シャンヴァラーラに出かけた歪が戻らないまま数日が過ぎた。 自他ともに認める心配性の――そして同居人たちを溺愛している――鰍は、いてもたってもいられなくなって壱番世界に戻り、知人のロストナンバー、ミケランジェロを呼び出してから彼とともに0世界へとんぼ返りした。 なぜ直接シャンヴァラーラに向かわなかったのか? それは、 「だァから、ンで俺まで行かなきゃならねぇんだよ」 「うるさい手が要るんだ手伝えっていうか土下座でもなんでもするんで手伝ってくださいお願いしますッ」 「……ここでそれはやめろ、ターミナルだぞ。こんなとこで悪目立ちすんのはごめんだ」 「じゃあ、行ってくれんの?」 「仕方ねェ……まあ、世話にはなってるしな。迷子探しくらいなら手伝ってやってもいい」 あの広大な世界で人探しをするのにひとりでは心もとなかったからだ。 そして、鰍には、こういうとき巻き込めそうな同属性の友人知人と言えば、ミケランジェロくらいしか思い浮かばなかったのである。 「んで……どこだった、行先は」 「あんたホント人名とか地名覚えないよな……シャンヴァラーラにある【箱庭】のひとつだっつったろ」 「うるせぇな、覚える必要がなかったんだよ」 シャンヴァラーラでもっとも異端な発達を遂げた【箱庭】、『電気羊の欠伸』。 歪は、失われた記憶と、失われた大切な誰かとの絆を求めて頻繁にあそこへ出入りしていた。今回も『電気羊の欠伸』の一角にある想彼幻森に行ってくると言って出掛けたまま連絡ひとつないのだ、何かあったと考えて間違いない。 「『電気羊の欠伸』なァ? 噂にゃ聞いてるが、その歪ってやつはそこへ何をしに?」 「人探しだ」 「はぁ? 人探しに行って自分が探されるがわになってりゃ世話ねぇな……」 「……まあ、そういう子なんだよ」 「子? そんな年下なのか?」 「あ、いや、たぶん俺より年上だけど。なんつか……放っておけないんだよなぁ」 「はぁ……そんなもんかね? まあいい、とりあえずさっさと行くぞ。ここでぐだぐだやってたって何も進まねぇからな」 ものぐさなのに妙なせっかちさのある――要するに、本意ではない『仕事』はさっさと終わらせようということだろう――ミケランジェロに急かされつつロストレイルに乗り込む。 「大丈夫だとは思うけど、無事でいてくれよな……」 何度同じようなことをつぶやいたかわからない、と思いつつも、歪が心配な気持ちに変わりはないのだ。 * 想彼幻森の入り口にそれはいた。 材質のよく判らない、漆黒のスキンスーツをまとい、身体のあちこちからプラグやコードやコネクタをはやしたそいつは、鰍に夢守だと――この【箱庭】を司る神の化身で守護者だと――説明されるまでもなく、異質な存在としてミケランジェロの目には映った。 生き物のにおいがしなかったのだ。 そのくせ、いのちや死、滅びのにおいが、濃厚に漂ってくるのがわかるのだから、理解しがたい。 だから、そいつが不思議な形状の瞳孔をした双眸を細め、 「なるほど……やはりお前か、鍵の男」 よく判らないことを言って自分を見つめた時も、眉をひそめることしか出来なかった。さらに、言葉の意味を質そうとしたら、いてもたってもいられないといった風情の鰍がふたりの間に割って入り、ミケランジェロの言葉を奪ってしまう。 「はァ? 何を言っ……」 「それで一衛、歪は?」 「想彼幻森がどうにも不安定でな。魂真風(たまかぜ)にさらわれて記憶の海のどこかへ沈んでいるようだ。記憶の果実のもたらす声が大きすぎて、彼だけを見つけ出すのはひどく難しい」 「え、じゃあどーすんだよ」 「そうだな……私は、お前たちふたり分の質量ならマーキング出来る」 「要するに?」 「お前たちが想彼幻森へ突っ込んで行って歪を見つけてくれれば、それを目印に引っ張り上げられる」 「ええと、質問ってか確認です先生」 「何だその先生というのは」 「いやなんつーかノリです。まあさておき、俺たちにも沈んで来いってことだよねそれ? 歪が魚だとしたら、俺たちが餌と釣り針、一衛が釣り人?」 「有体に言えばそうなるか」 「無事に戻れる保証は?」 「お前たちの努力次第じゃないか?」 「ええー……いやまあ、うん、そりゃ頑張るけどさー」 「ちょっと待て、なんでごくごく自然に俺までものの数に入れられてンだ」 「えっ、手伝ってくれるんだろ?」 「そいつの物言いから察するに、どう考えても面倒臭ェ。普通の人探し程度なら手伝うがな、なんで俺が顔も知らねェような誰かのためにそこまでしなきゃならねぇんだよ?」 鰍には確かに世話になったが、だからといってミケランジェロに、その恩返しのために戻れなくなるかもしれない異空間へ飛び込む義務があるわけではない。ましてやミケランジェロには、失われた記憶の中の『誰か』を探し出すという、絶望的なほどに膨大な旅が待っているのだから。 「俺はごめんだね、ここで命を懸けんのは。――悪ィが、先約があるんだ」 しかし、渋るミケランジェロの『事情』を熟知でもしているかのように、あまたの死の気配を漂わせた夢守は、かすかに、しかしはっきりと笑ったのだ。 く、と、声を立てて。 眉根が寄るのを自覚する。 嘲りの色は感じなかったが、見透かされたような気がして不快だったのだ。 「――……何がおかしい?」 「『緋のアルカディア』のファートゥムも、モイラーも、ファタリタも、きっと同じ答えを出すだろうな。――曰く、一度回転を始めたならば、運命の輪を停めることはいかなるものにも困難である、と」 「何だって? もう少し判りやすい言葉を使え」 「お前が必要だ、堕ちた神。お前があの輪を廻す。尾を食む蛇のごとき無窮の輪を」 「だからな、判りやすく、」 「要するに」 ダメだこいつとは会話が成立する気がしねぇ、と、ため息とともに言を継ごうとしたミケランジェロと、そわそわしている鰍の襟首を、夢守が見かけによらぬ怪力で掴む。抵抗する暇もなく――というより予想もしていなかったというべきか――軽々と持ち上げられて、決して軽くはない成人男子ふたりの身体は宙に浮かぶ。 「ぅお!?」 「え、ちょっ……何、一衛……!?」 「つべこべ言わずに行って来い、ということだ」 身も蓋もない物言いとともに、奇妙な浮遊感。 夢守にぶん投げられたのだ、と気づいたころには、十三回と半分ばかり回転して森の中へと放り出されている。 「てめッこの、あとで覚えてろ……!?」 ミケランジェロの吼える声が遠ざかる。 一衛はそれを淡々と見送り、 「さて……では見届けようか。この、身喰いの蛇がもたらす帰結を」 不可解な、意味深なつぶやきとともに目を細めた。 * 「くそ……あいつ、戻ったらいっぺん殴る……」 どんな膂力で放り投げられたのか、それとも何か不思議な力を使ったのか、恐ろしい勢いで吹っ飛び、盛大に落下して全身をしたたかに打ち付けた。痛む身体をさすりながら――得体のしれない夢守を毒づきながら立ち上がってみると、どの方向を向いても森の入り口は見えなかった。自分たちがどこから入ってきたのかすら判らない。 「そういや、歪が言ってたわ……あいつ大雑把だから注意が必要だって。……歪にそれ言われる時点でこの程度のことは予測しておくべきだったんだな、たぶん」 立ち上がり、腰をさすりつつ鰍がため息をつく。 ミケランジェロも盛大にため息をつき、頭をガシガシと掻き回して周囲を見やった。 ――ひどく静かで美しい森だった。 それなのに、胸がざわめくような錯覚を覚えるのは、一衛が言っていた魂真風なる現象の所為だろうか。 「まぁいいや、歪を探そう。何か、痕跡でも残してくれてると判りやすくてありがたいんだけどな」 「……そううまく行くもんか?」 「何だ、案外悲観的なんだなミケって」 「おまえが楽観的すぎるだけだろうが」 「んー? いや、なんか確信があるんだよ、あいつは無事だ、ってさ。ここに入ってからますます強くなった」 「そういうもんか。俺にはよく判らな、」 「? どした、ミケ」 途中で言葉を切ったミケランジェロの視線が、何かに釘付けになっているのに気付いてそちらを見やり、 「あれは……?」 鰍もまた、目を奪われる。 懐かしいような、温かいような、どこかもの悲しいような、不思議な感覚をもたらす芳香が鼻腔をくすぐる。 「歪、なのか」 歩み寄った先には、黒と銀に輝く硬質な果実。 甘くせつない香りに誘われるように、ふたり同時に手を伸ばし、触れた、その瞬間。 ざあっ、と、強い風が吹き、それから、 ぽちゃん。 いっそ軽やかな水音とともに、風景が――意識が暗転、回転する。 * 雪崩れ込み、襲いかかるのは、途方もない量の記憶と、痛み。 「歪……?」 鰍は、【星】としての歪をそこに見ていた。 あまたの戦い、あまたの死、――あまたの喜びを。 (歪、そっちの護りは頼んだぞ。俺たちは側面からやつらを叩く!) (無茶するな、歪。たまには、私たちにも格好をつけさせろ) (お前がいてくれると心強いよ、歪。お前が俺たちの背中を護ってくれる) (ごめんな、歪。おまえに全部任せて逝くのはとても辛いけど、俺はここまでみたいだ) (すまない、歪。痛みばかり押し付けて逝く俺を恨んでくれていい……すまない) (ごめんなさい、歪。あなたを置いて逝くあたしを、許して。あなたを孤独にしてしまうあたしたちを) (歪、いつも私たちを護ってくれてありがとうねぇ) (歪がいてくれるから、私たちは安心して過ごせるよ、ありがとう) (歪、あたし、もうすぐ赤ちゃんが生まれるのよ。子どもが生まれたら、歪に名前をつけてもらおうかしら) (歪) (歪) (ヒズミ) (私たちの、護り手。世界一やさしい、難攻不落の門番) (ありがとう……ありがとう。あなたがくれた平穏が、わたしたちに幸せをくれたのよ) (お前がいてくれて、よかった。お前といっしょに戦えて、よかった) 巡り廻る膨大な記憶。 全身を苛む痛みは、今までに歪が負った傷によるものだろう。 「ああ、そうか」 掌でゆるく輝く果実に、激痛をこらえながら鰍はささやく。 「お前はこんなに必要とされてたんだな、あの人たちに。だから、あの時、あの人たちは、お前に生きろって願ったのか」 ただひとり生き残り、滅びた村を護り続けていた歪を迎えに行った時、鰍は村人たちの魂の祈りを聞いたのだ。 常人ならば耐え切れないだろう傷を何度も負いながら、傷つき血を流しながら、ただ愚直に、真摯に、自分を受け入れてくれた人間たちへの愛ゆえに、その小さな村を護り続けた無垢な門番を、村人たちの魂は生かしたいと望んだ。 「……うん、判ってる」 あの時聞いた声が再び脳裏に響いた気がして、鰍は頷く。 「あいつには、幸せになってもらわねぇと」 そして、それが実現しつつあることを、大いなる喜びが近づいてきていることを、なぜか鰍はひしひしと感じていたのだ。 一方、ミケランジェロは黒と銀の果実の中に別の記憶を見ていた。 「ありゃァ……誰だ。なんで、俺があそこにいる……?」 壱番世界の日本と変わりない街の、何気ない日常の記憶だった。 強い神気と、不可解な事件、そして激烈にゆがんだエネルギーのにおいがする、不思議で雑多な世界だ。 自分と見知らぬ青年が、肩を並べて歩いている。 黒髪に一筋の銀。銀と緑の色違いの眼。 どこか少年の凛冽さを残した、邪気のない顔立ち。 細身ではあるが、鍛え上げられているとわかる、すらりとした肢体。 「あの身体のどこにあんな怪力が、って何度も思ったんだよな、そういや」 つぶやいて、眉をひそめる。 「……何言ってんだ、俺は」 知らないはずなのに、なぜか懐かしい。 こんな記憶はないはずなのに、なぜか魂が叫ぶ。ああ、おまえはそこにいたのか、と。 肩を並べて歩き、青年の天然ぶりに巻き込まれて散々な目に遭い、痛い目にも遭わされ、毒づきつつも放っておけなくてまた巻き込まれ、何やかやで結局そばにいる。 天敵たちにとんでもない目に遭わされたのも、友人を得たのも、他者の名前を覚えたのも――正確に言えば『覚えさせられた』ものも少なくないが――、皆で食卓を囲むひと時を得たのも、他人と深くかかわり、それを喜びと知ることが出来たのも、結局、彼と出会ったからだ。 ひとのために戦う意味を知ったのも、彼と出会ったからだ。 彼と自分が、背中合わせで『敵』と対峙する記憶に、心臓が跳ねた。 彼は正面から、自分は側面から。 モップがくるりと円を描き、複雑な陣を描き出すと、生み出された光の矢が『敵』を襲う。体勢を崩した『敵』の懐へ迷いなく飛び込んだ彼がとどめを刺す。見事なまでの連携から、ふたりが互いに全幅の信頼を置いていることがわかる。 覚えていないのに判る。 自分はあの時、むしろ昂揚すらしていた、と。 「おまえ……誰だ……?」 届かぬと理解して手を差し伸べる。 ――少しずつ、気づき始めていた。 困惑は確信に変わりつつあった。 身に負った宿業からすべてを贖罪と断じ、自身が傷つくことには何の頓着も見せず、ひたすら戦いの中へと飛び込んで行く青年に、自分は歯がゆい、苦い思いを抱いている。 そばにいて、彼が傷つき血を流すのをつぶさに見てきた。 「……おまえだけが苦しむ必要なんざ、なかったんだ」 愚直で一本気な、高潔なあり方がつらいと、哀しいと思ったことも数えきれない。彼を救えぬ自分がもどかしいと、どうすれば楽にしてやれるのかと歯がゆい思いをしたことも数えきれない。 「そうだ……俺は」 そして、果実はついに、『あの日』を映し出す。 彼が救われた、あの日の記憶を。 『馬ッ鹿だなおまえは。俺だって判るぞ、そんなこと』 呆れ果てた溜め息とともに、呆然としたままの青年を抱き締める。 先ほど自分を森に放り込んでくれた夢守と似た雰囲気の、ヒトではない何かが、 『馬鹿だからこそ、修羅は可愛いのだろうよ』 金属製の腕で青年の肩を抱いた。 『ふたりとも、何、』 スキンシップに慣れていない青年が赤面し、狼狽して硬直する。 その背中を手荒く叩き、さらに強く抱きしめる。 『哀しいなら、嬉しいなら、泣きゃアいいんだ。そんなのは、誰にだって赦されてることなんだからな』 『ミゲル、何を言うて……』 『おまえが愛してたってのは伝わってたし、おまえは愛されてた。そういうことだろうがよ? それは、すんげぇ幸せなことだって、不慣れな俺にだって判る。つぅか、何でおまえに判らねェんだって不思議なくらいだ。――泣きてェくらい嬉しいって、そう思うことは、恥でもなんでもねェだろ』 『ミケはいいことを言う。それも愛というやつかな』 『やめてくれ、むず痒いから』 低く溜め息。 ――そういえば、こいつは自分の天敵だった。 『泣いていいんだ』 思いと力を込めてささやく。 色違いの眼が見開かれると同時に、大粒の涙が次々と流れ落ちていく。 『……ッ!』 己にしがみついて泣く青年の、子どものような熱がくすぐったく、いとおしい。彼が救われ浄化されたことが我がことのように嬉しい。 『それでいいんだよ。ったく面倒臭ェやつ』 呆れたように笑い、背をなでる。 『なァ――…… ?』 運命の言葉が、唇から零れ落ちる。 ざああああっ。 強い風が行き過ぎてゆき、 「そうだった」 ――思い出した。 あの不可思議で愉快な、ひどくゆがんで危険な街での日々が、彼と、個性的な人々と過ごした毎日が、ミケランジェロの中に戻ってくる。記憶の箪笥にすべての引き出しがそろい、ぴたりとおさまったような、奇妙な充足感が足元から這い上がってくる。 「なんで忘れてたんだ、俺は」 必ずまた出会うと約束した。 それを、なぜ、忘れていたのか。 「あいつにどやされそうだな」 微苦笑し、掌の果実を握りしめて手を伸ばす。 全身全霊を込めてその名を呼ぶ。 「昇太郎!」 口にすると同時にひどく安堵した。 誰かが驚愕に目を見開くイメージが、どこからか伝わってきて、黒銀の果実に、零れ落ちた紫銀の果実が重なり、 「だから、言っただろう」 かすかな笑みを含んだ夢守の声がかぶさる。 「すべての運命は、お前たちのもとへ帰結するのだと」 その言葉とともに首根っこをつかまれ、強引に引っ張り上げられる。 奇妙な浮遊感に、意識が暗転した。 * 正気を取り戻した時、目の前には鰍がいた。 それから、目元を包帯で覆った青年。 「一週間も戻って来ねぇからホント心配したんだぞ!」 仮にも成人男子に過保護すぎんだろそれ、と突っ込みたくなるほど心配そうな鰍が、青年の怪我や不調を確かめている間、ミケランジェロは青年に釘付けになっていた。 髪の色も服装も、ずいぶん変わっていたが、間違いなかった。 彼こそが、ミケランジェロの探していた、探さねばならぬ相手だったと、確信する。 「お前……」 そして、それはおそらく、青年も感じ続けていたことだったのだ。 「遅い」 かすかな笑みを含んだ、静かな言葉に目を見開いたあと、ミケランジェロは薄く笑みを刷く。 「悪ィな……遅くなって」 「まったくだ。どれだけ待たせる気なのかと思った」 毒づくようなそれは、しかしやわらかな友愛にあふれていた。 柄でもないと思いつつ、両腕を伸ばして抱きしめる。 それが現実だと、彼が本物だと、確かめてみたかったのかもしれない。 青年は――……この世界においては歪という名を得た修羅は、一瞬、驚いたように身体を硬くしたが、ややあって力を抜き、ミケランジェロの背をいつくしむように叩いた。 腕が、触れあった部分が温かい。 あの時と同じやわらかい熱に、 「お帰り……ただいま。ミゲル……ミケランジェロ」 名を呼ばれることに、震えるような喜びを感じ、ミケランジェロはその幸いを噛みしめる。 「ただいま、お帰り。昇太郎……いや、歪、か」 「どっちでもいい。――どっちも、俺じゃけぇ」 懐かしい訛りに、感慨が言葉になって零れ落ちる。 「やっと、見つけた」 遠い遠い場所で――夢の向こうで交わされた誓いが、尾を食む蛇の運命が、今、ようやく帰結する。
このライターへメールを送る