★ 【銀幕市政変】柊市長を監視し調査せよ!(過去ログ) 発言 ★
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[68] 第2ターン 2009-02-02(月) 15:57
佐野原 冬季(cecn7917) −−柊邸 AM0:30

 冬季が無線を通じてメンバーの意向を確認する。
「さて、これからどうしましょうか? 柊市長は犬神鼠くんが尾行してくれています。今のところ、さらにビバリーヒルズの中心へと歩いているようですね。ゆっくりしたペースですので、追いつくことは簡単でしょう。問題は、市長が封書を入れたという郵便受け、およびその一軒家ですね。もちろん今回の汚職とは無関係という可能性もありますから、今は市長の尾行を優先させるという手もあります」

☆☆☆☆☆☆

第2ターンは、第1ターンの結果を参考にしつつ、以下の4つの選択肢からPCの基本行動を選んでください。

【1】柊市長を尾行する。もしくはアプローチをかける
【2】謎の封書、および一軒家を調査する
【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する
【4】その他


書き込みの表題には、必ずどの基本行動を選んだのか数字を記入してください。
書き込みの本文には、具体的な行動を書き込んでください。文字数の制限はありませんが、結果のお届けがミニノベルですので、あまり多くは反映できません。あらかじめご了承ください。
今回より自由に行動できる『【4】その他』という選択肢をもうけましたが、よほど核心を突いた行動(プレイング)でなければ、結果は反映されませんのでお気を付けください。

第2ターンプレイング〆切
2月3日 PM11:59

第2ターンミニノベル公開
2月4日 PM12:00〜5:00予定



最後に、このイベントは4〜5ターンで終了の予定です。その点も考慮したうえで行動してください。
   [91] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-02(月) 23:34
鍵の事なら、何でも、カミワザに来(き)いよ?
針上 小瑠璃(cncp3410)
山本さんの犬神鼠からの侵入情報を元にし
ばれない様に開錠し侵入
防犯系の機器や外の記者に気を付けて家の中を調査
もし、鼠君の情報で、どうしても無理な時は出来る所までで止めておく

「おかしな手紙等が来ていないか」
「カレンダー等にメモが残っていないか」を調査
見た後は、携帯カメラで写し、元の場所に戻しておく
市長が帰ってきたり、危なくなったら、外から連絡が来るので深く探ったりせず見つからない重視で行動

最後は、施錠も忘れずに行う
   [112] 【1】柊市長を尾行する。もしくはアプローチをかける 2009-02-03(火) 10:29
んっ、どうしたのかな?
森砂 美月(cpth7710)
第1ターンと同じく夜回りを装って尾行。積極的アプローチはなし。途中で立ち寄る場所が有れば施設情報(表札など)をチェックする。誰かに怪しまれた場合は夜回り(同行している人は協力者or相談を受け持っている子)と説明してやり過ごす。
   [120] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-03(火) 11:51

レイ(cwpv4345)
針上のサポート。
邸内のセキュリティの無効化。

邸内では、市長のPC類や書類を調査しておかしなところがないかチェック。センサー類も使用。
自分たち以外に誰かいる場合には、そちらの対応。
(戦闘、事情を聞く、保護等)
外にこちらの行動がわからないように慎重に。
同行者と市長の安全が最優先。
   [122] 【1】柊市長を尾行する。もしくはアプローチをかける 2009-02-03(火) 11:57
サマリス(cmmc6433) 尾行前に必要な方に策敵アイテムを渡します
(プローブ(小型投擲式センサ)と小型マルチセンサ)。
前回に引き続き夜回り付き添い名義で。
市長は積極的なアプローチは避けつつ観察。
歩行動作や接地音・サーモグラフィ・放出電磁波等を策敵能力で分析調査(本物あるいは人間かどうか)。妙な電波が有れば傍受を試みます。
情報はデータリンク能力で随時送信・共有。
策敵モードは広域のまま。
   [133] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-03(火) 19:10

槌谷 悟郎(cwyb8654)
自身は邸内には入らず、邸宅の南側で身を隠しつつ待機。
侵入組の侵入を確認後、市長が戻ってくる・邸宅に近づくものがいる、などの異変があればすぐにその旨を侵入組に通信する。

   [144] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-03(火) 21:05
「ハァイ!よかったら一緒にお茶でもどう?」
浅間 縁(czdc6711)
邸内には入らず、邸宅西側で身を隠しつつ待機。
市長が戻ってくる、邸宅に近付く者がいる等の異変があればメンバーに連絡する。
   [147] 【2】謎の封書、および一軒家を調査する 2009-02-03(火) 21:24
白の奇術師(czzu5885) 封筒だけを瞬間移動で移動させ、中の封書を取り出す。内容を確認後、前もって浅間さんから借りておいたデジカメにて写真を撮影した後に、封書に瞬間移動を用い、封筒の中に入れる。尚、作業は手袋をして、一軒家から離れたところにて行う。また、調べた後、封筒はまたポストに入れる。今回は、家の中へは入らない。
   [151] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-03(火) 21:56
何かご用ですか?
ベアトリーチェ・ゴットヘルム(cwxb6139)
邸内に侵入して調査。冷蔵庫の中の食品の減り具合をチェックしたり、ベッドが使われていたか、など、市長が人間かどうか?入れ替わっていないかという証拠がないか、痕跡を残さないように慎重に探す。
外にこちらの行動が分からないように慎重に行動する。
戦闘などが起こりそうな場合、護衛も行う。
山本さんから犬神鼠を借り受け、先行してもらい先の情報を送ってもらう。
他隠し部屋などの探索もお願いする。
   [152] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-03(火) 22:05

ルークレイル・ブラック(cvxf4223)
スクープ狙いの記者と接触、注意を引くと共に情報の入手を試みる。

・柊木が警察官として記者に接触。「市長宅にアンチスターからの脅迫状が届いた。不審者を見なかったか」と偽の情報で注意を引く。
記者と駆け引きをしつつ、情報(市長邸の最近の動向、出入りする人の様子、「救おう会」の情報等)の入手を試みる。
・ルークは物陰に隠れて柊木からの合図を待つ。
・情報収集完了後(もしくは情報収集不可能と判断後)、柊木はルークに合図。
・合図を受けたルークは柊木の携帯に「不審者発見」の連絡。それと同時に「不審者」として飛び出し、わざと目立つように逃走(市長が歩いて行った方向とは逆方向へ)。記者の注意を引く。
・柊木は記者を煽るように「不審者」を追う。できれば記者をそのまま邸から引き離す。

※記者の不審感が高いようならば、無理に情報は引き出さない。臨機応変に対応。
   [154] 【1】柊市長を尾行する。もしくはアプローチをかける 2009-02-03(火) 22:17

コレット・アイロニー(cdcn5103)
森砂さんの「相談を受け持っている子」として共に市長を尾行。
山本さんの犬神鼠を借り、斥候として先に市長の様子・場所等を探って貰い、その後を追う形で市長を追跡。他の人から何か指示・要望があれば、犬神鼠をその人に預ける。
サマリスさんよりプローブを借用、もしも市長が再び何処かに立ち寄ったりするのならば、その家の側にプローブを置いておく。
   [156] 【3】柊市長の邸宅内でなにか行動する 2009-02-03(火) 22:20
――― ん?
柊木 芳隆(cmzm6012)
記者の注意を引き、情報を引き出す。他メンバーの邸内への侵入をサポート。

(一軒家から疾風の清左、山本半兵衛と入れ替わりで柊邸に向う)
・警察官として記者に接触。「市長宅にアンチスターからの脅迫状が届いた。不審者を見なかったか」と偽の情報で注意を引く。
記者と駆け引きをしつつ、情報(市長邸の最近の動向、出入りする人の様子、「救おう会」の情報等)の入手を試みる。
・ルークは物陰に隠れて柊木からの合図を待つ。
・情報収集完了後(もしくは情報収集不可能と判断後)、ルークに合図。
・合図を受けたルークは柊木の携帯に「不審者発見」の連絡。それと同時に「不審者」として飛び出し、わざと目立つように逃走。記者の注意を引く。
・記者を煽るように「不審者」を追う。できれば記者をそのまま邸から引き離す。

※記者の不審感が高いようならば、無理に情報は引き出さない。臨機応変に対応。
   [160] 【1】柊市長を尾行する。もしくはアプローチをかける。 2009-02-03(火) 22:40
「なんだい?僕の顔に何かついてるかい?」
ベル(ctfn3642)
気取られぬように慎重に尾行。周りで協力者以外の尾行の気配がないか、見ている目はあるかに気を配る。
市長の向かう先から次の行き先を推測する(中央病院方面か、住宅街か等)
接触は避ける。市長の行動に他に不審な点がないかも観察しておく。
逐一気付いた点をルースフィアンに流す。
   [163] 【2】謎の封書、および一軒家を調査する 2009-02-03(火) 22:59
こんにちは。まあ、ゆっくりしていってよ。
山本 半兵衛(cuya9709)
巡回にしていた犬神鼠4匹を連れて、一軒家へ向かう(場所を確認する為、柊木さんとは入れ替わり)
宅へ付いたら、4匹を排水溝などから侵入させ、市長や「救おう会」に関する人や物がないかを主眼に、中の様子を速やかに探らせる。
僕自身は、見つからないよう物陰に隠れて静かに待機。
犬神鼠からの情報は、無線で全員に知らせるようにする。

犬神鼠:
・巡回中の5匹の内、1匹を伝令役として市長宅内へ。
内容は、【3】の人達のサポートをする事、侵入の為の情報を針上さんに伝えること、宅内の15匹及び伝令の1匹はこれ以降ベアトリーチェ・ゴットヘルムさんの指示に従う事、以上三点。
・塀の周辺に展開していた残りの9匹は、【1】の人達のサポートへ。主にコレット・アイロニーさんに従うよう指示。
※犬神鼠は耳と行動が早いので、迅速さにはかなりの自信がある。
   [164] 【4】その他 2009-02-03(火) 23:01
「ああ、…そういえば、貴方も一緒だったんでしたね。…別に忘れて居た訳ではないですが…」
ルースフィアン・スノウィス(cufw8068)
情報サポート。【1】から情報を貰い、市長の行き先を地図に記しつつ、法則性を調べる。そこから次の行き先を推測してみる。(綺羅星ビバリーヒルズ在住なのである程度の地理情報はある)【2】の現在住人は誰で、何をしているのかも調査。例えばスターであるのか、議員であるのか、一般市民であるのか等。これの情報と【1】の情報を合わせて次の行き先と目的の推測。【3】の記者や邸宅内で得た情報も、市長の異常の推測になれば併せて考える。
   [166] 【2】謎の封書、および一軒家を調査する 2009-02-03(火) 23:06

旋風の清左(cvuc4893)
山本半兵衛さん、白の奇術師さんが作業中、辺りに気を配る。何者かが現われた場合、異常を感じた場合には警告、護衛。
此方の存在を周囲に気取られないにする事は常に念頭へ。
   [172] 【4】その他 2009-02-03(火) 23:46
……面白いことを言う方だ。
ウィリアム・ロウ(cyzs7997)
情報サポートにまわる。
【2】の一軒家について(所有者が誰で、どういう立場の人間か)をメインに、PC等で調べられる限り調べてみる。
   [173] 第2ターン結果 2009-02-04(水) 12:07
佐野原 冬季(cecn7917) −−柊邸 北側 裏口 AM0:35

 柊木芳隆は問題の一軒家から柊邸に戻ってすぐに、ルークレイル・ブラックとの短い打ち合わせを終え、さっそくスクープ狙いらしき記者に接触することにした。
 柊木は、記者に歩み寄りながら声をかけた。
「やぁ、今日も冷えるねー」
 記者は一瞬驚いた様子だったが、柊木の人の良さそうな笑みに思わず微笑み返していた。
「どうだい?」
 そう言って、柊木がすすめたのは、煙草だ。記者は、相手の正体が知れず訝しげにしつつもそれを受け取る。
「あんた、どこの記者だ?」
 ライターの火をもらいながら、記者が訊ねた。
「残念ながら、記者じゃないんだ」
 肩をすくめる。
 記者はしばらく眉をひそめ、それからはっとしたような表情をつくった。
「あんた、警察か?!」
「ご名答。よくわかったねー」
「今夜のネタは、あんたらのスジから手に入れたもんだからな。っと、うっかり口が滑っちまった。まぁ、いまさらだけどな」
 なにやら話しの流れがおかしい。柊木は慎重になりつつ、用意したネタを披露することにした。
「いや、実はね。市長宅にアンチスター、つまりはムービースターの存在に疑問を呈する人たちだね、その人たちから脅迫状が届いたんだよ」
「なるほどそういうネタだったのか。その犯人が市長宅の襲撃を予告してきたのが今夜なんだな。親切にありがとうよ、刑事さん。これでスクープは俺のもんだ」
 記者は獲物を狩る肉食獣の目で、さらに舌なめずりまでしている。
「ちょっと待ってくれよ。なんだかさっきから、なにやら知ってたかのような口ぶりだねー」
 記者がニッと笑う。
「刑事さんはネタをくれたんで、お礼代わりに忠告させてもらうけど、もっと気を付けたほうがいいぜ。警察は極秘に動いてるつもりだったんだろうけど、どっかから情報が漏れてるよ。さっきも言ったけどな、俺たちのところにタレコミしてきた奴は、警察関係者から話しを聞いたって言ってたぜ」
 柊木は状況が整理できずに困惑していた。その様子を見て、記者がつづける。
「だから、今夜柊邸で何かが起こる。で、そのために警察が動いてるってタレコミがあったんだよ。だから、俺はここで張り込んでるんだ」
 警察が動いている? タレコミがあった? 柊木は、自分たちが思っていた以上に状況は複雑なのではないかと、不安が増していくのを感じていた。
 しかし、作戦は遂行せねばならない。とにかく、物陰に隠れているルークレイルに合図を送る。すると、柊木の携帯が鳴った。
「なに? 不審者を発見した?! こちらへ向かっている?」
 記者にも聞こえるように、故意に声を大にする。
 と、ほぼ同時に、ルークレイル扮する不審者が姿を現した。
 柊木がそれを追う、当然ながら記者は「刑事さんは幸運の神様だぜ」と嬉しそうにカメラをかまえてあとをついていく。
 こうして、柊邸近辺に邪魔者はいなくなった。



−−柊邸内 AM0:50

針上小瑠璃 侵入に成功するも特に発見なし
レイ 邸内のセキュリティ無効化成功
槌谷悟郎 特に異変なし
浅間縁 特に異変なし
ベアトリーチェ・ゴットヘルム 特に発見なし



−−謎の一軒家 AM0:35

 白の奇術師は封書の中身を確かめるべく一軒家に向かった。山本半兵衛もまた、巡回していた犬神鼠四匹をつれて同行する。見張り役として旋風の清左もいっしょだ。
「さて、まずはあっしが行きやしょう」
 清左は腰の得物を確かめると、油断なく周囲を警戒しながら、まずは敷地の外周をひととおりまわってみた。真夜中ということもあって、人影はない。まさしく閑静な住宅街だ。
「誰かが見張っている様子はねぇなぁ」
 清左の報告を受けて、今度は半兵衛が犬神鼠を放った。家屋内を探る計画だ。
 そこで、ウィリアム・ロウから通信が入る。
「いま本部に戻って、情報収集をしているんですけどね。不動産会社のデータベースでひっかかりましたよ。そこは空き家ですね。入居者募集中になっています」
「家主は誰かわかんねぇのかい?」
 清左が聞くと、「ちょっと待ってくださいね」とキーボードを操る音がする。
「うーん、一見して『銀幕市を救おう市民の会』とは無関係の名前しか出てきませんね」
 家主の名と、市民の会の関係者リストを照合しているのだろう。紙をめくる音も聞こえる。
 そうこうしているうちに、四匹の犬神鼠のうちの一匹が中間報告に戻ってきた。
「やっぱり中には人っ子一人いないそうだよ」
 半兵衛の言葉を聞きながら、白の奇術師が手袋をはめる。指紋などを残さないためだ。
「じゃあ、そろそろ僕の出番だね」
 白の奇術師は素早く門に近づくと、ためらいなくポストの中身を取り出した。柊市長が投函したという封書は確かにそこにあった。
 清左と半兵衛のもとへ、封書を持っていく。
「さぁ、中身を取り出すよ」
 通信機をとおして、メンバー全員が固唾を呑むのがわかった。
 白の奇術師は、封筒に両手を重ねると、瞬間移動の能力を利用して中身だけを外へと移動させた。まるでマジックのように、彼の手には折りたたまれた紙切れが現れる。
 緊張しつつ、広げてみると――
「これは、小切手だね」
 半兵衛が眼鏡をくいっと押し上げながら言った。
「RTB旅行者が発行した無記名の小切手だよ。額面は十万円だね」
「市長がこれを置いていったってことは、誰かに渡すつもりだったってことかな?」
 白の奇術師が首をかしげる。
「市長がスターに報酬として渡してるってぇ、疑惑のあれじゃねぇのかい?」
 清左が顎に手を当てながら答えた。
「ここが受け渡し場所だったってことかな」
 半兵衛の結論に、沈黙が場を支配した。これでは、市長の無実を証明するどころか、逆効果ではないか。
「まだ結論を出すのは早いよ。そもそもこれを置いていった市長が普通じゃない状態なんだから」
 白の奇術師はふたたび瞬間移動で封書をもとに戻すと、ポストに戻しに行こうとした。もし、このあと誰かがこれを取りに来るのなら、戻しておかないとまずいことになる。
 そこへ、あわてた様子の犬神鼠が走ってきた。
「家の中に隠しカメラが仕掛けてある?」
 犬神鼠の報告に半兵衛は顔をしかめた。無人のはずの家屋内に、最近人が出入りした形跡があったため、くわしく調べてみたら、いくつかのカメラが見つかったというのだ。
「もしかして!」
 白の奇術師が素早く、そして静かに、家の門に近づく。門の付近や垣根をひととおり調べたあと、ふたりのもとに戻ってきた彼は浮かない顔をしていた。
「ごめん。へまをやらかした」
 垣根にも隠しカメラがあり、レンズは門とポストの方を向いていたというのだ。これでは、彼が封書を取り出す場面は、だれかに見られてしまったことになる。
「しかもね、あのカメラは警察が使ってるタイプだよ」
 白の奇術師はなぜか監視カメラや盗聴器に詳しい。その知識が役に立った。
「こいつぁ、佐野原の頭(かしら)に連絡して、みなさんの意向を聞いたほうがよかねぇかい?」



−−柊邸付近 AM0:50

 森砂美月、サマリス、コレット・アイロニー、ベルの四名は、柊市長を尾行していた。
「あれは、明らかに柊市長ではありえません」
 サマリスが淡々と告げる。
 歩行動作や接地音、サーモグラフィ、放出電磁波などの各種策敵センサーにて調べた結果、あまりにもあっさりと彼が人間ではないことが判明した。
「人間に――柊市長に似せて造ってありますが、あれは私と同じロボットです」
「それじゃあ、やっぱり汚職事件は偽物が引き起こしたってことね」
 美月がうれしそうに言う。
「でも、それなら本物の市長のお体が心配です」
 コレットがしゅんとうなだれた。美月は「きっと大丈夫よ」と彼女の肩を叩く。
「あ、偽物が家に入っていくよ」
 ベルが注意を払いながら、あとを追う。素早さなら彼が一番だ。
「気を付けて」
 美月の言葉に軽く手を振って返す。
 柊市長の偽物が入っていったのは、なんの変哲もない一軒家で、特に怪しい人物がうろついているわけでもなかった。
 ベルはそっと窓から家の中をのぞいてみた。明かりが漏れていたから、だれかがいるのは確かだ。
「あ……」
 思わず声を漏らしてしまう。
 家の中には、柊市長がふたりいた。ひとりは縛られて猿轡をかまされている。もうひとりはさっきまで彼らが尾行していた偽物だった。



その他行動結果

−−本部
ルースフィアン・スノウィス 特に収穫なし
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