばかりの蒼い花。 夢幻の宮はプリンセスラインの白いウエディングドレス。ビスチェタイプのそれは背中が大きく開いていて、髪を結い上げたことで顕になったうなじと背中が妖艶だ。髪が長いので一度上で固定して一部は下ろすようにしているが、ヴェールをつけていることもありその姿は新鮮だった。彼女が一歩ニワトコに近づくごとに幾重にも重ねられたフリルのような裾と、その裾に飾られた蒼い生花が揺れる。後ろに行くほど長くなっている裾にも蒼い花びらが散りばめられていた。 「夢幻の……ううん、霞子さん。とても、とても素敵だよ」 「……ニワトコ様も」 恥ずかしそうに彼女が口元に掲げたブーケは先ほど受け取ったものとは別のブーケだ。受け取ったものは記念としてドライフラワーかプリザーブドフラワーにすることにしたらしい。 「新郎様、新婦様、参りましょう」 案内係に導かれて、蒼の庭園内の祭壇まで並んで歩く。王都を、庭園を訪れた人々からの歓声と祝いの言葉が二人を包み込む。知らない人からの祝福であっても、嬉しい事には代わりはなかった。微笑み、時々手を振りながら歩く。 「こころがぽかぽかするね」 「ええ」 そっと二人だけで式をあげるのでもよかった。寧ろそのつもりだったから、こそばゆい。 祭壇に導かれ、少し緊張してそこに立つ。背後に感じる視線、二人を包み込む蒼い花達の香りは暖かく、二人を祝福してくれている、見守ってくれているのが伝わる。 「ニワトコ、霞子、二人はここに夫婦となることを、蒼き花々に誓いますか?」 進行役の男性に視線を向けられたニワトコ。ここでは神にでも人にでもなく、二人が出会えた奇跡を、奇跡の塊のような蒼い花に誓うのだという。 「はい、誓います」 花に誓う結婚式。これ以上に二人に似合う式はないかもしれない。視線を向けられた夢幻の宮も小さく頷いて。 「……はい、誓います」 「それでは蒼き花々と参列者達の前での近いのくちづけをもって、二人を夫婦と認めます」 指輪なんて用意していなかったから指輪の交換はないけれけど、これだけたくさんの祝福を受けてまだ足りないなんて欲張りすぎるから。ふたりには誓いのくちづけだけで十分だった。 そっと、ニワトコは夢幻の宮のヴェールへと手を掛ける。クリアになった視界でニワトコを捉えて彼女はこそばゆそうに微笑んだ。そしてゆっくり閉じられる瞼。震える睫毛。 「……」 そっと顔を近づけると入り混じる二人の吐息。ふわりと唇が触れた瞬間、何も聞こえなくなった。互いの鼓動と細い吐息だけが聞こえる。これが幸せの音なのだ、そっと唇を離して彼女を見つめると、ほろほろと彼女が涙を流していた。 おめでとうの大歓声に拍手の渦。歓声に合わせて祝福するように花達が揺れる。こんなにも祝福されるなんて、思ってもいなかった。 「ありがとう、ございます……ニワトコ様」 「ぼくこそ、ありがとう。泣かないで、霞子さん」 嬉しくて泣いているのだとわかっていたけれど、愛おしくて、思わず彼女をギュッと抱きしめた。 *-*-* 薄暗い部屋。クイーンサイズのベッドの真ん中に寄り添うようにして。 上半身を起こした彼女の手がそっと、ニワトコの胸板を滑る。 壊れてしまいそうなほど激しい鼓動と感じたことのない衝動に襲われて、少しばかり抱いた不安を彼女は見抜いたようだった。 薄明かりに浮かび上がる彼女の裸身。流れる髪が妖艶に輝いて。 導かれた手が触れたのは彼女の乳房の辺り。その柔らかさに驚いたものの、触れた部分から伝わる鼓動が自分と同じく早鐘を打っていることに気がついて、微笑み合う。 感じたことのない衝動はニワトコを苛み、身体を火照らせる。けれどもそれがおかしいものではないということは頭の何処かが理解していた。 眠っていた本能が目覚める。欲しい――そう思ったら止まらなかった。 むさぼるようにくちづけをし、いつも幾重もの布で隠されているやわらかな部分に触れる。 彼女が小さく零した声は熱を孕んでいて、ニワトコの本能を掻き立てる。 ――なんだろう、おかしくなっちゃいそうだよ。 想いという熱の放出方法がわからず戸惑うニワトコを、彼女は優しく導いてくれた。 五感すべてで互いを感じ、彼我がわからなくなるほど融け合って。 何度も、何度も、離してなるものかと絡み合って熱い吐息を絡ませて。 雫がシーツにシミを作るのも気にせず、二人は求め合う。 ベッドサイドに飾られた蒼いブーケは、そっと目と耳を閉じていた。 *-*-* 「おはようございます」 ベッドの上で半身を起こすようにした彼女は朝日を背に浴びて、神々しく見えた。少し照れくさそうに笑いあうものの、彼女はずっとやわらかな表情を浮かべている。時間が許すならずっとこうしていたい、ニワトコは思わず彼女を抱きしめた。触れた素肌と素肌が昨夜の熱を思い起こさせた。 チェックアウトを済ませシャヴィット行きの馬車の荷台に乗せてもらう。彼女の態度がなんだかいつもと違うことにニワトコは気がついた。 そっと隣のニワトコに体重を預け、心から安心したようにリラックスしているのだ。 (ふたりでいるのは同じなのに、なんだかちょっと、感じが違う気がする。これが『夫婦』になった、っていうことなのかな?) そっと、腕を伸ばして彼女の肩を抱いてみた。驚いたように顔を上げた彼女は蕩けるような笑顔を向けてくれる。ニワトコの心に愛おしさが募る。 「……ありがとうございます」 「?」 その言葉の真意はわからない。けれども彼女はそれ以上何も言わず、幼子のように歌を口ずさみ始めた。馬車の土を踏む音と揺れがその歌に絡みついていく。 (もしかして、不安……だったのかな) 彼女の生まれ育った夢浮橋の結婚形態を耳にしたことがある。彼女の求めた『真のめおと』とはどんな意味だったか、今のニワトコにならわかる。無論、彼女がニワトコの気持ちを疑っていたわけでないことは承知している。もっと、もっと――昨夜のニワトコのように彼女もニワトコを求めてくれていたのだろう、決しておもてには出さなかったのは、きっとニワトコを気遣ってのことだ。 そう思うと今まで以上に彼女が愛しく思える。愛しさというのは限界を知らぬものなのだとニワトコは知った。 *-*-* 「どうぞ」 シャヴィットの街に着いて、見よう見まねで腕を差し出したニワトコに彼女は嬉しそうに腕を絡めてくれた。二人並んでたくさんのお店を覗く。帰属した後も使えそうな食器や小物類を購入したりして。休憩がてら軽食と飲み物を頂いて、ユララリア様の像も見て。気がつけば夕焼けが街を照らし始めるような時間だった。 「そろそろ宿へ向かいますか?」 「ううん」 ベンチから軽く腰を上げた彼女の手をとって、ニワトコも立ち上がる。 「あと1箇所、行きたいところがあるんだ」 その場所と言い伝えを教えると、彼女の表情は砂糖菓子のように甘くなって。行こう、思わず手を引いて走る。 枝垂れ桜に似たニシェックの大木の下には運良く誰もいなかった。花々の合間から覗くのは、花に似た色をした夕焼け。 息を整えてふたり、向い合って。 「ふたりがこれからも、たくさんたくさん、幸せであるようにとおまじないだよ」 そっと彼女の頬に手を伸ばす。ゆっくり瞳を閉じた彼女の唇に唇を近づけて。 触れ合った瞬間、たまりかねたように彼女が背に腕を伸ばしてきたものだから、ニワトコもそれに答えて彼女を掻き抱く。 さわさわと降り注ぐニシェックの花びらが二人の髪を彩り、頬をかすめていく。 「ニワトコ様、どの世界の誰よりも、わたくしは貴方様を愛しております。妻にしていただき、ありがとうございます」 唇が離れたあと彼女はそう告げて、再び唇を合わせてきた。 願うのは、末永く共にあること。 忘れられない想い出を得られた事に感謝を込めながら。 ふたりの道は交わった。 正式な夫婦となったふたりは、これから共に歩んでいく。 しっかりと繋いだ手は、決して離れることはないだろう――。 【了】
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