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<ノベル>
対策課に緊急の一報が入った時、たまたまその場に居合わせたエレクスは小耳に挟んだ内容からゾンビ退治に加わる事を決めた。聞けばゾンビの現れた近くには死者の魂の導き手もいるらしい。
原作や以前の資料から犯人とまではいかなくても何らかの関係はあるだろう。こと死に関わる魔法使いなら、あるいは悪魔憑きを落とす方法も得られるかもしれない。
一通りの情報を頭に叩き込み、さて現場へといったところでエレクスは近くにいた女性に声を掛けられた。
「貴方も屍鬼退治にご参加ですか?」
「……誰だ?」
曼珠沙華柄の深紅の着物を身にまとった一見日本人形のようなその女性は、エレクスの問いに「呪い屋を営んでおります、鬼灯柘榴と申します。以後よしなに」と答えた。
「ほう、呪い屋……」
呪いもまた負の要素を持つ魔法に近いと言える。となるとやはり彼女にも訊いてみるべきだろう。
「……少し訊きたいのだが、悪魔憑きの落とし方、知っていたりするか?」
「悪魔憑き……ああ、それで」
エレクスの問いに思うところがあったのか、柘榴は納得顔で一人頷いた。
「……なんだ?」
「いえ。それより自然公園に行くならご一緒しませんか? 話はその道すがらにでも」
「……ああ、そうしよう」
「では」
そう言うなり市役所の外へ出る柘榴。エレクスもその後を追って外に出る。
「参りましょうか。まあ、大した時間はかからないのですけれど」
外に待たせていた、いつぞやの事件で引き取った合成魔獣の背に乗りエレクスを手招きした柘榴は、ふと思い出したように訊ねた。
「そういえば貴方、お名前は?」
「……弓の騎士、エレクスだ」
バイト先に向かっていて偶然その場に居合わせた黒光は、放置するわけにもいかないとそのままゾンビ退治に乗り出した。
「グギギ……ギ……」
逃げまどう人々を追いかけ回していたゾンビの一部が黒光に気付いて向かってくる。その数、十数体。
物量作戦を地でいくような相手を一体ずつ構っていたらキリがない。となれば、魔法陣を用いてまとめて迎撃するのが最良だろう。難点は黒光の場合、陣の形成に時間がかかる事だが……。
(そういえば、魔法陣布があったな)
相方が以前受けた依頼で余った糸や布を使って作ったそれは、即座に陣を展開可能な代物。すぐに取り出して発動させ、迫り来るゾンビや公園内を徘徊しているゾンビにも無数の魔法弾を浴びせる。次々と崩れ落ちるゾンビ達だが――。
(倒すまでには至らないか)
崩れ落ちた身体はもぞもぞと蠢き、少しずつだが再生を行っている。もう少し攻撃を集中させれば倒せるのかもしれないが、それをすれば他の場所のゾンビが足止めできない。
と、不意に黒光の頭上に影がかかった。
「ちぃっ」
とっさに飛び退いたまさにその場所へ、爪を立てたゾンビが降ってきた。木に登り、木の葉に隠れて様子をうかがっていたのだろうか。黒光は黒帝剣を落下の衝撃で身体を崩したゾンビに向けて振り抜いた。
ぐちゃり、と嫌な音を立てて原形を留めないほど溶解したゾンビは、そこでようやくフィルムになった。
同時に、背後でもドゴッという音がして、継いで目の前と同じぐちゃりという音とフィルムの落ちる乾いた音が響いた。
「大丈夫ですか?」
騒ぎを聞きつけ駆けつけたマイク・ランバスは急降下攻撃を仕掛けたゾンビにカウンターを入れた足を下ろしながら黒光に声を掛けた。
「俺はな。公園内はひどいが」
ゾンビの群れの外にいたのならともかく、内側にいたのでは多少実力があったとしても多勢に無勢だろう。勇気ある者や力に覚えのある者が果敢に立ち向かってはいるものの、負傷者も少なくない。
「分かりました。私が先陣を切るので援護をお願いします」
「大丈夫なのか?」
「初めてではないので」
黒光の身体強化魔法を受け、マイクはゾンビの群れに突撃した。彼の能力は不死者に対する絶対的な破壊力。そして彼の映画での見せ場は大挙して押し寄せるゾンビから主人公達をかばって一人で立ち向かうシーン。数が多くともある程度ゾンビ達が散開し、味方の援護もあるこの状況ならば早々後れを取る事もないだろう。
「加勢するぜ」
マイク同様騒ぎを聞きつけたシュウ・アルガも援護に加わり、魔法攻撃で崩れたゾンビ達をマイクがなぎ倒していく。50も倒せば形成はひっくり返り、集まった人達による救護活動なども始まっていた。そして、ふと上空で何か光り、それは無数の矢となり周辺にいたゾンビのみを一挙に撃ち抜いたのだった。
複数のフィルムが落ちる音と獣の着地音がしたのは、ほぼ同時。無数の矢は、エレクスの放った一射千神によるものだった。
「……森だな」
柘榴が白い犬の使鬼、招杜羅(ショウトラ)に負傷者の治療をさせている横で、「鷹の目」で周辺状況を確認していたエレクスは呟いた。
「ああ……確か、に、森に入……ったやつら……の方が――」
それを耳にした負傷者の1人がゾンビ達の動きを口にした。森に入っていったゾンビの方が多かったと。
「……動きは一直線、進行方向には……やはりな」
周辺にゾンビが残っていないのは、闇の気配に反応する右手の呪印の疼きが無くなった事で把握済み。市役所で仕入れた情報と木々の間を進むゾンビの動きを合わせれば、残りのゾンビの目的が導き出される。
奴らの狙いは森にいるレンドア姫。そしてエレクスの眼にはおそらく統率者であろう青年、姫と同作出身の術師も映っていた。
緊急車両のサイレンを背後に、公園に招杜羅と大蛇の使鬼珊底羅(サンチラ)を念のため残して5人は森へと突入した。思うところがあって別行動を取ることにしたエレクスにはシュウが伝令蝶を渡した。
エレクス以外の4人は背後からゾンビ達をなぎ倒していく形になった。ゾンビと相性のいいマイクを先頭に黒光とシュウが援護、柘榴は使鬼や合成魔獣に側面を守らせる。頭上や物陰からの急襲はシュウの探索蝶を先行させる事で防いだ。
それにしても、だ。
公園では人を襲う姿が目に付いたが、森に入ってからは動物達の死体が目に付く。目に付いた生物は片っ端から襲っているのだろうか?
エレクスの言っていた姫や青年の映画を相方と見ていた黒光は戦闘のさなかにふと思った。
姫を狙うのは映画での立場から想像が付く。ついでに言えば両者の魔法の性質も相反するものだろう。
だが、それでは公園にいたゾンビは何だ? 姫を襲うだけなら必要がない。足止めが必要なら森の中で待ち伏せをさせればいいわけで、公園で暴れさせては逆に人を集めてしまうようなものだ。
考えられるとすれば、死体を増やすためにあえて騒ぎを起こすというのはあるかもしれない。確かに犠牲者は多少出たようだが、一掃して念のための護衛もいる上警戒が続いている状況ならこれ以上大きな被害は出ないだろう。
マイクもまた黒光と同様公園にゾンビを残した理由を気にしていたが、今は犠牲者を出来る限り少なく抑えるのが優先と考えるのは後回しにしていた。それ故に攻撃の手がゆるむ事はなかったが、やむを得ないとはいえ少なくない数のゾンビを倒さないといけない事には悲しみを覚えたのもまた事実。
隷属型のゾンビならば、おそらく倒す事で開放されるのだろうが。もし状況に余裕があったなら、より救いになる手段が見つけられたかもしれない。
無論、現状での最善は行っているつもりだ。だから手はゆるめない。
だがそれは、あくまで救いのため。生者も不死者も等しく救済対象と見るマイクは、だからこそゾンビ達を率いる青年に会いたかった。何故こんな事をしたのかを知りたかった。
一方、別行動を取ったエレクスは4人の攻撃範囲外のゾンビを倒しながら、森のあちこちに矢による罠を仕掛けていた。この種の手合いは狡猾ではあるが、何故か自身が似たような手を受ける事を予想しない場合が多い。例えば密かに人質を取られていたとしても、相手の虚を突けば容易に事態を好転させられるという算段である。
(その割には攻め方が真正直すぎるのだが)
少し引っかかったのはそこだ。悪党の首領はあまり前線には出ないものだが、今回は周囲に手下を連れているとはいえ一緒になって真っ直ぐ姫の元へと向かっている。
姫自身があまり強くないからなのか、数でどうにかなるとでも思っているのか。
「グゴゲェ……」
森の中という事もあり、弓から投擲に攻撃を切り替えた(とは言っても魔力を込めた「魂の矢」として放つため威力は変わらない)エレクスは、近場のゾンビを殲滅しながら姫の元へと移動し始めた。
相手の様子を見るに、直接向かった方が術師と接触できそうだ。
姫の元に最初に辿り着いたのはゾンビ達と術師だった。歩みが遅いとはいえ、数そのものを利用して妨害を防いでいるため他の者が近づくのは容易ではない。
「お久しぶり――いえ、貴方にとっては初めましてになりますか」
「あ、貴方は一体、何を――」
慣れない戦闘で既に疲労の色が濃い姫は術師の青年を睨み付けるが、青年は何処吹く風で。
「まあ消えて頂く方にはどうでもいいことですね」
そう言って、自身も杖を構えた。
姫の側では、ひらひらと黄色い蝶が舞っていた。
そして次の瞬間、周囲は月夜の墓場へと変貌した。
「だいぶ近づいたぜ」
不意打ちさえ食らわなければ大したことはない(当たるとやっかいな程度の攻撃力はあるようだが)とはいえ、ゾンビの数そのものが壁となって姫の近くまで行くのも一苦労だった。
「っと、やべぇな。やっこさんはもう辿り着いてやがる」
そして探索蝶はシュウに状況にあまり余裕がないことを伝えてきた。
「距離は行けますか?」
「ああ、200を切っているな」
余裕はあまりない。が、何とか間に合ったとも言える。
「では、行きます」
シュウに距離の確認を取ったマイクは、ロケーションエリアを展開した。空は月夜、周囲は小さな教会の佇む墓場と変貌し、マイクの味方にあたる存在にはマイクと同様不死者に対する絶対的な破壊力が与えられる。姫の元へゾンビが集まるのが容易に推測できたため、姫の近くに行くまでマイクはロケエリを温存していたのだ。
戦況は一変した。ロケエリ展開と同時にシュウの低級範囲魔法が炸裂し、目の前のゾンビの群れはあっけなくフィルムの束に姿を変えた。新たに迫り来るゾンビは黒光の魔法陣が迎え撃つ。ゾンビの壁に大穴を開け、合成魔中の背に乗った一同は風のように駆け抜けた。
「全く、やっかいですね」
勝ちを確信していた青年は僅かに顔をしかめた。
自身の魔法弾と同時に姫の左右からゾンビの群れに攻撃させ、これはかわせないだろうと思ったのだが何をどうしたのか姫の杖で殴られたゾンビがいきなりフィルム化したのだ。
それだけではなく、戦闘音の近づく速度が景色が変わってから突然早くなっている。
「ロケーションエリア、というやつですか」
「えっ?」
目の前の対応に精一杯だった姫はその言葉に一瞬動きを止めた。
以前に説明を受けた街の話。フィルム化や周辺変化。そして、目の前の青年の言葉。
「銀幕市、なのですか? ここは……っ」
「何を今更」
青年はあざ笑い、動きの遅れた姫を魔法弾が捉える。
「ぐ……っ」
「時間がなさそうですからね。さっさとくたばって下さい」
その言葉に呼応し、ゾンビの群れが倒れた姫を飲み込もうとした。
やられる――姫がそう思ったまさにその時、シュッっという擦過音が数回耳をかすめた。
音がするたびに倒されてゆくゾンビ達。そして。
「……おまえが瀬室カンヌか」
「いかにも。何の用です? 出来れば邪魔しないで頂きたいのですが」
木陰から姿を現したエレクスは、姫を挟んで青年――瀬室カンヌと対峙した。
「……悪魔憑きを落とす方法を知っていたら教えろ。そうすれば見逃してやる」
「ふーん、悪魔憑きですか」
お互い構えを解かないまま、皆が身動きを止めたまま。しかしエレクスの問いにはにやりと笑いながらカンヌが答える。
「簡単なことですよ」
「……方法は?」
「憑かれている者を消せばいいのです。拠り所が無くなれば自然と消えるでしょう」
「……それは解決とは言わん」
「それは残念。ですが私、逃げる必要なんてないですからねぇ」
「……なに?」
「まあ、そうでしょうねぇ」
カンヌの発言をエレクスが不審に思ったタイミングで、残りの4人もこの場に到着した。カンヌの言葉をあっさり納得したのは柘榴だ。
「ちっ」
舌打ちしたカンヌにマイクが向かってゆく。その間にシュウは姫に駆け寄って、再び動き出したゾンビ達を魔法でなぎ払う。
「大丈夫か?」
「ええ、なんとか……」
そしてそのままシュウは姫の護衛に回る。さりげなく動きがきざったらしくなっているのだが、幸か不幸か誰も気付かない。
黒光と柘榴は周囲から集まってくるゾンビ達を淡々と迎え撃つ。
それらを背景に、カンヌの目の前に立ったマイクは。
「貴方はどうしてこのようなことを?」
そう、問うた。
「どうして、ですか……」
カンヌは問われた言葉を繰り返し、そして突然笑い出した。
「く、くくく、あっははははは」
「何がおかしいのですか?」
「いやぁ、戦いの最中に何を言い出すかと思えば……くくっ」
まるで人を小馬鹿にするような、余裕のある笑い。しかしマイクは全く動じない。迫り来るゾンビを蹴り飛ばし、カンヌの魔法弾を器用にかわしつつ、視線は決して逸らさない。
「まあいいでしょう。簡単なことですから」
カンヌもまた攻撃の手は休めずに答える。
「そこの方に魂を導かれてしまうと、私の術は効かなくなりますからねぇ」
やっぱりか、と呟いたのは黒光。姫を襲う理由については彼の予想通りだった。
「それに、私はこの街のルールとは相容れませんからねぇ。皆が外法と言いますし」
「あったりめぇだろうが。死体をこき使うなんてまともな人間のやる事じゃないぜ」
「そうだな。理を歪める魔法は得てして悲惨な現象を招くものだ」
シュウと黒光の言葉もあくまで余裕のある笑みで受けつつ、カンヌは言葉を続ける。
「勿体ないですねぇ。こんなに便利な力もそう無いでしょうに」
「哀れな」
ここまで来る途中に、マイクは青年の生い立ちを原作を知る黒光から聞いていた。元は純粋に真理を追究する1人の魔法使いだった者が、禁を破り姫を利用し外法を編みだし、そして力に溺れる。
人の堕ちる道の一つをある種忠実に再現したかのような目の前の存在に、マイクはその心の弱さを嘆いた。
「何とでも言ってくださって結構ですよ。認められないなら、認めさせるまでですから」
ですからまあ、公園のは一種のデモンストレーションですねと。飄々とうそぶいたカンヌの右足がいきなり吹き飛んだ。
「……茶番も程々にしろ」
黙々とゾンビを狩っていたエレクスが木の枝を投げたのだ。バランスを崩し地面に倒れるカンヌ。もうゾンビもほぼ残っておらず、一帯がクリアになるのも時間の問題だろう。
「そうですね。貴方達と私達は相容れない存在ですから。倒すなら早く倒したらどうなんです?」
「ずいぶんと余裕だな」
「ええ、だって」
エレクスの鋭い視線に全く動じずに言葉を返すカンヌ。
「私は――」
「ここには居ないですものね」
続く言葉を遮って、柘榴の連れの合成魔獣がカンヌを踏みつぶす。
そしてカンヌだったものは、他のゾンビと同じくぐちゃりと潰れて、フィルムになった。
「……偽物か」
「おそらく変化の魔法だな」
エレクスと黒光が呟く。
やはり悪党の首領は進んで前線に身を現すことは少ない。つまり、これは、偽物。
それに本物の瀬室カンヌは、劇中では最後まで生者のままだったはず。
ただ、この場で群れを統率していた者が消えたのは確からしく、残されたゾンビは烏合の衆の如く目の前の生物を襲うのみとなった。
マイクのロケーションエリアが切れる前に、残党は容易に片づいたのだった。
ゾンビが周囲から一掃された後、姫にはエレクスの厳しい言葉が待っていた。
「……おまえはもう少し世界を知れ。その能力は軽いものではないだろう。使い手が世間知らずでは困る」
「本当に、申し訳ないです」
ようやく自分が銀幕市にいることを理解した姫は反省しきり。前回の事件以降、あの手この手で教えてくれようとした人達にも申し訳ない。
「……今回が良い勉強になっただろう。自分がどうあるべきか、考えてみろ」
「はい」
「……ところで、だ。悪魔憑きの落とし方を知っていたら教えて欲しいのだが」
そんな話を片耳に、念のため探索蝶を飛ばして本当に残党がいないか確認していたシュウはあることに気付いた。
「……あれ?」
「どうしたのですか?」
「ああ、いや、妙に森が綺麗だなと思ってさ」
マイクの問いに、少々歯切れが悪そうに答えるシュウ。
「何っ?」
その一言で、黒光はカンヌのもう1つの狙いに気付いた。
「シュウ。森が綺麗というのは、死体が無くなっているということか?」
「ああ」
「……やられたな」
そうだ。死霊術師が死体を増やすなら、それはすなわち自らの尖兵を増やすということ。術師が来ていたから気にしていなかったが、それが偽物だったということは――。
「行方不明だって?」
公園に戻った一行は、そこでさらに悪い知らせを聞かされた。
「ええ。まだ情報が混乱しているのですが居るはずの人間が見つからないと……」
「俺の親友が見あたらないんだ。携帯も通じねぇ。なあ、あんたらは誰か見なかったか?」
男の問いに、しかし一同は首を横に振ることしかできず。
「……畜生っ」
「落ち着いてください。見つかっていないなら携帯を無くしただけで逃げ延びている可能性もあります」
マイクが希望を込めてそう言ったものの。彼の親友など十数人はついに見つかることはなかったのだった。
この一件以降、死傷者が出るような事件での行方不明者が増え、代わりに死亡者数が減ることになる。しかして、その実情は――。
ちなみに。
事件解決がてら悪魔憑きを落とす方法を聞いて回っていたエレクスだが、得られた情報は最近起きていたキラー憑き退治の話や気質の違いを利用したまだ理論段階の憑依排除魔術の話など。ついでに営業活動を受けたりなんかもしたらしいが、その辺りの記録は定かではない。
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クリエイターコメント | まずは参加して下さった皆様、ここまでお読み下さった皆様、 ありがとうございました。 通常シナリオでは初のバトルものとなったわけですが、 楽しんで頂けていれば幸いです。
敵方の狙いは姫の抹殺と戦力の強化でした。 後者は明記せずヒントに留めたので難しかったかもしれないですね。 一応、死者を増やすとの推理まではありましたが 予防策が乏しかったためこのようになりました。 ただ、早期に戦闘が開始されましたので被害人数はかなり抑えられています。
今までの作品とは一転、 少々後味の悪い終わり方になった感じがありますが……。 近々、また何か事件が起こると思いますので その時にはご協力頂けると幸いです。 それでは、今回はこれにて失礼いたします。 |
公開日時 | 2009-01-29(木) 18:30 |
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