――壱番世界・日本:新宿 今日も賑わう新宿の一角。そこに飄々かつ妙に胡散臭さが拭えない青年と、一見凛々しそうな(でも中身は毒舌らしい)少女が現れる。「今日はチャンに任せるある。一緒に楽しむあるよ」「それじゃあ、お手並み拝見と行こうか」 青年の言葉に、少女が不敵に笑う。そうしながらも楽しげに並び、人ごみの中へと入っていく。 こんな2人……チャンと瀬尾 光子が並んでここへやって来たのには、ちょとした切欠があった。 ――0世界。 事の発端はとあるターミナルのカフェでの事。偶然相席となったチャンと光子はターミナルで商売を営む者同士(な上、どちらも守銭奴だったりする)という事もあり、意気投合していた。 食後のお茶を楽しみながら他愛もない会話を楽しんでいた2人だが、ふと、チャンが新宿での話をした事からすべては始まる。それに興味を示した光子へ、チャンはにっこりした。「そういえば、セオは新宿初めてアルか?」 元々新宿を拠点としていたチャンは楽しげに光子へと問う。彼女はストローでグラスのアイスティーを弄びつつ首を振った。「何度か、来た事はあるが……。ご立派にはなったが何年経ってもここの雰囲気はあんま変わらんね……」 ふと、考える光子に、チャンがにっこり笑う。「セオ、チャンとデートするある。新宿と一口に言っても色んな顔をもつある。新宿育ちのチャンにおまかせあるよ」「ほぅ……。退屈させないって事かしら?」 光子の問いに、チャンは自信ありげに頷いてみせると軽く胸を叩いた。「それじゃあ、エスコートしてもらおうじゃないか」「お任せある!」 光子がメガネをかけ直して微笑むと、チャンも楽しげに頷いた。 こんな具合で決まったヒモっぽい青年と一見女子高生のデート(?)なのだが、一体どうなる事やら……。=========!注意!企画シナリオは、便宜上、参加枠数が「999」になっていますが、実際には特定の参加予定者のために運営されています。この企画シナリオは下記のキャラクターが参加予定です。他の方のご参加はご遠慮下さい。万一、参加予定でない方のご参加があった場合は、参加がキャンセル(チケットは返却されます)になる場合があります。<参加予定者>チャン(cdtu4759)瀬尾 光子(cebe4388)=========
起:お手をどうぞ、お嬢さん ――新宿某所 チャンは、普段とは違う服装の瀬尾 光子を見て「その服装も、いいあるな」と素直に思った。光子は「いつものセーラー服だと行く場所が制限されそうだ」と考えて地味目な洋服を纏っていた。程よい丈のスカートに、シンプルなカットソー、季節にあったミュール……と、一見、どこにでもいそうな女子大生といった感じだろうか? それが新鮮で、チャンは楽しげに笑う。 「まぁ、まがりなりにもデートだしねぇ。……ん? 何か文句でもあるのかい?」 「文句なんてないあるよ。セオ、その洋服似合うある」 光子の言葉に、いつもの飄々とした口調で答えるチャン。その様子から本心を探ることは難しそうだ。淡い桜色のルージュを塗った唇で、光子は小さく笑う。 (さて、どうなる事かね) 自分があれこれと注文をつけてしまうと、普段自分が行くような方向の店になってしまうだろう。そう考えた彼女は全て、チャンに任せる事にした。と言っても、このデートは暇潰しでもある。それ故に期待は特にしていない。 「退屈しなきゃ、どこでもいいよ。アンタに任せる」 「承知したある。ここ、チャンのホームグラウンド。大船に乗ったつもりで任せるあるよ」 相変わらず、飄々とした笑みでチャンが答え、手を伸ばす。光子が意味を掴めないでいると、チャンは僅かにに首をかしげて、 「エスコートするある。この辺り、人通り多いあるね。迷子予防ある」 どうやら、手を繋いた方がいい、と提案しているようだ。けれども、何だか恥ずかしく思い躊躇う。けれどもチャンは普段通りの笑みで光子に提案する。 「手をつなぐの恥ずかしいあるか? まぁ、逸れないように気をつけるあるよ」 「ええ」 光子は頷くと、チャンの隣を歩き始める。こうしてみると、付き合い始めた恋人同士にもみえなくはない。チャンは「まずはこっちね」と言って光子を案内し始めた。 並んで歩きながら、光子は多くの人で賑わう街をそれとなく眺めていた。 (ここが、チャンの故郷なんだな) 若者が多いような印象を持った光子であったが、チャンはあたりを見渡して、 「新宿、奥深い。いろんな顔みせるね」 と言いながら横断歩道前で止まる。丁度、赤信号だったようだ。彼は向かう邦楽を見たまま、楽しげに囀る。 「歴女だった元カノ、言ってた。江戸時代、ここ宿場として栄えてたらしいあるよ。それから遊郭並んだり、繁華街になったりして、今の姿ある」 見るある、と言ってチャンが示した辺りには高層ビルが並ぶ。歓楽街でもあり、オフィス街でもあるこの街を、光子は少し面白いかもしれない、と思った。 「チャン、新宿の歴史、ちょっとかじったある。けど、話すより感じる、これが楽しいある。今日はたっぷり楽しんで欲しいあるね」 「そうだね、ここで羽を伸ばそうかな?」 チャンに言われ、光子も僅かに口元を緩ませる。たまには、こんな一日があってもいい。なんだか、面白い物が見つかるかもしれない。そんな事を思いながら。 承:ほのぼのした路地と、じゃらりと響く店 ――新宿ゴールデン街 この飲食店街は歌舞伎町にあり、木造平屋建ての店舗が狭い路地を挟み並んでいる。店舗の多くは狭く、カウンターに数人並べば満席になる所も少なくはない。50年という古い歴史を息づき、その中で幾つもの顔を変えてきたそこに、チャンは光子を連れてきたのだった。 (……まるでお菓子の箱が並んでいるみたいだな) その光景を目の当たりにし、光子は内心でポツリ、と呟く。その傍らではチャンが楽しげにゴールデン街の話をしていた。 「ここ、まだ昼だから健全あるけど、夜はとても賑わうある。チャンお勧めの一杯酒屋もたくさんあるし、最近は新しいお店も増えて活気づいてきたあるね」 そう言いながら光子を案内したのは、猫のたまり場と思しき路地。今も猫たちが転がったり、遊んだり、眠ったりしている。チャンは懐からにぼし等を取り出していた。 「餌付けでもするのか?」 「そうある。ここ、野良猫一杯。牧歌的心和むある」 そう言いながらよってきた黒猫に猫用のカリカリと一般的に言われるキャットフードを与え、楽しげにその頭を撫でる。やってみる? と誘うようににぼしの入った小袋を渡された光子。 (うーん、どうしたものか) と、少しあたりを見渡していると、一匹の三毛猫が光子に擦り寄ってきた。光子がにぼしを見せれば、三毛猫は器用に後ろ足で立ち、前足を拝むように合わせている。その仕草が面白くて、思わずくすっ、と笑ってしまった。 「わかった。あげるよ」 光子が屈んでにぼしをやれば、三毛猫は嬉しそうに口にする。気がつけば、辺りの猫たちが2人の周りに集まってきていた。 「たまには、のんびりする。これ、心の休養あるよ~」 「そうかもしれないな」 チャンの言葉に頷きながら、光子はふと、考える。こんなに穏やかな気持ちで、のんびり散策をするのは……あっただろうか? (もしかしなくても……初めてだな) 出身世界での生活が脳裏をよぎったものの、周りを見渡せば路地でまったり寛ぐ猫たちと、仔猫と戯れるチャンの姿。どこか肩の力が抜けるのを覚えつつ、自然と過去の記憶は脳裏の奥へと沈んでいた。 「次はここある。……うん、空いてるあるね」 そう言いながらチャンに連れられて入ったのは、雀荘だった。今でもいろんな年代の人々が、あれやこれや話しながら麻雀を楽しんでいる。光子はその雰囲気に少し眼鏡を光らせた。 「へぇ、賑わってるじゃないか」 「ここ、チャンが働いてた場所ある。チャン、顔利きの腕利きあるよ」 そういいながらチャンが手を振ると、顔見知りだったのだろうか? 一人の老人が楽しげに手を振り返す。そして、2、3話すと老人が2人を奥へと案内してくれた。 「一局、勝負するのかい?」 「なら、こんなのはどうあるか?」 光子の問いにチャンはぴっ、と人差し指を立てて笑った。 「リアル脱衣麻雀、やってみるある。チャン勝ったらその服脱いでもらうね」 「ほぉ……」 光子が眼鏡を正す。途端に、2人の間に冷たい風が通った。何故だろう、光子の周りから物凄く洒落にならない気配が漂ってくるような気がした。チャンは努めて普段通りの口調で苦笑する。 「冗談あるよ、セオ。怒るイクナイ! 折角の美人台無しね」 その一言で「そうか」と光子が小さく頷く。途端に気配は静まり、内心でチャンはほっとする。そこで改めて、遊ぼう、と席に案内する。 「まぁ、折角きたある。一局楽しんでいくあるよ」 「そうだね。残りの面子はどうするんだい?」 「チャンの友達、そこにいたある。誘ってきた」 彼の言うとおり、さっきの老人と、老人の夫人と思わしき女性がやって来る。光子は面白い一局になるといいな、と思いながら卓を囲み、みんなで洗牌を始めるのであった。 暫くして(と言っても2時間は確実にそこにいた)、2人は雀荘を後にした。久しぶりに麻雀を楽しんだためか、チャンの表情はちょっとだけいつもより明るくなったように思える。 「久しぶりにいい勝負できたある」 「ああいうのも、たまにはいいな。こっちもそんなに悪くない成績だったし」 光子がうんうん頷いていると、チャンが時計を見た。そろそろ夕食を食べてもいい頃合だ。 「セオ、今日のディナーはチャンが奢るある。いいトコ、紹介するあるよ。ゴチになるヨロシ」 「いいのかい? ありがとう、どんな所か楽しみだよ」 いつものようにニコリと笑えば、光子も頷いて歩き出す。チャンは「こんどはこっちある」と言いながら、そつなく光子の隣に並んだ。 (あたしも、やきが回ったもんかねぇ。何も考えず、こんなふうに旅をしているなんざ……) なんとなくそう思いながら、光子はゆっくりと日が沈む新宿の街を見渡す。夜の帳が下り始めた街の活気は、どこか別の音色を奏でているように思えたのは、気のせいだろうか? 心なしか、街の人々の雰囲気が変わったように光子には思えた。 (この姿なら、酒を口にしても咎める人なんていない筈) 酔えない身ではあるが、今日は楽しく呑めそうだ、と光子は思った。 転:黄昏に漂う醤油の香りは……。 ――とあるラーメン屋台 「ここ、チャンの行きつけ。親父、いいラーメン作るある」 光子が案内されたのは、壱番世界の日本ならではの雰囲気を宿した、ちょっとレトロな屋台だった。光子が席に座っている間に、チャンはラーメンを2杯注文する。 「お勧め、頼んだ。ここの一番、昔懐かしい醤油だしのラーメンある。これ、絶品!」 しかも替え玉自由あるよ、と言いながらついでに焼酎のお湯割りも注文。つるりとした頭にねじり鉢巻の親父さんは「あいよ!」と威勢のいい声と明るい笑顔で答えてくれた。 「まぁ、まずは乾杯あるね」 お湯割りをもらうと、2人は乾杯をする。癖のない米焼酎がするり、と喉を下っていくのを感じつつ、光子は少し目を細める。思ったよりも、美味しかったからだ。 (心はほんのり、醉えるかもしれないね) グラスを傾けている間に、「サービスだよ」と親父さんが餃子を出してくれた。チャンは「焼きたての内に食べるある」と言って割り箸を出してくれた。こちらもタレをつけて食べれば、程よい焦げの香ばしさとたっぷりの肉汁が心を弾ませる。 (へぇ、なかなか……) どことなく嬉しそうな顔の光子に、チャンも嬉しく思いつつ、言葉を続けた。 「彼女の家追い出されてお金なかった時、さんざツケで食べさせてもらったある。持つべきものは、ラーメン屋の気のいい親父あるね」 そんなチャンの言葉に、親父さんは苦笑する。そうしながらも「おまちどう」とラーメンを出してくれた。琥珀色のスープに縮れた卵麺が揺蕩い、チャーシュー、メンマ、なるとにネギ、海苔が程よい感覚で乗せられている。卵の黄身もうっすら透き通ったような色合いで、見た目だけでも胃袋を刺激する。 ふわりと漂う香りは湯気と共に立ち上り、早速2人とも食べ始める。つるつると入っていく麺は、程よい柔らかさで喉越しがよい。具もスープによく合っていて、風味が舌で溶けていく。 「美味しい……」 自然と、光子が呟く。それにチャンは内心でガッツポーズ。自分も丼を持って早速食べれば、懐かしい香りが鼻腔を通り抜ける。 (この味、この味ある。久しぶりに食べたあるけど、やっぱりここのラーメンは一番あるね) 脳裏をよぎったのは幼い頃、養父に手を引かれて初めてこの屋台に来た時の事だった。この屋台は、チャンが小さな頃からここに出ており、よく養父と一緒に食べに来たものだった。 ――父ちゃん、これ、美味しいある! ――そうか、そうか。また、食べにこような。 ふと、横を見た時。在りし日の養父が幼い頃の自分の頭を撫でている姿がうっすらと見えた気がした。思わず目をこするチャン。 (おかしいあるね。もう、酔いが回ったあるか?) 首をかしげていると、光子が「どうした?」と声をかけてきた。チャンはなんでもない、と言うように、にこり、と笑った。 暫く雑談を交えつつ、2人は雑談を楽しんだ。ゆっくりとグラスを傾け、ラーメンを啜り、今日のデートを振り返る。こうするだけでも、妙に楽しいものである。 「そういえば、酔わせた男に判子押させるなんてのは時々やったかね」 お湯割りを一口飲みながら、光子が呟く。何時の事かは忘れたが、と付け加えるとチャンが「なかなかあるね~」と茶々を入れる。 「まぁ、酒は飲んでも飲まれるな、という。あんたも気をつけなよ?」 「勿論ある。泥酔して路上放置、迷惑千万あるね。チャン、見た事ある。酔いつぶれた人から財布とか盗むトコ。あれ、勘弁あるよ~」 チャンは肩を竦めてため息をつく。嘘か本当かはわからないが、彼もそれなりに経験をつんで生きてきている身ではあり、よく心得ているようだ。それに、ターミナルではホストクラブの経営者でもある。 「それにホスト、そんな体たらくじゃ務まらないあるね。飲める量の把握、これ、体と仕事の為、重要ある」 彼の口からそんな言葉が出るとは思わず、光子は「へぇ……」と口元を綻ばせる。チャンは喉を鳴らしてグラスを傾け、親父さんに替え玉を頼んだ。 「そういえば、ここの店主と仲がいいようだね」 「この親父、チャンが小さい頃からここに屋台、出してるある。張さん生きてた時、よく一緒に食べに来たあるね」 張さん、というのがチャンの養父である。光子は懐かしそうに語るチャンの顔が、少し幼く思えた。どんな人だったのだろう、と少し興味を持っていると、チャンは美味しそうにラーメンのスープを飲んでいた。 「ん? 親父、スープの味が少し変わったある? より美味しくなっているある」 「そうかい? 材料は変わらないはずだけどなぁ」 そんな事を言い合う2人のやり取りを見ながら、光子は再びラーメンを口にする。そして、替え玉と焼酎のおかわりを頼むのであった。 結:最強守銭奴タッグ、結成……か? ――新宿・停留所へ向かう途中。 夜も更けて来た頃。2人は最初の時のように肩を並べて歩いていた。行き先は停留所である。 「今日はありがとう。楽しかった、本当にいい休暇になったよ」 「それはよかったある。チャンも、久々にここ来た。ほっとしてるあるよ」 その言葉が何を表すか、光子はなんとなく判った。先日、東京はトレインウォーの舞台となった。ダイアナ・ベイフルックが育てていた『赤の王』が上陸し、色々な物に襲われていたこの場所の無事を案じていたのは、ここが彼の故郷であるからだ。 「ここ、チャンが生まれ育った街ヨ。だから、『赤の王』上陸した時、とても気を揉んだ。ここ、滅茶苦茶されたら、流石に怒るよ」 どことなく真面目な顔で、チャンは空を仰ぐ。ネオンサインや街灯の光で星は見えないが、満月が煌々と新宿の街を照らしている。それに目を細めながら、チャンは表情を緩めた。 「でも、守りきれた。本当によかったあるね! こうして、デートも楽しめてめでたし、めでたし!」 「……ああ、そうだねぇ」 相槌をうち、光子も自然と笑っていた。彼女は眼鏡をかけ直すと、持っていた鞄から小さなお守りを取り出し、チャンに渡す。 「これ、何あるか?」 「お礼代わりさ。ま、ご利益あるよ。なんたってアタシが作ったんだからね」 そう言って、チャンの手に載せる。チャンは礼を述べるとそれをポケットに入れた。そして、さりげなく光子の手を取った。今度は、光子も躊躇うことなく受け入れる。そうしながらしばらく歩いていたが、あと少しで停留所、という所でチャンが道をそれた。 「そっちじゃないんじゃないか?」 「ちょっと見て欲しい場所があるね」 そう言って連れてきたのは、風俗店街だった。偶然にも、停留所はこの真裏だったらしい。 「チャン、考えた。セオ、チャンのいいパートナーになる。手を組めば無敵で無双な守銭奴コンビ誕生あるね! 丁度お金になる話、持ってるある。聞きたいあるか?」 「ん? どんな話だい?」 光子はメガネを正しながら問いかける。と、チャンは一見の店を指し示した。 「そこ、チャンの知り合いがやってるイメクラ。今、女の子少ない」 ……ん? と光子はその店の看板を見た。『星空女学院・新宿分校』と書かれており、セーラー服姿の女性の写真が何枚か貼られている。 「女の子、セーラー服着てお酒の相手するだけね。丁度、女の子探してるある。セオのルックスならたちまち売れっ子間違いなしネ」 それに自分も紹介料を踏んだくれるから一石二鳥だ、と楽しげに笑う。光子は苦笑しながら、こう言った。 「これはどうも、まいったね。でもまぁ、この話は兎も角……あんたと手を組んで商売するのも、悪い話じゃなさそうだ」 今日一日一緒に過ごして、退屈しのぎ以上に楽しかったのは本音だった。光子はくすっ、と笑いながらチャンの手を引っ張った。 「そろそろ時間だ。ロストレイルに乗り遅れるよ」 「そうアルね。ま、気が向いたらいつでも声かけるヨロシ。チャンと一緒にがっぽり儲けるあるよ」 そんな事を言い合いながら、2人は停留所へ向かうのであった。 (終)
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