オープニング

 緑の世界樹の下。
 白い衣服を身につけた美しい青年「原初の園丁」シルウァヌス・ラーラージュとその周りに園丁たちが立っていた。
その一段下にドクタークランチ、ゴースト。更にその背後には元図書館側のロストナンバーたちも控えていた。
今回の任務について必ず参加義務があると命じられていたのだ。
 部品が存在する以上、ロストナンバーたちに拒否権はない。

 集合がかけられ、世界樹の前に通される前にこれみよがしにスイッチを弄ぶゴーストが語った。
「今更、念を押すことはないと思うがお前たちの命は俺らが持ってる。……ってことになってるんだよなァ、けど、いいことを教えてやると、ナラゴニアでこっちにきたやつらは爆弾を埋め込んでなかった……なぁんてどうする?」
 その場にいたロストナンバーたちはぎょっとした。
「ただし、裏切り防止のためにある細工をした。さあて、その細工はなぁんだ。ただ爆発して死ぬだけじゃツマラナイ。裏切りがわかった地点で狂戦士になって死ぬまで周りの奴らを殺しまわったり、毒がまわって苦しみもだえたり、ああ、たとえば裏切った本人じゃなくて、別のやつが死んじまうとか。っても、これはたとえばの話だぜ? ふふ。本当はどうなるか試してみるのもいいかもな。……こんなことをいうのは、そういう可能性のある任務だってことだって察しがいいならわかってると思うが……裏切り行為がばれないと思わないことだ。お前らの部品には監視機能がついているから一発だぜ? うっけけけ」
 ゴーストは不吉な種をロストナンバーたちの心に撒いた。

「では、我々は世界図書館に全面戦争を仕掛ける。それについてお前たちの役割はわかっているな」
 静寂のなかにシルヴァヌスの声が朗々と響き、恐ろしい作戦を告げる。
「うっけけ、お任せあれ! じゃあ、オレサマ、ゴーストはアリッサの首を狙いましょう。混乱のなかならわりとあっさりと殺せるでしょう。リーダーを討てば負けを認めるしかないだろうし。ついでにクランチの作った爆弾を街のなかに仕掛ければ面白いでしょうし」
「では、私はそれらの用意とともに図書館への攻撃」
「クランチ君。君はもうひっこんでいてくれてかまわない」
 クランチの発言を遮った者がいた。――シルウァヌスの脇には不遜な表情の園丁であった。
年老いた樹の皮のようなしわの重なった体であったが頭頂に生えている花だけは真新しい。そして淀んだ眼光は鋭かった。
「私はブルバキ・モルダヴィア、お前たちには図書館を破壊していただく。くくっ、私が作ったノエル叢雲によって……!」


ご案内

ナラゴニアに残留しているみなさんに緊急の命令がもたらされました。

みなさまは取り急ぎ
=====
・園丁の一人ブルバキ・モルダヴィアが指揮する「図書館の破壊」作戦
・ゴーストが指揮する「館長の暗殺」作戦
=====
のいずれかの任務に参加しなければならないようです。

!注意!
こちらは下記のみなさんが遭遇したパーソナルイベントです。結果をもとに新たなシナリオが作成されます

●パーソナルイベントとは?
シナリオやイベント掲示板内で、「特定の条件にかなった場合」、そのキャラクターおよび周辺に発生することがある特別な状況です。パーソナルイベント下での行動が、新たな展開のきっかけになるかもしれません。もちろん、誰にも知られることなく、ひっそりと日常や他の冒険に埋もれてゆくことも……。
※このパーソナルイベントの参加者
三日月 灰人(cata9804)
ヌマブチ(cwem1401)
グレイズ・トッド(ched8919)
東野 楽園(cwbw1545)
ヘータ(chxm4071)
アマリリス・リーゼンブルグ(cbfm8372)
ヒイラギ(caeb2678)
ディーナ・ティモネン(cnuc9362)
※このパーソナルイベントの発生条件
現時点でナラゴニアに残留している方がいた場合

このOPは上記参加者の方にのみ、おしらせしています。

なお、期限までにプレイングがなかった場合、「事務局がランダムに選択」します。

■参加方法
(受付は終了しました)

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螺旋特急ロストレイル

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