クリエイター近江(wrbx5113)
管理番号1154-15127 オファー日2012-03-14(水) 15:39

オファーPC ヌマブチ(cwem1401)ツーリスト 男 32歳 軍人
ゲストPC1 コタロ・ムラタナ(cxvf2951) ツーリスト 男 25歳 軍人

<ノベル>

 ~の提供でお送……りし…………ます~

 ぴっ、ぴっ、ぴっ、ぽーん。

「うおおおおお!!!!!」
 ヌマブチの野太い咆哮がどこまでも続く0世界の空遠くへと木霊する。
 と、同時にどこからともなくやたらアップテンポなビューグルが声にかぶさった。
 空のはるか遠くからヌマブチがこちらを見つめ、一直線に落下して、通り過ぎる。

【(ぐんっ! じんっ!! ぐんっ! じんっ!! 破ぁぁぁぁぁ!!!!!)】

 ヌマブチとコタロが声をあわせて叫ぶ。
 と、同時にビューグルを主旋律としたピアノやギター、はてはドラムの音が聞こえてくる。
 いつのまにか地上で背中合わせになった二人をいかにも雑魚然としたならず者どもが囲んでいた。
 数秒の後、若い男性のシャウトが響く。




 ♪ ♪ ♪ ☆輝けぐんじん!((えーむ)まじっく・(えーっち)はーとっ!)☆ ♪ ♪ ♪

 ちゃちゃちゃらー。
【♪筋肉(まっそぉ)弾いて玉散る汗が、今日も漢の眠りを醒ます♪(ぐんっ! じんっ!)】
【♪超弩級のアブ☆ない視線、撃鉄起こせ★魂込めろ(こめるであります!)】
【♪愛も勇気も正義も夢も、任せておくのだ、参上! それがし!(そーれっ! 合身っ!)】

 いつのまにかピンクのきらきらした空間の中で、くるくる回りつつリボン的な名状しがたい何かに覆われ、
 今にもこけそうな体勢のポーズを仰々しくキメた二人は、くるくるとステッキを回転させてウィンクをひとつ。

【白い十字のジェリカン片手に、糧食(レーション)千切れば勇気が百倍(あーいが千倍っ!)】
【戦地の果てから黄泉還れ(号令だ!)、往くぞ往くぞ、我らの(じぶんーらのー)ま・じ・か・るっ!!】

 じゃじゃんっ、とドラムが激しく唸る。
 コタロとヌマブチはいつのまにか、無意味に強風の中につったって風にマントをたなびかせていた。

【まじかる!(まじかる!)まじっく!(まーじっくーっ!) ぐんっ! じんっ!!(じん!)(じん!)(じん!)】

 最後のシャウトにあわせ、宇宙的な風景を背に二人の漢が仁王立ちのポーズをキメた。

 ♪ ♪ ♪ この放送は、ご覧の軍部の提供により…… ♪ ♪ ♪




 その日、コタロ・ムラタナは死に掛けていた。
 蒼国には寒冷地が多く、過酷な訓練といえば雪中行軍が定番である。
 0世界の安寧たる生活、己に喝を入れるべくコタロは雪山のチェンバーで訓練を開始し、その中で彼の命の灯火が儚く燃え尽きようとしていた。

 低温の対策は簡単な上、方法は枚挙に暇がない。
 それは裏を返せば、怠れば死が待っているほどの驚異的な敵である証左だ。
 先人らが凍てつく白い世界で己の生命を実験台にしていくつもの対策を練り上げてきた相手。
 その魂まで凍りつきそうな低気温の世界で、兵士コタロがビバークしていたテントが雪に押しつぶされてから早半時間が過ぎていた。
 生命をつなぐため持ち上げた手は空しく宙を掴み、白い雪の上へと落ちる。
(死か。思ったより早かったな)
 コタロの胸中に諦観にも似た感情が過ぎった。
 非常用の電子携帯発熱装置のスイッチは五分ほど前にいれてみたが、発熱どころか何の起動音もしない。
(どうせ、壊れているのもいつもの事だ)
 最後の力を振り絞り、雪の上へもがきだす。
 死ぬ前に魔法を行使して切り抜けることができないか試すのも一興だろうと、寒さにかじかみ感覚を失って満足に動かぬ利き手の代わりに足や肘、腰の軍刀にいたるまで総動員して魔方陣を構築する。
 最後の力を振り絞った魔法は白の世界に紅の炎をあげた。
 わずかな炎は雪を照らし、だが数秒と持たずに白い悪魔の質量に覆い隠される。
 即ち、渾身の力をこめた魔法の失敗を、コタロに死神が訪れる近い未来を意味していた。
 己の命を奪うため、空から降り注ぐ美しくも冷たい白き宝石を目の前にして、コタロはゆっくりと瞳を閉じた。

 ごうん。

「……?」
 ホバークラフトに似た排気音が聞こえた気がしてコタロは眉を潜める。
 すでに瞼は凍りつき、眼をあけて確かめることすらできない。
「大丈夫でありますか」
 答える余力もないコタロはその声に反応することもなく、ただ為されるがままに持ち上げられる。
 唯一動かせた中指で謎の救助者の肩を叩く、なんとか生きている事だけでも伝わればいいと考えていた。
 かつて新兵の頃に死にかけては助けられ、そのペナルティとして先ほど死んでいればよかったと思う程の訓練を重ねる時代が脳裏を駆け抜ける。
「間に合ったか」
 乱暴に熱い湯を頭に浴びせられ、コタロは思わず目を見開く。
 視界に入ったのは友軍、ではなく敵軍であるはずの紅国の軍服だった。
 動かぬ体と麻痺した脳が更に混乱する。
 0世界などは死にかけた己が見た甘い夢で、死ぬ間際のただの妄想に過ぎなかったのではないか。
 では、自分は。……状況は思い出せないがどこかの戦場で低体温により死に掛けているということだ。
 咄嗟に鬼教官に教えられたこういう時、軍人が取るべき行動を口にする。

「……捕虜には……ならない。殺せ」
「捕虜ではない。某はヌマブチ一等軍曹、貴殿を迎えに来たであります」
「迎えに……?」
「とにかくこちらへ!」
 ヌマブチの逞しい上腕二等筋と肩に抑えられ、コタロの体はずた袋のように運搬される。
 ざくっ、ざくっ、と雪を踏みしめ進む足音のリズムにコタロの意識は白濁していった。



 ♪ ♪ ♪ ☆ぐんじん☆ あーいきゃっち!! ♪ ♪ ♪



「はっ!!」
「目が覚めたでありますか」
「あれ、……俺、今、無駄に真顔で、カメラの方を向いて……」
「……記憶が混乱しているな。無理もない」
 確かに記憶が混乱しているのだ、と理解する。
 コタロは雪と泥に紛れた雪中行軍スタイルで、お世辞にも柔らかいと言えない金属フレームのみのベッドに寝かされていた。
 部屋は簡素な作りで、窓からみえる景色はどうやらターミナルのどこからしい。
 つまり、0世界が夢という考えは否定されたことになる。コタロにとってはありがたい誤算だった。
 低体温のせいで引き起こした幻覚は予想以上に深刻だったらしい。
 だから、25歳の齢を重ねたコタロでは若すぎるようなファッションで、真顔でグラサンを外すポーズのままカメラを見つめているはずがない。
 そんな記憶は幻覚に決まっているし、きっと妄想によるものだろうと頭を切り替えることにした。

「何故、俺を?」
「助けた理由か、某は貴殿を探していたのだ。幸い見つける事ができた。とは言え、危うい所だったであります」
「探し……て……?」
「そう、我々は」
 ヌマブチが両手を広げる。
 堂々と胸を張り、どこか誇らしげに。
「我々は世界群の平和を守る為運命に選ばれた まじっく☆ぐんじん なのだ!」
 と言って水色のボウガンをコタロに差し出してきた。
「………………」
「………………」
「…………帰る」
「待て!」
「嫌だ」
 立ち上がったコタロは自分の足がふらつきながらも、どうにか自分の体を前へ運べるだけの回復を見せていたことに感謝した。
 幸い、寝言をぬかした35歳男は無理矢理引きとめたりはしないようだ。
 壁に机に、と体をぶつけながら、部屋を出る。
 群集行きかう市場通りを避け、なるべく裏道を歩く。
 目印の世界図書館は前方にある。
 この方角に進めば見覚えのある場所に出るだろう。
 帰宅して、しばらく体と頭を休める必要がある。
 このような事態になったのも、元はといえば己の体は平和ボケしたせいだ。雪中行軍は必ずやり直さねばならぬ試練と自戒した。

「ようやく、見覚えのある……」
 コタロが小さく安堵のため息をついた時、ターミナルのどこかで連続して爆発音がした。
 慌てて振り返る。数箇所から火の手が上がり、黒煙が舞い昇っている。
 その爆発の中心部、制帽に制服、見慣れた車掌が立っていた。
 それは、いつもの車掌より遥かに、遥かに巨大だった。

『車掌が巨大化して町の破壊を始めました。戦闘可能なものは迎撃に向かい、それ以外の住人は避難を開始してください』

 リベルの声でターミナル全域に非常警報が発令された。
 見覚えのあるロストナンバーが次々に巨大車掌へと立ち向かっていくが、車掌の圧倒的な質量の前に悉く散っていく惨状が見える。
「おいあんた、早く逃げろ。通天閣くらいあるぜ。あの車掌」
 避難中のコンダクターなのだろう、車掌の所へも避難所へも向かおうとしないコタロに声をかけてくる。
 服装がぼろぼろのままなので戦闘の助けにはならないと判断されたのか、と自嘲した。

「おい。あれ!」
「ロストレイルが!」
 巨大車掌に向かいロストレイルがつっこむ。
 その先頭車両の上にアリッサが立っていた。
 腕組みをし、そのまま巨大車掌の眉間へとつっこんでいく。
 激しい激突音がして巨大車掌が仰け反った時、ロストレイルががしゃがしゃと音を立てて変形を始めた。
 いつのまにか客室車両が二つに割れるは三つに割れるは、あちこち光るわで、なんやかんやしている間に巨大な人型ロボットへと変形を遂げた。
「超・級! 螺旋合体! ろすとれー……」

 ぐおん。
 体を起こした巨大車掌の一撃で登場したばかりの人型ロボットロストレイルが吹き飛ばされ、建物に当って砕け散る。
 派手な爆発音とともに落下した区画が炎に包まれた。

「見たか、コタロ・ムラタナ。今のがターミナルの切り札……だった。つい先ほどまでは」
「!?」
「見ての通り、最後の秘密兵器はもう鉄クズだ。巨大化した車掌を止められるものはどこにもいない。我々を除いては!」
「あれ、何だ」
「見ての通り車掌だ。元は、な。今のあれは世界群の征服を狙う悪の秘密結社セカー・イジューリョの『ダーン』により、闘争本能のままに暴れる車掌へと改造を施されているのであります! もう一度言う、今、巨大車掌に立ち向かえる戦力は我々だけ、まじっく☆ぐんじんたる某と貴殿しかいないのであります!!」

 ヌマブチがボウガンを投げる。
 80cmほどの長さ、安っぽい水色で塗装されたプラスチックのようなボウガンだった。
 手に取れば余計に子供のおもちゃではないかと思う程の材質だ。
 先端についているやたら丸みを帯びた星型のオブジェは使用用途をさらに意味不明なものに仕立て上げている。
 だが。
 コタロがそのボウガンに触れると不思議な光が彼を包んだ。
 芯まで冷え切った体にじんわりと熱が戻る。疲労が一気に洗い流されるようだ。
 アブない薬でも仕込まれているかのような感覚がコタロの体を駆け巡り、体力と元気がぐんぐん湧き出てくる。
「コタロ・ムラタナ、変身だ!」
「応!」
 コタロはボウガンを胸の位置に構え、瞳を閉じる。
「な、なんだ、何か、頭の中に言葉が」
「それをそのまま叫ぶのであります!」

『ぐんじん・あーまーど!! らぶりー・こんばっともーど!!!』
 派手な光と音がボウガンから、もとい、どこからともなくコタロとヌマブチの周囲から注ぎ込まれてくる。
 ボウガンの星型が水色の光を放ち、コタロの全身をリボンとか包帯的なもので覆っていく。
 コタロは己の体がバレエのようなポージングを一々繰り返し、自分の体を覆う布地が勝手に装着していく様を見ていた。
 やがて、全ての変身が終わったのだろう、体の自由が帰ってきた時、コタロは上半身を必要以上に屈め、両手を大きく広げボウガンを構えるポーズを取っていた。
「これが……俺……!?」
「最初の変身でここまでやれるのか、……ふふふ、コタロ・ムラタナ。貴殿は某が見込んだ以上の軍人になる漢かも知れんな」
 腕組みをしたままのヌマブチが大きく頷いた。


 ♪ ♪ ☆ぐんじん☆ あーいきゃっち!! ♪ ♪


「最初の変身でここまでやれるのか、……ふふふ、コタロ・ムラタナ。貴殿は某が見込んだ以上の軍人になる漢かも知れんな」
 腕組みをしたままのヌマブチが大きく頷いた。
「何故二回言う」
「何?」
「後、お前、今変身していなかったか。キメポーズでカメラの方を見ていたような」
「何を言う。某は今から変身するのだ」
「と言っても、確かにさっき無駄に笑顔で健康的なソーセージがどうとか……」
「DHAを通常の二倍量配合したお子様の健康にとても優しい魚肉ソーセージ、ぐんじん★ソーセージが今ならぐんじんカードつきで128円で売っている事など今は何の関係もないし、応募券を集めるとぶるー☆ぼうがんが毎週抽選で五名のお友達に当たる事など某は知らぬであります。それより!」

 コタロが今の会話の意味を考えていると、はるか遠方で車掌が大きく飛び跳ねた。
 着地地点には石造りの古い建物、ついに世界図書館の一角が巨大な足により踏み潰され、倒壊する。
 遠目からでも、ヌマブチやコタロの知己の姿が見える。中にはケガをした者もいるようだ。

「コタロ・ムラタナ。貴殿は悪の軍団を倒すため目覚めた夢と正義の死者 ぐんじん☆ぶるー だ!」
「お、俺が?」
「そして、まじっく☆ぐんじんは一人ではない。……『ぐんじん・うぇぽんど!! ふぁいあー・あさるともーど!!!』
 ヌマブチが掛け声とともに銃剣を空に突き立てる。
 コタロがつい先ほど経験したようなポージングの連続と、どこからともなく流れてくる光と音のハーモニーがヌマブチを包み、気付けばひとさし指で空を示す格好でヌマブチのポージングがストップしていた。
 戸惑うコタロを見てヌマブチがにやりと笑う。
「迎えに来た。……我々しかいない、と。そう言っただろう。某もまじっく☆ぐんじん、その名も ぐんじん★れっど!!」
「軍人って、……何故、ミニスカートなのだ」
「貴殿も同じ格好であります」
「!!!!!!!!!」
 反射的にコタロが自分のスカートを抑える。
『この春、ちょっと意地悪な上官のハートを射抜いちゃえ、ゆるふわ愛されスカート』的なふわもこの衣装である事に気付いた。
 同時にそれだけではなく『砲兵どっきん☆照準を狂わせる不規則縦縞で生存率あっぷ!』なガウンに『先に逝った戦友といつも一緒! 遺骨の使い方~春の新色~』ネックレスという必要以上にファンシーな格好をしていた事に戸惑いが隠せない。
 さらに目の前のヌマブチも同じような格好であるにも関わらず、堂々と佇んでいる。

「いいか、変身しても一人では巨大車掌には勝てない! だが心を一つにすれば必ず、打ち倒す事もできるだろう」
 ヌマブチが銃剣を構える。
 はるか前方の巨大車掌へ向け、照準を合わせ、脇を絞る。
 ごくり、と唾を飲み込んでコタロもヌマブチに並んで腰を落とす。
 ボウガンの矢はいつのまにか装填されていた。
「いくぞ」
「必殺……」

 巨大車掌が両手を振り上げた。
 いまだ、とヌマブチが叫ぶ。
 同時にトリガーが引かれた。

「「ぐんじん★まじっく☆れぼりゅーしょーん!!!」」

 紅と蒼の光弾が飛び出し、物理法則を無視してやたらくねくねした軌跡を引き巨大車掌のへそのあたりへ着弾する。
 激しい爆発音と共に車掌が散った……正義は勝ったのだ!
「やったな」
「ああ」

 アリッサが大破したロストレイルの上から二人へ拍手を送っていた。
「今日の所は何とかなったわね。でも、いつまた悪の組織セカー・イジューリョ『ダーン』の魔の手が迫るとも限らない。いつか平和を掴むその日まで、戦え! ふたりは!」
 ヌマブチとコタロは拳を打ち付けあい、にやりと微笑った。

「「ぐんじん☆まじっくはぁと♪!!」






 ♪ ♪ ♪ ☆ぐんじん・ふぉーえばー・どりーむ☆ ♪ ♪ ♪

 いつのまにかコタロは一人で荒野を歩いていた。
 どこからともなく、必要以上に優しげな曲と誰が歌っているのか歌まで聞こえてくる。

【頬にあたる風が空虚な心を優しく撫でる わかっているさ 命令違反は】

 歩く

【だけど、鋼の筋肉(まっそぉ)の下、優しく疼く人の心】

 歩く

【ぐんじんとして、ひととして、ミニスカ翻し、明日の太陽が待ち続けるのさ】

 こける。

【ああ、まじっく☆ぐんじん 今夜は静かに おやすみ】

 立ち上がったコタロがふっと振りむく。

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

「な、なんでありますか!? 今はケーキ大会の真っ最中であります」
「大変だ。セクタンが巨大化した!!」
「セクタンが!? くっ、スポンジの焼け具合を見ていなければいけないというのに!」
「次回! まじっく☆ぐんじん 第二話。『ふくらむセクタン、しぼむケーキ、ふくらめおっぱい』お楽しみに!」
「見ないと貴殿を」
「銃殺刑だ」




















「ゔわ゙あ゙あ゙ああああああああああああああ!!!!!!!??」
 過去に例を見ないほど大音量の絶叫とともに跳ね起きたヌマブチはそのままの勢いで医務室のベッドから転げ落ちる。
 床に頭を強かにぶつけたが、痛みが現実を伝えてくれた。
「ゆ、夢かッ!?」
 打ち付けた痛みが現実へと引き戻してくれる。
 記憶を辿る。……訓練の後、手当てを受け、ここで休息していた。
 雪山に向かった記憶も、巨大車掌の記憶もない。
 つまり、夢だ。
 ヌマブチは肺に溜まった空気をふぅっと吐き出した。
「夢でよかった。うむ、銃剣もいつものものだ」
「全くだ。俺のボウガンもいつものだ。……酷い悪夢だった」
 ヌマブチの呟きに隣のベッドでコタロが応じる。
 彼の手に有るトラベルギアのボウガンもいつもの無骨なものだ。
「悪いものでも食ったかな」
「……かもな、夢見が悪すぎた」
「はっはっ」




















「「……え?」」

クリエイターコメント「ついに出た!」
「「まじっく☆ぐんじんソーセージ!!」」
「DHA配合、カルシウム添加!!」
「成長期のおやつに、お弁当に、ばりばり食べろ」
「これさえあれば、良い子の諸君もまじっく☆ぐんじんであります!」
「今、パッケージについている応募券を集めて、ご覧のあて先に送るのだ。すると...」
「こっ、これは! ぐんじん★れっど変身セット! こっちにはぐんじん☆ぶるーセットまで!」
「それぞれの変身セットが毎週五名にプレゼント、さらに合計1000人の良い子にぐんじんドッグ・タグがあたる」
「うむむむむ、ぐんじんを目指す少年少女必須のアイテムであります!」
「まじっく☆ぐんじんソーセージを食べて!」

「「きみもぐんじんだ!!」」


//////////////////////////////////////////////////////////


~~~WRの言い訳~~~

ぼ、暴走していいって!! いいって!!!
公開日時2012-04-01(日) 00:00

 

このライターへメールを送る

 

ページトップへ

螺旋特急ロストレイル

ユーザーログイン

これまでのあらすじ

初めての方はこちらから

ゲームマニュアル