オープニング

 世界図書館の一画に、「司書室棟」がある。
 ここはその名のとおり、「司書室」が並んでいる棟だ。司書室とは、一定以上の経験のある世界司書が職務のために与えられている個室である。ふだんは共同の執務室を使っている司書も、特定の世界について深く研究している司書はその資料の保管場所として用いているし、込み入った事案の冒険旅行を手配するときは派遣するロストナンバーを集めて事前の打ち合わせにも使う。中には、本来は禁止されているはずなのだが、司書室に住みつき寝起きしているもの、ひそかにペットを飼育しているものなどもいると言われている。

 司書室棟への立ち入りは、特に制限されていないため、ロストナンバーの中には、親しい司書を訪ねるものもいる。あるいはまだ不慣れな旅人が、手続き書類の持って行き場所がわからずに迷い込むこともあるかもしれない。
 司書室の扉には名前が掲示されているから、そこがなんという司書の部屋かはすぐにわかる。
 ノックをして返事があれば、そっと扉を開けてみるといいだろう。
 たいていの司書たちは、仕事の手をとめて少し話に付き合うくらいはしてくれるはずである。あるいはここから、新たな冒険旅行が始まることさえあるかもしれない。
 司書室とは、そういう場所だ。

 ◆

「……灯緒、居ないのか?」

 ――アマリリス・リーゼンブルグが或る司書室を訪れた時、そこに主の姿はなかった。
 代わりに、血の滲む包帯を巻いた白い青年が一人、部屋の主のように鎮座している。

「ああ、あいつなら“上”に行く、ゆうとったが」
「上?」
「日向ぼっこでもしとるんじゃろ」

 茫洋と、絆創膏を貼った指先が天井を向く。
 何故か他人の司書室で寛ぎ、まるごと皮を剥いたスイカにかぶりついている青年に礼を告げ、アマリリスは司書室棟を後にした。

 世界図書館の更に上。
 螺旋階段を昇って行った先に、その場所はある。

 長い段差を昇り切り、足を踏み入れた先に、降り注ぐ光。
 その穏やかさに思わず息を吐いて、大きな翼をふわりとはためかせる。四季の花が咲き乱れ、溢れんばかりの緑の香が、肺の深くまでを充たしていく。
 ナラゴニアとの戦争後、大破した図書館の改修をするにあたって新しく作られた施設。旅団の緑と共に生きる、新しい世界図書館の在り方を象徴するかのような場所が、この空中庭園だった。

「――ん?」

 充ちる緑に心を癒されながら歩いていると、不意に、頭上から身じろぐ音が聴こえた。
 濃い翳りを落とす樹上を振り仰げば、そこに、アマリリスの探していた影がある。
「そこに居たのか、灯緒」
「アマリリスさん? 何か用かい」
 太い木の枝の上でまどろんでいた虎猫は、ゆらりと首を擡げて足元の訪問者を見下ろした。穏和な黄金の瞳が、ゆるゆると瞬きを繰り返す。天上からの光を孕んで閃くそれに、アマリリスもまた紫の瞳を和らげて、笑みを返す。
「いや、何。共に茶でもどうかと思って」
 携えていた手土産を掲げてみせ、肩を竦めて軽く誘いを掛ける。虎猫は微かに人間らしい笑みを浮かべ、ぱたん、と枝の上で尾を振った。
「おれなんかでよければ。――ああでも、その前に」
 光に透かされて煌めく、金色の火の粉が散る。

「おいで」

 樹上から、柔らかく誘う声がする。朱金の毛並みを纏う獣が、穏やかにその獰猛な瞳を細めている。

「ここからの光景を見て行くといい。その後でお茶にしよう」

 ふわりと膨らんだ尻尾が、しなやかな動きでアマリリスの背後を指し示した。淡く掛かる影に誘われて振り返れば、庭園の木漏れ日の下置かれた白いガーデンテーブルが目に入る。

「ああ、そうだな」

 銀の翼を大きく広げて、アマリリスは空へとわらいかけた。

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!注意!
企画シナリオは、便宜上、参加枠数が「999」になっていますが、実際には特定の参加予定者のために運営されています。

この企画シナリオは下記のキャラクターが参加予定です。他の方のご参加はご遠慮下さい。万一、参加予定でない方のご参加があった場合は、参加がキャンセル(チケットは返却されます)になる場合があります。


<参加予定者>
アマリリス・リーゼンブルグ(cbfm8372)
灯緒(cfun2369)
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品目企画シナリオ 管理番号2889
クリエイター玉響(weph3172)
クリエイターコメントリクエストありがとうございました、玉響です。
談笑相手に虎猫をご指名頂き、ありがとうございます。

ロケーションをお任せくださいましたので、アマリリス様の翼から連想して世界図書館の空中庭園を選ばせて頂きました。
灯緒をご指名頂いた経緯や、上空から見下ろすターミナルに思う事、お茶の場での行動など、将軍様のお心を色々とお聞かせ頂けますと幸いです。

尚、心情の参考にしてほしいノベルがある場合、プレイングまたは非公開欄にてしっかりと御指定をお願いいたします。
こちらでも或る程度は調べさせていただきますが、すべてをカバーしきれる自信は御座いませんので。

それでは、ターミナルで最も高い場所にて微睡む虎猫と共に、アマリリス様のお越しをお待ちしております。

参加者
アマリリス・リーゼンブルグ(cbfm8372)ツーリスト 女 26歳 将軍

ノベル

 銀の羽根が、麗らかな陽射しに煌めいて散る。

 赤い外套をはためかせ、翼人の女将軍はひと飛びで虎猫の待つ木枝へと辿り着いた。猫は眠っていた体勢から身を起こし、アマリリスの座るスペースを作ってやる。
 繁る葉群が光を遮り、地面に美しい影の模様を描く。毅然と伸ばしていた背を緩め、女将軍は髪を撫ぜる風に淡く笑んだ。
「美しいな」
「うん」
 眼下の街を往くたくさんの人影が、遠くこの場所まで賑やかな声を届けるようだ。上空から見降ろしていても判るほどに色彩も容も様々な、あらゆるいきものを内包してこの街は存在している。
「多種多様な人の営みが此処にある」
「そうだね。彼らが随う摂理は決してひとつではない。……だからこそ、大変でもあるんだけど」
 それは、ターミナルという街が持つ、最大の長所であり、最大の欠点だった。異世界人の多様な性質を全て受け容れて、束縛する事をしない。一枚岩ではない集団を束ねる事は難しく、時に彼らは様々な世界で騒動を引き起こしはするが――。
「……それでも、私はこの街を美しいと思う」
 鉱石めいて美しい青の瞳が、ターミナルの景観を優しく見下ろしている。凛然とした麗人の横顔を見守りながら、世界司書は静かに笑って、炎の燈る尾をぱたり、と振った。
「おれもだよ」
 再生の象徴たる緑に包まれながら、二人はひととき、美しい光景を見降ろしていた。

 ◇

 世界図書館が世界樹旅団との戦いによって破壊された時、アマリリスはその場に居合わせていた。――あの時は此の場所がこんな風に美しく蘇るなど、想像もできなかった。
「……灯緒は、ナラゴニアの戦争の事を覚えているか?」
「ああ、まだ記憶に新しいからね」
 虎猫は襲撃を受けたその時、クリスタル・パレスに他の司書と共に居た為直接の被害を受けてはいないのだと言う。だが、彼の戦争が遺した爪痕も、喪った命も、知らない訳ではない。怠惰でありながら心優しい世界司書は、何者かを悼むように金眼を細めた。
「あの戦争で、喪われたものは多い。けど、同時に得たものも多いと、おれは思うよ」
「……そうだな」
 アマリリスは瞳を細め、世界司書のゆったりとした語り口に聞き入った。穏やかで、遠くを視据えるような物言いが、聴く者の心を落ち着かせる。やはり、ここに来て正解だった、と思う。
「そういえば、きみはどうしてここへ?」
「何、少し灯緒と話がしたくてな」
「……物好きだね」
 万年寝てばかりのおれなんかと話していても面白くないだろう、と虎猫は訝しむように首を捻った。
 アマリリスは蕾が綻ぶように微かな笑みを浮かべ、しかしはっきりと、否定の意を示す。軍人のものとは思えない、甘い色合いの髪が風に攫われて靡く。
「いや。私は君と話をするのは楽しい」
 きょとん、と丸められた金眼が、アマリリスの言葉を正面から受け止める。
 自身に誇りを持たず、しかし卑屈になるでもなく、自然のままに生きている。まさに野生の猫そのままの在り方だ。強さや矜持、責務と言ったものに縛られる軍人とは、佇まいのしなやかさが違う。
 ――それ故、なのかもしれない。
 こうして彼とゆっくり、談笑をする機会が欲しくなったのは。
「獅子座号で、君に紅茶を淹れただろう」
「マキシマム・トレインウォーの事だね。とても良い香りだった」
 決して優しいばかりの出来事ではないが、それでも灯緒は愛惜しむように、懐かしむように頷く。アマリリスもそれに釣られて、緩やかに記憶を紐解いた。決戦前の肌を刺すような緊張感と、甘い色の紅茶から立ち昇る暖かな湯気の温度を覚えている。
「……実は、私はあの時、内心穏やかではいられなかったんだ」
「そうなのかい? とても堂々としていたように見えたけれど」
 首を傾げる灯緒に苦笑を返し、アマリリスは己が首筋に掌を宛てた。世界中旅団の一員として世界図書館を襲撃した際、破壊された世界計の一部が突き刺さった場所だ。彼女と同じく欠片が突き刺さった仲間は変質し、世界計は今も尚異世界に騒動を招き続けている。
「あの欠片が私に何をもたらすのか――裏切り者である私たちを心優しく迎えてくれた皆を、また裏切る事になるのではないか。幾つもの懸念が頭を過ぎったが、それでも私の手で片を付けなければならない、と覚悟を決め、私は獅子座号への搭乗を志願した」
「……成程」
 静かな言葉を聞き届け、世界司書は一度、唸るように声を零した。
「きみの、その何からも目を逸らさない真っ直ぐな姿勢は素晴らしいものだとおもうよ」
「はは、ありがとう。面と向かって褒められると照れてしまうな」
 麗しい言葉で若い娘たちを虜にする女将軍も、真っ向からの賛辞には照れたように微笑む。
 やはり、この虎猫と話をしていると、不思議と気分が落ち着いてくる。
 覚悟を秘めながらもざわめく心から、無駄な重石を選んで降ろしてくれているようだ。

「……あの時と同じように、君に紅茶を淹れよう」
「噫。それは嬉しいな」

 大地に降り立つ為女将軍が広げた翼を仰いで、虎猫は嬉しそうに笑った。

 ◇

 硝子の壁で覆われた鳥籠のような空中庭園に、変わらず穏やかな陽射しが降り注いでいた。青い空は何処までも高く、雨を知らない世界は暖かな空気に充ちている。
 白いガーデンテーブルの上には、葉群の影に切り取られた繊細な光のレースが懸かり、ティーポットの銀が光を映して煌めいた。女将軍の長く、武骨な硬さと優雅さを併せ持った指が、その取っ手を持ち上げる。
 カップに紅茶が注がれていく。光を透して黄金に輝く紅茶の描く軌跡を、虎猫は興味深げに見守っていた。片脚がテーブルの上に掛けられているのは、猫の本能として手を出したくなるのを抑えているからかもしれない。
 白く立ち昇り始めた湯気の向こうに、かつての記憶を垣間見る。決戦前、勇壮な獅子の装飾が施された車内で、同じように見守る彼の前で紅茶を淹れてみせたあの日の光景を。
「……さあ、どうぞ」
「いただきます」
 カップの中の液体を更にソーサーの上に注いでやり、アマリリスはようやく自身も席に着いた。
 お茶請けとしてアマリリス用に用意されたスコーンは、灯緒の司書室を利用してサボっていた友人に焼かせたものだと言う。幸せそうにスイカに齧り付いていた姿を思い出し、アマリリスは思わず笑みを零した。ちなみに虎猫の前にはししゃもがこれでもかと積まれている。
 虎猫はソーサーに顔を近づけると、液体を飛ばさぬように行儀よく舌で紅茶を掬った。
「……うん。やっぱり、おいしいね」
 広い皿の上で冷まされた紅茶は、虎猫にもちょうど良い温度になっている。黄金の眼を細めて、灯緒は満足そうに微笑んだ。自らの手がけた物を他人が喜んでくれる、その充足感にアマリリスもまた笑みを返す。
「それで、聴いてほしい事、というのは」
「――ああ、そうだな」
 紅茶が冷めぬ内に一口含んで、アマリリスは自らの心を吐露する為の舌を潤した。
「近々、ロストメモリーを新しく迎えるための儀式があるだろう」
「ああ、あれかい? おれはあまり、良い思い出はないな」
 “ロストメモリー”が思い出を口にするのも変だけれど、と虎猫は自嘲気味に笑い、先を促すようにアマリリスの青い瞳を見上げる。
「チャイ=ブレに記憶を献上する事を選んだ者たちは、旅の終わりを自ら0世界に定めたと言う事だ」
「そうだね。それも一つの選択で、尊ばれるべきものだと思う」
 真摯な虎猫の言葉に、アマリリスは同意を示すように頷いた。
 ――誰もが、己が旅の終わりを見据え始めている。
 そこに明確な期限は示されていなくとも、今がその時だと、誰もが知っていた。
「……灯緒、私はいつか、カンダータに帰属したいと考えている」
 そして、アマリリス自身も。
 誰にも明確に告げた事のない想いを伝えれば、虎猫は黄金の瞳を閃かせて、そうか、とだけ応えた。驚くでもなく、肯定するでもなく、ただ静かに受け容れる、その穏やかさが心地よい。
「きみならば知っていると思うけれど、帰属は難しい路だ。生半可な覚悟と、軽率な手段では、逆に世界との距離を遠ざけてしまうことだってある」
 その言葉は彼のよく知る世界と、よく知る友人の事を指していたのかもしれないが、それを正しく理解できるほどアマリリスは彼の世界の事情には詳しくない。灯緒もまた、彼女の願う永久戦場についての知識は然程持ち合わせていないようだった。
「私は、あの世界に借りがあるんだ」
「借り?」
「私の誤った選択によって、沢山の命を喪わせてしまった」
 ――そこに何者かの思惑があったとしても、自らの行った結果に変わりはない。
 将を喪った隊は容易く瓦解する。将軍である彼女はそれをよく知っているはずだったのに。
 自責の念を墓碑のように、認識票のように胸の奥に刻みつけ、アマリリスは彼らを弔った後、覚悟を決めた。
「……私は、彼らが護ろうとしたものを、代わりに護りたい」
 或いは故郷を、或いは家族を、或いは愛すべき人を。
 喪われた命に代わりなど無い。
 それでも、彼らの捧げた命が無駄にならないよう、彼らの愛したもののために、自らの命を捧げたいと思ったのだ。
「――そう」
 世界司書はアマリリスの告白を、静かに聞き届けた。ぱたり、と黄金の燈る尾が揺れる。
「きみはもう、覚悟を決めているんだね」
「噫」
 凛然とした麗人の、決意を秘めた首肯を認めて、虎猫は笑みのように目を細めた。
「ならもう、おれに言える事はなさそうだ。……あまり、功を急ぎ過ぎないようにね」
「大丈夫だ」
 虎猫自身の経験からくるであろう忠告に、笑ってアマリリスは応える。
「ゆっくりと、けれど確かに――彼の世界と、人々と絆を作っていければいいと思っている」
 本来ならば、もっと焦るべき事なのかもしれない。
 人の命は有限だ。特にカンダータという世界では、簡単に命が喪われて行く。短くも懸命な生と、無情だが確かに何かを遺す死が、あの世界には充ちている。
 長寿であるアマリリスとは違う時間を生きる人々だが、だからこそ、共に肩を並べて戦いたいとも思わせる。
「なら、いいんだ。……きみなら、きっとできるさ」
「噫。……ありがとう」
 すっかりと冷めてしまった紅茶を口に含み、灯緒の柔らかな激励の言葉をアマリリスは受け止める。やはり、彼と話ができてよかった、と思う。
 この胸に燈る暖かな灯は、彼の尾の焔と同じ色をしている事だろう。

 ◇

「……最後に、ひとついいだろうか」
「うん? どうぞ」
 首を傾げる虎猫へ、意を決したようにアマリリスは口を開いた。
「君に……抱き着いても、構わないか」
 言い放った後、青い瞳をそっと逸らす。
 武骨な女将軍にとっては、こちらの方がよほど覚悟がいる事だった。
「この年でこんな事をお願いするのは、気恥ずかしい、が」
 灯緒の柔らかで美しい毛並みは、アマリリスにとって酷く魅力的に映っていた。彼の姿を見かける度に、一度触れてみたい、思う存分抱き締めて撫でたい、と、まるで年頃の娘のような事を想い続けていた。
「なんだ、そんなことか」
 しかし、そんな彼女の葛藤など知らぬとばかりに、灯緒は欠伸を噛み殺して応えた。
「きみのお役に立てるなら、幾らでも提供しよう」
 そして、ガーデンテーブルの傍に巨躯を横たえごろりと寝転がる。眠たげな黄金の瞳が、唖然とする彼女を不思議そうに見上げていた。
「いいのか?」
「もちろん。お好きにどうぞ」
「……では、遠慮なく」
 アマリリスは微笑んで、彼の隣に膝を付くと、全身で虎猫の巨躯に抱き付いた。柔らかな被毛が、指先や、頬に触れる。
「暖かいな」
「そうだね。ターミナルは年中気候は良好だ」
 とぼけたような返答をし、虎猫はアマリリスをそのままに、己が前肢の上に顎を乗せて眠る体勢を取った。
「そうではない。君の毛並みがだ」
「おれの? 暑苦しい、と云うんじゃないかな、それは」
「いや、素晴らしいよ」
 暖かな、陽だまりと同じ乾いた匂いのする毛皮に顔を埋め、麗人は普段の毅然とした仮面をひととき脱ぎ捨てた。ゆるゆると瞼を降ろし、無防備な表情を朱い毛並みの中に隠す。虎猫は優しく、それを受け容れた。
 木漏れ日の射し込む空中庭園に、穏やかな時間が充ちる。

 <了>

クリエイターコメント大変お待たせいたしました!
虎猫との空中庭園でのひとときをお届けいたします。

アマリリス様の中に、明確な答えとそれを成す為の道筋が見えているようでしたので、虎猫は敢えて何も言わず聞き役に徹する事と致しました。
将軍様の心を整えるお手伝いができていましたら、幸いです。

今回は御指名、まことにありがとうございました。
それでは、御縁がありましたらまた、階層世界のどこかでお会いしましょう。
公開日時2013-09-22(日) 22:30

 

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