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【第2ターン:探索班】フランチェスカの寄港
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| モリーオ・ノルド(ctdr1024) 2012-03-03(土) 22:59 |
シェルノワルでの探索活動、お疲れ様。 ここまでの調査で、次のことがわかったと思う。
・日和坂くんは現時点で、シェルノワルにはいないこと ・日和坂くんを誰が拉致したのか、知られていないこと ・日和坂くんはトラベラーズノートに応答できる状況にはないこと ・女海賊フランチェスカがやってきて、ネヴィル卿と会うらしいこと ・ジェローム配下の海賊がこの町にいること
日和坂くんがいないとわかった以上、彼女の居場所をどうにかして探らないといけない。
さて、どうしたものかな……?
<ご案内> 【第1ターン:探索班】に参加した人は、締切日時までに、このスレッドで発言して下さい。 発言は1人1度だけ。このスレッドで発言した場合【第2ターン:外交班】では発言できません。
選択肢はありません。標題には【参加】とでも書いておいて下さい(なんでもいいです)。
本文では、200文字程度で行動の方針・詳細をお願いします。 書き込み後の編集はできるだけご遠慮下さい。ステイタスの非公開欄は参照しません。
締め切り:3月10日(土)午前10時頃
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参加します
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| 幸せの魔女(cyxm2318) 2012-03-05(月) 21:59 |
女海賊フランチェスカ…、どうも怪しいわねぇ。私の魔法が彼女の何かを感知しているのは間違いないわ。 折角だから、このままフランチェスカの後をコッソリ追ってみましょう。 もしかしたら綾さんの手掛かりが何か掴めるかも知れないわ。 ネヴィル卿にどんな用事があるのか、それも気になるし。
相手は何と言っても海賊。 尾行したり盗み聞きをしたってバチは当たらないでしょう? バレたら大変だから、慎重に行動しないとね。 |
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参加するわよ
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| フカ・マーシュランド(cwad8870) 2012-03-05(月) 23:26 |
私の目的は、あくまで妹のダチ(綾)の救出よ。 フラなんたらが何考えてるかなんて知ったこっちゃないけど、 現状、他に手掛かりの当てが何もない訳だし駄目もとで調査してみるしかないわよね。 とりあえずソイツを尾行する仲間を護衛しつつ、同行するわ。 正直、コソコソすんのは私の性分じゃないけど…まぁ仕方ないわよね。 あと、万一の時に逃げれるように、手持ちの火薬を使って煙幕玉でも作っておこうかしら。
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参加
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| 相沢 優(ctcn6216) 2012-03-09(金) 22:14 |
セクタンのタイムに持参していた盗聴器を持たせ、フランチェスカを尾行しネヴィル卿との会談の様子を調査するよう頼む。その際タイムには隠密行動する事と発見されそうになった際は逃げるよう言い含める。 俺は海賊船の止まる港へ向かい、ミネルヴァの眼&盗聴器を使用しつつも海賊船(特にフランチェスカの船)&海賊達の動きを観察する。 仲間とはトラベラーズノート使用して連絡を取り合い、場合によっては仲間のサポートを行う。 |
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ネヴィル邸の方へ
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| 虎部 隆(cuxx6990) 2012-03-10(土) 03:01 |
別の馬車を借り馬車の痕跡を追う。仲間の盗聴中に御者に聴取。真似マネーで御者の隙をつき馬車内に潜入・探索、フランに接触。顔隠し適当に名乗る。
「賞金首は捕まったぜ」 「竜の陰に旅団」の情報も合わせて引き換えに綾っちの居場所と誘拐の目的・解放の要求。中での会話内容も聞く。
旅団の危険性と図書館とのスタンスの違いを指摘し結託しないよう警告。
会えないなら同内容のメモに船で話し合いたい旨を追加しフランに渡させる。 |
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参加
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| ベヘル・ボッラ(cfsr2890) 2012-03-10(土) 03:58 |
魔女の来訪か。堂々としたものだね。皇帝の方は何処に居るのか
ジェローム配下と思われる者達の声を抜きだし、彼らの声を収集した音から遡り抜粋 前後を拾い会話を再構成、会話内容を精査しつつ声の情報を集積させる 同時進行でジェローム配下の声を街の音の中から探査。船又は機械海魔の場所の特定を試み、発見できたら密かに接近
引き続き旅団対策に真理数に注意 片手間に語句検索『ナレンシフ』『マンファージ』『(世界)図書館』 |
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参加だ。
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| クロウ・ハーベスト(cztz6189) 2012-03-10(土) 09:45 |
フランチェスカの船に近づいて、一応おのぼり海賊見習いのノリは継続しつつ彼女の部下っぽい連中に声をかけてみる。あ、でも話しかける前に少し観察もしとく。 町の連中が集まってるならそれに紛れるように行動だ。 尋ねる内容はもちろんアヤについて。 「あんたらなら……なんか知ってんじゃない?」 相手には、能力でお喋りになってもらうつもりだ。機密っぽい事もつい喋っちまう位に、な。でも不信感は抱かせない。隠密行動だし。 |
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【第2ターン:探索班】
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| モリーオ・ノルド(ctdr1024) 2012-03-10(土) 23:36 |
フランチェスカが乗り込んだ馬車のうえに、セクタンが降り立つ。 優のセクタン、タイムには盗聴器を持たせてあった。 「あの馬車を追ってくれ」 虎部隆は別の馬車に乗り込みながら、告げた。 フカ・マーシュランドと幸せの魔女も同乗する。 フランチェスカの馬車は、シェルノワルの中心へ向かっているようだった。 やがて到着したのは、ものものしい衛兵と鉄刺のはえた壁に取り囲まれた城館だ。これこそ『黒殻宮(こっかくきゅう)』――シェルノワルの支配者ネヴィル卿の居所である。 「忍び込もう」 「コソコソすんのは私の性分じゃないけど……まぁ仕方ないわよね」 「海賊よ。尾行したり盗み聞きをしたってバチは当たらないでしょう?」 涼しい顔で魔女が言った。 彼女がそっと指すのは、“幸運にも”偶然に衛兵が持ち場を離れたところ。たまたま勝手口のひとつが、鍵をかけ忘れられているかもしれない。彼女たちにとって幸福なことに。
「ご機嫌麗しゅう、ネヴィル卿」 「久しいなフランチェスカ」 初老の領主は女海賊を迎えた。 「おまえがここへ来るということは、真珠をねだりにきたのであろう。言うがいい。何を欲する」 「畏れながらお耳に入れたいことが。賞金首の、娘のことですわ」 「ふむ」 「娘はジャンクヘヴンで捕らえられたようです」 「いつだ? 聞いておらん」 フランチェスカの紅をひいた唇に、笑みが宿った。 「やはり、まだ……御前にささげられてはいないのですね。かの娘は《海賊法廷》にて裁きにかけるというのがネヴィル卿の布告。もしも、その布告を知りながら、捕らえた娘をシェルノワルに差し出さない海賊がいたとしたら?」 「……」 召使が運んできた葡萄酒を、フランチェスカは優雅に口に運んだ。 ネヴィル卿もまた、酒を含みながら、フランチェスカの言葉を舌のうえで転がしているようだった。相応に皺の刻まれた領主の顔に、渋い色が浮かんだ。 「それは海賊法に背くことになる。わが名を知る海賊で、そのように命知らずなものがいるものか」 「いるとすれば一人だけでしょうね。いざとなれば、全海賊を敵に回してでも勝てると思っている男」 かっ、と領主の目が見開かれた。 「ジェロームか!」 「ジェロームはずっとあの娘を追っていました。あの娘はジャンクヘヴンの傭兵のひとり。メイリウムの学者たちを奪い返した一味のひとりだからです」 「わが布告よりもおのれのうらみを優先し、娘を渡さぬつもりなのか!」 領主は立ち上がる。 憤りに燃える目が宙を睨んだが、すぐに冷徹な無表情がそれを覆った。 「……なるほど、それがおまえの欲しい真珠か、フランチェスカ」 「グランアズーロの鸚鵡にかけて、偽りは申しておりません。いかなこの私でも、《海賊法》に対して嘘をつくことはできないのですから」 「よかろう、魔女め」 ネヴィル卿は毛皮のケープを翻し、人を呼んだ。 「布告を出せ。ジェロームは《海賊法》に背いた。かのものは《反逆者》だ」
ベヘル・ボッラは引き続き、市中に漂う言葉を収集している。 『ナレンシフ』『マンファージ』『図書館』……そんな単語は、しかし、浮かんでこなかった。 一方、本命であるジェローム配下たちの動きは慌ただしい。 かれらはフランチェスカがシェルノワルにあらわれたことを伝令したようだ。 そしてなにかに備えて、自身は港に停泊している船へと向かう。 船の場所を知ったベヘルは、そっと港へ向かったが、そこで彼女が見たのは、シェルノワルの衛兵らしき一団に襲撃されるジェローム配下たちだった。衛兵はかれらを拘束しようとしたが、船に残っていた一団の加勢もあって、配下たちは船の中へと逃げ延びた。 慌てて碇が引き上げられる。 にわかに、海賊の町は騒然となった。
「どういうことなんだ」 馬車に乗り込んだフランチェスカは、先に対面の座席に座ってふんぞりかえている隆の詰問を受けることになる。 フランチェスカとネヴィル卿の会話の様子は優のセクタンに盗聴され、ノートを通じて隆たちにももたらされていた。 「綾っちを捕まえたのはおまえじゃないのか」 「あら」 フランチェスカは笑った。 「彼女を探してこんなところまで来たの?」 女海賊の声にはからかうような調子がある。 フランチェスカに対して綾の解放を要求できないのであれば、隆が次に懸念するのが世界樹旅団の影だ。旅団が海賊たちに影響するのを避けたいが――それをどう説明すればいい……? 言葉を探す沈黙をどうとったか、フランチェスカが先に言葉を継いだ。 「あの娘を助けたいならこんなところにいる場合ではないのではなくて? ジェロームを追うべきよ、ジャンクヘヴンの傭兵さん」
隆がフランチェスカの馬車に忍び込んだのをものかげから見張っていた幸せの魔女とフカは、隆が座席から蹴り出されるのを見た。 女海賊が空に向かって銃を撃つ。 黒殻宮の衛兵たちがどやどやと集まってきた。 「こっちよ!」 フカが隆を呼び寄せながら、煙玉をほうり投げた。こんなこともあろうかと用意していた煙幕が役に立った。煙に乗じて逃げ出す3人。 「あの女、してやったわねぇ」 感慨深げに、魔女が言った。 「わかるわ。幸せが彼女のもとに集まっていくのが。ジェロームとやらはもう終わりね」 フランチェスカはジェロームが綾を捕らえたことを知り、それが《海賊法》に背くことだと告発したのだ。これにより、最大勢力を誇ったジェロームはすべての海賊から反逆者とみなされることになる。
同じ頃、クロウ・ハーベストは当のフランチェスカの船に近づいていた。 しばし観察してわかったことは、かれらが荷下ろしなどをまったくしていないこと。つまりこの町に長く逗留するつもりはないということだ。 お上りの海賊を装いつつ、船を降りて休憩していたフランチェスカ配下の海賊に話しかける。 話題は賞金首のこと。 クロウの能力はいつも以上にかれらの口を軽くする。海賊は言った。 「フランチェスカ様は本当にあたまのいいお方だ。ジェロームが娘を捕らえたらシェルノワルには引き渡さないだろうって読みが当たった。それだけならまだしも、ちゃんとジェロームが娘を捕らえられるように仕組んだんだから大したもんだ」 「へえ、そうなのか。でも、ジェロームが娘を捕らえられるように、って……どうやって?」 「そりゃあ、おまえ――アレだよ」 「アレって? あんたらなら……なんか知ってんじゃない?」 普通なら、その先は、部外者には決して話さなかったはずだ。 しかし男は漏らしてしまう。 「『ジャンクヘヴンの傭兵』のなかにフランチェスカ様の協力者がいるのさ」
相沢 優はセクタンを放つ一方で、自身は港で海賊たちの船を見張っていた。 ジェローム配下のものとおぼしき船周辺で騒ぎが起きているのはベヘルが見たとおりだ。 無理やり出航しようとする船を、ネヴィル卿の命令なのだろう、ほかの海賊船が阻止しようと動き始めている。 そんな中、フランチェスカの船へ、彼女が悠然と戻ってきた。手下に聞き込みをしていたクロウがすでに離れているのを確認し、優もジェローム団の船の様子がわかるところへ移動しようとする途中、別の海賊の姿をみかけた。 ガルタンロックである。 彼もシェルノワルにいたのだ。血の富豪と呼ばれる男は、足早に船に乗り込もうとしていた。彼もまたこの町を離れるらしい。 そのとき、沖のほうから爆音が響き、高い水柱があがるのが見えた。 そして、火に包まれながら沈んでゆく船と、その向こうにかまくびをもたげる鉄の首長竜。ジェローム団の機械海魔に違いない。
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