クリエイター桐原 千尋(wcnu9722)
管理番号1604-14476 オファー日2011-12-24(土) 00:01

オファーPC エレナ(czrm2639)ツーリスト 女 9歳 探偵
ゲストPC1 宮ノ下 杏子(cfwm3880) コンダクター 女 18歳 司書補

<ノベル>

 ざざん、ざざんという波の音が聞こえ杏子は目を覚ます。閉じたままの瞼に眩しい光を感じ、杏子は手で顔に影を作りながらゆっくりと体を起こした。ぱちぱちと瞬きをし、目が明るさになれてから辺りを見渡すと青い空と海がどこまでも広がっている。
「………………はぁ」
 深い深い溜息を付いた杏子はまた砂浜に横たわる。
 杏子は以前にも海魔討伐依頼に参加したのだが、船酔い体質のせいで完全に役たたずで終わってしまった。今度こそ、とまた同じ様な依頼を受け船に乗り込んだものの、結果はまったく同じ。船酔いでまともに動けず、自分が居なくとも仲間達は至極あっさりと海魔をやっつけてしまった。
 安全が確認されると、船長は船酔いの杏子にジャンクヘヴンからここまでの距離でその有様では、これから二倍近い距離を航海するのに体がもたない、船を降りこの島で待っている様にと進めてきた。単に杏子一人いなくてもよいと思ったのか、餌を振りまかれて海魔にまた襲われるのを危惧したのかはわからないが遠回しでも邪魔だと言われては、おとなしく頷くしかない。
 船がこの島に寄った時も、仲間達が船酔いの杏子を休ませるのに丁度良さそうな場所を探してくれ、見つけたのがこの半壊した遺跡だ。壊れているが強い日差しを遮れる屋根と強い風を拒む壁があり、近くには小さな湧き水もある。誰一人嫌な顔をせず、ゆっくり休んでねと杏子を気遣ってくれた仲間の乗った船はどこまで行っただろうか。歪な星の様な穴の空いた壁から見える海は、どこまでも続き、遠い。
「……せめて陸地ならなー。ん?」
 いぢいぢとした心を表すかのように杏子が砂浜に指を這わせていると、指先に冷たく硬いものがあたる。何か埋もれているのかと杏子が砂をよけていると、遠くから杏子を呼ぶ可愛らしい声が聞こえてきた。
「きょーちゃーーん。おはよー。もう起きて大丈夫なの? 元気になった?」
「うん、もう大丈夫です。一緒に残ってくれてありがとう、エレナちゃん」
 杏子が船を降りる事になった時、依頼を受けた仲間の一人であるエレナは病人が一人で残るのは危険だと船長にお願いし、杏子と一緒に船を降りる事になった。具合も悪く役たたずでと心身共に沈みきっていた杏子にとって、エレナが一緒にいてくれる事はとてもありがたい事だ。
「別にいいよー。一人じゃつまんないもんね。うんとね、船は日が落ちる前にはここに戻ってくるから、近くまで来たらメールくれるって。……きょーちゃん、それなぁに?」
「え? あぁ、いぢけてたらなんか見つけたんです。あ、文字が書いてありますね。えーと、【幸せ】を、求めた、森へ向かった? んん、ちょっと待って下さい、文法が違うのかも」
「待つー! 綺麗な面だし、プレートみたいだねぇ。 あ、遺物かな? ここ崩れた遺跡っぽいし!」
 ぶつぶつと言葉を紡ぐ杏子の邪魔をしないよう、エレナはびゃっくんを抱え壊れた遺跡を見渡した。不思議な材質でできた壁も雨風に晒されては元の姿を保てないのか。エレナが亀裂の入った壁に手を当てると、静電気にでも触れた様にひゅっと手を引っ込めた。不思議そうに首を傾げ、抱えていたびゃっくんの手で壁にこびりついた砂を払うとうっすらと色が見えだした。エレナはぱぁっと明るい笑顔を見せると、壁を掃除するかの様にびゃっくんの手を大きく動かし砂を落としていく。
「エレナちゃん、プレートに書いてある言葉が分かりましたよ! 『【幸せ】の鳥は次に進むべき道を知らせました。さぁ、怖がらず森へ進みましょう、とっても素敵なお菓子の家が待っています!』 ですね」
「じゃぁ、【幸せ】の鳥さん見つけないとだね!」
 振り向きざまエレナが砂を落とした壁を指差すと、そこには様々な種類の鳥の絵が描かれていた。実在しそうにないカラフルな色合いの鳥や線だけで描かれた鳥はどれも、小さな子供が描いたような鳥の絵だ。
「そうですね! でも壊れた壁に描かれていたのなら見つかりませんし、こんなに沢山あるとどれが【幸せ】の鳥なのか……」
「そうだねぇ。壁は頑張れば元に戻せるけど【幸せ】の鳥さんがどれか、は解んないもんね。そのプレートに何かヒントないのかなぁ?」
「プレートに?」
「うん。それ、謎解きをして進んでねっていうプレートでしょ?」
 そうエレナに言われ、杏子は改めてプレートの文字を見つめる。
 鳥が道を示すから次に進め、というのは、沢山の鳥の中から正しい鳥を見つけ正しい道を進めと、謎を解けという事。ではどうしてそれをさせるのか。森にあるお菓子の家に行く為だ。
「プレートから解るキーワードは怖い森の奥にあるお菓子の家と【幸せ】の鳥だよね」
「……青です! 青!」
「うひゃぁ! びっくりした、どしたのきょーちゃん」
 突然大声で叫んだ杏子の声にエレナが驚き体を飛び上がらせると、杏子は四つん這いになり砂浜に頬を押し付ける。
「これ、童話ですよ! 【幸せ】の青い鳥と、お菓子の家が出てくるヘンゼルとグレーテルの童話! 青い鳥が正解です!」
「おぉ! んで、それときょーちゃんのその格好の意味は?」
「謎解きというからにはもう少しひねった答えだと思うんです。普通に壁に描かれている鳥の中にはいない【幸せ】の青い鳥…………!」
 地表に視線を合わせていた杏子が歪な星の様な穴の空いた壁見つけると、壁へと駆け寄り砂浜を掘りだした。掌一杯の砂を除く事数回、ぽっかりと穴のあいた壁を杏子が指差すと、エレナが楽しそうな声を上げた。
「その穴、鳥の形だ! すごいすごい! 海と空の青が見える鳥の穴が【幸せ】の青い鳥! きょーちゃんすっごい!」
「ふふ、ありがとうございます! でも、この鳥が次に進む道を教えてくれる筈なんですけど……」
 鳥の穴を覗き込んでもただ海と空が広がるだけで、目印らしい物は何も見当たらない。他にも何か謎があるのだろうかと杏子が考え込んでいると、エレナがびゃっくんの手で穴の周りの砂を払い落とす。ぱらぱらと砂がこぼれ落ち鳥の形がはっきりと際立つと鳥が嘴に何かを咥えている事に気がついた。丸く、鈍い光を放つその部分は明らかに他とは違う材質で作られている。
 二人が顔を見合わせ頷き合うと、エレナはびゃっくんに鳥が咥えている部分を押して貰った。
 キチキチと歯車が回るような音が聞こえ、次第に大きな音が響き足元が揺れる。京子とエレナはお互いの肩に手を置きあい周囲を警戒していると壁の一部が動き、砂浜に大きな穴が空いた。砂が滝の様に落ちていった穴を恐る恐る覗くと薄暗い階段が伸びている。ぼんやりとした灯りが足元だけを照らす道を見て、杏子が静かな言葉を落とす。
「恐ろしい魔女がいるという暗い森への道。帰り道が解る様に兄が月夜に光る石を置いて行った、童話と同じ様な道なんですね」
「って事は、この先にお菓子の家があるんだね」
「ねぇ、エレナちゃん」
「なぁに?」
「このプレートね、続きがあると思うんです。似たような物が次のお菓子の家にもあって、多分、その次にも」
「まだまだ謎がいっぱいだね!」
 どこか不安そうに言う杏子とは対照的にエレナは元気良く、とても楽しそうに返事を返してきた。ずり落ち気味のメガネを持ち上げ杏子がエレナを見ると、エレナはにっこりと笑う。
「大丈夫だよ。出口無かったら戻ってくればいいし、閉じ込められてもびゃっくんで出口作ればいいし! この先に【謎】があるんだもん、あたし行きたいよ? きょーちゃんは?」
「あたしは…………。そう、ですね。うん、あたしも、この【本】の続きが読みたいです!」
 力強くそういうと、杏子はエレナに手を差し出す。エレナは一瞬目を丸くするが、すぐににっこりと笑い、杏子の手を握る。
 童話の兄妹と同じ様に、二人は手を繋ぎ穴の中へと進んでいった。


 ビスケットとクッキーで作られた扉を開け、ふんわりとした甘い香りに包み込まれた二人は歓喜の声をあげる。マシュマロの椅子とチョコレートの机。壁に飾られたキャンディケーンと透き通った氷細工のランプ、想像通りカラフルなお菓子の部屋だ。入口が長い間塞がっていた事が幸し、お菓子の家は色を失うことも欠けることもなく健在している。ここまで完全な形で残っている遺跡は、珍しいのではないだろうか。
「あ、見て見てきょーちゃん! プレート! 向こうの扉についてる!」
「本当! 文字もすぐ読めそう。この扉、お菓子の家と雰囲気違います、よね?」
「扉は次の場所のイメージで、これもヒントって事かな?  顔の書かれたお花の扉だねぇ」
「えぇと、『美味しいお菓子を沢山もって、お祝いしよう、お祝いしよう。あれれあれれ、おかしいな。お菓子の中に、お菓子じゃないもの、混ざってる。見つけて見つけて、お菓子じゃないものは先に飲んじゃおう。小さな扉をくぐり抜け、白い兎を追いかけて、紅茶をいれてお祝いだ』」
 読み上げる杏子の声が途中から上ずり、説明を聞いているエレナも落ち着かない様子でぴょんぴょんと跳ね上がる。杏子が言い終わると同時に二人は頬を赤く染め指を付き合わせてこう叫ぶ
「ドリンクミー!」
 答えが一致した二人は手を叩いてはきゃっきゃと喜ぶと、その勢いのままお菓子の中から小さなビンを見つけ出す。【私を飲んで】タグの付いたビンの蓋が外れ小さな鍵が出てくると、二人はすっと屈み、床に膝をつけて今度は小さな扉を探し出す。小さな扉の小さな鍵穴に小さな鍵を差し込む。がちゃり、と鍵の開く音が聞こえ、エレナと杏子が振り返ると花の扉が開き、花のランプに照らされた通路が現れていた。
「きっと次の部屋はアリスのお茶会だね!」
「アリスの次はなんでしょうね!」
 手を繋ぎ、二人は駆け足で花の道を抜け、柵の扉を開けお茶会の部屋へと入る。壁一面に背景が描かれた部屋の中央にはティーパーティのセットが設置され、シルクハットの男と眠りネズミ、そしてアリスのマネキンが席についている。アリスの後ろにある壁には懐中時計をもった白い兎の絵が描かれ、丁度アリスが知らないか、と聞いている様に見える。
 杏子とエレナは次の部屋への扉、遠いお城へ続く道が描かれた扉を見つけると直ぐに駆け寄りプレートを読み上げる。
「『お茶会の次は舞踏会。でも気をつけて。鐘が鳴る前に帰らないと、あなたの魔法はとけてしまう』……これ、は……」
「むむ、有名なお話だから短いのかな? でもヒントはあるはず……」
「眠りネズミとハツカネズミ、は違うでしょうし、かぼちゃはないし、あ、ガラスの靴?」
 一つ一つ確認するように杏子は言いながらセットを触る。しかし、どれも外れず、ボタンにもなっていない。
「ヒント、キーワード……。継母も魔女もここにはないし、青いドレス……違いますね。エレナちゃん、何かわかります?」
「うん! わかった!!」
「え!? ど、どれです?」
 エレナはアリスの後ろに行くと白い兎の持っている懐中時計にびゃっくんの手を置く。
「十二時の鐘!」
 エレナの宣言と同時にびゃっくんが壁を押すと、ガコン、と音を立て懐中時計がそのまま壁の中へとへこむ。丸い穴の奥へ吸い込まれていった懐中時計の絵はぐるりと回転し、十二時を指した文字盤の絵に変わるとまたせり出してくる。元通りの壁になった時、リンゴンと鐘の音が聞こえ扉が開いた。
「う~~、そうですよね、十二時の鐘の音も重要なキーワードです」
「えへへ~、さ、行こう!」
「はい!」
 夜道の通路を通り抜けかぼちゃの馬車の扉を開けると、誰もいないお城の階段の部屋だった。ほとんどが夜空の部屋にはぽつんと置かれたガラスの靴と赤い炎の篝火、次の部屋への扉も、草木のない荒地が描かれた扉だ。
「……なんか、さみしい部屋だね」
「『女はいう。王子と姫が出会った舞踏会のような豪華な場所じゃなくていい。私はただ、踊りたい。大好きなダンスを踊っていたいだけなの』部屋にある物が限られていますし、これしかないんでしょうけれども」
 申し訳なさそうに言うと、杏子は篝火の薪を触り、持ち上げる。赤々と燃える火に熱さは感じない。二人がガラスの靴に近寄るだけで、靴の中に丸い穴が開いているのが見えた。丁度、薪の太さと同じ大きさだ。 
「うん、ちょっと悲しいね」
 杏子は無言のまま、薪をガラスの靴につけ軽く押し込める。かちりと音がし、杏子の手を離れた薪がガラスの靴に飲み込まれていき、ガラスの靴はじわじわと赤く染まっていく。ガラスの靴が真っ赤な靴に変わると、荒野の扉は開いていた。
 荒れた荒野の通路を抜けボロボロの木扉を開けると、部屋の真ん中で赤い靴を履いたバレリーナが踊っていた。踊る事が大好きな少女が脱げない靴を履いてしまい永遠に踊り続ける事を強制される童話。少女の顔に涙だけがはっきりと描かれている事から、二人は物語は終盤なのだと察する。
 荒野の部屋の奥には恐ろしい顔のついた木が並ぶ、暗く深い森の描かれた扉があり、ドアノブの側に丸い鍵穴がついていた。
「『踊る事ができなくなった少女は悲しみにくれました。しかし、誰よりも美しく踊れた赤い靴を少女は壊せませんでした。もう二度と、誰かがこの靴を履かない様に少女が祈ると赤い靴は一つの果実へと姿を変えます。これで赤い靴が履かれる事は二度とありません。永遠に踊る赤い靴は、永遠の眠りに誘う赤い果実になりました』」
 杏子がプレートの文章を読み終え振り返ると、バレリーナの側にエレナが立っている。まっすぐに伸びる足の先、赤い靴にびゃっくんの手が触れると赤い部分はぽろりと落ちた。エレナは歩きながらびゃっくんの手を動かし、立体パズルとなった赤い靴を手早く組み上げ、りんごの形にすると扉の鍵穴に嵌めた。鍵の開く音がし扉はあっさりと開く。
「次は楽しいお話がいいね」
 その願いが叶わないと知っている二人はどこか寂しげに微笑み合うだけだった。


 五つの部屋を通り抜け、大きな鏡の丸枠を模した扉を開いた二人は白い雪がちらく、水晶の様に透明な素材でできた輝く部屋にたどり着いた。
 最後の部屋は雪の女王の宮殿、氷の城。悪魔が作った鏡の欠片が心臓に刺さった少年が雪の女王に連れ去られてしまう。過酷な旅の果てに少年に再開した少女が喜びに流した涙によって少年に刺さった欠片は取れ、二人は手を取り合って故郷に帰る物語。
 白と透明な素材だけで作られた部屋は雪の女王に謁見する広間なのだと、無色透明の作りでありながらも気品あふれる、豪華で美しい部屋だった。
 エレナと杏子は水晶の椅子と階段の下、雪の積もる床から突き出す円柱の柱へと歩み寄る。二人が柱を覗き込むとウゥゥン、と小さなエンジン音が聞こえるが、その音はあまりにか弱く、直ぐに止まってしまう。
「残念、エネルギーは無いみたいだね」
「最後はどんな終わりだったんでしょう」
「クリアーおめでとう! はあるとおもうよ?」
「きっと音楽もなって、景品もあったんでしょうねメダルでしょうか、それともバッチ?」
「あたし勲章みたいなのがいいなぁ! なんかかっこいいから!」
 くすくすと笑う二人の顔は満足そうだ。一頻り笑い改めて部屋を見渡すと
「帰りましょうか」
 杏子が小さく言う。
「うん、戻りがてら仕掛けを元に戻していこうよ。また誰かがここに来た時に遊べる様に」
「それ、いいですね。あ、帰り道の間にエレナちゃんの推理、聞かせてくださいません?」
「もちろんいいよー」
 触れたモノの記憶を読む能力を持っているエレナは、最初の部屋で壁に触れた時にはこの遺跡が謎解きを楽しむアトラクションだと知っていた。
 探偵が謎解きを前にして先に答えを知るのはつまらない。幸い直ぐに手を話したので壁に鳥の絵が描かれているという事だけを知ったエレナはそれ以降、遺跡のモノに触れる時はびゃっくんにお願いしていたのだ。
 水没した遺跡に危険が無いとは言い切れないが、多少の危険なら杏子と共に乗り越えられるとも、エレナは信じていた。
 全ての部屋にあった仕掛けのギミックはボタンや鍵を経由した歯車仕掛けだったおかげで最後の部屋までたどり着けたが、最後の最後で燃料が必要な演出だった。二人が言い合った演出が派手で煌びやかな物ばかりだったのは、子供が喜ぶ演出を想像したからだ。
 子供向けの体験型謎解きアトラクション。通路と部屋を含め扉を開ける仕掛けが童話を元に作られている事と、全ての仕掛けがエレナの手が届く範囲にあった事が、何よりの証拠だ。
 エレナと杏子は始めと同じ様に手を繋ぎ童話の世界を歩いていく。扉を閉めて仕掛けを戻し時々ジャンプしたり、スキップして笑いながら道を通り抜け、最初の砂浜へと戻ってきた。
 結構長い時間が過ぎていたらしく、水平線へと落ちていく日を見た二人は揃ってノートを取り出し、メールを確認する。仲間の連絡を見た二人はどちらともなく手を差し出し、繋ぐと待ち合わせの場所へと歩き出す。
「楽しかったねー。次はどんな世界でどんな【謎】にあえるかな」
「あたしも、船酔いに負けないでまたブルーインブルーの依頼をうけますよ~。海魔退治じゃなくて遺跡調査とかなら陸地ですもの、次こそ大丈夫です!」
「そうだよ、きょーちゃん。遺跡調査に行こう! きっとここみたいな【謎】と【本】がいっぱいあるよ!」



 楽しそうな声が遠くに響く。
 砂浜に残された二人の足跡は、波にさらわれて消えていった。

クリエイターコメントこんにちは、桐原です。オファーありがとうございました。

謎解きのネタとして用意したのが童話だった事もあり、本当は怖い童話系の少し暗い感じになってしまいましたが、いかがでしょうか。
楽しんでいただければ、そしてエレナさんと杏子さんが新たな【謎】と【本】と出会う旅へのきっかけとなれば、嬉しいです。

またお会いできるのを楽しみにしております。
公開日時2012-01-24(火) 23:20

 

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