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【北極星号の出発!】世界樹鳴動(オープニング&プレイング)
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アリッサ・ベイフルック(cczt6339) 2014-01-14(火) 22:10 |
<オープニング>
『ワールズエンドステーション行き、ロストレイル13号、発車準備に入ります。ご搭乗の方はお乗り遅れのありませんよう――』
ついに、その日がやってきた。 《北極星号》の出発のときだ。
「あれ? アリッサ行かないの?」 虎部 隆の言葉に、アリッサはまさかぁ、と苦笑する。 「ゼロはアリッサさんがこっそり北極星号に乗る方にこのナレッジキューブを賭けるのですー」 シーアールシー ゼロがひそひそと囁く。
プラットフォームでは、別れの挨拶がかわされていた。
「良ければこれ、持って行ってくれないか?」 「ロキ様、見送りに来て頂けたのですね。御足労、有難うございます。これは……立派なジャムにございますね」 マルチェロ・キルシュが医龍・KSC/AW-05Sに餞別を渡している。 「ゼロ、フォッカーさん、ヌマブチさん、幸せの魔女さん、オルグさん、晶介さん、いってらしっしゃい。気をつけて。一年後に会えるのを楽しみにしてます」 「行ってきますにゃ! エドマンド館長も連れて帰ってくるにゃよ」 相沢優に応えるフォッカー。 「気を付けて行ってきてね~。お土産よろしく~。……ところで、みんな13号に乗って何処行くの?」 ボケてみる蜘蛛の魔女。 「ふえぇえ! 店長さーん! 幸せの魔女さーん! ゼロちゃんもー! 医龍さーん! みんな!みんなー!」 マスカダイン・F・ 羽空が泣きながら駆け寄ってきた。
これから1年間もの、旅が始まるのだ。
やがて―― 発車のベルが鳴り響く。 ドアが閉じ、ゆっくりと列車が動き出す……
そのときだ。
「!」 ――ヴェンニフ 隆樹は、独り、静かに坐して、出発を待っていた。 列車が動き出すのを感じ、いよいよこれでしばらくターミナルともお別れか、そんなことをふと思い浮かべたとき、それはやってきたのだ。 (ヴェンニフ) 背筋が総毛だった。 これは。この感覚は。 隆樹は思い出す。おのれの中に、途方もない力が生まれ、急激に膨れ上がり、出口をもとめて暴れ始める。この感覚をまえに一度だけ味わった。 (世界樹の――果実……!) ガタンッ!と音を立てて、隆樹が倒れたので、近くにいたものたちがはっと目を向けた。 ロストレイル13号は、ちょうど駅舎を出て、ターミナルの空へ駆け上がろうとしたところだった。 いつもならここで、わずかな浮遊感を感じる。それで0世界を飛び出してゆくとわかるのだ。 「くそ……、こうきたか! ヴェンニフッ!」 隆樹は叫んだ。 おのれのなかにいるものの、いらえは、ない。 搭乗者たちは、隆樹はの影が生き物のようにわきたち、爆ぜたのを見た。影でできた樹木の枝と、根あるいは蔓のようなもの。あのマキシマムトレインウォーの日、ターミナルを蹂躙した「世界樹」の一部に似たものが、凄まじい勢いで育ち、車両内にはびこってゆく! だん、とドアを開けてなだれこんできたのは車掌だった。 1体ではない。車掌の1個小隊だ。 通常の運行ではないから車掌は乗らないはずだったが、と疑問に思う間もなく、車掌たちは頭に載せたアカシャからの銃撃を放つ。しかし、またたく間に影の蔓に打ちのめされ、吹き飛ばされてしまった。
(一年の後、再びお会いできる事を心待ちにしております。お気をつけて 行ってらっしゃい) 奇兵衛は、搭乗者へ向けたメッセージを送り終え、茶で喉を潤してひと息ついていたところだった。 ややあって、やけに表が騒がしい。 はて、と思って出てみれば、幾人もの車掌が、なにかと戦っているではないか。 「オヤ、これは面妖な」 植物のようにも見えたが、肉色の、粘菌のようななにかだ。 奇兵衛はその、不気味な塊が、なにかを吐き出すのを見た。 「あの方は確か」 見覚えがある。ともに世界樹調査隊に加わっていた人物だ。たしか名前は――ラグレス。 「なぜ、今頃になって……」 ラグレスは困惑していた。 自分の一部が急に暴走を始めたのだ。 そして、はっと空を振り返る。 そうだ。今日はロストレイル13号が出発する日。 もし。『世界樹』の意志がそれを拒むのだとしたら――? あのとき、ラグレスは世界樹の果実を食した。与えられるはずだった力は、べつのものが果実にかけた願いによって抑えられたはずだった。だが、ラグレスが果実を食した事実は消えない。イグシストは不滅だ。『世界樹』は、その力を使うときを待っていた。……だとしたら、おのれの一部を自在に切り離すことができるラグレスであって幸いだった。 また、すぐさま駆けつけてきた車掌の1個小隊も、なぎはらわれてはいるが――おそらく監視されていたのだろうと思うと良い気はしないが――おかげで近くにいた住民が退避する時間は稼げている。 分体はすでにラグレスの制御を離れている。さてどうしたものか、と思案する。なにせ、果実を食した人間はほかにもいるのだから。
ナラゴニアが、揺れていた。
「ちょ、な、なによこれ……!」 イテュセイが声をあげる。 休眠したはずの『世界樹』が振動している。 「我が……ちからは……」 「え?」 ゆらり、と立つ、影。 イテュセイは、傍らに立つ男を見上げた。 「我が力は、我がもとへ還れ……」 リオードルの瞳が不吉な翠に輝き、樹木の枝に似た角が、めきめきと音を出て生えてこようとしていた。
<ご案内> ロストレイル13号の出発に呼応して、
・ヴェンニフ 隆樹(cxds1507)さん ・ラグレス(cwhn8434)さん ・人狼公リオードル
この3人の中に眠っていた『世界樹の力』が活性化を始めたようです。 『世界樹の力』は、それが0世界から持ち出されるのを拒む意志をもっています。ヴェンニフさんが13号に乗っているというだけでなく、そもそも、13号の「流転機関」が世界樹由来ですので、つまりは《北極星号》の出発を許すつもりがないのです。どうにかする必要があるでしょう。
※ヴェンニフさんは「13号に搭乗中」です。ラグレスさんは「ターミナル市街地」にいるものとします。
●ルール 1月18日いっぱいまでに、このスレッドに返信する形で、行動内容などを宣言して下さい。
字数制限は設けませんが、200字程度を推奨します。 複数回の書き込みや、締切後の編集はご遠慮下さい。
参加はどなたでも可能です(掲示板に書き込んでいなかった人もOKです)。
13号搭乗者の方はヴェンニフさんの、奇兵衛(cpfc1240) さんはラグレスさんの、イテュセイ(cbhd9793)さんはリオードルの、それぞれもっとも近くにいるものとして、最速で行動することが可能です。 |
〜〜発言が163件、省略されました〜〜 |
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市街地
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ルオン・フィーリム(cbuh3530) 2014-01-18(土) 23:58 |
こんな事になってたら北極星号が出発できない! あたしもすぐに戦闘に備えて行かないと!
市街地内を回りつつ、雷魔法で分体を痺れさせていきつつ、 ギアの槍を振るって退治していくよ! ホーム付近に居る分体を優先して殲滅していくよ!
ラグレスさん自身は、雷魔法でダメージを与えない程度の電撃を使って、 体を痺れさせて身動きを取りにくくしておく。 これなら万が一の時や、拘束が必要な時もやりやすくなるだろうしね。 |
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北極星号
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碧(cyab3196) 2014-01-18(土) 23:58 |
自分の翅の感覚を頼り、『最も衝撃を与える場所』に命中するギアの一発を即座に隆樹へ見舞う
後は奴には構わず流転機関室へ向かおう 回復力に劣るコンダクターや種族の楯役となる
機関の異常や、予期せぬ攻撃行動を全身全霊で警戒 攻撃は最大の防御だったか? 邪魔立てなど考えるな、引き倒し突き進む |
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ホームにて
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ガルバリュート・ブロンデリング・フォン・ウォーロード(cpzt8399) 2014-01-19(日) 00:00 |
ぬ、ヌマブチ殿!この千人ランス腹巻きを…!
ヌゥ、不穏な空気!まさかチャイ=ブレが…!? 周囲の状況を把握した後、成すべきことをする。 すなわち13号の無事な出発。飛んで人ごみから抜け、問題のあるところへ行って加勢。 武器は使えぬ。他の者に怪我をさせてしまうかも知れぬ。 この肉体とジェットで障害を排除してくれる! 皆の前に立ち塞がり、盾となる。 |
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ナラゴニア
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うにょにょ もんぶ(csux8784) 2014-01-19(日) 00:00 |
もんぶね、世界樹に子守唄歌ってしずめるー。
Sleep then my princess, oh sleep Slowly the grey shadows creep Forest and meadow are still Peace falls on valley and hill Luna appears in the sky Holding her lantern on high Stars now their night watches keep Sleep then my princess, oh sleep Goodnight, goodnight |
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===締切===
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アリッサ・ベイフルック(cczt6339) 2014-01-19(日) 00:14 |
(行動宣言はここまでです。ご参加ありがとうございました!) |