ツーリスト
<真理>に覚醒してしまったロストナンバーたちは、自分の生まれ育った世界を見失い、消失の運命にさらされます。世界図書館は、そういったロストナンバーたちに、助力を約束するかわりに、世界図書館の目的に沿った依頼を出し、力を貸してもらうのです。 この、世界図書館に協力するロストナンバーたちを、「ツーリスト」と呼びます。
かれらは世界図書館に協力を約束することで「パスホルダー」を与えられ、それにより消失の運命は食い止められます。そしてツーリストは、世界図書館からもたらされる依頼にもとづいて、さまざまな異世界へと旅する世界群の旅人となります。幾多の世界を見聞し、他の異世界から来た人々と交流する中で、ツーリストたちは見失った自身の世界の場所を再び見出し、帰郷がかなうかもしれません。あるいは、訪れた異世界を、自身の新たな故郷と定める決心がつくかもしれません。それができるまで、ツーリストは旅を続けます。
かれらが旅を終えるのは、以下のいずれかの場合です。
- 死亡するか、パスホルダーを手放し、消失の運命によって消え去る
- もといた世界を発見し、再度、帰属する
- 新たな世界を第二の故郷として、帰属する
それがもとの出身世界であるかどうかにかかわらず、ロストナンバーが世界に再帰属するのは容易ではないとされます。単に帰属を宣言するだけではだめで、その世界の運命に深くかかわるか、世界の住人の誰かとの確固たる絆を結ぶことが必要だとされています。帰属が可能になれば、真理眼によってその兆候を見ることができます。帰属を選択すれば、真理数を獲得し、その人物はもはやロストナンバーではなくなります。
なお、ロストナンバーがいずれかの世界に再帰属したあと、もう一度ロストナンバーになることはありません。これはすでに魂が一度覚醒を経験しているためだといわれています。再帰属のかなった元ツーリストは、たいていはそのまま静かな余生を送ります(ストップしていた加齢が再開します)が、中には、その世界での世界図書館の活動を助ける「現地協力者」として働くものもいます。
■旅人たちの特徴を整理!
ロストナンバー | ロストメモリー | ||
---|---|---|---|
ツーリスト | コンダクター | ||
出身世界 | 不明 ディアスポラ現象によって見失った。 |
壱番世界 |
不明 ロストメモリーとなった時に記憶を封印した。 |
帰属世界 | なし |
なし |
0世界 |
消失の運命 | あり (パスホルダーにより食い止めている) |
あり (パスホルダーにより食い止めている) |
なし |
旅の目的 | 自分の出身世界か再帰属世界を探す。 | 壱番世界の滅びを避ける方法を探す。 | 旅には出ない。 |
パスホルダー | 所有する | 所有する | 所有しない |
トラベルギア | 所有する | 所有する | 原則、所有しない 「世界司書」のみ導きの書を所有する。 |
一言で言えば | さまざまな異世界人 | セクタンを使役する地球人 | 世界図書館の職員など(NPC専用) |