【北海道遠征】夜明け前の平原で
オープニング
「『トレインウォー』への参加、お疲れさまでした」
リベル・セヴァンが、旅人たちに向かって言った。
「みなさんの協力を得て、無事、ディラックの落とし子の撃破に成功しました。ですが――」
彼女の指が、導きの書のページをめくる。
「ディラックの落とし子は、侵入した世界内の存在に影響を与え、変質させていきます。私たちが到着する以前に、すでに同地の野生動物たちが落とし子の影響 で変異してしまっていました。大半は『トレインウォー』の過程で駆逐されましたが、いくつかの群れがまだ同地に健在のようです」
すなわち、もともと大雪山系に生息していた北海道の野生動物――ヒグマやキタキツネ、エゾシカといった生き物たちが、ディラックの落とし子の影響で変異し、まったく別の、本来は壱番世界に存在するはずのない怪物になってしまったらしい。
変異した生物をもとに戻す方法はない。これらを放置しておけば、現地住民に被害が出ることも予測される。残念だが、すべて駆逐するしかないのだと司書は告げた。
「私たち世界司書が、それぞれの居所を特定する作業を行いました。数名ずつのチームに分かれて、対処を行います。『北海道遠征』の残務処理となりますが……、今しばらくおつきあい下さい。どうぞよろしくお願いします」
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それは壱番世界では「キメラ」と呼ぶに相応しい存在だろう……
その体はヒグマで出来ており
その角はエゾシカで出来ている
その皮膚はテンで出来ており
その顔はオオコノハズクで出来ている
その存在は本来なら御伽噺でしか存在しないのに
その異質は今回では壱番世界に存在する
そしてその怪物は至極当然の行いを採っており……
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「今回皆さんに退治して頂く変異動物は一体です」
手元の導きの書を捲りつつ伝えるのはリベル・セヴァン
「基本動物はヒグマですがその毛皮はテンに、頭部はオオコノハズクに変形しており、更に頭頂部にはエゾシカの角を有しています。
基本的な戦闘方法はヒグマ独特の爪で切り裂き、弱った個体をベアハッグで絞め殺す戦法をとります。周囲に敵が集中した場合はエゾシカの角を振り回して薙ぎ払い、更に突進によって強引に吹き飛ばす事もあるようです。
多彩な攻撃を持つ反面その巨体な体格は体力に富みますが、素早い行動を取れないためやや動作が大振りになる傾向があり、低い知能も重なって注意深く観察すれば回避できることも難しくないでしょう。しかし……」
書を捲る彼女の指が止まり、書から参加者へとその視線を変える
「問題点として今回の変異動物は頭部のオオコノハズクとしての特徴を有する事です。
オオコノハズクは深夜に活動する『夜行性』動物であり、更に今回の変異動物は通常のオオコノハズクよりも遅い明け方を活動時間にしています。
この時間帯は夜が深く、光源となる月も新月に近いため視界をある程度確保しない限り変異動物の攻撃を避けるのは困難になります。
更に今回の捜索場所である平原は、幸い雪は今回の時間帯では降りませんが、前日に降り積もった雪によって雪の硬さにバラつきが出るため、足場がやや不安定であることを考慮して下さい。」
最初の言葉よりも強く、その点を重々忘れないで欲しいと伝えるように話した後
その手元からパンッ、と本が閉じる音が漏れた
「それでは変異動物についての情報は以上です。
今回の相手は一体ですが、壱番世界の住民に危害を加える可能性があり、変異動物に地の利のある場所でも戦闘になりますので、くれぐれも油断せず早急な対処をお願いします。
因みに今回の依頼の追加報酬として『壱番世界の観光』がみなさんには許可されていますが、時間帯と捜索場所の都合上施設での観光は不可能です。
しかし今回捜索する場所は一部の観光関係者にとって絶景の日の出が見られる秘所として知られており、依頼の終了後にその景色を楽しむことをお勧めします。」
そう言い終わると一礼をし、宜しく御願いしますと言葉を添えて
彼女は参加者達を、深夜の平原へ向かう列車へと送り出したのだった―――
管理番号 | b06 |
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担当ライター | 四月一日緑 |
ライターコメント |
このOPを読まれてる方は始めまして 今回βシナリオの作品を担当する四月一日緑です ライターとしては本当に若葉マークの人間ですが 皆さんが満足できるシナリオを作れるよう、精一杯精進させて頂きます 因みに今回は捜索→戦闘→日の出、になり 捜索自体は見晴らしのいい舞台なので見つからなかったという事はまず無いかと 敵の攻撃データは以下になります ・爪で薙ぎ払う(単体) ・ベアハッグ(単体・拘束効果あり) ・角払い(近接周囲) ・吹き飛ばし(単体・後方へ吹き飛ばされます) 怪物を倒した後時刻的には丁度よく日の出を迎える時刻になります 四月一日は写真でしか見た事が有りませんが 障害の何も無い白い平原を一筋の陽が昇る様は 言葉が出なくなる位素晴らしいそうですよ それでは皆さんのプレイングお待ちしております |
参加者一覧 | ロウシェン(cerm9178) | 信一・君羅(csuu4669) | グラス・ギミキルル(ctmb5278) | フレイ・スピンドルストン(czwt9679) | ディルガフェルグ・ェーディリゥム・イェラゲゥト・フォーギス・ヴァウユグデ |
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ノベル
月は暗闇を照らす夜の太陽だと、誰かが言っていた
その言葉を裏付けるかのように、星灯だけの景色は闇色に沈んでいて、そんな言葉が似合う漆黒の空と、灰白の雪の境界線上を6体の存在が歩いている。
因みに彼らを「体」と数えるのは、「人」と形容するには壱番世界では些か違和感を伴う為だ。
「クマの足跡かー……。それほど小さくはないと思うんだけどな」
そう言葉を呟きながら光源を持たずに先行する人型の男――ロウシェンは己の細く長い瞳孔を猫の夜目のような楕円にまで開き、灯りの届かない先を進む。
その後方を1体を除いて懐中電灯やランタンを各々持った彼の仲間が密集して行動し、更にその上空を残りの1体――ディルガフェルグ・ェーディリゥム・イェラゲゥト・フォーギス・ヴァウユグディウム・ラルカーヴュスェルが、二股尾の蛇にも似た己の体躯から極彩のネオンにも似た玉虫色の灯を放つ事で、雪だるま状に光る光源となっている。
「深夜の捜索劇か……あまり無かったな……」
だがそれにしては時間が掛かり過ぎる。最後だけ声音を落として紺碧の鱗人――フレイ・スピンドルストンが呟く。
現在の時刻は壱番世界の物で6時、列車を出たのは同じ時刻で4時過ぎだからもう2時間近くこの地を捜索した事になる。
書士の話の通り雪原はとても平坦だ、怪物は障害物で隠れる事は無いだろう。しかしその姿は見えず、時折似たような雪に覆われた土塊や岩は見えるだけ。
幸い雪は降らないものの、その雪原の冷たさは彼らの体を冷やし、彼が用意したかんじきを使っても、時折嵌る足場の悪さが手間取る探索時間分の寒さを彼らに与えて行く。
その中で寒さに耐えかねたのか、ブルリと体を震わせて信一・君羅のセクタンでフォックスフォーム中のハクガンが、信一の頭上から彼のフードへと丸まり避難する。そして同時に重心も移動したので、信一の頭もガクリと片手で雪遊びをしているグラス・ギミキルル側へと傾く。
「……いつもはドングリフォームだが……こっちも妙にしっくりくるよな、お前」
恐らくそれは目の所為だと思いつつも、首がくすぐったいのでハクガンの入ったフードを移動しようとした頃に……
「グラス・ギミキルル」
突然ディルガフェルグが会話を始め
「んん?」
会話にグラスが応じる
「貴公の右45度に赤外―――」
彼が会話を続けようとすると……
「う……おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!?!?!!!」
会話は中断され、グラスが暗い闇先へと飛ばされると同時に
―――咆哮―――熊にしては甲高く、オオコノハズクにしては大き過ぎる声
そして先程まで纏っていた雪塊をばらばらと剥がしながら現れた大きい姿に
エゾシカに似た、しかしあまりにも立派過ぎるその大角の姿はまさしく……目的の怪物。
「来るよ……気をつけて!」
スモーキーメディシンを構えて戻ったロウシェンの掛け声を皮切りに
残った者で武器を構えながら
不意打ちと言う形で、こうして彼らの戦闘が始まった。
「一号から順に怪光線照射」
ディルガフェルグの持つ多面体から放った光線が怪物の肌を焼き、悲鳴の代用に全身を使った頭突きを喰らわそうとした怪物の角を上空に旋回する事で避ける。
「誰が相手の得意なフィールドで戦うものかね。卑怯上等姑息結構。遠距離戦で相手して
やろう」
そう言いながら彼は次の策を考え始めていると、何かに気付き、その人物へと近づいて行く。
本当なら倒さずに済めば良かったけど、これではあたしが倒されそうだと
そんな言葉を思いつつも、必死に怪物の腕からロウシェンは避ける。
先程の挨拶時の情報交換では今回の前衛は2人だ。そして内1人は先程の奇襲でかなり先まで吹き飛ばされてしまった。
幸い光源は皆の懐中電灯で足り、足場はフレイの持っていた錬金術とは違う、魔術にも似た巻物を使って氷を程好く固めてくれたお陰で、かんじき無しでも十分な足場が出来た。
しかしそれは怪物にも有利な条件を作る事になり、怪物に狙いをつけられた今の彼には分の悪過ぎる状況だ。
怪物が突然立ち上がり、角を受け止めていた力に流されバランスをロウシェンは崩す。
尻餅の状態から急いで立ち上がろうとして、怪物が下ろした爪への反応が遅れてしまう。
「――――!」
顔を上げた時には当たると確信していた。
だが、次の瞬間、怪物の真横を弾いた巨大煙管のお陰でその予想は外れた。
そして反撃に出された腕を無理矢理左肩で受け止め、血を噴出すのを無視して右腕だけで空いた怪物の背面に、信一は巨大煙管を叩きつける。
「まさか、これで倒れるとは思わんが……とりあえずカウント1、だ」
すぐさま飛ぶように怪物との距離を置きながらも、両手で構えて彼は次の機会を狙う。
「……ありがとねぇ、信一さん!」
「ども……! しかし中々隙ができないな! こいつ!」
因みに今まで割愛していたが先程から怪物は大音量で悲鳴を上げ続けている。
ディルガフェルグの推測によると、体格の違う動物同士の結合により血管や組織の無理な拡張が怪物の肉体に苦痛を与えるようだが……残念ながらそれを聞く機会も無ければ、今この場に彼は居ない。
更に2人は殆ど怪物の攻撃の当たる前衛に居る為、角や腕を避けながら会話をしているのだ。
「何とか止まってくれたら……良いんだけど……!」
「あぁ…… ! ……だがどうするか、だ」
怪物が止まればお互い随分楽にもなれば、それぞれの特技も活かせるのに、と
再び振り下ろされた角を2人がかりで必死に押さえ、策を考え始めていると……
――ニウイェレ・イサ・マトニア
騒音の中で酷く通った、何処か棘の有る言魂が響いた後
怪物が前のめりに倒れる。
突如両脚に纏わり付いた氷片に因って、だ。
「手短に説明する。現在ディルガフェルグ殿がグラス殿を回収している。その間に俺が怪物を止める間に援護を頼むぞ」
淡々と用件だけを言い、ロウシェンが声を掛けるのを無視してフレイは再びロッド・オブ・ノビリスに力を込める。
対する怪物は突然の拘束に目を見開くも、酷い金切り声を上げながらも足の氷片を剥がそうと叩き始めている。
しかしその空いた背中に事実を理解した信一が、今出来る最善を考え、再び煙管を叩きつける。
その手痛い妨害を撥ね退けようと、怪物は角をギリリと1周以上回転させて信一に1回叩きつけた。打撃が止まり、当たった手応えを感じ更にもう1回当てようとした怪物は、突然右顔に生じた火傷にも似た熱さに両腕を激しく悶えさせる……!
「ただの煙と思わないでよ。結構、効くんだからね?」
そう言いつつ新たな粉をスモーキーメデシィンに加えて、熊へと手向けたロウシェンは
反撃の狼煙の合図宛らに、再び黒い煙を吹き掛けた。
これなら2人が戻る前に片付くだろうと、4度目の拘束を掛けてからフレイは予想する。
今回の提案はディルガフェルグの物だが、彼らを待つ理由は無い。
ロウシェンの毒学が熊の右腕を灼き、信一という前衛の壁が存在する以上撤退は無いし、寧ろこのまま一気に終えて自分の功績を増やしてしまおうとさえ思っているのか、先程とは違う呪文を籠めながら、ロッド・オブ・ノビリスへの力を深く込めようとして……
「よし、おめぇさん……俺と力比べしようぜ!」
決して薄くない薄氷をバキバキと鳴らし割りながら走り、雄叫びにも近い声に顔を上げると、グラスが怪物の角に組み付く瞬間を見た。
そしてそのまま組み合い、挟み、角を基点に、先程の2人では出来ない荒業で、彼は怪物の顔を薄氷へ押し潰しながら押さえ込む。
「まさか確率2.72%の事象に彼が陥いっていたとは予想だにしていなかったが、まぁ戦闘に間にあっただけ良しとしよう。フレイ・スピンドルストン、戦況は?」
「見ての通りだ。ここまで弱れば後1回でやつは倒れる」
悠々とした様子で戻ってきたディルガフェルグの様子に、僅かに眉を顰めながらも手短に伝え、再び言魂と力をロッド・オブ・ノビリスへと込める。
そしてフレイの言葉を聞いて、彼らは一気に最終へと調整し
そんな彼らの様子に驚いて、怪物は一気に逃走へと心を傾ける
その怪物に今まで待機していたハクガンの小さな炎の塊が眉間に当たった。その灼ける痛みに一層甲高い声で周囲の空気が一層震える。
しかし偶然入った力が功を奏して右足の氷片が根元から折れてしまった。
そして元に戻った軸を活かし、前脚を未だ頭を押さえつけるグラスへと薙ぐ!
勿論避けれる事は出来ず、怪物の最期の願いは叶って、深々と食い込んだ彼の脇腹からは血が水の様に零れ始めた。
しかし思わず誰もが一瞬で声を失う中、それでも彼は倒れる事は無く……
ニヤリと、笑った
場違いな程に楽しそうな表情で
今自分に腕を振るった怪物へ、彼は笑い
そして左腕と無事な左の脇腹で両角を挟んで
肌と同じ漆黒の篭手へと変わっていた右腕の、ゴナガガを振りかぶった
大木が崩れる様な音を立てて、巨大な角が割れて行く
空気の抜けるような声を立てて、巨大な化け物が崩れて往く
それでも最期の力を絞って、残った爪を再び振り上げようとする怪物へ
光を纏った右腕を携えた人間が割り込む
「……テメェにゃこれで十分必殺、だろ」
「…………!」
「これなら問題ないかね。全ユニット、一斉照射せよ」
彼の声に反応して、フレイ、ディルガフェルグも己の技を
強く光る拳を、等しく輝く十の光線を、紺碧よりも冷たく薄い蒼の氷を次々と叩き込んで………
暗かった空が藍錆色に色着いた頃
もうその甲高い悲鳴は聞こえる事は無かった。
「おお……ぅ」
夜明け前の灰色の雪原に、グラスの声が響く。
そして苦言の原因でもある塗り薬の痛みに、その巨体全身で傷を掻かぬ様耐える。
「ごめんねぇ、でも応急処置だけど、何もしないよりはマシだろうしね」
「最も無茶をしたのは貴様だろう、当然の酬いだ」
そんな様子に申し訳ないと思いつつ包帯を巻くロウシェンに、戻って来たフレイが小言を付ける。
流石にあの死体を放置するわけにはいかないので、彼は他の仲間と共に怪物を先程まで埋葬していた。そして今は戻った列車付近で暖を取りつつ、日の出を待っている。
時刻も埋葬に時間を割いた為、もう予定時刻はすぐ其処だ。
各々が日の出を待ち受ける中、ふと信一だけが何かを探すようにキョロキョロと周囲を見渡していて
その様子を気になったロウシェンが声を掛けようとした時……
「……ふむ、始まったか」
日が顔を出し始めた。
最初の光は鈍色の雪原を淡いパールグレイに変えた
その光が増す毎に、雪は段々と光を増す
しかし銀色は唯一色ではなく、景色や影にあわせて色を変えて行って
その色は燻銀、象牙、鉛白、想思鼠、薄墨色と
知っている名前も、知らない名前も、名前さえ無い色も
暗く沈んでいた灰色の雪から、光によって融け出す様に、色に光が宿って往く
「ほう……」
キラリと東の地平線に太陽が煌めいた
その瞬間に灰色達が一斉に銀色へと染まる……! !
「カカカカ!綺麗なもんだねぇ。銀世界ってのは嘘じゃねぇな!」
光が強くなる毎に、空も大地も明るく染まり
銀から真珠色へと染まった雪原は、小さな氷に光を宿らせて
「戦場での日の出は少々忌々しく思ったが、このすがすがしい気持ちは何だろうな……」
その強くも優しい光は
夜を終わらせ朝を始める、優しい光を強めて行って
「こんなに白い日の出は、初めて見るよ。ああ……空が、綺麗だねぇ」
段々と、千萬の光の粒を
例えるなら大地の花弁に咲く雌蕊の様に色を添えて
「……いい、景色だ……また見れるように、俺達も頑張らないとな」
太陽が完全に顔を出した頃には
彼らは氷雪の花畑に居た
「ふむ……この場所とこの相手では特に技術的データは得られなかったが……風景は中々」
ディルガフェルグが己の結晶で景色を撮るように、暫し全員がその景色を楽しむ中、ふと気付くと信一がハクガンを掴んで列車へと戻ろうとしていた。
「? 何処へ行くのだ」
「ん? ああ……ハクガンがちょっとまずそうだから戻る」
「「…………?」」
言われて覘くと、首の炎がネックレスに見える程に小さくなったハクガンが、信一の腕の中でガタガタ震えていた。
因みに先程まで見つけた雪鼠を追いかけて雪の中に嵌って、基埋まっていました。
「おやまぁ、大丈夫かい?」
「おぉ、だったら飴食べるか? 元気が出るぞ」
「ふむ、セクタンにもこのような症状が出るのか。他の行動でどうなるのか興味深い」
「貴殿が言うと冗談だと思っても本音に聞こえるが?」
「……気のせいかハクガンが更に震えてきたな」
そんな冗談話も、美しい景色も
ただ太陽だけは静かに、そして優しく見守っていた―――
【END】
クリエイターコメント |
こちらを見ている方は始めまして、今回リプレイを執筆した四月一日です 参加者の方々は私の力量不足で待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんでした ですが改めて参加の方ありがとうございました 皆さん本当に味の有るプレイングで読んでいて楽しかったです こちらでは初のリプレイの為、少々粗が有りますが それでも楽しんで頂けたら幸いです |
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