★ ベヘモット討伐作戦:作戦概要 ★
イラスト/あなQ


<作戦概要>

銀幕市の地下に、新たなネガティヴゾーンへの接点が見つかりました。そこは巨大菌類に覆われた死の世界。蟲型のディスペアーと、それらを統べる巨大ディスペアー『ベヘモット』に支配されています。ベヘモットを討伐するための作戦が敢行されることになりました。

→関連シナリオ『ヨルダンの行き着く先へ』
→これまでの経緯についてはこちらへ!
→参考情報:ネガティヴパワーの脅威


今回は、ネガティヴゾーンとの接点が地下である関係で、レヴィアタン戦のように敵を誘き出すという作戦はできません。そのため、ネガティヴゾーン側での決戦を真っ向から挑みます。アズマ研究所がムービーボムとスチルショットの技術を応用して開発した新兵器「アズマ式超バッキー砲」を用意しました。これによりディスペアーに効果的な高圧エネルギー弾をうちこみ、ベヘモットの殲滅を狙います。

【1】バッキー砲にエネルギーを供給する(ムービーファンのみ)
「アズマ式超バッキー砲」は他のファングッズと同様にバッキーのエネルギーで敵を攻撃する兵器です。バッキー砲は多数のバッキーからエネルギーを集め、高圧のエネルギー弾を発射することができます。このアイテムはまだ試作品で、発射に耐えうるのは1回だけ。たった1回のチャンスですが、ベヘモットに大ダメージを与えることが期待できます。威力はエネルギーを供給したバッキーの数によって決まります。アズマ博士の計算では、50人以上のムービーファンが参加すれば、確実にベヘモットを倒せるそうです。プレイングにはバッキーへの励ましや、戦いに向けた気合いの言葉などを書いて下さい。

【2】ベヘモットを攻撃する
ベヘモットを攻撃することで牽制し、バッキー砲充填完了までの時間を稼ぎます。また、少しでもベヘモット本体にダメージを与えておくことで、ベヘモット撃破の確率を高める意味もあります。危険な役回りですが、この選択肢を選ぶ人がいないかプレイングが不十分だと、バッキー砲発射前に自陣が壊滅する可能性もあります。

【3】その他の活動を行う
このネガティヴゾーンに棲息する虫型ディスペアーは一定周期で休眠と活動を繰り返しています。作戦は休眠期を選んで行われますが、万一に備えて周辺のディスペアーに警戒することも必要かもしれません。また、戦線での救護活動などもあれば、作戦全体の成功率を底上げしてくれるでしょう。


<補足情報>

(1)ゴールデンブローブについて
作戦に参加するムービースターは、特にプレイングに記述がなくても、全員、ゴールデングローブを装備しているものとみなします。

(2)バッキーとファングッズ
ディスペアーはムービースターではありませんので、バッキーによってプレミアフィルムにすることはできませんが、ファングッズは有効であることがわかっています。

(3)作戦に参加しない一般市民
今回の作戦はネガティヴゾーン側で行われるため、市街への被害はないことが前提です。ですが、念のために作戦に参加しない一般市民は開始までに市外へ避難しています。今回も、かつての「タナトス戦争」のおりにオネイロスがもたらした神の助力のようなものはないため、万が一、ネガティヴゾーンへの戦いに敗走し、敵の逆侵攻があった場合、市街に発生した被害は現実のものとなります。


<これまでの経緯>

●サーカス誘拐事件
事の起こりがいつに遡るかはさだかではありません。しかし、銀幕市民がいやおうなく巻き込まれはじめたのは、サーカス誘拐事件がはじまりと言っていいでしょう。悪役会に所属するケイン・ザ・クラウン率いるサーカス団の興行が襲撃を受け、多数の市民が人質になるという事件が起こりました。市民の活躍で無事、解決をみましたが、この事件の首謀者であったケイ・シー・ストラは、フランキー・コンティネントによって意識を支配され、事に及んだということが判明したのです。

→関連シナリオ『ケイン・ザ・サーカスにいらっしゃい』
→掲示板「ケイン・ザ・サーカス行方不明者捜索隊」(過去ログ)
→関連シナリオ『静寂のスタジオ』

●フランキーVSスティンガー
その後、竹川導次までもフランキーに操られるという事件が起こり、フランキーが「ムービースターを支配下におく」という能力を持つムービーキラーになってしまっていたことがわかります。アズマ研究所に収容されていたムービーキラー・ミランダを拉致し、市内のホテルにたてこもったフランキーを倒すべく、導次が討伐部隊「スティンガー」を組織し、決戦を挑みます。熾烈な戦いのすえ、フランキーを倒し、ミランダを救出することには成功したのですが……。

→関連シナリオ『【悪の華】レッド・アイをもう一杯』
→掲示板「フランキー討伐部隊≪スティンガー≫」(過去ログ)
→関連シナリオ『【悪の華】ブラッディ・マリー、目を覚ませ』
→関連シナリオ『【悪の華】さよなら、キール・ロワイヤル』

●腐敗の侵食
銀幕市内で起こる奇怪な事件……、そのいくつかは、市の地下に広がる下水道を焦点として指し示していました。ミランダも、フランキーも、下水道内に立ち入って後に、ムービーキラーになったのです。他にも下水道に入ってキラー化したと思われる事例が発生し、一連の事件は人々にかつての悪夢を思い起こさせずにはいられませんでした。そう、ムービースターをキラー化させたあの『穴』です。あげくに下水道からディスペアーらしきものがあらわれるに及ぶ中、ハーメルンの一員・ブレイフマンが姿を消します。彼を追って下水道へ向かった人々が発見したものは、そこに出現した新たなネガティヴゾーンの入口でした。

→関連シナリオ『足元のスパイダー・ウェブ』
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