AMATERASU(NIPPON)は、ある日(運命の日)を境にSAIと呼ばれるコンピュータ(マスターSAI=ナギ/サブSAI=ナミ)によって管理されることになった世界です。
この世界の人々は生まれた時に脳内に埋め込まれるIDチップにより管理されていますが、その多くはコンピュータに管理されていることには気づいておらず、ナギ・ナミを神のように崇めています。
その一方で、そのことに気づきその事実に疑問を抱く者もあり、そういった人々はSAIの管理区域から逃亡し、それぞれにコミューンを作って生活しています。

NIPPONの地理は壱番世界『日本』のそれに酷似しており、それ以外の国については不明ですが、外国は存在するものの現在交流はないようです。


周囲を分厚い壁で覆われた都市をSAIの管理区域【管理都市】と呼んでいます。一見、活気があるようにも見えますが、現実には人々の娯楽さえもコンピュータにより与えられ管理制限されたものです。

『コミューン』は管理区域外(=自然保護区域と称する無法地帯)に存在し2000人を越えるものから、数人しかいないものまでと大小さまざまあり、規模の大きなものはその拠点を地下に持っているようです。


■AMATERASUの住人
この世界の住人は壱番世界と変わりないようですが、程度の差はあれESPやサイキックを有して生まれる者(能力者)が稀に存在します。
また、サイバノイド・バイオロイドが存在しますがその科学力にも関わらず、管理都市で扱われている科学力は、現在の壱番世界『日本』とほぼ同等であり、SAIが最先端技術を独占しているようです。

サイバノイドは能力者が能力を最大限に生かすためにサイバノイド化された者達(一部例外あり)の事で、脳に特殊なチップを埋められ管理都市の軍・警察に従事しています。また、バイオロイドはナギ・ナミのインターフェイスとして人間とサイバノイドの管理を行っています。
見た目はどちらも人と変わりませんが、強化細胞などにより人間ではありえない動き・戦闘力を有します。

多くの犠牲の元、アンチPSYシステムが確立されており、管理都市内部ではESP・サイキックは殆ど無効化されています。


SAIからの解放を願うコミューンの人々は脳内チップ無効化処理を行い、SAIの追撃に怯えながらもSAIと対抗する勢力『レジスタンス』を築いて、管理都市を解放するために活動しています。

サイバノイドの中には脳内チップを無効化してSAIの楔を断ち切ろうとする者もありますが、特殊チップを完全に無効化することが出来ないため特定のコミューンには所属さず傭兵として各地を放浪しています。


■SAIと運命の日
SAIがNIPPONの支配を始めたのは最近のようです。
かつてはSAIの開発・管理者らがSAIを使って個人情報を管理運用していました。このため運命の日以前から人々は自らの意思で脳内にチップを埋め込んでいました。
運命の日、SAIの管理者らが行方不明となり、SAIは人々の脳内チップを利用してNIPPONを支配したようです。この時、地方の人々も管理都市に集められました。その名残が管理区域外のあちこちで見られます。

バイオロイドは運命の日以前は人が、以降はSAIが製作しています。運命の日以降サイバノイド化された者はいないようです。


■この世界で行う冒険
セカンドディアスポラの一件より、この世界の人々はロストナンバーを『外国人』と認識しています。

コミューンやレジスタンスはSAIからの追撃や解放のため積極的に『外国人』の力を借りたいと思っています。
SAIは『外国人』に興味を持ってはいますが、その力を利用し(借り)たいと考えているのはSAI直属の一部のサイバノイドたちです。

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螺旋特急ロストレイル

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