ターミナルの片隅で、司書たちがひそひそと囁き合っていた。

「そういえばモリーオ。あのことを聞きましたか?」
「ん。なんの話かな?」
「近く、ロストメモリーの儀式が行われるのではないかという話です」
「ああ、あれか。ぞっとしないねえ。あれはちょっと気持ち悪いからね」
「ええ、一時のこととはいえ、臨まれる方は覚悟がいります」
「……待てよ。ということは、もしかして」
「ええ、そうなんです。おそらく時期を合わせて行われるのではないかと」
「そうか。欠員もあったしね。でもあれも負けず劣らず……」
「はい。ちょっといたたまれないですからね」

 果たして、その後、図書館から発表があった。
 ――世界司書採用試験を執り行う、と。

 文字通り、新たな世界司書の求人が行われるということである。
 採用にあたっては、まず書類選考の後、面接と口頭試問が行われるのだという。

 面接と口頭試問は館長と、レディ・カリスによって行われる。
 いったいどんなものなのか、好奇心から司書たちに尋ねるものもいたが、誰一人として、視線をそらして多くを語らなかったため、さまざまな憶測が飛び交うことになった。
 いわく、レディ・カリスの圧迫面接によって精神を病んだものがいるらしい。
 いわく、パンツの色までも根掘り葉掘り聞かれるらしい。
 いわく、「マンホールの蓋はなぜ円いのか?」などの奇妙な問題が出されるらしい。

 本当のところはわからないが、ともかく応募の受付は始まっていた。

ご案内

このプランは、キャラクターが世界司書になるための試験を受けるという内容を扱うものです。採用試験は「一次試験(書類選考)」と「二次試験(面接・口頭試問)」からなります。このプランの「申請者」は、この試験に応募したものとします。

オファーの申請文にはキャラクターの「志望動機」や「自己PR」をお書き下さい。

オファー内容をもとに「一次試験(書類選考)」に通過したかどうかが判定され、一次試験に合格した人だけが、企画が受理されたものとして「一次試験に合格し、これから二次試験を受けるという内容の企画シナリオOP」が公開されます。

なお、この企画シナリオは特別に、「オファーして、受理された人全員」が「まとめてひとつのシナリオ」に参加する形になります。

このプランは期間限定です。受付は7月7日いっぱいとなります。
受付がいつであっても、OPの公開期限は7月21日(日)になります。

※この企画シナリオは近江WRが担当します。


●このプランの注意点
このオファーに限り、別の企画シナリオをオファー中・プレイング中でもオファー可能とします。

企画が受理され、企画シナリオOPが公開されても、参加は義務ではありません(一次試験には合格したが、二次試験の受験を辞退したことになります)。また、このオファーをしたこと(一次試験に応募したこと)は公開されません。

!重要な注意!
二次試験の企画シナリオの結果、合格したキャラクターは、その後、8月に行われる予定の「ロストメモリーになる儀式」に参加し、正式に世界司書となります。

この時点(儀式終了後)で、キャラクターは帰属扱いのステイタス異常となり、以後、シナリオや掲示板には参加できません。(※掲示板のホストになっている場合、帰属後に編集できなくなります)
同時に、「近江WR担当の世界司書NPC」として登録され、以後は担当WRが使用します。以後のキャラクターの言動などはすべて担当WRに一任することになります。
プライベートノベル、イラストコンテンツの発注は可能ですが「世界司書として当該キャラクター」に関する描写をオファーすることはできません。事実上、キャラクターを担当WRに譲渡するものとお考え下さい。
申請をもって、上記のことをすべて承諾したものとみなされます。

このプランで企画を立てる

このプランの受付は終了しました。

企画シナリオのルール



ページトップへ

螺旋特急ロストレイル

ユーザーログイン